2002-04-07  DVで行こう

最近の出来事 #2002-0322-01 デジタルビデオカメラ『CANON DM-FV2』購入」では,家庭用ミニDVカメラを購入したという話をしましたよね。今日はその試験映像を公開します。いつまでも撮影映像を公開しないでいると「買っただけで使ってないのね」と言われてしまいそうなので。私は期待を裏切りません。やはり碌でもない映像です。

片手に「CANON DM-FV2」を握り締め,自転車でお散歩してみました。おかげで手ぶれどころの騒ぎじゃありません。映像には昼間と夜間の二つの場面があります。DM-FV2って実売価格が8万円程度のミニDVカメラなのですが,噂どおり画質は期待していた以上に良好でした。

昼夜の場面

☆画像の説明:映像の一場面を静止画で取り出してみました。いかにもビデオカメラらしい画像です。

夜間の場面

☆画像の説明:夜間の撮影例です。暗い場面ではシャッター・スピードが遅くなるので,映像がブレ気味になります。逆にそれがよい効果になるのかもしれませんが。

――さて,撮影実験を通じて私が感じたことを少々。

夜間を撮影するときはフォーカス・ロックした方がよさそう

夜間はオート・フォーカスがうまく機能しないようで,たまにあちこちにフォーカスしてしまうという現象が発生しました。手動でフォーカスを合わせた方がきれいに撮れるみたい。しかしながら露出は自動の方が良さそうでした。

音質が悪いんだけど

あからさまに量子化雑音らしき音が聞こえるのですが,こういうものなのでしょうか。12ビットPCMじゃなくて16ビットPCMで録音すれば雑音が消えるのかな。

【追記 11 MAY 2002】 16ビットPCMで録音してもやはり音質が悪いです。おそらくマイクの性能が足を引っ張っているんだと思います。

撮影って難しいんですけど

当たり前ですが動いているもの,あるいは自分が動いたときの場面を撮影するのです。ところで気に入った風景だけをカメラのフレームに入れるって難しいですね。今のところ静止画のように撮影したあとに映像を好きなように加工することができないから,余計に難しく感じるのかもしれません。水平がちょっと狂っただけで,その映像はまるで使い物にならないんだから。

撮影は二人,以上で

日頃から感じていることですが,一人では撮影できません。なぜなら光を操る人がどうしても必要だからです(そんなことを言い出したら音声を録音する人も必要になるのですが)。ビデオカメラの性能云々よりも,私は光をいかに使うかが勝負だと思います。何しろ一部分だけ光がまったく当っていなくて真っ黒とか,逆に当りすぎて真っ白なのでは,映っていないのと同じです。映っていない個所はどうやっても取り繕うことができません。一人で撮影すると,どうしても照明が疎かになってしまいますよね。いい方法ないかな。