2012-12-15  某河川敷―生霊,死に場所を求めて―

雑木林の周辺

※2012年9月の調査報告です。

午前9時の調査

某日,市内某河川敷を調査してきました。

時刻は,午前9時すぎ。

「朝の9時?そんな時間に,河川敷へ何しに行ったの?お洗濯?」と思った方が,大半なのではないかと思います。

理由は,昼になってしまうと,暑すぎて居られないから。

河川敷の醍醐味と言えば,半裸になって日焼けしたり,周囲を探検したりすることです。

河川敷は,一面コンクリートで出来ています。熱が籠ってしまい,とっても暑いのです。

私は,調査員なので,裸で日焼けしたり,歩き回ったりするわけにはいきません。服を着たままで居られるのは,せいぜい午前中の時間帯だけなのです。

妖怪に遭遇

私は,河川敷へ向かうために,堤防の上を歩いておりました。半袖とハーフパンツ,サンダル履きという出で立ちでした。

辺りには,小鳥たちの囀りが,響き渡っていました。

太陽は穏やかに照っていて,暖かな風が吹いていました。

「静かな湖畔の森の影から」という歌がありますが,まさに,そんな状況だったのです。

ところが,そんな静かな湖畔の森の影から,突然,妖怪が現れました

朝だから,まだだれも来ていないと安心していたのに,作戦大失敗だったのです。

妖怪は,運動着を着ていました。体は真っ黒に日焼けしており,白目だけがギョロギョロとしていました。

最初は,ジョギングしている人なのかなと思ったのですが,こんな辺鄙な場所を走る人は,滅多にいません。

私は,妖怪を無視して,堤防から河川敷に下りました。周囲の雑木林を,調査することにしました。

不可抗力の範疇

私が,雑木林を調査していると,さきほどの妖怪がこちらへ向かって来るのが分かりました。

妖怪の足取りは,徐々に勢いを増しているようでした。

いつの間にか,小走りするほどの速さになっていました。ついには,こちらへ突進してきました。

私は,虫を払うかのように,妖怪の手を払いのけてしまいました。

普段なら,そういう手荒な真似はしないんだけれど(だって,乱暴すぎるじゃない?)もう,そのときは,不可抗力の範疇。条件反射で手が出てしまったものだから,仕方がありません。

その後,私は,雑木林から脱出して,急いで帰ることにしました。

死に場所を求めて

帰り道,すでに気温は,30℃近くになっていたのかもしれません。

まだ午前10時半くらいでしたが,河川敷は,モヤモヤとした熱気に包まれようとしていました。

私は,さきほどの妖怪が,水を持っていなかったことに気づきました。

「あの人,朝から晩まで河川敷をさ迷っているつもりなのかしら?熱中症で死ぬわよ。それとも,本当に,死に場所を探していたのかしら?」と,いつもより,意地悪に考えてしまいました。

出現の仕方が突然で,なんだか不自然だったし,時折,瞬間移動もしていましたから,もしかしたら,「生霊」だったのかもしれません。

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2010-11-21  小熊と夜の河川敷―思わぬ代償―

9月の話です。小熊(元野球部員,佐々木健介サマ似)と夜の河川敷を軽くおさんぽしてきました。

小熊からの電話

某駅前の喫茶店で昼食を採ってから,その足でお買い物していたときの出来事です。

唐突に小熊から電話が来ました。いつもの私なら,小熊からの電話は無視します。小熊はいつも,厄介な用事しか持ち込まないからなのです。

でも,そのときは,珍しく電話に出てみる気になっていました。

小熊「あ,恭子さん?夕方から,市内の河川敷に行ってみようよ。」

私は,「そんなのあなた独りで行けばいいでしょ?」と言ってしまいました。すると小熊は,独りでは億劫だから行く気にならないけれど,ふたりならその気になれるというのです。

私「あの河川敷には,あなたと何度か行ったことがあるけれど,そういえば,日中にしか行ったことがなかったわね。一度,夜の景色も眺めておきたいわね。」

という具合に,珍しく意見が一致してしまいました。

夜の某河川敷

○○区の某駅前で小熊と待ち合わせし,某河川敷へ。

河川敷の堤防に到着したのは,19時すぎでした。周囲は薄暗くなっていましたが,依然として日中の熱気が立ち込めており,ムンムンとしていました。小熊は「なんだか気味が悪いね」と言っていました。

「たしかに不気味ね。でも,じっとしていると真っ暗になっちゃうよ。さっさと行きましょう」と小熊を諭して,二人で遊歩道を一周してみることにしました。

するとどうでしょう。暗がりの中,ジーンズ姿の少女が息を潜めていました。ほかにも虹色業界人の少女がウロウロしており,小熊は「けっこう人きてるねー」と楽しげでした。

挿絵

私は歩いているときに,寄りついてくる虫を追い払うのに苦労していました。何しろ繁華街で買い物していたら,とっさに誘われたので着替える暇などなく,ハーフパンツにTシャツ,サンダル履きという出で立ちだったのです。

私は小熊に,「ねえ,美香さん,虫すごくない?あなた大丈夫?」と尋ねてみました。すると驚くことに,小熊には虫が寄って来ていないというのです。(小熊もかなりの軽装だったのですが。)

そうこうしているうちに,遊歩道を一周してしまいました。

思わぬ代償

周囲はすっかり暗くなっていました。

私は「どうする?もう帰る?」と,小熊に尋ねてみたのですが,小熊は,さっきのジーンズ姿の少女に興味があると言っていました。

さらに小熊は,「でもさ,ジーンズって,体型ごまかせちゃうんだよね。プリケツに見えたけれど,脱ぐと垂れてるのかも(びっくりマーク)」などと燥いでいました。

小熊は,自分のお腹がプリン(というか,すでに流動食)なくせに他人には厳しいのです。

結局,もう一周してみることになりました。ところが,行き違いになってしまったのか,少女の姿はすでにありませんでした。小熊は「お腹が空いた」と言うので,帰ることにしました。(小熊は,空腹になると,もうそれ以上,何もしようとはしません。そういう生き物だからです←ふめい。)

さて,私は翌朝から,ふくらはぎが痒くて困りました。虫に刺された個所を数えてみたら,8個所もありました。あれから2か月以上経ちますが,寝ている間に掻き毟ってしまうのか,傷はいまだに癒えていません。

おそらく,あのジーンズを履いていた少女は,河川敷の生態を知り尽くしていたのでしょう。商業系でも便所系でも,なんでもそうなのですが,あの手の秘境に慣れない人間が近づくと,怪我をするものなのです。

今回はうかつでした。いやはや,ヨコ漏れです。

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2009-03-30  だれにも訊けない野外系の謎

私が公園デビューを果して,かれこれ十数年になります。以来,さまざまな謎を解明するために虹色業界人の生態を調査してきました。

私は少しいい気になっていたのかもしれません。公園デビューを皮切りに駅前便所,映画館,ばい菌部屋,パパの湯,日焼けスポット,海水浴場,お盛んバ―,アノ病気の抗体検査という具合に,業界の難所を邁進してきたのです。ここ数年は,「調べるような謎なんかもうないよね」などと上級者を気取っていたのです。

しかし,3月のある日,某お風呂から帰る途中の出来事でした。私は大変なことに気づきました(本当に大変なのかどうかは置いておいて←なぞ)。たまたま某公園の近くを通り過ぎたときに,「そういえばあの公園で会った人たちは,いま何をしているんだろう」と思ったのです。

するとどうでしょう。デビュー元年となった,1994年の思い出が走馬灯のように駆け巡りました。すっかり忘れていたのですが当時,某公園ではさまざまな怪現象が発生していたのです。しかも,それらは未だに解明されていないのです。

今日は,それらの謎のお話をします。

修学旅行にて

<画像の説明>ほぼデビュー当時の私です。整形手術前の貴重(というか極めて有害)な一枚です。

50代なのに朝までがんばっていた人の謎

野外系の活動時間は,深夜からときには朝方にまで及びます。私の記憶では,50代の人が夜通し若い子を追い掛け回していました。

人並み外れた体力なのではないでしょうか。昼間は何をしていたのでしょうか。寝ていたのでしょうか。いま私が同じことをしようとしたら,生体の周期が乱れて病気になってしまいそうです。

たぶん「若い子の生き血を啜っていたから元気だった」のだと思うのですが,何らの科学的な根拠はありません。もし,そうだとしたら本当に妖怪です。50代なのに朝までがんばっていた人の謎は,未調査なのです。

車上生活者の謎

ほぼ毎日,某公園に自家用車で乗り付け,そのまま朝まで車内で過ごしていた人が何人かいました。当時は,iモードどころか携帯電話すらまだありませんでしたから,あの人たちはぼんやりと座っているか,眠くなったらその場で寝ているかのどちらかでした。

年齢は30代の人が多かった気がします。いま考えると「ほかにやらないといけないこと,あったんじゃないの?」と思ってしまいます。おそらく,何にもすることがないから公園に来ていたのでしょうけれど,それにしても時間を無駄にしすぎなのです。金曜・土曜の深夜だけではなく,ほぼ毎日いらっしゃったのです。

重症のドキュンだったのでしょうか。30代でそんな不摂生をしていたら,体型が崩れて大変なことになりそうです。何とも思っていなかったのでしょうか。今となっては謎なままです。

アジア系留学生の謎

某公園の近くには国立大学があります。そのせいだと思うのですが毎年,公園にはアジア系留学生の姿がありました。

私が「不思議だな」と思ったのは,まるで定員1名の外国人枠があるかのように,留学生は必ず一人しか来なかったのです。公園に来る留学生の顔ぶれは,年ごとに入れ替わっていました。しかし二人現れたことは一度もなくて,必ず一人でした。(「独り」じゃなくて「一人」よ。)

単純に確率の問題なんでしょうけれど,不思議だなと思ってしまいます。もしかしたら,留学生も調査員だったのかもしれませんね。そうだとしたら,どこかで私の調査結果が報告されていたのかもしれません。

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2008-05-18  某公衆便所―真っ赤なランジェリー―

夕刻,市内某公衆便所を調査してきました。便所の写真を撮ってきたので,写真を交えて最近の動向をお話します。

私はたまに「なぜそこまで調査熱心なのか」と尋ねられることがあります。そこにおさかん地帯と化した便所があるからなのです。それ以外の理由はありません。調査結果にもたいした意味はありません(ふめい)。

便所の外観 便所の中

<画像の説明>今日,調査した公衆便所です。市街地の一角でひっそりと人々の排泄の世話をしています。また一部の嗜好家たちの社交の場でもあります。

真っ赤なランジェリー

私は個室に入ってみてドキっとしました。同時にニヤリとしました。

真っ赤なブラジャー1 真っ赤なブラジャー2

<画像の説明>個室のドアのフックに真っ赤なブラジャーが吊るされていました。おそらく女装子から個室へのお供え物なのでしょう。この便所には自縛霊でも居るのでしょうか。

キャンドゥで売っているような安っぽい下着でしたが,私はこの試みを評価したいと思います。この手の場所ではとかく雰囲気作りが大切なのです。「盛り上げたい」という情熱が伝わってくるかのようでした。

ぼくはみんなの公衆便所です

個室の壁にはびっしりと落書きがありました。いくつかご紹介しましょう。

みんなの公衆便所さん

<画像の説明>「(私は)みんなの公衆便所です オシッコのみます ○○○○のみます ケツマ○○に中○して下さい ユルユルのケツマ○○つかって ゆビは4本までなら入ります ア○○○○ストはまだむり」だそうです。できないことがあるのなら,最初から書かなければよいのに(←手厳しい)。それにこういう派手なことを書く人は,たいていとんでもない容姿なものです。

自称優しい紳士

<画像の説明>この落書きは上の落書きへの返信です。「何曜の何時頃来たらいいですか?私は55才の優しい紳士です。(私のはとってもおいしいですよ)5/9」だそうです。丁寧に噴出しまでつけちゃって,マメな性格の人なのでしょうか。

さて,私は長年この便所を調査していますが,この便所の落書きにはある特徴があります。返信に「何曜日ですか?」というように,曜日を指定していることがよくあるのです。ほかの便所ではもっぱら日付と時刻を指定するのに,この便所だけに曜日が出現します。週単位で行動する習慣のある人たちが,利用しているのでしょうか。詳しいことはまったく分かっていません。

年の問題を克服

便所の住人たちにパラダイムが到来したようです。

50代前半の方

<画像の説明>「2008.4.30 10代から35才位までのスリムな子 最高のフ○○してあげるよ 俺は50代前半 会える日時を書いておくように」だそうです。私ね,日付にきちんと「年」を書いていることに感心しました。この便所の落書きは,ほとんど消されることがありません。ものによっては1年前の落書きが鮮明に残っているのです。そうなると「4.30」だけでは,今年なのか去年なのか分からないのです。

私はこの便所の住人たちが,いつになったら年の表記を発明できるのか,以前から興味がありました。ついに「パラダイム」が到来したようですね。変則事象を発見して危機に陥り,さらにはパラダイムによって危機を克服したのです。

なんとすばらしいのでしょうか(ふめい)。これだから私は便所の調査を止められません(←病気)。

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2008-04-13  市内某公園―ダイヤモンドより固いオレの―

こんにちは,ただいま13時です。さきほど市内某公園を調査してきました。某公園を調査するのは今年,始めてです。

雑木林1 雑木林2

<画像の説明>今日,調査したのは,これまでも何度か紹介したことのある公園です。いつものように雑木林を歩いてみました。明るい時間帯でしたので,虹色業界人の姿は見当たりませんでした。

ばい菌の培養始まっていた

夜に雨が降っていたのか所々,地面が湿っているようでした。滑らないように気を付けながら歩いていると,生々しい残骸を発見しました。

ちり紙のゴミ

<画像の説明>ちり紙のゴミです。「春なのに」なのか「春だから」なのか,どちらでも良いことですが(ふめい),おさかん爆発の痕跡をあちらこちらで見つけることができました。いやはや,みなさんおさかんですね。

ダイヤモンドより固いオレの

雑木林を歩いていくと,途中に東屋があります。深夜になると,東屋の周辺に虹色業界人たちが集まると言われています(←白々しい)。

東屋

<画像の説明>雑木林の中にある東屋の内部を調査することにしました。面白い落書きを発見しましたよ。

落書き1

<画像の説明>「ダイヤモンドより固いオレの――」と書かれていました。下品になるので,何がダイヤモンドより固いのかは伏せておきます。落書きの主がずいぶんな自信家だということは分かったのですが,「なぞ」が多いですね。こんな場所で,だれに自慢話をしようとしているのでしょうか。しかも,こんなことを書いて何の役に立つというのでしょうか(それを言ったらおしまいでしょうけれど)。落書きの主の心の闇を垣間見たようでした。

落書き2

<画像の説明>「僕のオッパイすってください」と書かれていました。私ね,落書きの内容よりも落書きの高さに驚きました。現存するヒトの身長では,絶対に届かない場所に書かれていたのです(だから撮るのも大変だったのよ)。たぶん自転車の荷台に乗って書いたのだと思いますが,そこまでして「オッパイをすってほしい」って‥‥なぜ事態が悪化するまで放置してしまったのでしょうか(なぞ)。現代人の心の闇を垣間見たようでした(←2回目)。

公衆便所

最後に公衆便所を調査することにしました。

便所の外観

<画像の説明>園内にある公衆便所です。内部は落書きで埋め尽くされています。

便所の落書き1

<画像の説明>「ち●●んなめて…おねがい 白い車に乗っているから 気軽に声かけて」だそうです。どうやら白い車には近付かない方が良さそうですね(なぞ)。

便所の落書き2

<画像の説明>女装子への呼びかけです。ほかにも,数箇所に女装子たちへの呼びかけの落書きがありました。野外系では,たいてい女装子たちは邪魔者扱いされているものなのですが,この公園は例外です。この公園の主役は女装子なのです。

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2007-11-18  市内某公園―雪男のなぞ―

日中,市内某公園を調査してきました。毎年11月中旬ともなると公園系は冬眠状態となることが多く,目立った動きはないのが普通です。ところがある情報に依ると,いまだに某公園では女装子と虹色業界人(妖怪かもしれません)たちとの間で,死闘が繰り広げられているというのです。雪男が出没するとでもいうのでしょうか。

全裸で徘徊するもよし,東屋でおさかん行為に耽るもよし,至れり尽せりだというのです。どこまで本当なのでしょうか。私はこれらの「謎」を解明するために調査することにしました。あくまで調査が目的なのです。

氷点下1.9℃

まず家から出てみて「ヤバイ」と思いました。どうも今日は気温が低いらしく,氷点下1.9℃だったのです。こんなに寒くて,はたして生還できるのでしょうか。

そんな弱気を吐いているようでは調査員など務まりませんよね。しっかり身支度してから出かけることにしました。

温度計

<画像の説明>道路交通標識の温度計です。-1.9℃だったらしい。道理で耳が凍傷するほど冷たかったわけです。

某公園

公園に到着したものの,だれもいませんでした。生体反応すら感じられませんでした。やはり寒すぎて,だれも外出する気にならないのでしょう。こんなに寒いのに出掛けようと思うなんて,そんな人はどうかしているのです。私のことですが(ふめい)。

園内の様子1 園内の様子2

<画像の説明>園内の様子です。落ち葉は凍りつき,辺りにはうっすらと雪が積もっていました。

便所の落書き

「屋外がだめなら屋内」というわけで,公園内にある便所を調査することにしました。

便所の全景 個室のドア

<画像の説明>便所の個室を調査することに。いつものことですが,下品な落書きで埋め尽くされていました。

落書き1

<画像の説明>「オ○ニー見せて下さい。オ○ニー見て下さい。ブラリブラリ」だそうです(下品になるので画像を修正しています)。文末に「句点」をつけているところをみると,几帳面な性格なのかもしれません。そういう問題ではない気がしますが(←なぞ)。

