2001-12-17  2ちゃんねるが一般常識になる日

日経ビジネス(2001年12月17日号 ,No.1121)の特集記事に,「2ちゃんねる」の7文字を発見してしまったので報告します。今週(配達されたのは先週)の日経ビジネスの特集は「2001年度ヒット商品ランキング」でした。この特集記事は読者に今年のヒット商品のアンケート調査をして,その上位50商品の結果をまとめたものです。第1位は「千と千尋の神隠し」,第2位は「ADSL」,第3位は「デジタルカメラ」でした。

さて,私は第50位をみてヨコ漏れしました。第50位は「インターネット掲示板『2ちゃんねる』」だったのです。もっとも「2ちゃんねる」は順位表に載っていただけで,記事中では触れられていませんでしたけどね。それでも第49位が「家電リサイクル」ですから,第50位の「2ちゃんねる」がどれだけ読者に注目されていたか分かります。(しかし,このアンケートはウェブサイトで集計されたものらしいので,どこまで信頼していいものなのか私には分りません。)

Nikkei Business 2001年17日号

☆画像の説明:順位表の画像。ちなみに第44位はメロンパンでした。

「2ちゃんねる」が市民権を獲て久しいですが,その勢いは止まることを知りません。もしかしたら,すでに一般常識の範疇に突入しているのかもしれません。来年の就職試験には,「『2ちゃんねる』の『ニュース速報板』と『ニュース議論板』の違いを述べよ」とか「DQNとは何の略か答えよ」といった問題が出てくるかもしれません。就職を控えている人は,ぜひ「2ちゃんねる」に慣れ親しんでおいた方がよいでしょう。「がいしゅつ」と「すくつ」の意味すら答えられない人は,常識がないものと見なされます。すでに社会はそのような人物を望んでいないのです。

(だからといって,朝から晩まで2ちゃんねるに入り浸っているようでは社会不適応者,決定です。)