2001-05-02 新天地発見
お仕事に就いて,早いもので1か月が過ぎました。今ではすっかり「おさんぽ」から遠ざかった生活をしております。私の大学生時代を振り返ってみると,「あの日常はいったい何だったのか」なんて,恥ずかしいやら恐ろしいやら,まったく目も当てられません。私は「若いというだけでチヤホヤされる」という,いわば特権を余すことなく謳歌した人間です。もうお腹いっぱい(なぞ),いまさら欲しいものなど何もありません。
というわけで,私は某公園や某駅前便所から遠ざかり,このまま当り障りのない人間になるかと思われました。一目見ただけで,ある人が業界人かどうか識別する力は消失してしまいましたし,碌でもない知り合いだった人とは疎遠になってしまったんだから,なおさらです。
しかし昨日,帰宅途中,某地下街コンコースの便所で便器に張り付く妖怪を目撃したことで,事態が急展開しました。こんな場所がおさんぽスポットだったなんて‥‥(たぶん)まだどの雑誌にも載っていません。そうなんです。私は本能で新手のおさんぽスポットを見つけてしまったのです。ああ,なんだかこれから素敵なことが起こりそうな予感。