ミクロゲンパスタのまとめ

1. 分かったこと

ミクロゲンパスタに託する思いは人それぞれだと思います。毛生え薬というと,まったく毛の生えてない箇所を薬の効果でふさふさにできると思うかもしれません。私の実体験を語ると,まったく毛の生えてない箇所にいくら塗っても効果はありませんでした。

しかし元々毛が生えている部位にはかなり効きました。たとえば髭を剃ったあとにミクロゲンパスタを塗ると,かなり早く髭が伸びることに気づきました。どうも毛の成長を促す薬であって,成長以前に毛が生えていなければ手も足も出ないようなのです。よって「剃った眉毛や髭をなるべく早く伸ばしたい」という人は効果を実感しやすいと思います。

私が1年間,髭の育成をしてみて分かったことを箇条書きにします。

また塗布を続けても,髪の毛が薄くなったり,髭以外の体毛(眉毛や脇毛,脛毛など)が変わったりするといった悪い作用はありませんでした。

2. 香りは2時間程度で消失する

ミクロゲンパスタはおじさんの使う整髪料のような香りがします。私の場合,髭の育成が目的なので当然,顔に塗ることになります。だから「電車や人ごみの中で匂いが立ちこめてしまうのではないかと」と少し心配でした。使ってみるとたしかに塗った直後はかなり匂いますが,時間とともに消えていきます。2時間ほど経つとほとんど無臭になります。

3. 直接,塗らなくてもよかった

普通ミクロゲンパスタは毛を濃くしたい個所に塗ります。私は顎の側面に髭が生えて欲しかったので,使い始めてから1か月ほどは顎の側面ばかりに塗っていました。でも顎の側面の髭は一向に濃くならずに,なぜか鼻の下の髭が濃くなり始めました。そのとき気づきました。「顔のどの部位に塗っても効果は同じなのではないか」と。つまり顎に塗ろうが頬に塗ろうが髭が濃くなるのは元々,毛が生えている部位なのです。この性質に気づいてからは,頬から顎までの面に薬を塗ることにしました。こうすると髭を生やしたい個所のみに塗るよりも,表面積を稼ぐことができます。結果として薬の摂取量が増えるのです。さらに服に薬がくっつかないので一石二鳥です。

4. 30gがお買い得だった

ミクロゲンパスタの価格がちょっと気になって調査してみました。ミクロゲンパスタには容量の違いから「6g」「6g×2個」「30g」の3種類が市販されています。いつも私が購入していたのは「6g」でした。いままで無関心だったのだが「6g」というのはかなり割高らしいのです。各々の値段を整理してみると―――

容量 標準価格 1g当りの価格 1年間の価格 「6g」との差額
6g 780円 130円 9,360円 0円(当たり前)
6g×2個 1,460円 122円 8,760円 600円
30g 2,950円 98円 7,080円 2,280円

――あらびっくりです。「30g」なら1年間で\2,280もお買い得です(注意:ミクロゲンパスタを1か月で6g消費した場合)。お恥ずかしいのですが1年間使い続けるまで,こんなに価格差があるなんて気づきませんでした。ただ「30g」は「体毛用の適量」らしいです。たくさん使う人向けだそうなのでので顔にちょっと使うだけのときは多すぎるのかもしれません。

それに市内の薬屋さんで「30g」の製品とやらを見たことがありません。いったいどこで売っているのやら。

5. 眉毛への効果

たまに「眉毛が伸びますか」とか「眉毛濃くなりますか」と質問されるのですが,私自身は眉毛に使ったことがないので,どのくらい効くのかは分かりません。 ネットの情報をみると効くそうです。眉毛の場合も,1か月くらい薬を続けないと効果が出ないのではないかと思います。

6. 揉み上げには効かない

髭の育毛をするときに,たまたま揉み上げ付近にもミクロゲンパスタを塗っていました。揉み上げはまったく変わりませんでした。揉み上げは,髪の毛なのか髭なのか微妙な個所ですが,どうも髪の毛のようです。繰り返しになりますが,ミクロゲンパスタは髪の毛には効きません。