2014-08-10 差し歯が割れたら驚いた
表題は,正しくありません(いきなりなぞ)。
「差し歯」って言うと,前歯を連想しがちなのですが,下顎第一大臼歯の話です。
5年ほど前,市内某歯科医院にて,下顎第一大臼歯を治療しておりました。インレー (<英>inlay)を交換したのです。メタル・インレーから,ハイブリッドセラミック・インレーに交換してもらいました。
素材の説明を始めると長くなるので,手短にしますが,ハイブリッドセラミックは,保険外の詰め物です。
さて,そのハイブリッドセラミック・インレーなのですが,1年ほど前から違和感がありまして,「そのうち壊れるんだろうな」と薄々気づいておりました。
その日がやってきたのは,10日前。
夕食で金平ごぼうを食べたときに,「グニュ」というおかしな感覚を催してから,水が沁みるようになりました。
歯科医院(治療したところと同じ医院)へ行って,診てもらったら,インレーにひびが入っているんだそうです。どうやら,インレーが割れたということらしい。
私ね,てっきり巨大な虫歯にでもなっているんじゃないかと覚悟を決めていたのです。幸い傷は浅いそうで,治療するとしたら,インレーを交換するだけだそうです。
私が驚いたのは,センセイの一言。「保証期間内の破損なので,同じハイブリッドセラミックにするのなら半額にします」とのこと。
断言はしていませんでしたが,インレーが割れた原因は,施工不良のため強度が足りていなかったからみたいなんですよね。だから,お詫びを兼ねて,値引きしてくれるそうです。
引き続き,センセイの営業トークが始まりました。
- ハイブリッドセラミックだと,以前よりも厚みを持たせる必要があるので,歯を削る量が増えてしまう
- 素材を「セラミック」に変えるなら,削る量を最小限にできる
- ただし,セラミックの価格は,ハイブリッドセラミックの倍以上。値引きもしない
――「処置するのは来週なので,それまで考えておいてください」とのことでした。
言葉巧みに客単価を吊り上げようと努力しているようで,私ね,驚くと同時に感心いたしました。