1998-10-29  はじめてのM●

内蔵型230MB MOドライブを導入しました。ぼくにとって初めての大容量リムーバブルメディアの導入です。今時,230MB MOなんて大容量でもなんでもなさそうだけどね。ちなみに私がユニットを購入したお店は市内の「大塚商会」。お値段は22,800円(外税)でした。

一般的なパソコンオタクの人だったら,MOドライブの増設なんて朝飯前だと思うけど,ぼくにとっては敷居の高いものでした。私,1980年代後半から1990年代前半の「パソコン」に関しては,それなりに詳しいのですが,最近のマシンに関してはサッパリ分かりません。数か月前までは,「アタピー(ATAPI)ってなに?新しいク○リ?」という状態だったんです。

というわけで,現状PCについて数か月にもおよぶ情報収集の末,晴れてMOドライブを導入できたのだが,システムのプロパティをみて絶句です。

Windows95 システムのプロパティ NECITSU M2512A のプロパティ

“NECITSU”という怪しいベンダIDに気付いたはずです。このユニットは“FUJITSU”製なのですが…。

昔,こんな話がありました。「NECのPC-9801-55ボード(通称55ボード)にはNEC純正以外のSCSI HDDが接続できない。システムの立ち上がりシーケンスでInquiryデータがチェックされていて,ベンダIDが“NEC”となっていなければ無限ループに陥ったまま処理が止ってしまうからだ。そこでHDDメーカーは55ボードでも動作させるために,HDDにベンダIDを誤魔化す動作モードをつけた。」*1

今時のSCSIデバイスも,相変わらず変なベンダIDを返していたのね。悪しき習慣っていつまでも傷痕を残すものなんですね。たぶんユニット(MOドライブ)上のDIPスイッチで,“FUJITSU”と“NECITSU”を切り替えられるんだと思います。いちいち蓋開けるの面倒だから試さないけど。

*1 [参考文献] - 『OPEN DESIGN No.1』 第4章 機種別SCSI研究, 1994/3, CQ出版, ISBN4-7898-3524-3