2025-07-19 某飲み屋―誰も知らない―
日が開きましたが某ナイトの帰りの出来事を少々。某ナイトの帰り某飲み屋に行ってきました。そのお店に行くのは5年ぶり。
「ママも店子もお変わりない」と言いたいところですが店子が近日,店を辞めるらしい。一身上の都合だと言うのですが四半世紀以上もの間,勤めた店を辞めるにはそれなりの理由があるはずなのです。でも,「これは触れない方が良い話題だろうな」と思ったので深く追求しないことにしました。
私は烏龍茶を注文。
私は飲み物を受け取ると,2年前にお亡くなりになったKパパの話をしてみました。人づてにKパパはこの店の常連だと聞いていたのです。するとどうでしょう。ママも店子もKパパが死んだことを知りませんでした。なんでもKパパは10年以上,店に来ていないとのこと。
Kパパが通っていた店はほかにも数軒あるのですが,ママたちはKパパの訃報を知らないのかもしれません。「シュレディンガーの猫」ではありませんが訃報を伝えなければKパパはご存命であり,訃報を伝えると死亡が確定するという状況なのです。
私は「新聞のお悔やみ欄って意味あるんだな」と思いながら,店を辞める店子に「新天地でもお元気でね」と一言,別れを告げて店を出ました。