落書き2

<画像の説明>「誰でもいい」のだそうです。こういう人ほど実際は選り好みが激しくて,扱いが厄介なものです。

天井の落書き1 天井の落書き2

<画像の説明>なんと天井の配管にも落書きが。たまに「便所の個室の天井に,妖怪が張り付いていた」という証言を耳にすることがあるのですが,そのような天井生物の仕業でしょうか。

プリクラシール

<画像の説明>便器付近の壁にプリクラシールが張られていました。嫌がらせでしょうか。こんな場所で晒されたら,たまったものではありませんね。

終わりに

「極寒の中がんばってる人たちがいる」という情報は,どうやら「ガセ」だったようです。もっとも,最初から本気にされても困るのですが(なぞ)。さて,便所の落書きを見ていつも思うのですが,どうしてみなさん,かくも飢えているのでしょうか。それに落書きするための油性ペンを,いつも持ち歩いているのでしょうか。便所の落書きひとつとっても,この世は謎だらけなのです。

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2007-11-13  野球場露出大会・愛が生まれた日

かなり件名が意味不明ですが,気にしないでください。オラオラ(なぞ)。

某日,某掲示板にて「今夜××公園の野球場で露出大会やります」という,極めて挑発的な書き込みを発見しました。私はその公園を知っていました。過去にも何度か調査したことがあったのです。「あの公園でまさかそんな高度なことが」と思いながら,某公園の野球場へ行ってみることにしました。

時刻は20時,公園に到着し野球場へ向かって歩いていると,ベンチ付近で「黒い影」が揺れていることに気づきました(なぜ「影」なのかは後述)。「これはただ事ではない」と思った私は,少し急いで歩くことにしました。

フェンスの扉を開け,野球場の中へ入ってみると大柄の男たちが全裸で露出大会をしていました。挑発的な書き込みは,冷やかしではなくて本当だったのです。彼らは全身が黒焦げみたいに日焼けしており,まるで「燃えかす(by ミニラさん)」のようでした。少し離れた場所から見ると,まるで影が踊っているかのようだったのです。

私は冷静でした。「ここまでやって大丈夫なのかしら?だめだと思うけれど」と思いながら,露出大会を見守ることにしました。ひととおり事が済んで,主催者のひとりとお話しすることができました。説明が後になってしまいましたが,主催者って私の知り合いだったのです(毒)。

さて,その方は「ここは貴重な場所だから,みんなで大切にしていかなければならない」と言っていました。私ね,いたく感心しました。だって,おさかんスポットの「灯」が生まれた瞬間,言わば「愛が生まれた日」に立ち会うことができたのです。これほど光栄なことはありません(どこまで本当なのやら)。

来年,その野球場はさらに高度になることが予想されます。いずれにしても,軽犯罪なので関わらない方が身のためでしょう(ふめい)。

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2007-10-15  某河川敷に違法建築物

土曜日,市内某河川敷を調査してきました。辺りを見渡すと,見慣れない建造物があることに気づきました。小屋のようなものができていたのです。私は恐る恐る近付いてみたのですが,直に見ると「小屋」というよりも「屋根つきのバス停」のような簡単な建造物でした。

どうも勝手に木材を持ってきて,建物を作ってしまった人がいるようなのです。だれが何のために作ったのかは,いまのところ不明です。ところで周辺の状況を観察してみたら,不気味に感じました。なぜ不気味に感じたのか。以下,理由を少しお話します。

(1)建物の周辺には,某ゴム製品の包装だけが大量に散乱していた。しかし,ゴム製品の残骸はひとつしか見当たらなかった。包装を捨てるくらいなのだから,使用済みのゴム製品を捨てたとしても不思議ではないのだが,なぜだろうか。奇妙なことに,ちり紙の残骸も見当たらなかった。「使用済みではない」ということなのだろうか。

(2)べつの日焼スポットの話。「過去にみんなが集まるための小屋を作った人がいる」。どうもおさかんスポットの常連の中に,土木や建築の作業ができる人物がいる模様。作者は同じなのだろうか。

(3)河川敷には深夜,虹色業界人が集まり○交大会が行われているらしい。一見,小屋と関係がありそうだが,小屋に辿り着くまでの道のりは悪路であり,夜間に立ち入ることは難しい。虹色業界人の仕業ではないのだろうか。

(4)辺鄙な場所で大麻草を栽培している組織の噂。小屋との関係はなさそうだが,だからといって完全に否定できる根拠もない。もし,そういう人たちの作業現場に遭遇してしまったら極めて危険。

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2007-09-15  また小熊との再会

某日,市内某公園をおさんぽしていると,ある図々しい小熊とまた再会してしまいました。過去の遭遇記録は以下のとおりです。

さて,その図々しい小熊なのですが,以前よりも体重が増えたらしい。破裂寸前の肉団子みたいになっていました。「一体,何を食べればそんなに太れるのやら」と思いながら,私は逃げる準備をしてしまいました。なぜ逃げる準備をしたのか。小熊系の人って,例外なく○欲に支配されているからなのです。

小熊の思考回路

<画像の説明>小熊の発言録のようなもの。どうやら図が大きすぎたようですね(ふめい)。最終的には「○○○ってください」とおねだりしてくるのです。

――意外にもその小熊は言葉遣いがとても丁寧です。一見,虫も殺さぬような感じなのですが,内面はいつもおさかん爆発を起こしているようなのです。小熊のくせにね(なぞ)

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2007-09-03  おさんぽ業界のちょっと怖い話

※注意:この記事は閲覧注意です。気味の悪い話があります。

今日はちょっと怖い話をしようと思います。残暑でお悩みの方は涼しい気分になるかもしれません。

君の首が欲しい

正確な年代は分かりません。仲の良かった子(Sくん)から聞いた話です。まだ伝言ダイヤルが全盛の時代,Sくんはあるパパの家へ遊びに行ったそうです。パパは40代後半くらい,学校の先生だと言っていたそうです。

パパの自宅にて,パパがシャワーを浴びている間にSくんは部屋を物色していたのだそうです(この子は手癖が悪かったため,金品を盗むことがあった)。部屋にはスチール製の本棚があり,カーテンが掛けられていたそうです。カーテンを開けて中を覗いてみると,そこにはホルマリン漬けの瓶が置かれていたらしい。いまの学校にもあるのか分かりませんが,理科室にそんな標本がありましたよね。一般家庭に標本があるなんて,それだけでも不気味なのです。

パパが戻ってきてしばらくすると,パパはSくんに「きれいな顔をしているね。君の首が欲しい」と言ったのだそうです。

私は「ねえ,それでどうしたの?」と尋ねました。もちろんSくんは生きて帰ってきているわけなのです。どうもうまく切り抜けることができたようです。Sくんは,私が知っているおさんぽ仲間の中でも一流の小娘なのです。それくらいの危機,どうってことなかったのでしょう。

それにしても,パパの部屋にあったというホルマリン漬けの瓶が気になりますね。Sくんは中身まではよく見なかったと言っていたのですが,中には何が入っていたのでしょうか。

バールのようなもの

10年前の出来事です。このお話は私の体験談です。当時,私は市内某公園をよくおさんぽしていました。某公園の周囲には雑居ビルが点在しており,ビルとビルの間もおさかんスポットになっていました。

午前4時,ひと気はなく,辺りはひっそりと静まり返っていました。

ビルとビルの間を歩いていると,前方に黒い帽子を被った男がいました。男は事務所のドアをこじ開けているように見えました。事務所荒らしの犯人と鉢合わせになってしまったのです。男は手にバールのような工具を持っており,こちらを一瞬見ました。

私は「やばい,殺される」と思いました。同時に「ここでやられてたまるものか」とも思いました。一目散に逃げたのだが,相手が追いかけてくる様子はなく,うまく逃げ切ることができました。噴水のあるあたりまで来ると,何百メートル走ったのか分かりませんが心臓がドキドキしていました。

それから家に帰って,朝ご飯を食べてから寝ました。

3人ぶら下がっている

郊外にある某公園は自殺の名所だったらしい。

ここ数年,警察による某公園の見回りが厳しくなりました。おかげで深夜に立ち入る人は少なくなり,すっかり寂れてしまいました。なぜ見回りが強化されたのか。最近,分かったことなのですが,公園内で警察官が首吊り自殺したことが一因だそうです。

某公園の内部は舗装された道で,西と東に分けられており,東側は虹色業界人のおさかんスポットになっていました。私は,不思議と西側に近付いたことは一度もありませんでした。

ある日の出来事です。その公園の「主」と話をする機会がありました。私は「そういえば,警察官が死んだ場所ってどこなんですか?」と主に尋ねてみました。

すると主は「(西側の)野球場よ。照明の柱に縄を掛けたそうよ」と答えました。さらには「警察官だけじゃなくて,しょっちゅう自殺しているわよ。私が知っているだけで3人ぶら下がっている」と言ったのです。

いままで知らなかったのですが,地元ではちょっとした自殺の名所なんだそうです。朝,民家の台所の窓から死体が見えるのだそうです。死体と目が合うこともあるのだとか。一体,どんな様子なのでしょうか。

今回,収録を見合わせたお話

事件性が不明のため,10年後あたりにお話します。

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2007-07-28  夏休みの少女たち,性の乱れ

おはようございます。ただいま午前8時です。さきほど市内某公園を調査してきました。すっかり朝になってしまいましたが,これから仮眠を取ろうと思います。出来事を少々。

今日の深夜は大雨でした。午前1時,公園に向かう途中で「ちょっと降ってきたな」と思っていたのだが,まだ小雨だったので気に留めていませんでした。公園に到着して,虹色業界人が集まるという東屋やテニスコートを調査していると雨足が激しくなり,ついには東屋の中から一歩も出られないほどの大雨になってしまいました。

私のほかにも,数人の少女が東屋で雨宿りすることになりました。「すぐ止むかな」と高を括っていたのだが,雨が弱まる気配はなく,なんと4時間も雨宿りするはめになりました。さて,深夜の公園で大雨が降ると,東屋は陸の孤島になります。本来なら思う存分,野外系の醍醐味を満喫できるはずだったのです(←漏れすぎ)。少女たちもそれを察していたのか,盛んに挑発してきたのです。

私はあくまで調査員です。少女たちからのお誘いを丁寧にお断りしてきました。だって,少女ったらびっくりするくらい若かったのですよ。いわゆる非合法の世界(毒)。まったく夏休みの少女たちは,なぜかくも乱れているのでしょうか。「現代社会に対する行き場のない怒り,未来に対する漠然とした不安が,少女たちを性衝動に駆り立てているのではないか」と,そのとき感じました。(本当はそんなこと思ってないから。適当に言ってみただけ←なぞ。)

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2007-06-03  市内某公園―破壊された便所―

某日,市内公衆便所を調査してきました。その公衆便所は市内某公園の中にあります。閑静な住宅街に位置しており場所は悪くないのですが,数年前から私服警官がよく出没すると言われています。そんな噂が立ち始めてから,流行らなくなってしまいました。

破壊された便所

個室の全景 個室の仕切り版 個室の仕切り版の下部

<画像の説明>便所の個室の外側を撮影。仕切り板に,殴られたり蹴られたりしたような生々しい跡がありました。治安上の問題がありそうですね。道理で私服警官が見回りするようになるわけです。

個室の落書き

暴れん坊がいるからって怯んではいられません。何しろ私は調査員なのです。個室に入り,内部の落書きを観察することにしました。

落書き1 落書き2

<画像の説明>「いつも朝来てます。AM5:30~AM6:30」だそうです。ずいぶんと早起きなのですね。こんな時間にこの便所に来られる人って,まずいないのではないでしょうか。かなり難易度が高いように思えました。この便所はさほど評判になっていないわりに,落書きが多いです。筆跡や筆記用具の種類はどれも似通っており,一部の人たちで回しているのかもしれません。

別の公園の便所

場所を変えて,付近にある別の公園の便所を調査することにしました。

またしても落書き

<画像の説明>落書きのある高さから,かなり長身の人物なのかもしれません(ドアの蝶番の位置に注意してくださいね)。詳しい説明は省きますが,前述の便所と来ている人たちは同じみたいでした。

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2007-05-17  市内某公園―春風に吹かれて―

こんばんは,ただいま午前1時半です。さきほど市内某公園を軽く調査してきました。今春はじめての調査でした。短時間しかいなかったので大した内容はありませんが,調査報告を簡単に。

立ち入り禁止の札

某公園には入り口が数箇所あります。どういうわけか入り口が鎖で通せんぼされており,鎖には「立ち入り禁止」という札がぶら下がっていました。日中はこんな鎖ありませんでした。どうやら夜間は公園に入ってほしくないようなのです。

この鎖なのですが,効力らしい効力はありません。跨げば簡単に通ることができました。

さて,私は園内が暗すぎることに気づきました。「夜間は封鎖しているんだから,だれもいないよね」という建前だからなのか,園内の電灯が消えているのです。こんなことでは虹色業界人たちがますます過激にやりたい放題,どこでもいいからだれでもおさかん,という状態になってしまうでしょうね。楽しみになってきました(ふめい)。

少女と妖怪たちが待機

いつもの光景です。ふしぎ少女と妖怪たちが暗闇で追いかけっこしていました。

じつはこの公園ここ数年,下火なのです。べつのF公園ってところがあまりに過激で面白いので,みんなそっちに移ってしまっているのです。「このまま衰退してしまうのか」と思っていたら,しっかり常連さんが支えてくれているのですね。

マッキーさんは不在

1997年ごろから某公園の管理人を務めていた「マッキーさん」。2005年頃からあまり姿を現さなくなり,2006年には一度もいらっしゃらなかったようです。今年もマッキーさんはいません

どうしてマッキーさんが公園に来なくなってしまったのか,いろいろと想像できます。でも実際どうなのかというと,私の情報網ではまったく分かっていません。たぶん市内で生きているとは思うのですけれどね。

私,10年前であれば,夜10時から朝5時まで公園の様子を観察していました。「知らないことはない」というほど人の流れを把握していました。現在は稀にしか調査していないので,さっぱり分からないのです。それでも若い人が灯の番をしてくれているようです。

野外系って体力と時間を浪費するので,若い人に任せるのがいちばんなのです。

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2007-03-21  市内某公園―コックリさんあるいはなんらかの儀式―

2月のある日,某ネット掲示板を眺めていたら「深夜,市内某公園の東屋で全裸露出します」という書き込みを発見しました。某公園は,その手の過激な虹色業界人たちが出没する場所として有名なのです。

しかしながら,私は「まさか」と思いました。2月といえば某公園はまだ雪に覆われているはずなのです。そんな場所で活動だなんて,正気の沙汰ではありません。そもそも可能なのでしょうか。

週末,某公園を調査してみることにしました。

園内の様子

園内の様子

<画像の説明>園内は一面雪に覆われていました。近隣住人のおさんぽコースになっているのか,はっきりとした雪道が存在していました。でも所々に泥濘(ぬかるみ)があり,とても歩き難かったです。

東屋

東屋への坂道 東屋

<画像の説明>東屋へ行くには坂を上がらなければなりません。斜面の雪はわりと解けていましたが,土が乾いていないせいなのでしょう,地面がヌメヌメしていました。注意していないと足を取られそうでした。夜間この公園は真っ暗になります。夜に歩くのはかなり危険な気がしました。

こうして東屋へ辿り着いたのだが何もありませんでした。(何もなかったので内部は撮影しませんでした。)

ルナさん大人気

園内の調査をひと通り終えたので,つぎに便所を調査してみることにしました。いつものことですが,便所の壁は落書きで支配されていました。

落書き ルナさん1 ルナさん2

<画像の説明>あちらこちらにルナさんへの問い合わせがありました。どうやらこの便所で「ルナさん」は人気者のようです。たぶん,とんでもない化け物だと思うのですが(ふめい)。

それにしても,「YES NO」ってだれに何を決断させようとしていたのでしょうか。この便所ではコックリさんでも行われているのでしょうか。コックリさんではないとしても,何らかの儀式の場になっていることだけは間違いなさそうでした(再三ふめい)。

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2007-01-16  市内某河川敷―ヒトシくん覗かれた秘め事―

※2006年夏の調査報告です。

市内日やけスポットに出没する「ヒトシくん」という人について,語ってみることにします。

大草原のヒトシくん

名前を尋ねてみたことは,一度もありません。私は勝手にその人をヒトシくんと呼んでいます。ヒトシくんは30代半ばくらいの男性です。顔は所ジョージに似ています。体は小柄で華奢であり,日やけスポットでは正直言って,あまりぱっとしない感じの方です。

ヒトシくんはちょっと変わっています。文明社会から遠ざかった生活をしているそうなのです。携帯電話を持たないし,自家用車もなく,さらにはテレビも見ないのだそうです。

「面白いな」と思ったのが,ヒトシくんが日やけスポットを知ったきっかけです。「何となくそう思って,来てみたらそうだった」と言うのです。言い忘れましたが,ヒトシくんは業界紙も読まないのだそうです。到底こんな場所に辿り着けるとは思えないのですが,ヒトシくんはなんと自力で来たらしいのです。

文明の利器に頼らない生活をしていると,野生の感が高まるのかもしれません。

俺たちは盗撮されている

ヒトシくんが日やけスポットに来るのは,決まって平日の昼間でした。私はドキュンなので,平日にうろうろしていても説明がつくのですが,ヒトシくんは普段何をやっている人なのでしょうか。私はヒトシくんに,職業や年齢を尋ねたことは一度もありません。それでもだいたいの察しは付くというものなのです。

気になる出来事が一度ありました。

ある日のことです。日やけスポットから少し離れた場所に,一台の外国車が止まっていました。ヒトシくんは「知ってる?あの外国車の人さ,ビデオカメラで俺たちを撮ってるんだよ」と言い出したのです。私は「この人って頭がおかしいのかな」と思いました。でも危険は感じませんでした。「盗み撮りされているらしい」ということに,執着しているようには見えなかったからなのです。本当におかしいのなら大騒ぎして,治まりが付かなくなるはずです。

