G∀M∃S 爆裂○○7 雄○スペシャル第2弾

(2004/12に購入)

某日,雄○さんの新作,爆裂○○7を入手しました。今回は書きたいことがたくさんあったのですが,すごい量(原稿用紙換算で6枚)になってしまったので,かなり削りました。

諸情報

作品の構成

雄○さんふしぎ少女に玩ばれる

この作品は事務所らしき一室で,スタッフと雄○さんが対話する場面から始まります。テレビ番組を意識したのか,対話中に各々の「場面」が挿入され,お話が進行するという作りなのです。

場面1は,雄○さんがファンと称する集団の玩具にされるという野蛮な企画です。あの人たちは本当にファンなのでしょうか。ナショ○ル・スキ○ルで刈ったかのような,揃って同じ髪型をしており異様な雰囲気でした。雄○さんは素人相手ということもあってか,緊張した様子に見えました。

場面1の後半では,雄○さんにふたりの少女が馬乗りになるというありがちな場面がありました。雄○さんは目を見開き,真剣な表情をしていたので,私はびっくりしてしまいました。「いつもの雄○と違う。いったい彼に何が」なんて,画面を食い入るように見つめてしまいました。あの表情を見るためだけでも,この作品を買う価値があるといえます。

鏡に酔う雄○さん

場面3は,雄○さんの部屋とする場所での撮影でした(それが本物かどうかはさておき)。生活感が漂っていて非常によいと思いました。私はかねてから「雄○さんってどんな部屋に住んでいるのだろうか」と興味津々でした。「きっと天井から電灯の紐が垂れているような部屋に違いない」と想像していたのです。

よい意味で期待を裏切りませんでした。部屋には家具らしい家具がなくて,質素でした。「お金がない」ように見えました。電灯の紐もしっかり垂れていました。これでいいのです。

雄○さんの魅力のひとつは,素朴なところです。ああ見えてじつはインテリで,観葉植物が置いてあってフサフサの猫(しかも「キャサリン」とか「カトリーヌ」なんていう洋風の名前)がはいつくばっているような部屋だったら大問題です。私の中の雄○さん像(単なる妄想)が完全に崩壊してしまいます。窓からDVDを投げ捨てていたと思います。

さて,雄○さんの自室とする場所での撮影ですが,映像の彩度が低く血色の悪い肌に映っていました。どうも光源が天井の蛍光灯だけのようで,色温度が高すぎるし照度も不足しているのです。でもだからといってビデオライトを配置してしまうと,自室で撮ったという雰囲気が消えてしまうので,あれで仕方がないと思います。

カメラは三脚に固定したものが2台あり,雄○さんにも1台持たせていました。雄○さんが自分で撮った映像なのですが,事前に撮影指導を受けていなかったのか,何を撮りたいのかがさっぱり不明でした。しかもカメラに広角レンズを付けていなかったようで,あの距離では被写体が大きく映りすぎたと思います。映像を編集した人は「素材として使えねーよ」ってことになったのではないでしょうか。実際,雄○さんが撮った映像は5秒くらいのカットに分け,全体のアクセントとして使ったようです。

場面3の後半,雄○さんはのそのそと鏡を持ち出しました。雄○さんは,鏡に映った姿を見て「はあ,鏡に映ってるぅ」などと1オクターブ高い声を出していました。あの人は鏡が好きなのかもしれません。私が所属している映像表現同好会(詳細ふめい)でも,同じ効果を使った作品を見たことがあります(なぞ)。鏡を使うと,光の回りが良くなるのと被写体が自分を確認しやすいので,室内撮影ではとても有効なのです。

まとめ

よくできた作品だと思います。おそらく爆裂○○ル・シリーズ最高のデキです(私は爆裂○○ル1と6をみていないので,両者との比較はなしですが)。「B○dy F∃∃ls」のときに気になった映像の荒れもありませんでした。音はたまに荒れていますが,微々たるもので問題ありません。

今回の作品では,監督さんの並々ならぬ想いが伝わってきました。おそらく雄○さんに社運が掛かっているのでしょう。最後になりましたが,DVDをPCで再生するとDVDのディスク名が「WE LOVE YUTA」であることに気づきました。購入した方は,そういう細かな仕上がりにも注意してみましょう。

G∀M∃S B○dy F∃∃ls

(2004/6に購入)

「この頃,肌色映像みてないな」と思い,市内某ルミ○ールで「B○dy F∃∃ls」を購入してしまいました。ぜんぜん関係のない話ですが,最初はC○llectionで買おうと思っていました。でも置いていなかったのでいつものルミ○ールになってしまいました(ごめんなさい,本当に関係のない話でした)。さて,さまざまな困難が立ちはだかりましたが(意味は後述)がんばって観たので感想をお話します。

