2020-07-31 ヴァーチャルY兄貴の"ポンプをぶすりと突き刺して"
ちーっす,ヴァーチャルY兄貴だ。オラオラ。
近場の公衆便所のごみ箱に,こんな注意書きがお目見えしたぜ。
「医療用廃棄物」って言うとずいぶん畏まった感じになるが,具体的には注射器や注射針のことだな。全国的にこのような注意書きはかなり前から存在するらしく,もっと具体的に注射器のイラスト付きで注意喚起しているごみ箱もあるらしい。
俺は一瞬,「こんな場所でポンプを使って捨てる奴がいるのか?」と思ってしまったのだが,どうやら麻薬の注射のことを指しているわけではなくて(広義には含むだろうが),これは主に糖尿病のインスリン注射のことだな。
さて,注射器と言えば先日,某ジムで拍子抜けする出来事に遭遇したぜ。
俺がジムの洗面台でドライヤーを使っているときだった。隣に座っている奴が飯を喰っていたんだ。「飯」と言っても白米のことではなくて,プラスチック製の容器に入った自家製のケーキのような食品だった。
こんな場所で飯を喰っているのもどうかと思ったが,理由はすぐ分かった。そいつは飯を平らげたかと思ったら突然,ペン型のインスリン注射器を取り出した。すかさず片手でパンツをずり下げ,尻の上あたりにぶすりと注射を打った。実際には「パチン」という乾いた音がした。
ジムにはバーラウンジがあって,飲食はそこでする決まりになっている。しかし食後に注射を打つ必要があるとなると,さすがに大勢の人前でケツは出せないよな。だからロッカー室の洗面台で飯を喰らっていたというわけだ。
飯を食い終わってから注射を打つまで,その間わずか5秒ほどだった。ずいぶんと手慣れているように見えたので,そのときは糖尿病のインスリン注射だと思ったのだが,後で調べてみたら,インスリンには筋肉増強の働きがあるらしい。
つまり持病のためやむを得ず注射を打っていたのか,ドーピングの一環だったのか途端に分からなくなったというわけ。
この手の場所で不思議な健康法を実践している連中は珍しくないが,あんまり生々しいのは困るぜ。そのうちジムのごみ箱にも,「医療用廃棄物はお持ち帰り下さい」っていう注意書きがお目見えするかもな。オラオラ。