2000-06-26  お姉さんとの会話

散髪中に困ることといえば,理容師のお姉さんとの会話です。私はかれこれ6年もの間,市内僻地のお城に隔離されているような状態で生活しています。世人がどんなテレビ番組を見たり,休日どんな過ごし方をしたりしているのか,といったことを私はよく知りません。私は巷の流行というものを知り得ていないのです(知識はありますが,実践していないので「知っていること」にはなりません)。

そんな困ったときに活躍するのが華原朋美エミュレーションです。華●朋美本人はSG(生活習慣病予備軍,およびそれらに付随する疾病)を患ってすっかり廃れてしまいましたが,華原朋美エミュレーション自体は今なお改良が進められています。私は世人理解のために華原朋美エミュレーションをどのように利用しているのでしょうか,これからその例を紹介したいと思います。

理容師 「あの‥合コンとか行かないんですか?」

私 「ええ(行かないです),そーいうのってあんまり興味なくて。」

理容師 「‥‥。」

――沈黙。エミュレーション失敗。――

理容師 「好みのタイプって芸能人で喩えるとだれですか?」

私 「どうしても知りたいの?」

理容師 「はい。」

私 「新垣仁絵。仁絵ちゃん。」

――気まずい雰囲気。――

理容師 「土曜日の深夜って何してますか?」

私 「どうしても知りたいの?」

理容師 「はい。」

私 「生体物理融合。」

――分かったような分からないような。知りすぎると不幸になりそうな雰囲気。今日のエミュレーションは失敗続き。――