諸情報

作品の構成

※主役のY∩ichiクンが登場するのは場面1〜2,場面5〜6です。

わき役の選択を誤っている

場面1は河原に座るY∩ichiクンのアップから始まります。Y∩ichiクンは歩き出し,コンクリートの橋脚を背にして立ち止まります。そしてしばらくあたりを見渡した後,唐突にお一人で始めてしまいます。場面1はつなぎ方がやや芸術的であり,好感の持てる演出でした。無論,「ちょっとカメラを引きすぎかな」とか逆に「全体を見せたいわりに寄りすぎかな」と思った場面もありましたが,感性の相違の範疇でしょう。悪くありません。

私が気になったのは「時間が長すぎる」ことでした。とくに場面2と場面5は長すぎて飽きるほどでした。場面2は見せ場だったのでしょうけれど,単調すぎて面白くありませんでした。どうも刺激が足りないのです。二人ではなくて三人でお励みになった方が,Y∩ichiクンの魅力を引き出せたのではないでしょうか。Y∩ichiクンの報酬が高額すぎて,ほかの人を出せなかったのでしょうか。

さて,この作品は失敗だと思います。何がいけないのか,それは「わき役」です。わき役の選択を誤っているのです。場面2のわき役さんはY∩ichiクンと差がありすぎて,ひどく均整を欠いているのです。意図的に均整を崩すのも作風としてはありでしょうけれど,私には好ましく見えませんでした。作品は主役だけでは成立しないのですね。古い話になりますが「爆裂ア○○4」のわき役もいまいちで,雄○さんの魅力を台無しにしていました。主役を生かすも殺すもわき役次第だと,肝に銘じていただきたいものです(←なにを偉そうに)。

Y∩ichiクン自身は決して悪くありません。どんな光でもそれなりに見栄えのする方です。時折「このワタクシがいちばんウツクシイ」というニオイが漂ってくる気がして,やや鼻につきましたが許容範囲内です。お顔は撮影する角度をかなり選ぶらしく,やたらとローアングルが目立ちましたが許容範囲内です(←ほめているのやら,けなしているのやら)。

映像品質に問題がありすぎる

最初に書きたかったことなのですが,後回しにしました。

この作品の映像品質は最低です。映像・音声の欠けや荒れが目立ち,非常に見苦しい仕上がりになっています(こういう現象を「ドロップアウト」と言うのだと思います)。編集に携わった人は「頭を抱えた」のではないでしょうか。このビデオ屋さんの作品を数年来に渡り鑑賞してきましたが,ここまで映像品質が悪いのは始めてです。

私は劣化の原因を推測しなければならず,鑑賞どころではありませんでした(ふめい)。「DVテープに記録する段階で情報劣化したのだろうか」とか「断片化の進んだHDDで取り込みしたのが原因なのだろか。でもいまのPCでまさかそんなはずが」なんて。もちろん当事者ではないので,原因は不明のままでした(いちばん「ふめい」なのは,そんな私の奇行かもしれません)。

ひとつ確実なのは,過去の作品では発生していなかった現象だということです。機材が劣化しているのかもしれません。DVカメラが寿命を迎えているのかもしれません。この手のビデオ屋さんは,業務用ではなくて家庭用(ないしセミプロ用)の機材を使っているはずです。業務用の機材は使用時間に応じて部品を交換し性能を維持するらしいのですが,家庭用は使いっぱなしになりがちです。仮にそうだとしたら,半ば壊れたカメラで撮影していてもおかしくないのです。

バーチャルデート VOL.2はどうなる

私が「B○dy F∃∃ls」を鑑賞したのは,次回作の「バーチャルデート VOL.2 〜Y∩ichi編〜」を先行調査するためでした。「B○dy F∃∃ls」の様子から察すると,「バーチャルデート VOL.2」にはとんでもないがありそうです。同時期に同じ環境で撮影している可能性が高く,私は怖くて手が出せません。どなたかお試しになった人がいましたら,10秒間に何回ドロップアウトしているか教えてください(毒)。

G∀M∃S 爆裂○○ル5 雄○スペシャル

(2003/7に購入)

