2006-09-03 おさんぽ業界・消えていったあの人たち
市内おさかんスポットは出会いの場ですが,同時に別れの場でもあります。今日は,最近見かけなくなった人のお話をします。
マッキーさん
40代,既婚の男性です。私はマッキーさんと呼んでいます。1997年頃から市内某公園に出没するようになり,一時は公園の管理人まで務め上げた方だったのですが,今年ついに姿を消しました。
マッキーさんがなぜ公園に来なくなってしまったのか,理由はわかりません。私の憶測なのですが,原因はふたつです。
まずひとつ目。一年前の2005年の夏に,某公園である事件が起きました。事件というと大げさになるのですが,一匹の家畜が連日連夜のさばったせいで,園内にだれも止まれなくなってしまったのです。とくに若い子からの反発が強く,某掲示板には「あの豚今日いますか?いるなら行きません」といった投稿がたびたびあったほど。マッキーさんも家畜の被害に遭ったのなら,公園に来なくなって当然なのです。
つぎにふたつ目。マッキーさんの職場が変わったか,転職したのかもしれません。マッキーさんは仕事帰りに某公園に立ち寄っていたのです。職場が変わったなら公園に来ないのは当たり前です。
マッキーさんに直接訊けば良いのでしょうけれど,残念ながら連絡手段がありません。駅前便所にも稀に来ているようなので,遭遇することがあったら聞き取り調査することにしましょう。
シゲゾウくん
以前,ばい菌部屋で物凄いヨコ漏れをしていた人です。忽然と姿を消しました。
シゲゾウくんを最後に目撃したのは,2004年5月です。そのとき黄疸症状でも出ていたかのように,肌の色がおかしかったのが気になりました。まだ日やけの季節ではないのに,どす黒い顔をしていたのです。
いまどこで何をしているのか分かりませんが,幸せに暮らしていてほしい人のひとりです。
堀江さん
最後は消えていった人たちではなく,帰ってきた人です。「堀江さん」とは,私が勝手にそういう名前で呼んでいる人のことです。顔と体型が堀江貴○さんにそっくりなのです。
さて,その堀江さんなのですが,今夏はまた失業してしまったようです。この人は仕事をしているときと,していないときの落差が激しいのです。仕事をしている間は,とっても小奇麗な格好をしているのですが,失業するととんでもないことになるのです。どうみても浮浪者って感じになってしまうのです。
実際かなりぎりぎりの生活をしているらしく,一時期は帰る家がなくばい菌部屋で寝泊りしていたそうです。
私は影ながら堀江さんの再就職を応援しています。