私は,その外国車の人をちょっとだけ知っていました。某公園でもたびたび見掛けていたのです。車内を軽く覗き込んでみたこともあったのですが,荷物らしい荷物はなく,ビデオカメラらしき機材なんかもありませんでした。

この日やけスポットはおかしい

ヒトシくんの話は以上でおしまいです。

私この日やけスポットは要注意の場所であり,安易に近寄るべきではないと考えています。何度か調査してみて,不気味だなと感じたことを箇条書きにします。

とくに夜間は,絶対に立ち寄ってはいけない地域です。

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2006-12-30  おさんぽ練習帳―真夜中のメタボリック・ガール―

※2006年夏の調査報告です。

某日深夜,とても寝苦しかったので,市内某公園を「おさんぽ」することにしました。

文化財の影で

その日,尋ねた公園はいつもの公園です。「いつもの公園」と言っても部外者には意味不明だと思うので説明を少々。

その公園は,市街地の中心部にあります。市内でも有名な観光地であり,園内には文化財の建物まであります。建物の裏側にちょっとした緑地があり,そこに虹色業界人が集まるのです。

古くから由緒正しいおさかんスポットのひとつでしたが,ここ数年は停滞気味。それでも有名な場所なので,夜間に限らず,朝でも昼でも誰かいます。そんな場所なのです。

メタボリック・ガール

自宅から歩いて数分後,某公園に到着しました。ベンチに座っていると,園内を慌しく行き来する人影が目に留まりました。茂みの奥では怪しい動き(それが何であるかあえて説明しません)をしている人たちもいました。「意外と集まっているな」という印象でした。

私はひとりの少女(少女と言いながらも年齢は50代後半くらい)の挙動が気になっていました。少女は巨漢というか,明らかに栄養過多の体だったのです。私は勝手に「メタボリック・ガール」と名前をつけて,メタボリック・ガールの様子を観察することにしました。

夜のレッスン

メタボリック・ガールはおさかん中毒患者らしい。公園を通過する人を,手当たり次第に追い掛け回していました。「新手の人体感知センサーなのかな」と思ったくらいです(ふめい)。魔の手は調査員である私にも及びました。でもメタボリック・ガールの動きはとっても鈍かったので,簡単に逃げることができました。

たぶん,少女は少女なりに運動を兼ねて公園に来ていたのだと思います(なぞ)。だって歩くたびに,お腹がゆさゆさ揺れていたのですよ。夜だからまだ許されるのです。もし昼間に「ゆさゆさ」を見せ付けられたらどうでしょうか。そんなの公害です。たぶん「公園に変な生き物がいる」って保健所に通報されてしまうことでしょう。

メタボリック・ガール自身もそのことをよく分かっていたから,人目を憚って,夜の公園に出没していたのでしょうね。ちょっと歩いたくらいで減量なんかできないとは思いますが,継続は力と言います。これからもちょくちょく出歩いて,延命に励んでいただきたいなと思いました(なぞ)。

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2006-09-20  小熊ちゃん放置プレー

※「自分は小熊かな」と思う人は読まないでください。また意味不明な記述がいつもより多くなっていますが,気にしてはいけません。

某日,市内某野原をおさんぽしていたら,一匹の毛深い生き物が寝転がっていました。私はすぐに,その生き物が小熊だということに気づきました。

早速,小熊を観察することにしました。小熊はずいぶん人に慣れているらしい。近付いても警戒する様子ひとつ見せませんでした。私はジワジワと小熊との距離を縮めていき,ついには小熊の頭部に仁王立ちになっていました。そっと膝を曲げ,間近で小熊を観察することにしました。

小熊は寝たふりをしていましたが,かなり緊張しているように見えました。私はそっと小熊に手を添えて,毛並みを確認することにしました。小熊はあくまでダンマリを決め込んでいたものの,ときおり生唾を飲んだり,体をビクビクさせたりしていました。仕舞には体を左右にくねらせ,鼻息を荒くしていました。小熊のくせにね(なぞ)。

それでも小熊は,鳴き声ひとつ発しませんでした。私は「ふーん,そういう態度なんだ」と思いながら,さらに攻撃してみると,ついに小熊は覚悟を決めたようです。小熊はそそくさと茂みの奥へ入っていったのです。

私は小熊を放置して,そのまま帰りました。さんざん期待させておいて,結局なにもなしだったのです。私にとって小熊の飼育とは,精神的な追い込みとイジメにほかなりません。これ以上,書くと夜おトイレに行けなくなる小熊がいるかもしれません。小熊の飼育話の続きはまたいつか。オラオラ(ふめい)。

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2006-09-15  市内某河川敷―穴おじさんのアジト―

某日,市内某河川敷を調査してきました。これから写真を交えて,ある不可思議な現象を検証したいと思います。

事前情報

その場所には,穴おじさんと呼ばれる人物が出没するらしい。「穴」が何を意味するのかは,下品になるのであえて説明しません。どうも,おひとりでがんばっている人がいるらしいのです。

私はがんばっている人を応援するのが大好きです(ふめい)。穴おじさんが活躍すると言われている場所を,調査することにしました。もちろんあくまで調査が目的です。ヨコ漏れしに行ったのではありません。

さて肝心なことなのですが,穴おじさんが活動を開始するのは深夜だと言われています。今回はお日様が照っている時間帯に調査しました。日中と夜間では,景色や人の流れがかなり違うと思うので,今回の報告はあくまで資料ということにしておいてくださいね。

現地調査

穴おじさんは,ある橋の下でお酒を飲み,そのままおさかん行為やばい菌の培養に没頭するのだそうです。そんな人が実在するのでしょうか。まず問題の橋の近辺まで行ってみることにしました。

橋の全景 橋の出入り口

<画像の説明>穴おじさんが出没すると言われている橋の全景と,橋の出入り口です。この橋の幅はとても狭く,歩行者と自転車しか通行できません。

橋の下の様子

橋から河川敷に下りて,さらにコンクリートの堤防を下りてみました。余談ですが,河川敷までの道が回りくどくて到達するまで時間が掛かりました。

橋の下 落ちていた空き缶

<画像の説明>チューハイの空き缶が転がっていました。穴おじさんが飲み干したものでしょうか。辺りには花火のゴミも散乱しており,夜間には少年少女たちの遊び場になっているようでした。写真には写っていませんが遠方には日光浴している人がいました。虹色業界人かなと思いましたが,雰囲気からしてどうも違うようでした。

率直な感想を少々。「穴おじさんって本当にこんな場所でお芝居しているのかな。何か違うような気が」と思いました。この場所は見晴らしが良すぎるのです。夜間とはいえ,こんな所でおさかん行為に励んでいたら,通報されてしまうことでしょう。

穴おじさんのアジト

「今回は調査失敗かな」と思いながら,撤退していたときの出来事です。私は1台の不振な自転車を発見しました。

停められていた自転車

<画像の説明>橋の下から250mほど離れた所で自転車を発見。それにしても,なぜこんな場所まで歩道を整備しているのでしょうか。市の方針がさっぱりわかりません。

急遽,再調査することにしました。自転車があるということは,だれかがこの近辺にいるということなのです(どこにも行き場所なんかなさそうでしたが)。まず自転車が置かれた場所に行ってみることにしました。私はそこで秘密の抜け穴のようなものを発見しました。

鉄柵 柵を乗り越える 柵の下

<画像の説明>自転車が置かれた場所から川岸を撮影。鉄柵にやや変形している箇所があることに気づいた。見下ろすとそこには道が。柵を乗り越えてみると,下には教室の半分くらいの空間。穴おじさんのアジトはここなのかもしれません。

以下,箇条書きにして今回の報告を終わりにします。

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2006-07-23  市内某公園―おさかん娘の巣―

早朝,市内某おさかんスポットを調査してきました。

市内某公園では,虹色業界人たちが交渉成立後にどこかへ行って,また帰ってくるという光景が散見されます。一体,どこへ行っているのでしょうか。そしてその場所では,何が行われているのでしょうか。某公園に一度でも行ったことがある人なら,疑問に思ったはずです。就中,初心者であれば「この公園って死角がまったくない。仮にデキたとして,それからどうすればいいわけ?」と困るはずです。

じつは某公園の周辺には,常連たちだけが知っている穴場があるのです。私はその場所をおさかん娘の巣と呼んでいます。今日はそのひとつを撮影してきました。どんな場所なのかご紹介しましょう。

全景 入り口

<画像の説明>おさかん娘の巣は雑居ビルの谷間にあります。入り口は何の変哲もない光景ですが,中はどうなっているのでしょうか。中に入ってみましょう。【注意】他人の敷地内に,むやみに足を踏み入れると法的にまずいことがあります。真似しないでください。

ビルの谷間

<画像の説明>ビルとビルとの間には砂利が敷かれており,歩くたびにかなり大きな音がします。行き止まりまで進んだら左を向いてみましょう。

ちょっとした空間 ばい菌の培養の残骸

<画像の説明>ちょっとした空間が現れます。広さは10畳ほどです。周囲に照明がないので夜間は真っ暗です。今朝までばい菌を培養していたのか,真新しいゴミが残されていました。今年はこの場所で何人の感染者が発生するのでしょうか。大変,恐ろしいことです。

上空の様子

<画像の説明>見上げてみるとまさにビルの谷間です。周囲からは死角になっているのです。

今日は都市に潜む秘境を紹介しました。勘違いしてほしくないのですが,この場所に入り込んで,おさかん行為に励むことを勧めているのではありません。むしろ勝手に入ってはいけませんし,辺りを汚して帰るなんて以ての外です。

私は調査員なので,現代のおさんぽ文化を記録して後世に伝える義務があります(どこにそんな義務があるのかどうかはさておき)。あくまで資料を作るために撮影に挑んだのです。内容はともあれこれは郷土研究の一種なのです。

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2005-12-30  あかるい海水浴2

※2005年7月の調査記録です。

某日,小熊とまた海水浴に行ってきました。

クラゲ発生中

その日はなんと平日でした。まさにドキュンです。私も小熊もドキュンなので,平日だろうが祝日だろうが時間を自由にすることができるのです。

さて平日の昼間ということもあり,海にはあまり人がいませんでした。少年たちがビーチボールで遊んでいるだけでした。とっても静かだったので浜を歩くことにしました。

私は浜辺で半透明の漂流物を見つけました。「これってなんだろう。ガラスの灰皿かな」と思って足でつんつんしてみたら全身を悪寒が襲いました。その物体はクラゲだったのです。どうやらこの海にはクラゲが発生しているようなのです。

私は小熊に「クラゲがいるみたいだから海に入らない方がいいよ」と言いました。それなのに小熊ときたら「大丈夫だよ」と言って,泳ぎまくっていました。しばらくして小熊もクラゲに遭遇したらしく,慌てた顔で帰ってきました。

小熊にセクハラ

水遊びはほどほどにして,私たちは日やけに専念することにしました。砂の上で寝転がっていると一人の少女(以下ヒデヲ)がこちらにやってきました。ヒデヲは私に「あのぉ,一緒に日やけしていいですか」と尋ねてきました。

とくに断わる理由がなかったので,「いいですよ。でもあんまり近づきすぎると(仲間だと思われたらいやなので)少し離れて‥‥」と言おうとしたのに,ヒデヲはそそくさと私の隣に居座ってしまいました。

ヒデヲははじめ大人しかったのですが,徐々に本性を現してきました。「あのぉ,パンツ脱いでもいいですかね?」と言い出したのです。私は「さあ,そういう人はほかにいないから止めておいた方が良さそうに見えますけれど」と言うと,ヒデヲは脱ぐまでいかなくても,お尻に食い込むまでパンツを引き上げた格好をはじめました。

ヒデヲはごろごろしながら,今度は小熊にちょっかいを掛けてきました。小熊に向かって「逞しい体してますね。何か運動してるんですか」と色目を使い始めたのです。小熊は元野球部員なので,確かにものすごい体をしています。似非じゃなくて本物の体育会系なのです。(だから何度も「小熊」だと言っているのです。)

全裸の少女あらわる

さてそうやって3人で暑苦しい時間を過ごしていたら,目の前を一人の少女が通り過ぎていました。少女は浜のずっと奥に歩いてきました。

しばらくして小熊が「さっきの人,パンツ穿かないで泳いでるよ」と騒ぎ出しました。小熊のくせに(←なぞ)。私は双眼鏡で二時の方角を覗いてみました。するとたしかに少女が全裸で泳いでいました。

もうびっくりです。私は全裸であることよりも,この海にクラゲがいることを心配しました。刺されたら大変なことになるはずなのです。

私はさらにびっくりしました。ふいに背後から「クックック‥‥」という笑い声が聞こえたのです。笑っていたのはヒデヲでした。この人はちびまる子ちゃんの野口さんなのでしょうか。「この海って離れた場所に監視員がいて(おかしなことをすると)注意されるんですよね。クックック‥‥」と陰気に語り始めたのです。

私は胸騒ぎがしました。これからひと騒動起きそうな気がしたので,小熊を説得して引き上げることにしました。おさんぽ業界では「おかしいな」と思ったら,さっさとずらかることが肝要なのです。

――今年の夏は,その後もたびたび小熊と海水浴しました。夏季限定ユニットとして(ふめい)来年もがんばります。

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2005-12-25  あかるい海水浴1

※遅れ馳せながら2005年7月の調査記録です。

某日,小熊と海水浴に行ってきました。

小熊に誘われて

午前10時,小熊から電話がありました。小熊は「天気がいいから海に行こう」と誘ってきたのです。私は「それじゃ,これからすぐにでも参りましょう。美香さん(ふめい)」と返事をしました。

私は小熊と市内某所で待ち合わせしました。その日の行き先は虹色業界人たちが大勢,集まると言われている某海水浴場でした。

虹色業界人たちがごろごろ

現地に到着したのは,正午のことでした。

小熊と歩きながら「どこなんだろうね」と話をしていたら,浜のずっと奥に怪しい人影を見つけました。あの群れがそうに違いありません。私と小熊は,群集を目指して歩き始めました。

私たちは集落の真ん中まで進むと歩みを止めました。そしてその場に敷物を敷いて日光浴をはじめました。私の性格がとくにそうなのですが,いつも真ん中にいないと気が済まないのです。

寝そべりながら「大勢,来ているね」などと話をしていたら,目の前を40代の少女が通り過ぎていきました。少女は鮮やかな黄色のシャツを着ていました。ありがちな子ども服愛用者のようでした。少女はしばらくうろついたのち,私たちの後方に陣地を構えました。

私は少女から目が離せなくなっていました。少女は着替えるために腰にタオルをあてがっていたのだが,どうにもそれが小学校の水泳の授業で使うような,スカート状のタオルに見えたのです。しかもきれいなピンクの線が入った,可愛らしいお色だったのです。

少女は着替えを終えると,白の競泳パンツ姿に変身していました。 どうやら少女は,ありがちな競泳パンツ中毒患者のようでした。常連さんなのでしょうか。全身が真っ黒に日やけしておりまた角刈りだったため,かなり出来上がっているご様子でした。

あの人公園で見たことあるよ

時刻は16時をすぎました。お日様が弱くなってきたので,帰ることにしました。

駐車場にて,私は一台のドイツ車を発見しました。「潮風が吹いているようなところに高級車で来るような人いるんだね」と小熊に話しかけてみたら,小熊は慌てた様子で「あの車××公園で見たことあるよ」と言い出しました。

「だれが持ち主なのか確かめてみよう」ということになり,その場で張り込むことにしました。間もなくしてさっきの白パンさんが現れました。持ち主は白パンさんだったのです。

白パンさんは公園でどんな有り様だったのでしょうか。小熊が言うには,「サササっと草むらに入っていって,いきなりおさかん行為をしていた。あの人ってだれでもいいみたい」だったのだそうです。白パンさんはおさかん中毒患者でもあったのですね。さすが私が一目置いただけのことはあります(なぞ)。

帰り道,某ラーメン店に立ち寄りました。小熊は白パンさんのドイツ車がよほど気に障ったらしく,ラーメンを食べながら「あの車ぜったい中古だと思う。大して高くないはず」などとしきりに文句を言っていました。

小熊はすこぶるブランド品に弱かったのです。小熊のくせに(再三なぞ)。

※「あかるい海水浴2」につづく。

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2005-07-25  おさんぽ練習帳―小熊の生態―

某日,市内野外系スポットを調査してきました。そこで私はある小熊の生態を調査することができました。

調査員はガイドさん

某所に到着したのは17時すぎのことでした。事前調査によるとその場所の近くにはゴミの埋立地があり,普段ほとんど人が近づかないそうです。

虹色業界人が集まる場所へ行くには,ある駐車場から歩かなければなりませんでした。私は駐車場で準備をしていると,一匹の小熊と遭遇しました。小熊の話によると初めて来たのだそうです。話題の場所だからちょっと見に来たのだそうです。

私はどういうわけかその小熊と行動することになりました。なんら珍しいことではありません。こういう場所で私は即席ガイドさんになってしまうのです。

臆病な小熊

虹色業界人たちが集まるという堤防に辿り着くためには,獣道を通らなければなりませんでした。

「この茂みを通るんだね。蛇でも出そうだね」と話しながら歩き始めたのですが,振り返ってみると小熊は茂みの入り口で立ち止まったまま動こうとしませんでした。

「どうしたの?」と尋ねてみると小熊はこう言いました。

小熊 「だって蛇,出るんでしょ」

「大丈夫よ。いらっしゃい」と私は手招きしました。「本当に蛇が出たわけじゃないし,蛇が出たとき考えればいいんじゃないの?」と説得すると小熊はようやくついてきてくれました。