またまた「爆裂○○ル」シリーズの感想です。私,このシリーズのファンではないはずなのですが「爆裂○○ル1」以外のすべてを買い揃えるに至っております。

作品の構成

※覚えている個所だけを書いているので,一部に記憶違いがあるかもしれません。

気が付けば生活習慣病予備軍

この作品は,名前のとおり主モデルである雄○さんに焦点を当てています。雄○さんは爆裂○○ル1,爆裂○○ル2,爆裂○○ル4に出演しており,いわばこのシリーズの常連です。私は今回,雄○さんの姿を見て驚きました。ほぼ完璧に近いくらいのSG系(生活習慣病予備軍)に変貌してしまっていたのです。しかもただ栄養過多なだけで,あれではまるで中年太りです。爆裂○○ル4まではきちんとしていただけに,観るのがつらくなってしまいました。

総評価は「もっとがんばりましょう」

場面1と場面2の仕上がりはなかなか上出来です。しかし一人芝居モノは余計だったかもしれません。雄○さんは「ウッホ,ウッホ」と獣のように言っているだけで,あまり見栄えしないのです。 一人芝居モノ1には撮影技術に問題があります。浜辺での撮影ということもあり,被写体への光量が非常に多いのに減光処理(NDフィルタの装着)をしていないようなのです。おかげで肌全体が真っ白に浮き上がっています。

一人芝居モノ3は雄○さんがスーツを着ています。普段,この人はスーツを着慣れていないのでしょうか。スーツに着られているように見えます。ネクタイの締め方もなんだか変です。1着1万円のスーツなんだか知りませんが,生地がヨレヨレなのです。

差し歯疑惑,依然として解明できず

私,爆裂○○ル2のときから雄○さんの上顎前歯に興味津々でした。なんだか差し歯っぽいんですよね。爆裂○○ル5のDVDの背表紙には,にっこり笑った雄○さんの写真が載っています。凝視すると上顎前歯の 21 | 12 が陶歯のブリッジのようです。しかし肝心の映像では差し歯のようにはまったく見えません。差し歯みたいだけど差し歯ではない,それでは一体あれは何なのでしょうか。爆裂○○ル2以来のなぞだったのです。

	    321123 ←上顎 21 | 12 がポーセレンブリッジ?
	   4      4
	  5        5
	 6          6
	 7          7
	 8          8

	 8          8
	 7          7
	 6          6
	  5        5
	   4      4
	    321123

さて場面2には雄○さんが口を大きく開ける場面があります。上顎前歯の裏側が丸見えなのです。私は観察を怠りませんでした。歯の根元がやや黒く見えるのだがただの影のようであり,メタルボンド特有の真っ黒い金属製ではありません。というわけで少なくともメタルボンドではなさそうです。個人的には「ラミネートベニア」だと思うのだが,決定的な治療跡が見当たらないため真相は依然として不明です。それにしても私は細かいことが気になりすぎて,いつまで経っても肌色ビデオを正しく鑑賞できません。だれか助けてください(なぞ)。

M∃C SYMBOL カップルズ(couples)

(2003/3に購入)

やや野郎系の人たちが登場する肌色映像作品です。私,ルミ○ールの店内で数十分,迷った挙句にこの作品を選びました。最初に何を買うか決めておかないと,選ぶのに時間が掛かってしまうものですね。さて,私は自宅で梱包を解いて嫌な予感がしました。作品のメディアがDVD-Rだったのです。今回はその悪い予感が的中してしまいました。どうも商品としての品質に問題がありすぎるのです。

作品の構成

もっとがんばりましょう

本編1は街角でお二人が登場する場面から始まります。この場面が手ぶれでひどい映像に仕上がっています。街中でモデルさんを至近距離で撮影するのをためらったからなのでしょうか,ずいぶん望遠で撮影したようです。映像の仕上がりが悪いためモデルさんの魅力が半減しています。子どもの運動会ではないのですから,なるべくズームを使わずに撮影したいものです。それから手ぶれ補正が悪さをしているのか,MPEG2コーデックの性質か分かりませんが,カメラがパンするとフレームを引き摺ったような違和感のある映像になっています。

いちばんの致命傷は,途中で映像と音声がずれてしまうことでしょう。本編3で尻を平手で叩く場面があるのだが,音が3秒くらい進んでいます(映像が遅れます)。DVDプレーヤーとの相性があるのでしょうか,本編3以外でもたまに音が飛ぶような現象が発生してしまいます。何が原因でこんなことになっているのか分かりませんが,編集のやり直しが必要でしょう。

野郎系とは認めがたい

私はモデルさんの手がとっても気になりました。ピアノでも弾いていそうな可愛い指をしているのです。もっとも,モデルさんは髭こそ生やしていますが日やけしていないし,積極的に筋トレしているようにも見えません。元々そんなにゴツゴツした雰囲気の作風ではないので少女のような手でもよいのでしょうけど,外観とあまりに差がありすぎて興醒めでした。とてもじゃないけど野郎系とは認められません。

