2018-06-25  いきなりステーキ体験談―酒を飲まずに肉が喰えるか―

ある日曜日,市内「いきなりステーキ」というステーキチェーン店に行ってきました。ここ数年,ステーキ店が人気だそうで,私の身の回りでも「いきなりステーキ」の話題がたびたび出ていたのです。

某氏に連絡

17時のこと。某氏に,「これからいきなりステーキに行かない?」とお誘いの連絡をしてみました。

すぐに返事が来たのですが,その内容は,「いま若い子と性◎為中なの。手が離せないから独りで行ってもらえる?」(←本当はこんなこと言っていないけど,意味合いはだいたい同じ)といった冷ややかなものでございました。

仕方がないので,私独りでいきなりステーキに行ってみることにしました。

肉を食べるワタシすごいかも

お店にたどり着いて,まず驚いたのが待ち行列。並んではみたものの,待ち切れずに行列から脱落する人までいました。私は,15分くらい並んでようやく入店することができました。

客層ですが,カップル客がいちばん多いようでした。割合はだいたい60%。つぎに多かったのは二人連れの女性客30%。単身者も10%。面白いと思ったのは,一人で来店して肉を食おうとしているのはもっぱら男の客なのです。女の客で,一人で来ている人はいないようでした。

どうやら,女性は純粋に肉を食べたいわけではなくて,肉を食べに来た野性的な自分に陶酔しに来ているのかもしれません。死語になりますが,俗に言う「スイーツ脳」というやつなのでしょう。ここでは,スイーツ脳に関する考察をするつもりはないので,さっさと話題を切り上げます。何の意味もないので(ふめい)。

酒を飲まずに肉が喰えるか

さて,着席していよいよ肉を注文することになりました。周りを見渡すと,ステーキとご飯を頼んでいる人が多いように思えました。飲酒している人はだれもいない。

私は,「酒を飲まずに肉が喰えるか」と心に決めていたので,まずグラスワイン(チリ産の赤ワイン)を注文。あとシーザーサラダも頼んでみました。ご飯は注文しないことにしました。

肝心のお肉ですが,オーストラリア産サーロインステーキ300gにしてみました。この店の肉のランクでいうと,松竹梅の竹ランクのようでした。余談ですが,ステーキを注文するときは,一度,量り売りのカウンターまで行って,目の前で肉の重量と価格を確認します。

ステーキが焼き上がった後で,肉の分量に関してあれこれ難癖をつける人がいるからなのか,客の目の前で肉を切ることで肉屋の量り売りを演出しているのか,正確な意図は分かりません。とにかく,そういう決まりなのです。

お値段3,700円

ステーキが焼き上がるまで15分くらい掛かったような。深く考えないで注文したシーザーサラダが良い前菜になりました。

ところで,ワインがですね,意外と量が多くてびっくり。てっきり小さなグラスで出てくると思っていたんですよ。普通の大きさのワイングラスに,並々と注いである感じで,飲み応えがありました。ワインのお味ですが,悲しいことにコンビニで売っている800円くらいのワインじゃないかなと思いました。飲み慣れた味だと言えば肯定的な解釈になりますが,どうも物足りない。

肝心のステーキが運ばれる頃には,シーザーサラダを平らげ,ワインもガブガブと飲んですっかり酔っ払っており,肉を食う準備万端,整った状態になっていました。

気になる肉の味ですが,過去にこれより上手い肉を何度か食べたことがあるというのが正直な感想。不味くはないけど,取り立て美味いものでもない。

何より気まずかったのが,ほかのお客さんはみんな素面(シラフ)だという逃れようもない事実です。一人だけ酔っ払っているって悲しいものがあるのです。

そんな居た堪れない心境だったのも手伝ってか(←どこまで本当なのやら),食事を済ませた私はさっさと会計を済ませて退散することにしました。お値段は3,700円。QuickPay支払い。

帰り道,歩いていると意外と酔っていないことに気付きました。

私は,お酒に酔っていたのではなくて,「独りで肉を食べに,いきなりステーキに乗り込んじゃったワタシすごいかも」というスイーツ脳にありがちな陶酔状態に陥っていただけなのかもしれません。