さて小熊がその気になったのは良かったのですが,しばらくして今度は暴れ出しました。「どうしたの?」と尋ねてみると,蜂が飛び回っていて怖いと言うのです。私は「蜂よりもアンタの顔の方が怖い」と言ってやろうかと思いました。言ってないけど(なぞ)。

やっぱり小熊だった

茂みを抜けるとコンクリートの堤防が現れました。すでに数人の虹色業界人が集まり,涼しい格好で日やけしていました。

堤防の様子

<画像の説明>堤防の様子。

「ようやくついたね」と小熊に話し掛けようとしたのですが,小熊はなぜか後ろを向いていました。「何やっているの?」と尋ねてみると,小熊は突然おしっこをはじめたのです。縄張りを主張するためだったのでしょうか。それとも緊張すると尿意を我慢できなくなる体質だったのでしょうか。いずれにしても小熊の生理現象が収まるまで待つしかありませんでした。

私はこの場所を調査してみて,「公園や駅前便所とずいぶん違うな」と思いました。集まっていた虹色業界人たちが,ことごとく生活習慣病予備軍だったのです。郊外のおさかんスポットにはどうも運動不足の人間が集まるようなのです。

さてそうこうしているうちに,もうお日様が沈みそうになっていました。「そろそろ帰るけどどうする?」と小熊に尋ねると,小熊は「まだいる」と答えました。私はひとりで帰ることにしました。

小熊の生態

数日後,べつの場所で小熊と再会することができました。「あの日どうしたの?」と尋ねてみたのですが,小熊はあれから草むらでほかの小熊と,ばい菌の培養をしたそうです(毒)。

草むら

<画像の説明>小熊が「おいた」したと思われる草むら。

「ただ見に来たつもりじゃなかったの?」と問い質してみたのですが,雰囲気に負けてしまったのだそうです。まさに小熊だったのです。どうやら小熊のすべての行動は,○欲が支配しているようなのです。まったく野蛮な生き物なのです。

私は「この小熊を厳しく躾しないといけないのかな」と思いました。でも小熊はすでにほかの人に飼われているそうなので,飼い主は募集していないとのことでした。きっと小熊は私の躾がどれほど残酷か,本能で察したのでしょう。小熊は○欲が旺盛でみっともないのですが,そのような素直な一次欲求が身を守るのに役立つことがあるのでしょう。小熊の生態はすばらしいのです。

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2005-06-28  野外系レッスン―妖怪の見分け方―

夏真っ盛りになりました。寝苦しい夜ともなると,ふらふらと公園をおさんぽしたくなるものです。さて今日は今夏,野外系デビューを考えている人のために(どこにそんな人がいるのか知りませんが),私がおさんぽと調査の秘訣をみっつお話します。

いずれも言われてみれば当たり前で,大した話ではありません。それでも知っているのと知らないのとでは,おさんぽの出来具合がまるで違うはずです。

手の年齢は誤魔化せない

相手の年齢を見分けるときは,手の甲を見てください。肌の痛み具合で年齢を察することができるでしょう。

虹色業界人たちが集まる公園はたいてい薄暗いです。場所によっては,人影が辛うじて確認できるくらいの明るさしかないこともあります。街灯のある場所でも,光の明暗がありすぎて顔がはっきり見えないことがあるのです。

虹色業界人は子ども服(原色ないし格子・縞模様)を着ていることが多く,見た目で年は分かりません。さらに精神年齢が低いことも多いため,話をしてもやっぱり年齢不詳なんてことが珍しくないのです。 そんなときは手の肌年齢が今までの生き様を饒舌に語ってくれることでしょう。

ほか野外系の豆知識を箇条書きにします。

20代,30代という言い方をする

自分のことを20代だと言う人の年齢は29.9歳だし,30代だと言う人の年齢は39.9999歳くらいです。どうも年齢を正確に言えるのは24歳までで,それを過ぎると躊躇いがちになるようなのです。

「25歳を過ぎたら毎年のお誕生日が苦痛」なんて人は珍しくないはずです。惨酷なようですが,こればかりはどうしようもありません。

身長と体重が5刻みである

最後は野外系とは直接関係のない話です。

出合い系サイトの投稿で170x60や175x70という表記を見かけたらだと思った方がよいです。「みっつの数字(180x73x20のような表記)」は,実態からかけ離れるほど5の倍数になる傾向があるのです。もっとはっきり言うと,嘘の投稿をする人は正確な身長や体重を設定することができないのです。

例えばあなたの身長が161cmだったとします。自分よりも身長の高い人を装いたいとき,身長と体重をいくつにするでしょうか。170x60あるいは175x70なんて書くのではないでしょうか。

このカラクリを知ったいま,もうあなたは騙されないはずです。「俺は180x90,学生時代はラグビーやってました」なんて投稿を見つけたら石を投げてあげましょう(私は怖いので投げませんけど←ふめい)。

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2005-06-18  調査しすぎました

こんばんは,おさんぽ帰りです。昼過ぎから夕方に掛けて自転車で市内某河川敷,市内某公園を調査してきました。

「お昼ご飯のあとに少し運動でもしてこようかな」という程度の軽い気持ちで調査を始めたのですが,思いのほか捗ってしまいました。

帰宅後,地図で総移動距離を測ってみたら,直線距離で37kmありました。ちょっと走りすぎたかもしれません。あした市内某スポーツクラブで下半身の筋トレの真似をするつもりだったのですが,いやはやお休みした方がよさそうです。オラオラ(ふめい)。

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2005-06-10  おさんぽ帰りです

こんばんは,さきほど市内ふたつの公園をおさんぽしてきました。もちろん,ただおさんぽしてきただけです。ヨコ漏れはしていません(本当ですよ)。

まずA公園に行ってみたのだが,到着した直後に雨がパラパラと降ってきてしまいました。小雨の中,園内を調査してみたところ数人の妖怪が暗がりに立ち竦んでいました。妖怪たちを相手にする人間など,いるはずがないのです(毒)。まるで罰として廊下に立たされているかのようでした。

私は東屋で雨宿りすることにしました。「いま公園を調査しているよ。妖怪しかいないよ」などと某人物にメールを打っていたら,こちらに妖怪がやってきました。妖怪は私から5mほど離れた場所に腰掛けると,様子を伺っているようでした。妖怪はたびたび瞬間移動していたらしく,私がメールを打ち終える頃にはかなり接近してきていました。

私は身の危険を感じました。ちょうど雨足が衰えてきたのでさっさと立ち去ることにし,今度はB公園を調査することにしました。

B公園に到着したときには,すっかり雨が止んでいました。ところが園内にはだれもいませんでした。虹色業界人たちは湿気に弱いのでしょうか(なぞ)。そのような調査報告は今までなさそうですが(あるはずがないのですが),天気が悪いと出足が鈍くなるのでしょう。

今回の調査はどちらかというと「失敗」でした。それでもこの頃,調査が滞りがちだったことを考えると大きな前進だといえます。何のために,誰のために調査しているのかさっぱり「ふめい」ですが,今年も気が向いたときは調査に努めるつもりです。オラオラ(ふめい)。

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2005-05-22  市内某公園―密林の神秘―

某日,市内某公園を調査してきました。ほんの数週間前の話ですが,某公園では淋○に感染してしまった人がいたそうです。土壌ならびに大気までもが病原性の雑菌で汚染されている危険があり,調査員はレベル4の装備で調査に臨む必要がありました(どこまで本当かはさておき)。

某公園へ行く方法

某公園は虹色業界人たちからも秘境と恐れられる僻地にあります。いったいどうやってたどり着けばよいのでしょうか。大雑把に道順を説明します。

某インターチェンジ付近

<画像の説明>某高速道路の高架下,某インターチェンジ付近です。この道路を右折します。

密林

<画像の説明>幹線道路から外れしばらく進むと突如,密林が姿を現します。本物の原始林です。蛇やら小熊やらが出てきそうな雰囲気なのです。驚くことに某公園はこの先にあります。調査員どころか人類の侵入をも拒むかのように生い茂る草木。某公園が秘境と呼ばれる所以でもあります。はたして無事たどり着くことができるのでしょうか。

公園の入り口

<画像の説明>某公園の入り口に到着しました。途中経過を省きすぎのような気もしますが,気にしてはいけません。こんななかば作り話に辻褄など求めてはいけません(ふめい)。

虹色業界人たちが集まる場所

某公園は広大ですが,虹色業界人たちが出没する地域は限られています。彼らはどんな場所に集まるのでしょうか。

雑木林 雑木林の堀

<画像の説明>某公園の雑木林です。雑木林の中心に細い道が一本あります。道の傍には石造りの低い壁があり,虹色業界人たちは壁の上に座ったり,持たれ掛けたりします。

タバコの吸殻

<画像の説明>タバコの吸殻です。虹色業界人たちは暇つぶしの名人ですが,彼らといえども僻地の公園で黙って立っているのは苦痛なのでしょう。

ちり紙の入れ物

<画像の説明>ちり紙の入れ物です。まだ捨てて間もないように見えました。ほかにも土壌に生々しいゴミが落ちていたのですが,あまりに生々しすぎたので掲載は控えました。

テニスコートの秘密

この公園は「多目的公園」と呼ばれているらしく,球技場やテニスコート,さらには屋外プールまでもが併設されています。僻地にあるせいなのか,1980年代後半のバブル期に造られたからなのか知りませんが豪華なのです。

さてテニスコートには,虹色業界人たちが集まると言われています。いったいどんな場所なのでしょうか。

テニスコートの全景

<画像の説明>テニスコートをフェンス越しに撮影してみました。もっと近くに寄ってみましょう。虹色業界人たちは,テニスコートそのものに用事があるのではないのです。

更衣室 テニスコートの入り口

<画像の説明>虹色業界人たちによく荒らされる更衣室です。テニスコートの中に併設されています。管理の手間を省くためなのかテニスコートと更衣室のドアには鍵が掛けられていません。虹色業界人たちは勝手に入った挙句に,そこらじゅうを体液で汚してしまうそうです。まったく困ったものです。

公衆便所

某公園には数箇所に公衆便所があります。今回はそのなかでおさかんと評判の便所を撮影してきました。

公衆便所の全景 個室の壁

<画像の説明>公衆便所の全景と内部です。なんら珍しい光景ではありませんが,虹色業界人に破壊されていました。穴を開けられたらしく,板が貼り付けられていました。板にはさらに穴が開けられていました。ドリルでも持ち込んだのでしょうか。

便所の落書き

<画像の説明>個室の壁です。まるで落書き帳のようでした。

落書きのひとつ

<画像の説明>落書きのひとつです。残念ながらMANAさんに会うことはできませんでした。どうせとんでもない化け物なのでしょうから遭遇しなくてよかったのです。虹色業界人どころか虹色妖怪に違いないのです。

まとめ

僻地の公園はすごく量が多かったです(なぞ)。今夏はどんなドラマが繰り広げられるのでしょうか。また何人の感染者が発生するのでしょうか(毒)。これからも,虹色業界人たちをよく調査する必要がありそうですね。なぜなら私は調査員だからです(再三なぞ)。

<後日談>デジカメのホワイトバランスが合わなくて,色を補正するのが大変でした(しかもうまく補正できていない)。相変わらずFinePix 4800Zを使っているのだが,どうもこのカメラは光の明暗が激しすぎる場面では青かぶれするようです。

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2005-05-03  市内某公園2005春満開

春真っ盛りのある日,市内某公園を調査してきました。写真撮影してきたので説明文を交えてご紹介します。

雑木林

雑木林

<画像の説明>某公園の心臓部とも呼べる場所です。あたりには照明がなく夜間になると真っ暗になります。真夏の深夜ともなると数十人の虹色業界人で賑わいます。普段,雑木林は虹色業界人たちのゴミでとっても汚れています。この日は清掃した後だったのか綺麗でした。ゴミひとつ落ちていませんでした。

東屋内部

東屋内部

<画像の説明>東屋とは公園や庭園にある休憩用の小さな建物です。東屋は虹色業界人の活動地域からやや外れた場所にあるのですが,たまに初心者が分からないでじっとお座りしていることがあります。バーベキューでもしたのでしょうか。火気を使った痕跡が残されていました。

公衆便所

公衆便所の外観

<画像の説明>公園と公衆便所は切っても切り離せません(なぞ)。外観は普通の公衆便所ですが内部はどうなっているのでしょうか。

個室内部

<画像の説明>個室内のあちらこちらに落書きがありました。虹色業界人たちは書ける場所にならどこにでも落書きしてしまうようなのです。私は気になっていることがあります。なぜ虹色業界人たちは筆記用具を持ち歩いているのでしょうか。ここは僻地の公園なのです。簡単なようでまだ真相を調査できていません。虹色業界人たちには,まだまだ謎が残されているのです。

個室ドア

<画像の説明>個室のドアの内側です。ドアの下部が木材の板で補強されていました。一部の破壊的な虹色業界人が穴を開けてしまうからなのでしょう。落書きと同様にどうやって板に穴を開けているのかも,依然として謎のままです。板にはもちろん落書きがありました。

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2004-12-04  マサシくんは三人いた

※2004年8月の調査報告です。これで予告していた調査報告はおしまいです。

市内おさんぽ業界のアイドル「マサシくん」について,いままで分かっていることをまとめておきます。

マサシくんのドッペルケンガー

今年の夏,マサシくんは三人いたことが判明しました(ふめい)。

これまで市内おさんぽ業界には,「マサシくん」と「似非マサシくん」の二人のマサシくんが確認されていました。私は「マサシくんは妊娠しているらしい。どんどん体が成長している」という話をたびたびしてきました。ところがこの話,私の勘違いでした。

間違いに気づいたのは,駅前便所を調査したつぎの日に公園を調査したときでした。その日,駅前便所で恰幅のいいマサシくんと思われる人物を確認していました。ところがつぎの日,某公園を調査していると,ほっそりとしたマサシくんが現れたのです。たった一日では考えられない体重の増減でした。

私は関係のない人をマサシくんだと思い込んでいたのです。何しろ似たような顔で,似たような眼鏡で,似たような服装をしていたものだから,私の識別能力ではマサシくんたちを見分けることができなかったのです。

さて「なぞ」はまだ解明されていません。「3人どころかマサシくんって4人以上いるのではないか」というように,マサシくんのドッペルケンガーが今後増える可能性は十分にあります。じつはみんな兄弟である可能性もゼロではなく(←そんなわけない),今後も観察が必要なようです。

マサシくんはN503i

マサシくんが愛用している携帯電話はN503iです。某河川敷でマサシくんを発見したとき,事前に某出会い系サイトに投稿があったのです。

マサシくんは,「これから行きます」「いま着きました」「まだいるかな?」(実際にはレスがすべて冷やかしでして,だれも来ていなかったのです←なぞ)という具合にマメに状況を報告していました。使用機種が表示される掲示板だったので,使っている機種がN503iだと分かったのです。

N503iは2001年春あたりに発売されたモデルだと思います。マサシくんは新機種が出るたびにころころ買い換えるような,ミーハーな性格ではなさそうです。

マサシくんはEXILE中毒

ここ数年,マサシくんは丸坊主でヒゲを生やしています。今年,某公園で見かけたときに至ってはB系の装いをしていました。私には音楽グループEXILEのヴォーカルを真似しているようにしか見えませんでした。どうやらマサシくんはEXILE中毒らしいのです。無論,さっぱり似合っていませんでしたが。

公園では,草木や土で服が汚れてしまうことがよくあります。あまり凝った服装をしていると初心者にしか見られないものなのです。マサシくんは,あえてこのタブーに挑戦しているのでしょうか。EXILEのコスプレをしてカッコいい自分に酔っているのか,はたまた公園をファッション・ショーの会場と間違えているのか,さっぱりふめいです。いずれにしても,まだまだマサシくんにはなぞが多いと言えます。

余談ですが,以前マサシくんは某ばい菌部屋で徹底的に無視されていました(毒)。私には,マサシくんが「キ印」の扱いをされているようにしか見えませんでした。もしかしたら,マサシくんは内面に問題があるのかもしれませんね(ごめんなさい,言い過ぎました)。

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2004-11-13  僻地の公園・生い先短い人たち―後編―

某公園にて,ばい菌の培養に明け暮れる虹色業界人たちの調査を終えた私は,引き続き別の公園を調査することにしました。

時刻は午前4時,周囲はうっすら明るくなっていました。某公園に到着したのよかったのだが,そこで私は目を疑いました。さっきの公園でばい菌の培養をしていたはずの少女が,目の前のベンチにいたのです。しかも少女は,すでにパパにいたずらされていました(毒)。

私はパパが気の毒でなりませんでした。だってその少女は,ほんの数十分前まで四人の妖怪やらパパとおさかんだったのですよ。シャワーも浴びないで,とても不衛生なのです。ベタベタしていて「汚れ」くらいの騒ぎでは済まないはずなのです。

太陽が昇りすっかり明るくなっていたので,私は帰宅することにしました。その日は衝撃的な出来事の連続でした。おさかん中毒の妖怪,パパ,ふしぎ少女,そしてずうずうしい小熊,みんな仲良しだったのですね(なぞ)。何より,某ばい菌の感染爆発がいまなお進行していることを再認識させられました。

今年の夏は季節を急ぎすぎる人ばかりでした。老いも若きもすごい量でした(再三なぞ)。

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2004-11-13  僻地の公園・生い先短い人たち―前編―

※2004年7月の調査報告です。

沈黙の雑木林

某日,市内某公園を調査してきました。その公園はかなり有名なところでして連日,妖怪やふしぎ少女たちがばい菌の培養をしているそうです。夏季には青少年らによる「狩りのようなもの」も頻発しており(有害)知名度抜群,花形の公園なのです。

22時,調査員である私は某公園に到着しました。生暖かい風が通り抜ける中,雑木林を歩いてみたのだが一見だれもいないかのようでした。ところがよく観察してみると,木々の影に妖怪たちがへばりついておりました。妖怪たちは自然と同化していたのです。「狩りのようなもの」が頻発しているからなのか,この公園の妖怪たちは独自の進化を遂げているのですね。