G∀M∃S 爆裂○○ル4

(2002/12に購入)

爆裂ア○○4は爆裂ア○○2の続編らしく,同じ主モデルさんが主演しています。爆裂ア○○2との比較を交えて厳しく評価します。

作品の構成

※注意:覚えている場面だけを記述しています。

減張のない進行

この作品(本編1〜本編5)は呆れたことにモデルさんがどの場面でも四六時中,裸にされています。正確に言うと,地下室の場面では半そでのシャツに袖を通しています。でも胸ははだけた状態ですので裸と同然です。爆裂ア○○2では箸休めとして服を着てほかの出演者とお話をする場面が出てきていたのに,爆裂ア○○4ではそれがありませんでした。おかげで作品全体の山と谷が平坦で,とってもつまらない仕上がりになっています。モデルさんは「犬」という設定のようなのだが,ちっとも犬に見えません。あれでは小学校の学芸会にも及びません。なぜ月影○草さんに演技指導をお願いしなかったのでしょうか(ふめい)。まったく理解に苦しみます。(理解に苦しむのはこんなことを言っている私の方かもしれません。)

さて,作品の作りは爆裂ア○○2同様に雑です。地下室の場面では照明の線材が映ってしまっています。一度そんな不備に気づき出したらもうチェックの嵐です。自動車内の場面ではモデルさんの髪型が崩れすぎです。ほどほどに整髪する必要があるでしょう。縁側の場面では,モデルさんの両足の爪が伸びっぱなしなことに気づかされます。撮影前に頭からつま先まできちんと整えておくべきでしょう。

雄○さんについて

爆裂ア○○2と爆裂ア○○4にご出演のモデルさん(雄○さん)について少々お話します。観賞用としてこの方の得点はかなり高いです。気に入っているのは毛並みと歯並びの良さです。交合の均整がとてもすばらしいのです。初めは「全部ポーセレンの差し歯なのかな」と思いましたが,まだはっきりしたことは調査できていません。爆裂ア○○2でも爆裂ア○○4でも上顎前歯の裏側は確認できておりません(この文句,某サイトの真似です)。

雄○さんにあえて注文をつけるとしたら演技力でしょうか。この手の肌色映像に主演している人と比べれば,すこぶるお上手な域に到達されているのですが,それでもまだ足りません。気になることを挙げるとまず声が高すぎます。もっと意識して低音を発声してもらいたいです。腕の表情はどうしようもないのでしょうか。私は爆裂ア○○4でも爆裂ア○○2と同様に腕の表情がとっても気になりました。でもこれはご本人の表現力の限界なのかもしれないので,腕が映らないようにカメラワークを工夫してもらえばいくらか改善できるでしょう。それから,顔の表情にもっと幅があると良いと思います。思わせ振りに流し目をするとか,ときにはカメラ目線なんていう仕掛けが欲しいです。映像をみている人に「ドキ」っとさせるような工夫があるとお腹一杯,間違いなしです。

G∀M∃S 爆裂○○ル2〜野獣たちの連結○○〜

(2002/9に購入)

爆裂○○ル3中に爆裂○○ル2のコマーシャル映像が入っていました。私はそのコマーシャルを見て「これだわ」と思いました。モデルさんの毛の生え方がとっても気に入ってしまったのです。でもひと月に肌色DVDを2本も買うなんて無駄遣いしすぎです。数週間,我慢してから買うことにしました。

作品の構成

  1. 本編1:浴室にてお二人で
  2. 本編2:洋室にてお二人で団らん(会話場面)
  3. 本編3:洋室にて四人で
  4. おまけ1:雄○さんインタビュー
  5. おまけ2:サービス映像

※注意:覚えている場面だけを記述しています。

モデルさんは良いが演出に不満爆発

この作品の主モデルさんは本当に素人なのでしょうか。非常に演技がお上手です。表情がすこぶる自然なのです。よく目線に落ち着きがなくて辺りをキョロキョロ見渡してしまうモデルさんがいますが,そのような不自然な視線移動が皆無です。なにより嫌々,演技しているという空気が伝わってこないのがありがたいです。「本当はこんな仕事したくないんだけどさ」という顔を一瞬でもされると興醒めしてしまうからです。もちろん不満もありますよ。顔の表情はほぼ完璧だったのだが,腕の表情はいまいちでした。どうも固まっているみたいなんですよね。ただ手をどこに置けばよいか分からなくなる場面は経験的にあるので(ふめい),本人の努力ではどうしようもないのかもしれません。もっとも,それをどうにかするのが専業モデルなんでしょうけど。

