1999-12-18  後天性実年齢乖離症候群

12月も中旬を過ぎて学校は冬休みに入りました。4年生の卒論はなんとか目処がついて(私は4年生の卒論を2テーマ(5人分)お手伝いしております)これからはのんびりした時間を過せそうです(たぶん糠喜びなんでしょうけど)。

思い起こせば11月中旬から1か月間,慌しい日々が続きました。連日,ゼミで発表する資料作りやらコンピュータの諸設定やらに追われて,あまりの作業量の多さに頭が輻輳するんじゃないかと思ったくらいです。卒論なんて所詮は他人事のはずなのに「期日までに間に合うんだろうか」と私まではらはらしたりして,久しぶりに初々しい緊張感を楽しめました。

こんなふうに,卒論ゼミを通じて4年生と同じ時間を過す機会が増えたのですが,そんな中で私はまた一つ自分に潜む障害に気づいてしまいました。卒論に悪戦苦闘している4年生を見ていると,「若いというだけで素晴らしいことなんだな」と感じてしまうのです。そして自分がそれを体験したのは,四半世紀も昔のことのように思えるのです(記憶の断片しか残っていないという意味です)。さらに悪いことに,症状が悪化していくことに対してまるで不安感がないんです。

このままでは,同年代の人間とますます話が合わなくなってしまうぞ。