2004-10-02  液晶ディスプレイ購入しました

本日の夕刻,市内某家電量販店で19型液晶ディスプレイを購入しました。私が選んだのは,「液晶」といえば泣く子も黙るシャープの「BL-T19D1-H」です。「泣く子も黙る」と言っておきながら,液晶パネル本体はシャープ製ではなく富士通の「MVA-Premium」らしいです。富士通と言っておきながらパネルの製造は台湾だそうで,それでいて製品の箱には「タイ製」と書いてありました。結局どこのお家の子なのか不明なのです。

気になるお値段は75,800円(税込み),ポイント還元率が15%だったのでこれを差っ引くと64,430円のお買い物でした。長らくCRTディスプレイを使っておりましたが,ついに私も液晶ディスプレイを導入することになりました。さっそく使用感をお話しましょう。

ディスプレイの全景 ディスプレイの全面を撮影

<画像の説明>ディスプレイの全景です。流行の「まるちめでぃあディスプレイ」ではないので,画面に光沢もなければスピーカーもありません。赤みが強く見えるかもしれませんが気にしないでください。いま色温度がめちゃくちゃな部屋で作業しているから,その影響なのです(なぞ)。

アナログ接続でも鮮明だった

使っているビデオカードにはDVI-D/I端子がないので,アナログ接続してみました。「液晶ディスプレイの場合,アナログ接続だと17型までは大丈夫でも19型以上では粗が目立たつ」なんて噂を耳にしていたのでやや心配でした。説明書を読んでみると,同梱のCD-ROMにテストパターンを表示するツールが入っており,それを使って調節するとよいそうです。

「まず自動調節すれば,ほどほどに適切な設定になるのでは」と思い,メニューから自動調節してみました。するとどうでしょう,一発で設定が完了してしまいました。アナログ接続だから少しは画質が悪くなるのではないかと思っていましたが,おかしな画素の滲みはありませんでした。

テストパターンを接写

<画像の説明>デジタルカメラでテストパターンを接写してみました(見やすいようにグレイスケールに変換しています)。白と黒の線が並んでいます。線1本の幅は1画素です。このように解像度の劣化はありませんでした。なおデジカメで人工的な模様を撮影するのは難しいので,この画像にはちょっと変なところがあるのですが雰囲気は分かると思います。

発色は良くない

発色性能は,やはりCRTディスプレイよりも劣ると思います。レタッチソフトでトーン補正すると,微妙な加減が分からないのです。色に深みがないのです。このディスプレイは擬似階調ではなくてきちんと各色8ビット階調が表示できるのだが,まるで足りません。高級機だと10ビットまでダイナミックレンジがあるらしいのだが,それくらいないとCRT並みにはならないのでしょうね。(もっとも手元の「NECのLaVie L LL550/7D」や「iBook G4 M9164J/A」の液晶パネルよりは数段上の性能です。)

こんなことになるだろうと思い,CRTは捨てずに取っておいてあります。この先,色合いを吟味しなければならない作品を手掛けるか分かりませんが(説明するまでもなくそれは某有害画像ですが←ふめい),イザというときでも安心なのです。