2021-07-22 市内スーパー銭湯緊急調査
日曜日,市内某スーパー銭湯を調査してきました。
そのスーパー銭湯は,どうやら7月末で閉店するらしい。以前から虹色業界人がよく集まっているという噂があったのですが,一度も行ったことがなかったのです。冥途の土産に(なぞ)調査してみることにしました。
電車が来ない
某スーパー銭湯は市内の外れにあります。わざわざ電車に乗って行くことにしました。時刻は20時,自宅の最寄り駅まで歩いてプラットホームに来たまでは良かったのだが,電車の案内板を見て運行状況がおかしいことに気づきました。
その日はどこかの駅で設備が故障したらしく,その影響で電車の運行本数が減らされていたのです。
「見えない勢力が私の調査活動を妨害しているのかしら」と一瞬,戸惑ったわけですが(本当にそんなことを思ったかどうかはさておき),こんなこともあろうかと早めに出掛けていたのですよ。
伊達に長年,調査員やっていないのです。
それでも20分遅れて到着することになり,お風呂を楽しむ暇はなくなりました。
お風呂に到着
その後,何事もなく電車は目的の駅に到着。
駅から風呂屋まで徒歩15分ほど掛かりましたが,話が長くなるので省略します。何しろ僻地の風呂屋です。周囲に特別面白いものも変わったものもございませんでした。
到着したのは閉店時刻の50分前。
行き慣れた店なら50分もあれば調査くらい余裕だけれど,何しろ初めて行く店ですからね。のんびりしている暇はない。
動画の早回しのごとく脱衣所で服を脱ぎ,洗い場で体を洗うことにしました。
来ているお客さんは若者が多かったです。海が近いせいか,海水浴帰りと思われる茶髪の集団。こんな夜遅くまで海にいたわけがないので,どこかで食事をした帰りに風呂屋に来ていたのでしょう。
さて,私は一般のお客さんの動きに注意しながらも虹色業界人が集まるとされているスチームサウナを調査することにしました。
あなたが見張り役ね
スチームサウナは露天風呂(屋外)の一角にあるらしい。
私はすぐにスチームサウナを見つけることができました。なぜなら,スチームサウナの出入り口付近に置かれたベンチに腰掛け,見張り役のごとく場内を物色している人物を見つけたから。
私は,「あー,なるほどね」と思いながら(ふめい)見張り役の人を尻目にスチームサウナに潜入することにしました。しかし,中にはだれもいませんでした。たいていこの手の場所には,サウナ内に長居する(往生際の悪い)人が一人や二人いるものですが,何しろ日中の気温は30℃以上。夜になっていくらか気温が下がったとはいえ,スチームサウナ内は地獄のような暑さでした。
閉店20分前になるとスチームサウナ内の温度はさらに上昇。これは不審者を追い出すためのありがちな店側の対策なのです。高温どころの騒ぎではなかったので,私は急いで退散することにしました。決して我慢大会をしに来たわけではないのです。
場内に「別れのワルツ」が流れ始めると,スチームサウナに駆け込むかのように出入りする虹色業界人の姿あり。しかし頭数が少ないせいか,入れ違いになっていたようです。
話が長くなったので,以上で調査報告を切り上げることにします。最後に業務連絡。某お風呂の主さんはいませんでした。あの人,いまどこで活動しているのでしょうね。