2000-05-22  業界人が病的に醜い本当の理由【暫定版】

兼ねてから予告していた「駅前便所系の考察――業界人が病的に醜い本当の理由――」の暫定公開版が仕上がりました。私は「社会的弱者説」,「活動係数説」,「環境適応説」という三つの仮説を立てブサイクを考察しました。「ヨコ漏れ防止の規定」に沿いながらもあいまいな表現を極力避け,現実感に満ちた記述を目指しました。また実用性重視という見地からブサイクの治し方,ブサイクの予防方法にも言及しました。

社会的弱者説――ブサイクは貧乏――

「お金はないけど贅沢な生活をしたい。」そんな自分の相場を弁えないで高望みばかりしている輩はどの業界にもいるものです。彼らを見て驚くことは,身に付けているものがとても高価だということです。しかしながら,馬子にも衣装という諺があるくらいなのに中身のない人間が高価な衣装や装飾品を身に付けても,まるでさまにならないから不思議なものですね。高価なものが安っぽく見えてしまうものです。

さて,彼らはどうも食費を切り詰めて衣装に投資しているようです。結果,日頃から碌なものを食べていないため,栄養状態が極端に悪くお肌がボコボコになっています。この手のブサイクは,きちんと栄養管理をすれば健常に戻れる可能性が高いです。ところが,彼らは栄養不良の状態に陥っていながらさらに追い討ちを掛けるように喫煙,日やけなどの悪習慣を重ねています。そして体に大きな損傷を与えています。食生活の改善以前に,このような悪癖を正すことが先決かもしれません。

活動係数説――ブサイクは活動的である――

「便所系や飲み屋系にはお肌ボコボコの病的ブサイクが多すぎる。業界人はみんな醜いのではないだろうか。」と嘆く人がたまにいます。事実,私たちは業界人にはブサイクが多いと経験的に感じています。あなたはそれがなぜなのか考えたことがありますか。それはね,ブサイクほど活動係数が高いからなのです。

ブサイクはありとあらゆる場所に出没するものです。夕方,駅前便所にたむろしたかと思えば,夜になると飲み屋でほかのブサイクと情報交換。暇さえあればばい菌部屋へ出かけ病原菌を媒介するという有り様です。ブサイクには引っ掛かる場所がないのです。そして引っ掛けられることもないのです。ブサイクは残留してしまうのです。この悪循環こそが「どこもかしこもブサイクばかり,業界人にはブサイクが多い。」という認識が生まれる原因です。

くどいようですが業界人だからブサイクなのではありませんよ。健常な人が目立たないだけなのです。

環境適応説――ブサイクは伝染する――

あなたにはこんな経験がありませんか。

「以前はそれほどブサイクじゃなかった人が,最近見たら病的ブサイクになっていた。」

なぜこんなことが起こるのでしょうか。それはその人にブサイクに対する抗体が現れたからなのです。日頃係わりを持つ人間がブサイクだと,自分もブサイクになってしまうのです。

イケてる人には大量のゴミ(ブサイク)が付着します。ところでブサイクの行動は目に余るものです。無視しているのに電話掛けて来たり,しつこくメールよこしたり,偶然を装って待ち伏せしたり,精神衛生上これほど悪影響を及ぼすことはありません。執拗に群がるブサイクを追い払うにはどうしたらよいのでしょうか。とても簡単な方法があります。自分自身がブサイクになってしまえばよいのです。元々健常だった人がブサイクになった原因は,このようなブサイクに対する抗体を獲得したからなのです。

イケてる人は三つの段階を経てブサイクになっていきます。第一期には,群がるブサイクを鬱陶しく感じます。嫌ではあるけれどブサイクとそれなりに係わってしまいます。第二期には,ブサイクと係わって楽しいと感じるようになります。体にはブサイクに対する耐性ができ始めます。第三期には,日常的にブサイクたちと係わるようになります。容姿はだれが見ても病的ブサイクと認識されるようになります。

ブサイクの感染経路は「視覚」です。ブサイクは視覚感染するものだったのです。それではブサイクにならないためにはどうすればよいのでしょうか。それはブサイクと係わらないことです。ブサイクに近づかないことです。ブサイクを無視し続けることです。

もしかしたら,ブサイクが住む世界とを各々分けてしまえばよいと考える人がいるかもしれませんね。しかしそれはできません。私たちは皆同じ空気を吸っているということを思い出してください。私たちは同じ世界に住んでいます。そしてそれらは互いに影響し合っています。その影響をゼロにすることはできません。唯一できることは,その影響を少なくすることだけです。