さて,お集まりになっていたのは確かなのだが,だれも何も活動していませんでした。「まだ時間が早いのかな」と思い一旦,和食ファーストフード店で腹ごしらえすることにしました。

ひとりよりふたり,ふたりより‥‥

某公園はとんでもない僻地にありました。「軽く夜食を」と思ったのだが,近隣に店はなく数キロ離れたところまで行かなければなりませんでした。そのあとコンビニで立ち読みしたり買い物したりで,くつろぎすぎてしまいました。調査を再開した頃には午前0時をすぎていました。

公園に戻ってみると,木のテーブルのようなベンチの上に,二人のふしぎ少女が横たわっていました。その上には妖怪が覆いかぶさっていました。どうやら三人でばい菌の培養をしているようでした。ところがよく見てみると,三人ではなく四人でした。一人は真っ黒な格好をしていたので,よく見えなかったのです。くどいようですが,この公園では自然と同化している人が多かったのです。

妖怪とふしぎ少女たちは,亜硝酸アミル類の入った小瓶を交互に吸引していました。「スーハースーハー」していたのです。一人の妖怪に至っては缶チューハイを飲みながら,おさかん行動に耽っていました。そこまで羽目を外さなければならないなんて,よっぽど私生活が虐げられているのでしょうか。妖怪の日常がとても気になりました。

妖怪たちはかなり派手に行動していたので,周囲には人だかりが出来ていました。そのうち隣で見ていた太目のパパが四人に合流してしまい,五人でばい菌の培養が始まってしまいました。みなさん老い先短いのでしょうか(毒)。憑かれたかのようにばい菌を培養していたので,きっとそうに違いありません(再三,毒)。

小熊の襲来

妖怪たちの不衛生な宴はかなり長い時間,続いていたと思います。その間,私は観察を続けていたのですが,途中で思わぬ邪魔が入りました。突然,「うぉー」という叫び声とともに背後から物体が襲い掛かってきたのです。

とってもブヨブヨしていたので何かと思ったら,物体の正体は若い小熊でした。まったく想定外の出来事でした。私は何がなんだか分からなかったので,「なにするのっ」と言いました。すると小熊は「いいじゃねーか」と言いました。いやはや,小熊の○欲ってすごいんですね(ふめい)。小熊は私の腕を捕まえると,ものすごい力で雑木林に引き釣り込もうとしました。ずいぶん強引な小熊だったのです。もうびっくりしてしまって,小熊を振り切るのに時間が掛かってしまいました。

それでも,なんとか小熊を森に帰し(なぞ)ベンチのある場所に戻ってみると,すでに妖怪たちの姿はありませんでした。あれは幻だったのでしょうか。いいえ,地面にはおびただしい量のちり紙と,チューハイの空き缶が散らばっていました。たしかにこの場所では,さっきまでばい菌が培養されていたのです。大変,恐ろしいことです。

その日,私は引き続き別の公園を調査することにしました。そこでまたまた不衛生な場面を目撃してしまったのです。つづく。

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2004-11-02  おさんぽ練習帳―オバさんは学級委員長―

※2004年7月の調査報告です。

汚された更衣室

某日,市内某公園を調査してきました。その公園にはテニスコートがあり,テニスコートの敷地内には更衣室が併設されていました。更衣室には鍵が掛けられておらず,深夜になると虹色業界人が勝手に入ってしまうという噂です。

深夜0時,私はテニスコートに忍び込みました。もちろんヨコ漏れしに行ったのではありません,あくまで調査が目的です(本当ですよ)。さて更衣室の前まで来たのはいいのだが,なんだか恐ろしくてドアノブを回すことができませんでした。ゴキブリ捕獲器の中を覗くかのような勇気が必要だったのです。更衣室のドアにはすりガラスが張られており,うっすらと内部に潜んでいる人の気配を感じ取ることができました。

「いったい何人,入っているのだろうか」と考え込んでいたら,急にドアが開いたので私は後退りしてしまいました。中から出てきたのは,ちょっと日本人離れした体型の人でして,なぜか上半身裸でした。その人は,しばらく半裸のままテニスコートをうろうろしていました。おそらく見せたがり屋さんなのでしょう。私はテニスコートの入り口まで戻り,離れた場所から観察を続けることにしました。しばらくすると更衣室の中からもう一人出てきました。続けてぞろぞろと三人も出てきました。ずいぶん本格的にばい菌を培養していたのですね。

オバさんは学級委員長

更衣室の状況はだいたい分かりました。私は駐車場付近にあったベンチで休むことにしました。そこには知り合いの某オバさんが座っていました。「テニスコートの更衣室がすごいみたいですね」という話をしたら,オバさんは不機嫌な顔をしてこう言いました。

オバさん 「ああいう場所に勝手に入るのって,良くないと思う

たしかに言うとおりです。さらには「そのうち鍵掛けられちゃうんじゃないのかしら。やっていいことと,悪いことってあると思うの」とも言いました。たしかに言うとおりです(2回目)。私にはオバさんが学級委員長のように見えました。

さて一見,模範生のようなオバさんでしたが,さすが公園の管理人と呼ばれているだけあります。続けざまに「ワタシ今日はもう3人いただいたわ」と下品な話を始めたのです。まったく学級委員長といえども,ばい菌の培養は大好きなのですね(毒)。

六尺褌の人に間違えられた調査員

オバさんと話し込んでいたら,時刻は深夜1時半をすぎていました。「今日はすごい量だった。ネタ満載ね」と,いつものように意味不明なことを考えながら,私は某便所を覗きに行きました。便所にはなぜかさっきの更衣室の人がいました。

ちょっと前までテニスコートを半裸で歩き回っていたのに,諦めたのでしょうか。アロハシャツのような派手な服装になっていました。明るい場所で見ると,全身重度の日やけをしており真っ黒でした。白目だけが浮き上がっているような有り様だったのです。まさに典型的な虹色業界人です。

その人は私に近付くと「あのー,六尺褌の人ですか」と尋ねてきました。どうもこの便所が待ち合わせ場所になっていたらしいのです。もちろん関係ないので「人違いです」と言っておきました。更衣室といい,褌といい,ずいぶんお盛んな公園なのですね。その後,本当に六尺褌の人が現れたのか私には分かりませんでした。

その日の一連の調査で,なぜかくも虹色業界人はばい菌の培養に貪欲なのか,ますます分からなくなりました。公共設備を汚してまでばい菌を培養して一体,何が楽しいのでしょうか。いやはや「謎」は深まるばかりです。本当に謎かどうかはさておき(なぞ)。

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2004-10-12  公衆便所は危険な香り

※2004年7月の調査報告です。

某日,市内某公衆便所を調査してきました。そこは閑静な住宅街の緑地に併設された便所でして,深夜になると虹色業界人が集まるのです。私は便所のちょうど正面にあるベンチに腰掛け,調査を始めました。便所に出入りする人を観察することにしたのです。

私はある人物の行動にイライラしていました。30代後半くらいでしょうか,小柄でスーツ姿でした。その人は便所に出たり入ったり,まったくもって落ち着きがなかったのです。

私は「アナタ,いい年して何を期待しているの?」と思いました。「ああん,もう違う。この便所は出入りしてちゃだめなの。便器にベタっと張り付いていればいいの。ここはそういう場所なの」って手取り足取り教えてあげたくなりました。もちろんそんな迷惑な助言など,するはずがありません。「おさんぽに不慣れな人だったら,勝手が分からなくても仕方ないか」と思いその日は帰ることにしました。

帰宅後,某サイトの掲示板を物色していたところ,奇妙な投稿を見つけました。さっき調査した便所で,K察官から職務質問された人がいるというのです。「危ないからみんな気をつけて」という警告文が掲載されていたのです。私は「あの落ち着きのなかった人がK察官?まさか」と考えながら,ネスカフェ・ゴールドブレンドを啜りました(なぞ)。そして「あの便所で何かあったのだろうか。もっと調査を強化しなければならないな」と次回,調査への意欲を沸き立てたのでした。

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2004-10-10  日やけの真似に潜む罠。調査員,家なき子の危機

※2004年7月の調査報告です。

夏休みのある日,市内某河川敷で日やけの真似をしてきました。なぜ真似なのかというと,15時以降に日やけを試みたからなのです。だれにでも経験があると思いますが,正午から14時頃にかけて太陽光を浴びると痛いくらいに日やけしてしまいます。反対に,その時間帯を避ければ劇的にやけることはありません。なにしろ私がやりたかったのは日やけの真似なのです。真似のつもりが,本当に日やけしてしまったら大変なのです。

「罠」に陥った調査員

私は自転車で河川敷を走り回り,あちこち場所を変えてはゴロゴロしておりました。夕方になりお腹が空いたので,休憩しようとしたときです。私はキーホルダーがないことに気づきました。ポケットの中にも鞄の中にも,どこにもなかったのです。どうやら日やけの真似をしたときに,落としてしまったようなのです。私は「これは『罠』に違いない」と思いました。これまで経験したことのない,強烈なヨコ漏れでした。

「日やけの真似をしていて,鍵をなくした」では,私の夏休みは「ネタ」になってしまいます。なによりこのままでは家に入れません。私は急遽,引き返しキーホルダーを探すことにしました。思い当たるのは,コンビニで水を買ったとき,草むらでゴロゴロしたとき,コンクリートの護岸の上でオラオラしたとき(なぞ)のいずれかです。この3箇所を探して見つからなければ,諦めるしかありません。

コンクリートの護岸には,ありませんでした。私はその場でコンビニに電話を掛けてみました(レシートがあったのです)。店員さんが言うのは,落とし物は届いていないとのこと。こうなると草むらで発見できなければ,私は負けです。(「負け」とか「勝ち」とか,そういう問題ではない気もしますが←なぞ。)

「運」に勝利した調査員

時刻は18時半をすぎており,日が沈みそうになっていました。草むらに到着すると原点を決めて,キーホルダーが落ちていないか探しました。私のキーホルダーにはオレンジ色とグリーン色の札が付けられています。これらは補色の関係であるので,とても目立ちます。もし落ちているなら見落とすはずがないのです。

草むらはとっても広かったので,どこに寝そべっていたのか見当がつきませんでした。走査線を描くように探したのだが,原点からどんどん遠ざかり30mくらい離れてもまだ見つかりませんでした。しかし5分ほど探して,ついにやりました。キーホルダーを見つけました。見つけた瞬間「やったあ」と頭の中に花が咲いたような,とても幸せな心境でした。「となりのトトロ」で,メイちゃんが猫バスに救出されたときの感動を二乗したくらい,嬉しかったのです。(この喩えは訳が分かりませんが,「とにかく嬉しかったらしい」とだけ分かっていただければ十分です。)

私は「今回も私の勝ちのようね」と意味もなく心の中でつぶやくと,草むらから撤退しました。安心したら急にお腹が減ってしまい,近くのジャスコで「うな重弁当」を買って帰りました。

日やけの真似の効果

その晩,お風呂に入ったときに全身を鏡で見てみたのだが,薄っすら日やけしていました。ところが顔から首に掛けては真っ白でした。なぜでしょうか。私は顔と首(耳も)にSPF50,PA+++の日やけ止めを塗って,日やけの真似をしていたからなのです。

顔をやくなんて,そんなの「素人」のやることです(ふめい)。肌の状態というもの,一朝一夕にどうにかできるものではないのです。日々,細かな苦労を積み重ねた結果が,美肌に結びつくのです。「××というクリームを塗ればいい」とか「××というサプリメントを摂取すればいい」なんていう,お手軽なものではないのです。

今回,私が鍵を見つけることができたのも,肌に対する思いやりが通じたのだと思います(意味不明)。これからも,がんばります(再三,意味不明)。

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2004-10-03  小熊との再開

※お断り:この文章は2004年7月の調査報告です。

某日,市内某公園を調査してきました。時刻は23時をすぎており,辺りの茂みにはふしぎ少女らしき人影が見え隠れしていました。

私は公園内の便所を調査することにしました。この公園の便所には「ぬし」がいるわけではないのですが,だからといって便所を無視してよいというわけではありません。いつ便器が大変なことになっていても,不思議ではないのです(ふめい)。

さてそうやって便所を調査したのですが,案の定だれもいませんでした。私は便所を出て,暗い道をとぼとぼと歩いていました。すると前方から丸っこい物体が近づいていることに気づきました。街頭が照りつける明るい場所まで行くと,それが小熊だということに気づきました。小熊は前にも話したことのある小熊でした。どういうわけか再会してしまったのです。またまた小熊は馴れ馴れしく話しかけてきましたよ。

小熊 「この公園って,いつ来ればいいんですか?」

私 「もうそういう時間なんじゃないですかねー」(注意:香山リカ先生風に読むこと)

小熊 「そうなんですか?」

私 「まえにも同じこと訊きませんでしたか?」

小熊 「ええ訊きました。あのー」

私 「はい?」

小熊 「○○○ってくれませんか?」

私「‥‥」

そのとき私は,異次元に引きずり込まれたかのような心境でした。「トワイライトゾーンってこんな感じなのかな」と思いました。だって前にもお断りしたのに,また「○○○ってください」って言われたんですよ。ずうずうしいにも程度というものがあるのです。

私は「向こうの茂みに,(妖怪だか化け物だか知らないけど)何かいたみたいですよ。そっちに行ってみたらどうですか」と小熊に促しました。小熊はにこりと微笑み,茂みに向かいました。その後,小熊がどうなったのかは知りません。おそらく小熊は何をされても平気なのです。パパにイタズラされるようなことがあっても,小熊は寝て起きればすべてを忘れてしまうのでしょう。そのくらい図太い神経をしていなければ,小熊にはなれないのです(ふめい)。

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2004-08-18  あぶない調査,公開○○○○は虫の息

某日,某掲示板に「野外で公開○○○○する」という書き込みがありました。調査員である私は早速,調査してきました。

待ち合わせ場所は,市内某河川敷の橋の上でした。30分早く到着してしまったので,携帯電話でメールを読み返していました。なんでも事前の「ぷろふぃーる」によると180x75x40だそうです。このみっつの数字の明確な定義はありませんが,大柄であることだけは確かなようです。

そうやって橋の上で待っていると,山岳部員のような格好をした人が現われました。背中にリュックを背負って綿のシャツを着て,物々しい靴を履いていました。いまにも山に登ってしまいそうな装いでした。

さて,話によれば公開○○○○は全裸でするのだそうです。ずいぶん本格的なのですね。良い場所があると言うので後をついて行くと,河川敷の茂みに案内されました。どうやらここで公開○○○○するようです。私は事情聴取しようと思い,男性に話し掛けようとしました。ところが男性はあれよあれよという間に服を脱ぎだし,ついにはパンツまで脱いでしまいました。

あまりに展開が急だったので私は動揺しました。男性は妊娠しているらしく,お腹がぷっくりと膨らんでいました。その様があまりにブキミだったので,私は悲鳴をあげたくなりました。まったくブキミな人ほど見せたがるものなのです(再三なぞ)。

男性は靴下まで脱ぎ終えると,その場にゆっくりと腰を下ろしました。そして「それじゃ始めます」という掛け声とともに(おかしなところで礼儀正しいのです),公開○○○○が始まってしまいました。男性はリュックのポケットから亜硝酸アミル類の入った子瓶を取り出し,気化した物体を吸引し始めました。「スーハースーハー」言い出したのです。

最初の「スーハースーハー」から10秒ほど経った頃でした。「きたぁー」という奇声を発した後,さらに吸引の頻度が高くなりました。私は事態の異常さに気づいていました。2分ほど吸引を続けると,男性はその場に横たわったまま動かなくなってしまったのです。死んだ魚のように目を見開き,口をぱっくりと開け,虫の息だったのです。

「やべーよ,コイツ死んだんじゃねーのか?」と私は思いました。ただ見に来ただけなのに,大変なことになったのではないかと焦りました。何しろ傍から見たら薬物自殺しているかのようだったのです。まるで火曜サスペンス劇場の一場面だったのです。

そんな心配をしていたら男性は,すくすくと起き上がりました。どうやら薬が切れたようです。

私 「どうしたんですか?」

男性 「終わりました」

私 「お疲れさまでした」

男性 「‥‥」

男性に「フラフラしませんか」と尋ねてみたところ,大丈夫だと答えました。なんでも喘息の薬を常用している人だそうで,この手の薬物にはとんでもなく耐性があるのだそうです(某脱法薬物に至っては標準量ではまるで効かないそうです)。こうしてその日の公開○○○○は,危なげながら終了しました。

私は少し反省しました。「今日の調査は度が過ぎたな」と思いました。ひとつ間違えたら私が調査されてしまうところだったのです。始めは気づかなかったのですが,後できいてみたら薬好きの人だったそうで(ふめいすぎ),そういう意味でもかなり危険な調査だったのです。

それから私は調査を自粛するどころか,さらに高度な調査活動に進出することになります。その報告は日を改めて。

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2004-08-14  消えていったあの人たち

「お盆だから」というわけではなりませんが,消えていったおさんぽ常連のお話をします。たまに思い出してあげないとね。

Oさん

【生い立ち】 1960代生まれ,身長163cm,小太り。この人は悪人。深夜,大型車で少年を連れ去り,山中で行為を強要したという。要求に応じなければ突然,凶暴になり真っ暗な山中に置き去りにすると言われていた。犠牲者が続出したせいか,若い子のグループが団結して罠に陥れ「駆除」に成功。1997年夏頃,姿を消した。

【調査記録】

【いまだから言える話】 私,この人の車に乗ってしまったことがあるのです(漏れすぎ)。そのときは,山中じゃなくてJR高架下の駐車場に連れていかれました(どっちにしろかなり寂しい場所でしたが)。「ふざけるな」「チョベリバ」(当時はそんな言葉が流行っていました←なぞ)などと罵声を浴びせながら,足をバタバタさせたら「分かったよ」と言って無事,帰ることができました。

