2004-05-28 2004年東京大調査3日目―異次元に迷い込んだ私・後編―
――つづき
ドトールを後にし,某ばい菌部屋への再接近を図りました。私は新しい発見をしました。どうもさっき見たのは建物の裏側だったらしく,入り口は反対側にあるようなのです。
入り口は狭い路地に面していました。私は恐る恐る路地に入り込んでみました。その細い道はとてもおどろおどろしく,犯罪者が潜んでいそうな雰囲気でした。さて,ちょうどばい菌部屋の入り口に差し掛かったときでした。こともあろうにばい菌部屋の玄関が開き,中から人が出てきてしまったのです。突然の事態に私は動揺しました。とっさに隠れる場所を探しましたが近くに電柱も自動販売機もなく,隠れることができませんでした。2004年東京大調査最大の危機に瀕してしまったのです(←どこまで本当なのやら)。
私は「冷静にならないと,とにかく慌ててはだめ」と身構えました。するとどうでしょう,うまく虹色業界人とすれ違うことができました。きっと日ごろの阿漕な訓練の賜物なのでしょう。私は虹色業界人の服装がかなり気になりました。直視できなかったのではっきりしたことは分からないのですが,幼稚園児が着る雨合羽のような真っ黄色の格好をしていたのです。落ち着いて調査すればよかったですね。
路地を通り抜けた後,近辺をうろうろしてみました。上野には怪しい店がたくさんあるのですね。上野といえばパンダですが,みなさんパンダに騙されてはいけません。パンダは大衆の目を欺くダミーです(ふめい)。上野は異次元です(再三ふめい)。
すっかり気を良くした私は(なぜ気が良くなったのかは「なぞ」である)某有名映画館の場所も調査してしまおうと思い,ミニラさんにメールで尋ねてみました。でも残念ながらお返事が届いた頃にはすでに時間切れで,調査できませんでした。もう飛行機に乗る時刻が迫っていたのです。無論あの映画館から沸きあがる空気を吸っただけで,生還できないそうですので,調査できなくてよかったのかもしれません。「それでよかったのよ。明菜ちゃん(by トト○ス通信の人)」だったのです(なぞすぎ)。
さて東京大調査もいよいよ終盤,ついに羽田空港へ向かうことになりました。私は調査員として最後の抵抗を決意していました。なんでもJR京葉線から某公園を一望できるらしい。わざわざJR京葉線を経由して羽田空港へ向い,車窓から某公園を調査しようとしたのです。そこに大変な罠が待ち構えていることも知らずに。(どんな罠か分からないが,大した罠でないことだけは確か←なぞ)
つづく――つぎは「調査員の挑戦そして挫折」です。