2004-10-10 日やけの真似に潜む罠。調査員,家なき子の危機
※2004年7月の調査報告です。
夏休みのある日,市内某河川敷で日やけの真似をしてきました。なぜ真似なのかというと,15時以降に日やけを試みたからなのです。だれにでも経験があると思いますが,正午から14時頃にかけて太陽光を浴びると痛いくらいに日やけしてしまいます。反対に,その時間帯を避ければ劇的にやけることはありません。なにしろ私がやりたかったのは日やけの真似なのです。真似のつもりが,本当に日やけしてしまったら大変なのです。
「罠」に陥った調査員
私は自転車で河川敷を走り回り,あちこち場所を変えてはゴロゴロしておりました。夕方になりお腹が空いたので,休憩しようとしたときです。私はキーホルダーがないことに気づきました。ポケットの中にも鞄の中にも,どこにもなかったのです。どうやら日やけの真似をしたときに,落としてしまったようなのです。私は「これは『罠』に違いない」と思いました。これまで経験したことのない,強烈なヨコ漏れでした。
「日やけの真似をしていて,鍵をなくした」では,私の夏休みは「ネタ」になってしまいます。なによりこのままでは家に入れません。私は急遽,引き返しキーホルダーを探すことにしました。思い当たるのは,コンビニで水を買ったとき,草むらでゴロゴロしたとき,コンクリートの護岸の上でオラオラしたとき(なぞ)のいずれかです。この3箇所を探して見つからなければ,諦めるしかありません。
コンクリートの護岸には,ありませんでした。私はその場でコンビニに電話を掛けてみました(レシートがあったのです)。店員さんが言うのは,落とし物は届いていないとのこと。こうなると草むらで発見できなければ,私は負けです。(「負け」とか「勝ち」とか,そういう問題ではない気もしますが←なぞ。)
「運」に勝利した調査員
時刻は18時半をすぎており,日が沈みそうになっていました。草むらに到着すると原点を決めて,キーホルダーが落ちていないか探しました。私のキーホルダーにはオレンジ色とグリーン色の札が付けられています。これらは補色の関係であるので,とても目立ちます。もし落ちているなら見落とすはずがないのです。
草むらはとっても広かったので,どこに寝そべっていたのか見当がつきませんでした。走査線を描くように探したのだが,原点からどんどん遠ざかり30mくらい離れてもまだ見つかりませんでした。しかし5分ほど探して,ついにやりました。キーホルダーを見つけました。見つけた瞬間「やったあ」と頭の中に花が咲いたような,とても幸せな心境でした。「となりのトトロ」で,メイちゃんが猫バスに救出されたときの感動を二乗したくらい,嬉しかったのです。(この喩えは訳が分かりませんが,「とにかく嬉しかったらしい」とだけ分かっていただければ十分です。)
私は「今回も私の勝ちのようね」と意味もなく心の中でつぶやくと,草むらから撤退しました。安心したら急にお腹が減ってしまい,近くのジャスコで「うな重弁当」を買って帰りました。
日やけの真似の効果
その晩,お風呂に入ったときに全身を鏡で見てみたのだが,薄っすら日やけしていました。ところが顔から首に掛けては真っ白でした。なぜでしょうか。私は顔と首(耳も)にSPF50,PA+++の日やけ止めを塗って,日やけの真似をしていたからなのです。
顔をやくなんて,そんなの「素人」のやることです(ふめい)。肌の状態というもの,一朝一夕にどうにかできるものではないのです。日々,細かな苦労を積み重ねた結果が,美肌に結びつくのです。「××というクリームを塗ればいい」とか「××というサプリメントを摂取すればいい」なんていう,お手軽なものではないのです。
今回,私が鍵を見つけることができたのも,肌に対する思いやりが通じたのだと思います(意味不明)。これからも,がんばります(再三,意味不明)。