某国立大学の大学院生

【生い立ち】 1970代生まれ,身長162cm,ややむっちり体型。人柄は悪くないものの,日替わり定食を食べるかのように連日,不特定多数の人を相手にヨコ漏れしていた。

【調査記録】

【いまだから言える話】 この人,「体液の交換をしないと気が済まない」という類の人でした。元々おさんぽしてはいけない人だったのです。けっこう仲良しだったのですが,忽然と姿を消しましたね。「ばい菌部屋よりも出合い系や公園の方が安全」と言っていたのですが,体液の交換をしていたのでは危険度は変わらないのですよ。

Sくん

【生い立ち】 1975年生まれ,身長170cm,痩せ型。本人曰く16歳のときにばい菌部屋デビューを果たしたという。以来,欲望に身を任せひどく低落した生活を続けていた。某おばさん曰く「あの子はどんな病気を持っているか分からない。だから関わっちゃダメ」だそうで,朽ち果てるのは時間の問題と言われていた。

【調査記録】

【いまだから言える話】 若さという閃光を放った後,跡形もなく消え去った人です。この人の生き様は壮絶であり,お話しているとまるで映画でも観ているかのようでした。「昨日オヤジがシャワー浴びている間に,財布から2万抜いてきた」「セーフでどうとか言ってる奴ってバカなんじゃない?そんなんで気持ちいいわけ?」「みんな東京,東京って,東京に一体,何があるって言うの?何もありゃしないじゃない(まるで長○剛の歌詞)」などなど,私は彼の明言を一生,忘れることができないでしょう。いま生きているのか,死んでいるのか知りませんが,私の記憶の中で永遠に生き続ける人です。

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2004-07-31  『狩り』のようなものに遭遇しました

こんばんは,おさんぽ帰りです。今日は市内K公園を調査してきました。調査中に場違いな若者4人と遭遇しました。私はすぐにその若者たちが某狩り(毒)を目的に公園に来ていることを悟り,急ぎで逃げてきました

去年も似たようなことがありまして,脱出を躊躇していたら若者たちが暴れだし,自転車のライトを盗まれてしまったのです。だから今年は成り行きを観察せずにさっさと帰ってきてしまいました。

「アンタ,妖怪とかふしぎ少女たちを置いてひとり逃げてきたのね。ヒドイ」と思った人がいるかもしれません。「通報」しておこうか迷ったのですが,若者たちは手ぶらだったので殺傷事件までいかないだろうと思い,とくにK察には通報しませんでした。それにこの公園で狩りがあるのは珍しくないので(毒),常連さんたちはそこそこ慣れていますので。

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2004-07-29  出会いすぎて困ってます

こんばんは,夏休み4日目,今日は市内某河川敷で日やけの真似をしてきました。なぜ「真似」なのかというと,紫外線の線量が少ない時間帯を狙ったからなのです(詳細は後述)。私が紫外線対策を励行して,かれこれ6年目になります。以来ずっと白肌を維持してきたのですが,ここにきて「ちょっと冒険してみようかな」と思いました。だって市内某スポーツクラブの常連さんたちって,みんな日やけしているんだもの。私もここにきてなぜか対抗心が出てきてしまったのです。

もちろん,紫外線は有害なので取り扱いには十分に注意しなければなりません。今日は9時から10時,そして15時以降に日向ぼっこしてきました(10時から14時を避ければ過激に日やけすることはないそうです)。おかげで,ちょっと肌の色が変わっただけで「日やけした」というほどには焼けませんでした。私は自己満足できればよいので,真っ黒にならなくてもいいのです。(←相変わらずやっていることが意味不明。)

さて,べつに出合い系サイトに「×××で日やけ(末尾にビックリマークみっつくらい追加)」と書き込んだわけではないのですが,河川敷でゴロゴロしていたら虹色業界人が寄ってきました。かなり焦りました。だって徐に××××を○○して手で○○○始めたのですよ。まったく出会いすぎて困ります(ふめい)。

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2004-06-24  友達が来る前に軽く

某日,市内某公園を調査してきました。自宅から自転車を走らせること数十分,公園に到着したのは23時すぎでした。園内には生暖かい空気が立ちこめ,すでに怪しげな雰囲気になっていました。

この公園は小道に面しており,小道には多数の車が停まります。小道をうろうろしていると,車の窓越しに声が掛かるというわけです。私は早速どんな人がきているか調査することにしました。車の最後尾から最前列にかけて,歩いてみたのです。「アンタ,それって場に馴染みすぎなんじゃ」と思った人がいるかもしれません。勘違いしないでください。あくまで調査が目的です(なぞ)。

さて,そうやって歩いていたら,車のライトが「ピカピカ」と光りました。どうやらお声が掛かったようです。でも私は調査員です。私は決して近付こうとはせず,無視して通り過ぎそのまま園内に戻りました。最初の接触ですぐに「よびましたか」などと相手に駆け寄ってはいけません。まず焦らさなければなりません(ふめい)。みんな焦らされると弱いのです(再三ふめい)。

私が園内に入ったと同時に,車のドアが開閉する音がしました。どうやらさっきの人みたいです。どうやら私は追いかけられているらしいのです。こんなとき逃げ回ってはいけませんし,歩み寄ってもいけません。私は立ち止まり,虹色業界人との対決に挑みました。暗闇から現れたのはなんと「若い小熊」でした。小熊は唐突にこう切り出しました。

小熊 「あのー,○○○ってくれませんか」

小熊のなんの飾りのない一言を浴びて,私は意識が遠のきそうになりました。なんでも小熊はいまお友達と待ち合わせしているのだそうです。友達が到着するまでが「暇」だから,○○○ってほしいのだそうです。なんという,ずうずうしい小熊なのでしょうか(故に「小熊」なのでしょうけれど←なぞ)。まったく相手が小熊でなければ,引っ叩いていたところですよ。こんな状況下からどう抜け出すかは,調査員の力量に掛かっています。

私 「えー,この公園ってもうそういう時期だったんですか。今日はじめて来たからよく知らなかったんだけど」(←白々しい)

小熊 「ぼくじゃだめですか?」

私 「今日は下見に来ただけなので」

すると小熊はすんなり諦めてくれました。いやはや作戦大成功です。私は「もう帰らなければいけない」と思いました。「下見に来ただけ」と言いながら,長居したりまたまた自動車の列をチェックしたりしていたのでは,嘘つきになってしまうからです。「小熊のお友達もやっぱり小熊だったのだろうか」。私はそんなミエナイ小熊に思いを馳せながら帰宅したのでした。

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2004-06-20  マッキーさんのサウナ体験

某日,市内某公園に行ってきました。その日はまだ肌寒いくらいの気温で,園内にはお一人がいただけでした。そのお一人とは公園の管理人と称されるほど毎日,通い詰めているマッキーさん(30代後半,既婚)です。マッキーさんは借金の返済に目処がついたのでしょうか(以前そんな話をきいたことがあったもので)。その日はいつになく明るい顔をしていました。

私はマッキーさんが座っているベンチの隣に腰掛け,しばらく世間話をしました。なんでもマッキーさんはこの頃,某サウナにハマっているらしい。某サウナといえばお昼から妖怪天国,某ばい菌部屋に匹敵するほど地獄絵図という噂です。調査員である私ですらまだ某サウナだけは未調査だったもので,マッキーさんにずけずけと実情を聞き取り調査してしまいました。

私 「某サウナってどういう感じなんですか」

マッキー 「あそこはスゲーぞ。目の前で<以下省略>」

(注:マッキーさんは元体育会系らしく素で野郎コトバです。そこが人気の秘密なのです←なぞ)

私 「(噂どおり『スゲーんだ』と思いながら)混んでいるんですか」

マッキー 「時間に依るな」

私 「何時くらいが混んでいるんですか」

マッキー 「夕方の6時くらいかな。それより早くてもダメだし,遅いとだれもいなくなる」

私 「平均年齢がかなり高いという噂ですが」

マッキー 「そうだ」

私 「あれれ,お年を召した人はお嫌いだったのでは」

マッキー 「一方的になら気にしない」

私 「(『気にしろよ』と内心思いながら)そうだったんですね

マッキー 「ところでさ,○○○(某ばい菌部屋の名前)ってどうなの?」

(マッキーさんは,ばい菌部屋だけはまだ未経験らしいのです)

私 「とんでもない場所ですよ。見ているだけで病気になりそうです」

マッキー 「俺も行ってみてーな」

私 「(『妻子持ちの分際で,行ってみてーなじゃねーよ』と内心思いながら)『虫』やら『病原菌』がウヨウヨしているので,気をつけてくださいね」

――その日はこういった当り障りのないやり取りが続きました(当り障りまくっていた気もしますが←なぞ)。午前0時がすぎてマッキーさんはそろそろ帰るというので,その場で解散することにしました。

いやー,マッキーさんはいつものように「おさかん」だったのですね。ところで私は一つ大事なことを聞き忘れてしまいました。マッキーさんが某サウナの存在を,だれから聞いたのかという問題です。まさか自力で辿り着いたわけではないだろうから,きっと碌でもない人が耳打ちしたに違いないのです。新たな調査課題がまたまた増えてしまったようですね(ふめい)。

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2004-05-12  あぶない路上駐車・調査しちゃうぞ

某日,市内某公園を調査してきました。私はその場所で(J+1)察か(L-1)安か分かりませんが(ふめい),その手の人たちと思われるご活動に遭遇してしまいました。

時刻は22時,園内にはZさんお一人しかいませんでした。さて 公園から少し離れた場所には,某公共施設があります。その付近の交差点にZさんの車(米国製)が停車していました。私が交差点で信号待ちをしていたときのことです。同じく信号待ちしている前方の車から,異常な視線を感じました。それはパパからの全身を舐め回すかのようなおなじみの視線ではなく(そういう視線に慣れているのもどうかと思いますが),強すぎて穴が開いてしまうかのような強烈な視線でした。

私はこれまでに経験したことのない異様な気配を察知し,あたりを見渡しました。そしてその視線がZさんの車に向けられていることに気づきました。

信号が変わると,怪しい車はZさんの車の背後に停車しました。そして二人の男が降りてきました。片方の男は車内を懐中電灯で照らし,何かを探しているようでした。もう片方の男は差し金のようなものを手に持ち,窓ガラスから扉の鍵をこじ開けようとしているように見えました。

私は「車上荒らしだろうか,いいや違うわ。きっと車内に爆発物がないか探しているんだわ」と思いました。その間わずか15秒ほどの出来事だったと思います。車内に何もないことが分かると,男たちは逃げるように車に戻り,車を急発進して立ち去りました。普段は気づきませんでしたが,かのテロ対策とかで水面下で調査活動している人たちが存在するらしいのです。

私はこの出来事を,Zさんに教えてあげようか迷いました。それにしても一体なんと言えば良いのでしょうか。

「あなたの車,交通違反の取り調べを受けていましたよ」では嘘になってしまいます。

「あなたの車,爆発物検査されていたよ」では物騒すぎます。

「あなたの車,『調査』されていたよ」がよさそうです。これしかありません

でも下手に口を滑らせては私が調査員だということが,ばれてしまいます(なんでだよ)。「魔法少女アメージング・ユミ,第46話『すごいヨコ漏れ・魔法がばれちゃった』」は未放送なのです。まだまだ先の予定なのです(ふめいすぎ)。いたずらに時間を進めてはいけないのです(さらにふめいすぎ)。私は黙っていることにしました。

23時頃から,いつものように某公園には人が集まり出していました。そしていつもと同じ光景が繰り返されていました。またあの物騒な調査員たちが,この公園に訪れる日がくるのかもしれませんね。

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2004-02-25  調査員生命の危機

某日,市内某駅前便所を調査しました。その日は調査する時刻が遅くなってしまい,22時をすぎていました。すでに便所にはだれもいなかったのです。私は「まあだれもいないなら,いなくてもいいや」と思いながら,近くの自動販売機で烏龍茶を買いベンチのある場所へ行きました。すると常連Mくんがひとりベンチに座っていました。この場所でMくんと会うのは半年ぶりだったので,隣に座ってお話することにしました。

ところでその日のMくんの様子はなんだかおかしい。どうも酔っぱらっているらしくとっても酒臭かったのです。しかもただ酔っているならともかく,いつもよりMくんの発言が大胆だったので私はヨコ漏れしました。

先月ばい菌部屋に行ってきた

Mくんはしらふでは決して自分のヨコ漏れを話しません。しかし酔っていたせいか,べらべらと生々しい話を始めてしまったのです。

Mくん 「先月さ,ばい菌部屋行ってきちゃった」

私 「ほんと?あそこって病的肥満の巣窟でしょ?」

Mくん 「ぼくそーいうの好きなので」

私 「‥‥(そうだったんだ,知らなかった)」

私 「あのばい菌部屋ってけっこう過激なところでしょ?大丈夫だった?」

Mくん 「オラオラされちゃった」

私 「痛くなった?」

Mくん 「そうでもなかったよ」

私 「‥‥(そういう人だったんだ,知らなかった)」

この前××公園にいたでしょう

Mくんはしらふでは決して他人の話をしません。しかし酔っていたせいか,私の調査活動の目撃談を話し始めたのです。

Mくん 「去年××公園に行ったことあるでしょう。見かけた人いるよ」

Mくん 「このまえ××通の「なか卵」にいたでしょう。黙々と飯食らってるところを見たよ」

Mくん 「このまえ××湯にいたでしょう。見たよ」

私 「‥‥(ぜんぶ見られていたんだ,知らなかった)」

私はMくんが,私の調査活動のすべてを知っているのではないかと焦りました。調査員であるはずの私が調査されていたのですから,これは大変なことなのです。調査員生命に変わる大問題なのです。

私はMくんをぜったいに敵に回してはいけないと確信しました。某所といえども穏やかな生活を送るには,ご近所付き合いをおろそかにしてはいけないのです。

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2004-02-22  調査員の危機到来

こんばんは,先ほど市内某駅前便所を調査してきました。今日はかなりびっくりすることがありました。どうも調査員である私が調査されていたらしいのです(なぞ)。詳しい話は日を改めてします。ではおやすみなさい。

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2004-01-31  おさんぽ練習帳―既婚パパ,借金は二桁―

こんばんは,今日は遅れ馳せながら2003年夏のネタを公開します。「――アンタさ,そんな前の話を今ごろされても――」と思う人がいらっしゃるかもしれません。私はただ予告したとおりに公開しているだけなので,こればかりはどうしようもありません(開き直り)。さて,私には野外系のお知り合いが何人もいます。みなさん毎晩のように市内某公園に集まりじっとベンチに座ったり,ちょこちょこ歩き回ったりときにはヨコ漏れしたりしているのです(毒)。今日はおさんぽ常連の「マッキーさん」という人の生き様の一部を報告します。

「マッキーさん」の予備知識

始めにマッキーさんがどんな人なのか,分かっていることをお話しましょう。マッキーさんは既婚者であり,妻と娘ひとりの3人で暮らしているそうです。年齢は30代後半で見た目は槙原○之に似ています(だから「マッキー」なのです)。私はマッキーさんに「(あなたは)既婚なのにどうして毎晩,公園に来ているのか」と訪ねたことがあります。マッキーさんが言うには「たまたまベンチで休んでいたらそういう場面に遭遇してしまい以後,病み付きになってしまった」のだそうです。まったく何が契機で虹色業界人からを盛られるか分からないものですね。マッキーさんは毎晩22時から翌朝1時くらいまで公園にいます。奥さんには仕事で帰るのが遅くなっていると言い訳しているそうです。

マッキーさんは自分がいままでどういうヨコ漏れをしてきたか,他人に話すことを躊躇しない人です(相手が私だから話してくれるのかも)。マッキーさんの活動をうかがうと私はいつも心が傷みます。某感染症に関してかなり無頓着らしく,危険なおさかん行動をたまにしているようなのです。私は「ヤダ,この人ったら奥さんも子どももいるのに某感染症を患ったら大変(びっくりマークふたつ追加)」と思って度々,感染症の予防を啓発することも珍しくありません。青空教室ならぬ「夜空教室」です。恐ろしいことですが,知らない人は本当に何にも知らないものなのです。

よく勘違いされるのですが,私はただ虹色業界人の調査をしているのではありません。某感染症に対して無防備でありまたその程度が深刻な人に対しては,ついでなので公衆衛生の指導の真似までしています(どこまで本当なのやら)。末端の人を救済することこそが,諸問題を解決に導くと考えているからです。(これ本当は行政かボランティア団体にやってもらいたいですね。もっとも怪しまれないで某所に潜入して,さらには会話までしないといけないので難しすぎるのかもしれませんが。)

某業界誌を買った私

ある日,私は市内某ルミ○ールでB∀DI誌と肌色DVDを購入し,その帰りに市内某公園をおさんぽしました。公園ではいつものようにマッキーさんがベンチにお座りしていました。園内の人影が疎らだったため,私はマッキーさんと雑談することにしました。「こんばんは,今日はちょっと来るのが早いんじゃないですか」などと話し掛けながら,さり気なくマッキーさんの隣に座ったのです(迷惑なことに私はいつもこういうノリです)。マッキーさんはすぐに私が不審な紙袋を持っていることに気づきました。そして「何買ってきたの?」と訊いてきたので,「雑誌と肌色DVDを買ったんですよ」と私は答えました。

マッキーさんはB∀DI誌が見たいと言い出しました。自宅に置くわけにはいかないから,この手の雑誌を買う機会も見る機会もないのだそうです。私は雑誌の包装を解くと「はいどうぞ」とマッキーさんに手渡しました。暗い園内でマッキーさんは食い入るかのようにグラビアページを見ながら――

