生首狩り族
ユミの帰路には「ビューティーあけみ」という美よう院がある あけみでは毎ばんね 新人さんがお人形のかみを切る練しゅうをしている デビューするまえに マネキンをモルモットにしてるんだ ユミね いつもね あのマネキンって使いおわったら どうするんだろうって気になっていた 月曜日は燃やせないゴミの日 ユミ あさ6時におきて あけみの前のゴミステーションをあさった そしたら マネキンが捨ててあったよ ユミ ふろしきに包んで マネキンを家に持ちかえった いま部やに飾っているけどね ユミね 困ったよ いまこの瞬かんもマネキンはユミのことを見つめている おでこに500円の有りょうごみシール張りつけたまま ユミのことを睨みつけている ただより高いものはないってこのことかもね バイバイ ユミより