2004-10-08 整形女2004―気になった事例―
私は人物観察がとにかく好きです。ここ数年は美容整形したかのような,不自然な顔をした女性に俄然,興味が沸いており,いつも整形女との遭遇を期待しています。今日は最近,気になった事例をご紹介します。けっこう猛毒なので気をつけてください。
断っておきますが,紹介する事例は「美容整形したみたいな顔」であり,事実とは関係がありません。どうみても差し歯で歯の裏側が真っ黒な人ですら,「新手のお歯黒」という可能性はゼロではありません。「そう見えた」ことが大事であって,本当のことなどどうでもいいのです。
総差し歯の女
ヨドバシカメラで,薄型テレビを見ていたときに遭遇しました。その女性は夫らしき人とおしゃべりしながら歩いていたのだが,上顎321|123がメタルボンドの差し歯に見えました。私は,夫らしき人物に決して気づかれないように彼女の背後に回りこみ,ちらちらと前歯の裏側を観察しました。すると案の定,真っ黒クロちゃんでした。
差し歯は透明感が皆無で,しかもなんだか分厚く見えました。下顎の歯との兼ね合いなのか,並べたというよりも詰め込んだという印象で,よい仕上がりには見えませんでした。本人はなんとも思っていないのでしょうか。夫らしき人物も,相手が真っ黒クロちゃんで本当によいのでしょうか。
「ある日,朝起きたら差し歯がごっそり脱落していてびっくり」なんてことになるんじゃないかって,二人の将来が心配になった一日でした。
顎に異物感のある女
ハンズメッセという東急ハンズの特売の日,生活雑貨の売り場で顎に異物感のある女を発見しました。私は「あの人,顎がおかしい」と思ったのです。正面と側面から見ると不自然ではないのですが,背後から見ると顎の先端に異物が入っているようでした。皮がパンパンに張っていて,いまにも詰め物が飛び出しそうな勢いだったのです。
顎にプロテーゼ(<独語>prothese)を入れて,形を強調する手術があるらしいです。彼女の場合あれでは強調しすぎです。私は見ていて異物感がとても気になりました。本人はなんとも思っていないのでしょうか。
余談ですが,彼女はほっそりした顔をしていました。あれでも術後はずいぶん腫れたのでしょうね。きっとスイカ大に顔が腫れ上がり,「これっていつ腫れが引くのかしら。引かなかったらどうしよう」と戸惑ったに違いありません。そんな姿を想像したら「気になっても再手術まではしたくないんだろうな」と,心の葛藤が手に取るかのように分かりました(ふめい)。「ぼくには君の心が分かるよ」と話し掛けてみたくなりました(再三ふめい)。
実写版の弘田三○子
駅前の歩道で,消費者金融のティッシュ配りをしていたお姉さんです。この人は「ツンツン」と尖がった鼻をしていました。とても失礼だとは思うのですが,塩化ビニルでできた大人の玩具のお人形みたいな顔をしていました。針を刺したら,どうにかなってしまいそうな鼻だったのです。
私は「実写版のミコたんってあんな顔なのかな」と思いました。「実写版ではないミコたんって,どんなミコたんなのか」という問い合わせはしないでください。その質問は高度すぎます(なぞ)。もっともミコたんよりも,重度ではありませんでした。口元は引きつっていませんでしたし,皺もありませんでした。あえて似た人を挙げれば,ミコたんかなと思っただけです。
「お鼻」って顔の真ん中にあるせいか,とても目立ちますよね。本人はなんとも思っていないのでしょうか。彼女は私にだけティッシュをくれなかったのですが,あれは隠れたメッセージだったのでしょうか(ふめい)。顔の真ん中にある部品をイジってしまうくらいですから,きっと彼女には社会に対する強い反感の念があるに違いありません。「一言,相談してくれたらよかったのにな」と思いました(再三ふめい)。