マッキーさん 「毎月こういう雑誌買っているの?」

私 「普段は買わないけど今月号にはちょっと興味のある人(∀K∀HIG∃少年)が載っていたから買ってきたの」

――などとお話しました。ひととおり雑誌を眺め終わると,マッキーさんは徐々に気分が高まってきたのか「ビデオ見たいなー」と言い出しました。私は「DVD貸してあげようか。毛むくじゃらの作品でよければ(ヨコ漏れ)」と言ったのだが,マッキーさんはDVDを再生する装置を持っていないそうです。「いまどきDVDデッキもないなんて」と私は呆れました。私はマッキーさんの懐が凍り付くほど冷え込んでいることをまだ知らなかったのです。

発泡酒だけが唯一の楽しみなのか

マッキーさんは,いつもベンチに座って発泡酒を飲んでいます。その日も0.5リットルの発泡酒を飲んでいました。私は空き缶を指差しながら――

私 「もしかして一日の楽しみってそれだけ?」

マッキーさん 「そうだ。好き勝手に金使うわけにはいかねーんだぞ」

――などと当り障りのないはずの話をしていました。しかし「やっぱり既婚者って自由に使えるお金がないものなんですね」と話が進んでいくと,そのうち――

マッキーさん 「一時期は借金が三桁あったけど,最近ようやく二桁に減った」

マッキーさん 「いくら働いても金が貯まらない」

――なんだか話が暗くなってしまいました。マッキーさんは少し悲しそうな表情を浮かべてしまったのです。私は励ましてあげなくちゃと思いました。

私 「それでも借金,減って良かったですね」

マッキーさん 「うん」

「マッキーさんって毎晩この公園に来ているけど,内情は大変なんだ」と私はその日,マッキーさんの知られざる私生活を覗き見してしまった心境でした。それにしても私はどうしてマッキーさんの本心を聞き出せたのか,自分でも分かりません。だいたいここは市内某公園のベンチの上です。なぜこんな場所で他人の金銭の苦労話を聞かなければならないのでしょうか。いつものことですが私の「みの○んた」ぶりには驚くばかりです(なぞ)。

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2003-11-24  生物の限界に挑戦する妖怪

午前0時,市内某公園をおさんぽしてきました。気温はおそらく摂氏0度から1度程度しかありませんでした。じっとしていると体の芯まで冷え込んでしまう,ひとつ間違うと凍死してしまうそんな過酷な環境だったのです(←本当か?)。こんなに寒いというのに公園を屯する虹色業界人など存在するのでしょうか。

某公園は自宅から僅か数分の距離にあります。私は凍え死にしないように,まるで雪だるまかのように厚着をして公園を目指しました。公園に到着し園内を一周してみたところなんといました。一人の妖怪がベンチにお座りしていたのです。もちろん公園に来ていたのはその妖怪一人だけでした。私は妖怪の様子をしばらく観察しようと思いましたが,耳が凍傷してしまいそうだったので急いで家に帰りました。

それにしても妖怪の生命力には驚かされるものです。あのような極限状態でも「おさかん」だなんて,まったく妖怪は生物の限界に挑戦しているのですね。そんな妖怪の力強い姿を目の当たりにして今日,私は少し勇気付けられた気がしました(なぞ)。

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2003-08-13  和宏―わたしだけを見て―

12日の深夜,市内某ばい菌部屋の調査を終えた私は引き続き市内某公園を調査してきました。来ていた人を列挙するとアニメオタク,コニー(*1),和宏の3人だけでした。しかし実質の人員は和宏ひとりだけでした。アニメオタクとコニーは自分達だけの世界に入り込んでしまっているらしく,茂みの中で延々と追いかけっこをしていたのです。

アニメオタクは全身ユニクロという装いで,黒い肩掛け鞄をぶら下げていました。きっとあの鞄の中には「おジャ魔女どれみ」のDVDあたりがつまっているのです(なぞ)。まあ,べつにいいですけどね。個人の自由なんだし。対してコニーは全身,脂肪に包まれており頭部に至っては肥大化しすぎて首がありませんでした。今年は冷夏なので肝試しする必要はないのですが,私はコニーを見て冷や汗をかいてしまいました。コニーは食欲旺盛です。きっとあの場でもアニメオタクを捕まえて食べようとしていたんだと思います。怖いですね。

さて,アニメオタクとコニーを尻目にベンチには和宏が座ってしました。私が和宏の前を通り過ぎようとしたとき,和仁は何かを私に訴えかけようとしているようでした。よく見ると股間の上に手を乗せ,チラチラと私にヨコ漏れを見せ付けていたのです。このような誘い方は分かりやすい反面,玄人すぎて玄人には(なぞ)嫌われます。なにより完全に軽犯罪ですよね。私は和宏の前を通り過ぎ,離れたベンチにお座りしました。すると和宏は立ち上がり,私の方へ向かって歩いてきました。「はて何が始まるのだろうか」と思っていると,おもむろに私の隣に座り密着しはじめたのです。

このような誘い方は分かりやすい反面,玄人すぎて玄人には嫌われます(2回目)。私はばい菌部屋の調査を終えてやや気分が高まっていたので(なぞ),和宏の攻撃はけっこうきつかったです。調査員は調査以上の段階に進んではいけません。私は早々と撤退することにしました。オラオラ(ふめい)。

*1 コニーとは,肥満体で精神状態が普通ではない同人女の総称だそうです。詳しくは「押しかけ厨 Oshikake-Chu:http://member.nifty.ne.jp/windyfield/oshikake.html」をご覧ください。

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2003-07-21  夏のばい菌に注意。市内三公園,連続調査《つづき》

《つづき》

「あらら,こんな夜中に妖怪狩りでもしているのかしら」と思っていると,丘の上から叫び声が聞こえてきました。ふと見上げると覆面をした少年達が走り回っていました。どうも少年の集団は複数あるようです。丘の上の少年達も両手に棒状の物体を手にしていました。私は最初,木刀か鉄パイプではないかと思ってしまいましたがよく見ると,猟銃型のエアガンのようです。少年たちはいわゆるサバイバルゲームを楽しんでいたのです。

私は以後,少年達を気に留めることなく調査を継続することにしました。しかしあのような状況下で平気なのは私だけだったらしく,みなさん車の中に閉じこもったままでした。これでは調査になりません。しかも雨まで降ってきてまったく,おさんぽどころではなくなってしまいました。私は雨の中,F公園から行きつけの市内某公園へ移動することにしました。

1:00 市内某公園

某公園に到着した頃には,雨はだいたい止んでいました。辛うじて調査できそうです。「雨上がりとはいえ天気の悪い日におさんぽしている人がいるのか」と尋ねられそうですが,某公園に天気は関係ありません。むしろ少しジメジメしているくらいの方がデキやすいのです(ヨコ漏れ)。

さて来ていた人を列挙したいところですが,あまりに酷いありさまだったので紹介は割愛させていただきます。今日は場末女装(おそらく40代)がズボンを下げたり上げたり,すごく汚いものを見てしまいました。もっとも賞味期限切れで箸にも棒にも掛からないような妖怪が,こじんまりとベンチにお座りしていたとしてだれからも声が掛けるわけがありません。むしろ野蛮にヨコ漏れする方が,妖怪の行動としてはふさわしいのです。

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2003-07-21  夏のばい菌に注意。市内三公園,連続調査

こんばんは,おさんぽ帰りです。今日は市内みっつの公園とひとつの大衆浴場を連続的に調査してきました。自転車で移動したためけっこうな運動量になりました。いま自宅に戻って報告文を書いておりますが,かなり眠たいです。

21:00 市内T公園

最初に自宅から10kmほど離れたT公園を調査してきました。まだ早めの時間でしたが人影がちらほら。私はさっそく茂みに突入しました。すると一人のオジサンがぽつんとベンチに座っていました。でもどういうわけか私は避けられているようです。まあ,べつに避けられてもいいんですけどね。ただの調査なんだし。そうこうしているうちに,私はずいぶん喉が渇いていることに気づきました。自転車で10km移動したからでしょう。体が水分を欲しているのです。私は茂みから脱出し,近くのローソンへ飲み物を買いに行くことにしました。水分補給はマメにしないといけませんからね。公園で飲むのはお茶と決まっています。今日もいつものようにウーロン茶を買ってしまいました。

私はウーロン茶を片手に公園に戻ると,茂みから少し離れたベンチに座って水分補給を始めました。もちろんそんな場面でも調査を御座なりにはできません。どんな人が茂みに出入りしているか,慎重に調査しました。するとなにやら怪しい気配が。私はウーロン茶を手に持ったまま茂みの中に突入しました。すると,さっきベンチに座っていたおじさんらしき人物が(暗くて本当はだれなのか良く分からない)ヨコ漏れしていました。「夏のばい菌に注意して」と私は心の中でつぶやいて(ふめい),T公園を後にすることにしました。

21:30 市内某大衆浴場の前に

市内某大衆浴場は,T公園から1kmほど離れた場所にあります。私はついでにその某大衆浴場も調査することにしました。でもその前になんだかお腹が減りました。近くのラーメン屋で腹ごしらえすることにしました。「腹が減っては――」と言いますからね。私が食べたのは,塩ラーメンと餃子とライス(大)です。この頃,食欲旺盛でちょっと恥ずかしいのですがそんなことを言っている場合ではありません。スタミナのあるものを食べないと,これからの過酷な調査を断行できるわけがないのです。

22:00 市内某大衆浴場

ほどよくお腹が満足したところで,市内某大衆浴場の調査を開始しました。噂によるとこのお風呂には虹色業界人が多数,潜伏しているらしい。私はタオルつきの「らくらくセット」にて風呂券を購入し,浴場へと向かいました。さて,お風呂に入る前にまず体を洗わなければなりません。私は洗い場へ足を運びました。土曜日ですが意外と洗い場は空いているみたい。目ぼしい場所を見つけて,さっさと椅子に座りました。すると,いきなり刺さるような目線が私に向けられました。どうやら右隣,3m先にいるオジサンから発せられているようです。もっとも,たかだか目線程度で動じる私ではありません。ほどほどに洗い上げ,湯船へと向かいました。

この大衆浴場はなかなか大規模な施設で,いろんなお風呂があります。私は薬湯にて体を癒すことにしました。もちろんお風呂を満喫しながも調査は欠かしません。怪しい人を数人見つけたのだが,どれも調査対象外の人ばかりでした。普段,市内某スポーツクラブで整った人たちを見慣れているせいか,目の保養にもあまりなりませんでした(毒)。私は2階にある露天風呂へと移動することにしました。露天風呂は名前のとおり天井がありません。星を見ながらお風呂を楽しめるのです。私は少し調査を忘れて露天風呂でくつろいでしまいました。でも人がまったくいなくて調査になりませんでした。そろそろ閉館の時間みたいだし,今日は引き上げた方がよさそうです。時間は23:30をすぎていました。

24:00 市内F公園

市内F公園は市内某浴場から10kmほど離れた場所にあります。私は自転車を走らせF公園を目指しました。さてF公園についたのはいいのだがなんだか雰囲気がおかしい。遊歩道を歩いていると前方から少年6人の集団とすれ違いました。私は少年達が木刀のようなものを手に持っていることに気づきました。

<つづく>

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2002-06-09  一方通行だったぼくたち

午前0時,市内某公園をおさんぽしてきました。今日の夜風はとても暖かいです。きっと大勢の人たち(といっても半分以上は妖怪)が公園に来るはずです。私は公園を歩く前に近くのローソンでウーロン茶(ローソンのプライベートブランド商品)を購入。園内に入るといつものベンチに腰掛け,茶を飲みながら森林浴しました。初夏の草木の香りはすばらしいものです。普段,空気の良くない場所で生活しているせいか木々に囲まれたベンチに腰掛けて,深呼吸するだけでも大変よい気分になるのです。

さて,私が緑の香りを満喫していると,どこからともなく妖怪がこちらに接近し,隣のベンチにお座りしました。どうやら妖怪はこちらを窺っているようです。それから3分後,妖怪は立ち上がり今度は私の隣に腰掛けました。そしてどうやら一人でヨコ漏れを始めたようです。私は隣に何も存在していないかのように振舞いました。こういう場面で安易に驚いたり逃げたりしてはいけません。何が始まるのかじっくり観察しなければいけないのです。なぜなら私は調査員だからです。妖怪は一人で盛り上がっていました。いつのまにかズボンとブリーフを膝まで下げて,「はーうあーう」という変な声まで出していました。私は「そろそろ逃げた方が良いかな」と思いました。すると突然,携帯電話の着信音が鳴動しました。発信源は妖怪の電話です。妖怪は少し焦った様子で,ズボンを上げるとその場で話し始めました。きっと,ブサイク顔写真掲示板あたりで拾ったブサイクから電話が来たのでしょう。私はベンチから立ち上がり,その場から離れました。

ぷらぷらと歩いていると,前方の茂みの中でだれかがヨコ漏れしているようです。しかし周囲が暗すぎて,肉眼ではだれが何をしているのか良くわかりません。私は近くのベンチに座って傍観することにしました。それから20分くらいして,茂みの中から妖怪Bと妖怪Cが出てきました。「妖怪同士がボランティアするなんて珍しいな」と思いながら,私は茂みの中に入ってみました。すると周囲にはばい菌を培養した痕跡が散らかっていました。やはりヨコ漏れしていたのです。それにしても妖怪Bは逃げ出すかのようにさっさと帰ってしまったのに,妖怪Cはまたベンチにお座りしています。もしかして,妖怪Cは××逃げされてしまったのでしょうか。妖怪同士のボランティアにも駆け引きが必要なのですね。

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2002-05-03  市内某所筆下ろし

※「はみだしヨコ漏れ帳 3 MAY 2002 19:12 『駅前便所,春爛漫』」とお話がつながっています。

駅前便所の調査を終えた私は,駅前から3kmほど離れた某公衆便所へ出向きました。この公衆便所は閑静な住宅街の中心部にあります。数年前にタクシー運転手が殺害され現金が強奪された事件現場に隣接しており,いわば曰く付の便所です。私が到着すると,1台のマウンテンバイクが便所の前に停車していました。私のほかにも調査員がいるのでしょうか。私は便所から少し離れた個所に自転車を停め,便所に向かいました。すると便所の中から一人の少年が出てきました。どうやらマウンテンバイクの持ち主のようです。少年は私に気づくと驚いた顔をしていました。そして一目散にマウンテンバイクに飛び乗り,走り去ってしまいました。少年は50mほど遠ざかると,後ろを振り向き私の様子を窺っているようでした。

走り去る少年の後ろ姿

☆画像の説明:少年の後姿です。別に狙い撮りしたわけではないのですが,便所の前景を撮影したときにたまたま写っておりました。改めて見るとずいぶん暑苦しい格好をしていますね。※<撮影機材>デジタルビデオカメラ:CANON DM-FV2

便所の個室は落書きで埋め尽くされていた

私は少年の挙動を気に掛けながら公衆便所に潜入し,個室の落書きを調査しました。個室の壁は一面,落書きで埋め尽くされていました。私は数年前から落書きの動向を探ろうとしているのですが,落書きの書き換わる頻度が高すぎるのと,この便所は雰囲気がとにかく不気味であまり来たくないという個人的な理由で,分析作業は捗っていません。

落書き1/2 落書き2/2

☆画像の説明:個室に書かれた落書きの一部です。落書きの中には私が調査対象としていない公園での活動を示唆するものが含まれていました。新しい発見です。

ばい菌の培養,始まっていた

某公衆便所の調査を終えると,そこから500mほど離れた場所にある市内某公園をおさんぽしました。まだ夕刻だからでしょうか。園内にはだれもいませんでした。私はすかさず雑木林に潜入しました。すると某ばい菌を交換したと見られる痕跡を確認しました。ばい菌の培養はすでに始まっていたのです。今年はいったい何人の感染者がこの場から出るのでしょうか。大変,恐ろしいことです。

ばい菌交換の痕跡

☆画像の説明:ばい菌を交換した現場の写真です。いちおう修正を入れました(修正してもなんだか分かってしまいますが)。まったくこのような汚物を公共の場に放置するなんて,どういう神経をしているのでしょうか。モノがモノだけに私が拾い上げてゴミ箱に捨てることはできないのです。

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2002-05-03  駅前便所,春爛漫

市内某駅前便所をおさんぽしてきました。連休中のためでしょうか。今日は大勢の方が便所に群がっていました。主要人物を列挙しますと,「正志くん」,「シンゴさん」,「トモカズさん」,「チャウチャウ」,「橋○功」,「相川VII瀬」,などです。今日は私の知らない人が大勢いたもので正直,人員をあまり把握できませんでした。

私はA便所付近のベンチに腰掛けてしばらくご休憩。行き交う人の流れを観察していました。今日はどうも「橋○功」の動きが活発です。氏は買い物をした帰りなのでしょうか。百貨店の買い物袋を下げて,不自然にそこらを歩き回っています。さて私がふと瞬きすると突然,橋○さんの姿が視界から消えてしまいました。「どこへいったんだろうか」と私は不審に思いふと首を左に向けると,なんと橋○さんが隣に座っていました。すごいですね。瞬間移動の技を身に付けていたのですね。瞬間移動は妖怪の得意技です。もしかしたら,橋○さんは妖怪への道を直走っているのでしょうか。しかも橋○さんったら,私に病んだ視線を向けてきます。私はおもむろに立ち上がり某便所へ向かいました。すると案の定,橋○さんが後をついてきました。便所に入るやいなや「これからどうですか?」と持ち掛けてきたので,「間に合ってます」とやんわりお断りしました。

私がベンチに戻ると,橋○さんは徘徊を再開していました。今日はあまりお若い方がいなかったので,橋○さんはきっと苦労されていたのでしょうね。

(どうも私,見た目が怖いのかなんだか知りませんが,「声を掛けると怒られそう」と度々,言われます。実際はそんなことありません。やんわりとお断りしております。)