さて,モデルさんに大きな問題はないのですが,演出は問題ばかりです。何が気に入らないのかというと,部屋が殺風景すぎるのです。マンションの一室で撮影しているらしいのだが,家具がひとつもないものだからひどく人工的で不気味です。撮影現場に出演者以外のひと気が感じられるのも嫌ですね。撮影中に照明機材の線材が映ってしまったり,スチルカメラの作動音が入ってしまったりでおそまつな印象なのです。ホワイトバランスがビデオカメラごとに違うから場面が変ると突然,色合いが変るのも気になりますね。カメラワークと編集の手法は秀逸なのに,どうして細かいところを疎かにしているのか分かりません。

個人的には日活ロマンポルノのように,「フレームに全身を入れない,入りそうなときは一輪挿しで隠す」という演出が少しでもあると上品にまとまると思います。文章でも映像でもそうでしょうが,ただありのままを表せばよいというものではありません。小さな制限を設けることで素材の旨味をぐっと引き出すことができるのです。そこにあるものを黙々と映しているようでは,まるで医療映像のようで生々しいだけなのです。

G∀M∃S 爆裂○○ル3

(2002/8に購入)

私が初めて購入した肌色DVDです。市内ルミ○ールに行ったとき,ふと目に止まりました。こんなことをここで言っていいのか分かりませんが(っていいから言っているに決まっているが),妙に興味が湧いてしまったのです。もっとも私この手の作品を初めて観るわけではありません。過去に何度かお泊り大会先(ふめい)で鑑賞した経験はありますし,一度だけパパ(なぞ)から譲ってもらったことさえありました。

でももらったり出先で見せられたりする作品は面白くないだけじゃなくて,私にとって苦痛でした。大抵,「ス○ーム」とか「チ○ク○」とか「○ナナ・ランド」あたりなんだよね。とっても気分が悪くなります。どうも私はあの手の分野に分類されるらしいのです(←注意:昔の話です)。某所で私に声をかけてくる人がその手のビデオしか所持していないのは,しごく当たり前のことだったのです。今となってはどうでもいいことですけどね。もらったビデオはお引越しのときに,業界誌と一緒に捨ててしまいましたし。 というわけで,その手のビデオ鑑賞は初体験ではありませんが,自分で銘柄を選んで買ったのは爆裂○○ル3が初めてだったのです。

作品の構成

  1. 本編1:暗幕で覆われた部屋でお一人で
  2. 本編2:事務所の一室にてお二人で
  3. コマーシャル:爆裂ア○○1,爆裂ア○○2の紹介
  4. 短編1:雑木林にてお一人で
  5. 短編2:ホテルの一室にてお二人で
  6. 素人モノ1:スタッフにされるがままに
  7. 素人モノ2:スタッフにされるがままに

※注意:覚えている場面だけを記述しています。

余談だがこのDVD,ビットレートが4Mbpsなのか6Mbpsなのか知りませんがエントロピーが高い場面ではブロックノイズが発生します。短編1でカメラをパン(水平方向に移動)させた場面で数秒間,画が崩れてしまいます。気になる人は気になるはずです。

あなたやる気ありますか

私は「本編」のモデルさんに大変な不満があります。元々の顔の作りだと思うのだが,まったく表情が生きていないのです。喜怒哀楽がさっぱり伝わって来ないのです。それどころか「晩飯なに喰おうかな」とか「車のローン払い終わるのっていつだったっけ?」なんて全然,関係ないことを考えているように見えます。素人だから仕方がないといえばそれで終わりなのですが,あまりに酷すぎます。

「本編」は撮影技術にも問題が多いです。音声の収録がかなり下手です。撮影者が歩く音やら鼻息やら,ビデオカメラのモータ音がごちゃごちゃ入っていて非常に耳障りです。「マイクはビデオカメラに付けるんじゃなくて,天井からぶら下げろ」と思いました。

「短編」の仕上がりは良好

「本編」はボロボロというお話をしましたが,「短編」の仕上がりはなかなか良いです。「短編1」は童顔髭熊の方が沢の石に寝そべってお一人で――というお話です。このモデルさんは,体育会系路線を前面に押し出しているわけではなさそうですが体の均整,毛の生え具合が理想的です。ただし目線の移し方から察すると,性格はあまり良くないように見えます。そこまで気にするのは私くらいかもしれませんけどね。