2004-12-05 花王クリアクリーン...薬用デンタルリンス―その後―
こんばんは,「花王クリアクリーン プラス ホワイトニング 薬用デンタルリンス」(以後「クリアクリーン」と表記)を使い始めて2か月が過ぎました。今日ようやく使い切りました。この製品の謳い文句は,名前のとおり「ホワイトニング効果のあるデンタルリンス」だったのですが,実際の効果はどうだったのでしょうか。最終報告します。
はっきりいって美白効果なし
あまりに直球過ぎたでしょうか。私はうまいことに歯科医で歯の着色を完全に取った直後から,この製品を使い始めました。製品の良し悪しを判断するのに,都合のいい条件だったのではっきりと分かりました。
最初の1か月間は,たしかに着色汚れに効いていると思いました。ところが1か月をすぎると,徐々に歯に透明感がなくなり,1か月半経った頃には汚れが目立ってきてしまいました。
私はこれまで「アパガード」と「レンブラント薬用歯磨き」の2種類の美白歯磨きを試してきました。このふたつと比較すると,「クリアクリーン」は残念ながら失格です。美白歯磨きらしい効果は認められませんでした。
GUM薬用デンタルリンスとの比較
それじゃデンタルリンスはデンタルリンスでも,美白効果を謳っていない製品と比較したらどうでしょうか。GUM薬用デンタルリンスとクリアクリーンを比較すると,クリアクリーンにはいくらか歯を白くする効果があると思いました。よって宣伝文句はウソではありません。
ただし汚れた歯を白くできるほどの性能はないため,美白歯磨きとしては役に立たないと思います。
まとめ
まとめるには早すぎる気もしますが(ふめい),気づいたことをお話します。
クリアクリーンは,(私が知る上での)美白効果のある初のデンタルリンスということもあり,とても注目していました。ところが実際に使ってみると,さほど効果がありませんでした。おそらく液体だからだと思いますが,薬剤に歯の着色汚れを取る成分が含まれていたとしても,その成分が歯の表面に長く留まることはありません。すぐ唾液で流されてしまうから,余計に効かないのだと思います。対してペーストの歯磨きは,歯にベタベタくっ付くし研磨剤も含まれているので名前のとおり「磨き上げる」ことができます。
おわりに,私がいまいちばん良いと認めている(かつ愛用している)美白歯磨きは,「レンブラント薬用歯磨き」です。一度,こいつを使うとほかの製品が恐ろしく粗悪な感じがしてしまいます。なかなかレンブラントを超えるのは難しいのだと思いますが,今後も各社新製品の開発に専念していただきたいものです。