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2002-04-18  野外系ファッションの謎

すっかり暖かくなり野外散策の季節がやってまいりました。いやー,早いもので私が本格的に野外散策を始めて今年で7年目になります。いままで私は市内某公園に出現するさまざまな妖怪,ふしぎ少女たちを紹介してきました。今年も暇をみてちょくちょく某公園の実態を報告するつもりなので楽しみにしてくださいね。

さて,今日は野外系ファッションの謎について,私なりの仮説が一つまとまったので少しお話しします。以前から気になっていたことがあるのだが,なぜか市内某公園には平日,23時半頃にジャージ姿の人が集まるのです。ジャージを着た人がいるってことは不思議でもなんでもありませんが,あたかも打ち合わせしたかのように23時半頃に集中するのです。しかも,この現象は日曜日には起こりません(土曜日はどうだったか分かりません)。平日だけに発生します。私は2年ほど前からこの現象に気づき,不思議だなと思っていました。

この奇妙な現象の理由を私なりに考えてみたのだが,どうも平日,スポーツクラブ帰りの人が市内某公園に立ち寄っているんじゃないかなと思うのです。施設によりますがスポーツクラブは平日23時頃まで営業しているようですし,日曜日は18時頃には閉館してしまいます。こうやってうまい具合にジャージ姿の人が現われる理由を説明できてしまうのです。もちろん,あくまで仮説です。当事者に尋ねてみれば事実が分かりそうですが,すでに私にはそこまで行動力がありません。どなたか私の代わりに野外系ファッションの謎を解明してください。お願いします。(面倒臭いことは他人任せ。)

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2001-10-21  某便所その後

市内某便所を調査してきました。詳しい話は後ほど。

そういえば,某便器と癒着していたT主任ですが10月の人事で降格されていました。やはり便器に心を奪われた人は悲惨なのかもしれません。

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2001-08-15  某公園のその後

市内某公園をおさんぽしてきました。今日,私が出向いたのは自宅からおよそ12km離れた某B公園です。某B公園は行きつけのA公園よりも,病害虫の被害が深刻ともっぱらの評判。本格的にばい菌が培養されている公園なのです。さて,某B公園へ行くには,片道12kmの距離を自転車で移動しなければいけません。4年前の私だったら,そんな距離を自転車で移動しようものなら酸欠と筋肉痛でどうにかなってしまったものですが,いまでは朝飯前です。大学に自転車で通学するようになってから(往復25km),長距離(中距離なのかもしれない)を自転車で走っても平気になりました。

午前0時,某B公園に到着。私は園内を歩いてみて気づいたことがありました。去年まで園内に鬱蒼(うっそう)と生い茂っていた木々が切り取られて,とっても明るい公園に変貌していたのです。きっと行政が妖怪の悪行に対抗策を講じたのでしょう。しかし,そんな行政の計らいは妖怪たちにとって無力なのかもしれません。園内に散乱するゴミの量は相変わらずでした。園内を明るくしたくらいでは,ばい菌の培養は止められないのです。

あのゴミを火バサミで拾い上げて,病原菌の調査をしたらどんな結果が出るのでしょう。私はとっても興味があります。もっとも知りすぎて不幸になる人が大半かもしれませんですけどね(なぞ)。

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2001-07-28  わたしが超えられない壁

※23:38―タイトルと文章の一部にヨコ漏れガード追加

市内某公園をおさんぽしてきました。今日は某Hさんにばったり会いました。Hさんとは4年前にこの公園で出会ったのですが――まあ,実際には「出会った」なんて素敵なものではなくて,いわゆるその場限りの人というやつです。当時,私は帰り際に電話番号のメモをもらっていたのですが,後にも先にも用事らしい用事はなかったし,年下の自分から電話するのはなんだか気が惹けて,ずっと疎遠でした。

2時間程度,某ベンチで氏と世間話をしました。氏は相変わらず「おさかん」らしい。この頃は出会い系サイトやらを駆使して,とっかえひっかえ自室に連れ込んでヨコ漏れしているそうです。一人目は私の大学の後輩,二人目はふしぎ少女(ふめい),三人目は全身毛まみれのリーマン。独り暮らしの特権を駆使しているというか,行動に節度がなさすぎるというか,まったく自由奔放な私生活を過ごされているようです。

私,こういう人の話を訊くととっても羨ましいんですよ。自分には到底,真似できないことをしているんだから尊敬してしまうほどです。「おさかん」って私にはどうしても超えられない壁なんです。下手に知りすぎているせいか見ず知らずの人とヨコ漏れなんて,おいそれと真似できるものではありません。

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2001-07-20  深海生物との遭遇

午後11時,市内某公園をおさんぽしてきました。今日,来ていた人を列挙しますと,「マ○キー」,「若ふせあきら」,「りな2」,「足長おばさん」,「アオミドロ」の5人です。ほかにも何人かいましたが,存在感のない人は省略させていただきました。さて,私が園内に到着したとき,マ○キーさんが某ベンチにお座りしていました。この人を目撃したのは3月以来はじめてです。3月に見掛けたときは病的にやつれている印象を受けましたが,すっかり元の表情に戻っているようでした。私は少し安心しました。

私も某ベンチに座ってしばらくご休憩。それから10分後だったでしょうか。15メートル先のベンチから悲鳴に似た仕草が発せられました。あのベンチには「若ふせあきら」が座っていたハズです。案の定,その方角から「若ふせあきら」がこちらへ歩いてきました。私は通り過ぎる「若ふせあきら」を観察しました。彼は震えていました。何かとても恐ろしいものでも見たのでしょう。と,まさにその瞬間,私の全身に悪寒が走りました。どうやら異次元の生物(なまもの)がこちらに気づいてくるようです。10秒後,私はその生物の正体を確認しました。俄かには信じられないかもしれませんが,それはヒトでした。その人物は年齢32歳くらいで小太り,小汚い格好をしてました。青色のシャツに青色のジーンズ,5年前に流行ったようなスニーカー。なぜか全身が青色で統一されていました。私はその人物を「アオミドロ」と名づけました。

私も学生の頃はそのような,いわゆるオタク・ファッションをしていた時期があります。でもそれは服を買うお金がなかったからです。三十路になってあの格好はいけません。「アオミドロ」は手にポリ袋を下げていました。袋の中にはCD(コンパクト・ディスク)の硬質容器と思われる物体が入っていました。きっとアニメ声優のCDでも買ったのでしょう。さて,もちろん服装が変とか持ち物が変というだけで,人物を判断することはできません。むしろ野外系では小奇麗すぎる人は敬遠されるものなのです。それでは大切な事柄とはなんでしょうか。それは,仕草や雰囲気です。「アオミドロ」は歩き方,歩く速度が不自然であり,明らかに私たちの理解を超えていたのです。あれでは「若ふせあきら」が逃げ出すのも当然というものです。

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2000-08-20  市内某所が深刻な環境汚染に

※公開が遅れました。

お散歩帰りです。一つ悪い知らせがあります。この頃市内某所は環境破壊が進んでいます。園内が妖怪に汚染されていて,初心者はとても近づけないような状態です。まあ,私はお散歩しているだけだから,どうでもいいと言えばどうでもいんだけどね。さて,今日来ていた人を列挙しますと,「ひげパパ」,「SAM」,「ひろし」,「妖怪1」,「妖怪2」,「妖怪3」,「妖怪4」,「妖怪5」,「ねずみ男」,その他大勢です。ここ数日わけの分からない人が大勢いるもので,とても全員を把握しきれません。しかも妖怪が限度を超えて園内に潜伏していると,なんとなく空気が澱んでいるような気がするんですよね。活気も失せてまるで地獄絵図です。

さすがの私もそのような劣悪な環境には長時間いられないので,さっさと場所を変える事にしました。移動途中,行きつけのローソンで緑茶を購入。私は缶を持ったまま数分歩いて,あまり人の来ない某ベンチに座りました。ここなら多い日でも安心なはずです。

それから10分間くらい経った頃でしょうか,気が付くとひげパパが私の隣のベンチに座っていました。私は今まで瞬間移動は妖怪だけの技だと思っていましたが,どうやら違ったようです。ひげパパは私の反応に気付くと,なにやらベンチの上で仰向けの姿勢になりました。私は「さて,パパは何をするつもりなんだろうか。ああ,星を眺めるつもりなのね。」などと,ひげパパの様子をあまり気に掛けていなかったのですが,そのうちパパはその体勢で何かをお始めになったご様子でした。こういうときに慌ててはいけません。ひたすら無視です。私は絶対に隣を見ないようにして,しばらくオスマシしていました。それから数分が経過して,ふと自縛が解けたような気がしたので隣を見ると,すでにひげパパの姿はありませんでした。

後で気付いたのですが,「ひげパパ」の正体は某ミルクちゃんだったのかもしれません。彼による犠牲者が続出しているのも,ミルクちゃんはよく変装するからなのです。だいたい突然現れたり消えたりって,妖怪にしかできないでしょう。やっぱりミルクちゃんだと思うな。あー,間違ってヨコ漏れしないでよかった(ふめい)

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2000-08-06  ふしぎなミルク

「♪ミルクちゃんミルクちゃん,ミルクちゃんの持ってる♪赤いバイキン青いバイキン知ってるかい?」(深い意味はありません)

お散歩帰りです。今日の市内某所はすごく量が多かったです。あちらこちらでヨコ漏れする人が続出。私たち野外系調査団も圧倒されたほどです。

今日来ていた人を把握できただけ列挙しますと,「大江くん(ちょっとだけ大江○里に似てる)」,「りな(去年の野外散策報告でおなじみの人),「乱○生」,「ミルクちゃん」,「シビックさん」,「パパ1」,「妖怪1」,「妖怪2」,「妖怪3」,「妖怪4」,「サーカスに売られた少女」,「お水(別名,体臭魔人)」,「お水2」,「似非Gさん」(エスジーじゃなくてエセジー)などです。本当はもっとたくさんいたのですが,その人たちにはまだ名前を付けていないので掲載は控えさせていただきます(おかしな呼び名をつけているのはこの私です)。

さて,彼らの行動を時間を追って報告したいのですが,今日は動きが早すぎてすべてを説明できません。ですから,目立った部分を掻い摘んで取り上げます。 最初に「りな」と「妖怪1」が交渉成立。「りな」は「妖怪1」の車でどこかへ行ってしまいました(これはいつものこと)。「パパ1」は「大江くん」に接近。しかし「大江くん」はガードが固いことで有名な人でして「パパ1」の誘いになかなか乗りません。しかも「パパ1」は良識のある人なので強引な行動が苦手。結局「大江くん」の牙城を切り崩すことができません。

その後,「お水1」と「お水2」がわずか数十秒で交渉成立。交渉成立後どうするのかと思ったらみんなの目の前でバイキンの培養。まったく飲み屋系ってどうしてあんなに軽いんでしょうね。しかもこのミズときたら,欲しがり屋さんなだけかと思ったら事後にゴミをポイ捨てしてやがんの。どうして非常識なことが平気でできるんでしょうかね。ま,そーいう下品あるいは極端に幼稚な人間じゃないと飲み屋なんかには行かないんでしょうけど。(無作法な人が目立つだけで,本当は大多数の人が善人だということを私は知っています。)

そんな下品な二人が立ち去ったかと思ったら,ミルクちゃんと似非Gさんが交渉成立。似非Gさんはミルクちゃんの車でどこかへ行ってしまいました。「ミルクちゃん」って‥‥危険人物なのにね。似非Gさんはそのことを知らないらしい。知らないって不幸なことですね。今私にできることは,似非Gさんが数日後あるいは3か月後以降に知りすぎて不幸にならないことをお祈りするだけです。

みなさんも,「♪赤いバイキン青いバイキン」には気をつけてくださいね。「♪ラーララ ラーララ ラーララ ラーラー」(最初から最後まで意味不明)

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2000-08-01  売血淑女

某公園で某人(Nさん)と雑談。この人,相変わらず遊びすぎです。私は彼の話を聞いている間中ヨコ漏れしっぱなしでした。ぼくのヨコ漏れが頂点に達したのは,Nさんの何気ない一言を聞いた時です。

私 「あのぉ,それであなたさまビョーキの心配はないんですか?」

Nさん 「え?失礼ね。ワタシは健康よ。だって献血してるくらいだもの。」

‥‥Nさんは献血しているらしい。あんなにあんなことをしているのに,輸血の逆をしているらしい。まさかがひょっとしたら,これは大変なことです。私はすかさず,「献血はお止めなさい。自分が何をしているのか考えなさい。自分の常識を疑いなさい。」とその場で説教をしてしまいました。

「area MURONO 最近の出来事 #1999-0901-01 あらくれどもの夢の跡」では,私は情報難民の救済に努めているという話をしましたが,今年も啓発活動を継続するつもりです。現実を直視するなら当事者に対する教育が最も効果的だと,私は考えているからです。ピンク産業に牛耳られたマスコミを通じて呼び掛ける程度では手緩いのです。もっと直接的に,汚染源を断ち切っていかなければならないのです。

みんなで某パレードもそれはそれで結構なことです。しかしもっと末端の人に目を向けて,彼らを救ってあげてほしいのです。可愛そうな自分に酔い痴れている暇があるなら,身近な弱者にその手を差し伸べてほしいのです。

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2000-06-04  おさんぽの記録

さきほど市内某所をお散歩してきました。今日は一日中天気が悪かったので,お散歩中も当然雨。雨足が激しくなる中,ぼくは近くの建物の軒下で小雨になるのを待っていました。すると一台の車が私の目の前で停まり,「雨宿りしませんか?」というお誘いが‥‥。一見,その子は若そう(二十歳くらい)に見えたのですが,「まぁ,たまには年下でもいいか(どうせ論外なんだし)。」なんて軽い気持ちでぼくは車に乗り込みました。

私 「靴は脱がなくても大丈夫?」

相手 「はい,土足でも結構です。」

――車に乗る際は土足厳禁だという人が稀にいるので,いちおう尋ねなければなりません。それにしても,私っていかにも場慣れしているみたいでイヤですね。――

<「天気悪いですねー。」とか,そういう慣行の挨拶を済ませた後に。>

私 「こういうところには,よくいらっしゃるんですか?」

相手 「いいえ,ここは今日が初めてです。」

私 「それじゃ他の場所は?」

相手 「えーっと,○○○公園には何度か。でもあそこって,みんな車の中でだまってるだけなんですね。」

――それだけ知っていれば十分。キミ,けっこう遊んでるんじゃん。――

私 「あの場所はね,一度車から降りてちょっと歩いてみる。そうすると声が掛かるから,それから談判するっていうパターンなんだよ。」

相手 「そうなんですか?」

――そうらしいよ。私もあの場所にはあんまり行ったことがない(行きたいとも思わない)から,詳しいことは知らないんだけどね。(^^;;;――

私 「どういう人をお探しなんですか?年齢層は?」(既知でありながら意地悪な質問をしてみる)

相手 「だいたい25歳~35歳くらいが‥‥」

私 「そうですか。失礼ですが(あなたは)おいくつなんですか?」

相手 「××歳です。」

私 「それじゃぼくと同い年ですよ。」

相手 「えっ!!!そうなんですか?」

――オイ,どうしてそんなに驚くんだ。だいたいビックリしたのはこっちの方だぞ。(^^;――

私 「それじゃ(相手に求める)趣味とかは?」

相手 「どちらかというとスポーティな感じの方が。」

私 「活動的に振舞うタイプという意味?」

相手 「はい,そういうことです。文系の人はちょっと(遠慮したいです)。」

――この瞬間,破談が決定したかのように思えました。しかし――

相手 「でも結局大事なのは中身ですよね。」

私 「ふーん。」(某×××くんよりも真っ当な見解だったので思わず関心。たしか某×××くんは,「大事なのは顔とカラダ。」と言ってました(汗)。)

<以下,大した面白い話はなかったので省略。ちなみにヨコ漏れはしてませんのであしからず。>

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2000-05-10  兄貴ぃー,我慢しなきゃだめ?

(タイトル意味不明。「そうだね。もうちょっと我慢した方が楽しめると思うよ。」って再三意味不明)

「多い日が続いています。」など言いながら,帰り際に市内某所をちょっとだけお散歩してきました(本当に通り過ぎただけです)。「今日は誰もいなかった。」と報告したかったんですけどねー,本当のことを申し上げます。一人だけいました。ぼくが勝手にマッ○ーと呼んでいる人です。この人ってどことなく槇原N之っぽいんだよね。「どういうところが?」って「雰囲気が」です。ちなみに,顔立ちは本家○ッキーよりも遥かに整った方なのであしからず。(^^;;;

それにしても――

たしか去年の夏,「自分は妻子持ちだ。」って言っていたけど,だったらもうちょっと自制した方がいいと思うんだけどね。あなたは我慢しなきゃいけませんよ。毎日,帰宅時間が遅い理由を奥さんに何て説明しているの?きっと不審がっていると思うよ。

――私はそんなことを考えながら,岐路を急いだのでした。

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1998-06-15  調子の悪い6月

最近の出来事 「免疫低下」 24 JUN 1997 では,喉が腫れて一日中苦しかったという話をしましたが,6月は具合が悪くなりがちな時期みたいです。

今朝起きたとき口と鼻の中が乾燥しきってました。この時点でイヤな予感がしたのですが,とりあえず朝食はきちんと摂りました。その後,シャワーを浴びながらお髭を剃ったりしたんですけど,もうだるいのなんのって,とっても不快な気分です。学校休みたかったけど午後からは講義が入っていたし,家の中にいても具合悪いのは変わらないだろうから,いつもどおり学校へ行きました。季節の変わり目だからでしょうけど絶対免疫落ちてますね。

でも大丈夫です。真実の愛をこの手に掴むまでは,おいそれと死にはしません。ついでに看病(林檎の皮剥き)してくれる人募集中。(ふめい)

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