2004-05-10  2004年東京大調査2日目

――つづき。ようやく2日目のお話です。

起床したのは朝9時すぎでした。昨晩アルコールを摂取したわりに目覚めはよく,体調も良好でした(前日アルコールを摂取したお話は報告していないので,話が繋がっていないのですが←なぞ)。私はまずお風呂に入ることにしました。お風呂に入っているとふと「そういえば昨日着た上着が汗でどろどろだったよ。洗濯しちゃおう」と思いつき,浴槽の中でお洗濯を始めました。ボディーソープを洗濯物にくっつけて足で踏み踏みしてみたのです。

お洗濯は想像していたよりも楽しく,つい不思議な踊りをしてしまいました(ふめい)。「都会の真ん中で,なんと原始的なことをしているのだろうか」,そんな違和感に私は酔いしれてしまったのです(さらにふめい)。それでも踏んでいる間に洗濯物はすっかりきれいになり,浴室にハンガーを掛けて洗濯物を干しました。ちなみに巷には折り畳める洗濯板が存在するらしい。ぜひ一品揃えておきたい小道具だと思いました。さてお洗濯の後,私は朝食兼昼食を摂り,JR山手線で秋葉原へ向かいました。その日は大学時代のお友達(見えないオトモダチではありません)と雑談する用事があったのです。

秋葉原に到着したのは13時頃でした。なんでもこの地域は再開発中とかで,ガラス張りの高層ビルが三棟ほど建設されているようでした。その谷間には紺色の民族服を着た人が大勢,歩いていました。私はおかしな感覚に襲われました。あの人たちと現代的な建造物は水と油というか,豚に真珠というか,どうにも相容れない気がしたのです。街の色というのは,そこにいる人たちで決まるものです。ガラス張りの建物がさっぱり映えない気がしたのですが,おそらくこのような住人不在による再開発は官と民の温度差の現われなのでしょう(意味なし)。

時刻は15時になり,私は大学時代のお友達(くどいようですが見えないオトモダチではありません)と合流しました。一行は街をぐるぐるしたあと,「ルノアール」という喫茶店に入りました。そこでの話はいつものように異次元だったので,あえて説明しません。結局,何の話をしたのか覚えていないのです(ふめい)。18時をすぎ一行は秋葉原デパート内で解散しました。

私は秋葉原駅から山手線で神田駅まで移動し,神田駅から新宿駅までJR中央快速線で帰ることにしました。中央線といえば人身事故で有名な路線です。ぜひ調査してみなければいけないと思っていたのです。ホームに出るとちょうど電車がきたので,私は何の疑いも抱かず電車に乗り込みました。しかし電車が動き出してから「おかしい」と思いました。どうも乗る電車を間違えてしまったようなのです。私は無事,帰ることができるのでしょうか。また私はいったい何をしたいのでしょうか(ふめい)。

つづく――