2010-10-30 リステリン・トータルケア―消毒液の香り―
某日,ジョンソン・アンド・ジョンソンのリステリン・トータルケアを入手しました。
http://listerine-jp.com/lp_TTL/index.html
http://listerine-jp.com/products/total.html
リステリン・トータルケアは,俗にリステリンNo.6と呼ばれており,タイ・カンボジア地域でしか入手できない製品だそうです。今回,日本国内でも手に入るようになったのですが,成分は外国のものと若干,成分が違うらしいです。
それでも,私はこの製品に興味があったので,国内版を試してみました。
消毒液の香り
私は,歯列を矯正していた頃から,液体歯磨きを愛用しています。以前は,GAMデンタルリンスを使っていたのですが,今回,リステリン・デビューとなりました。
使い方の説明を見ると,リステリン20mlを口に含んで嗽をするそうです。(余談ですが20mlというのは,ちょっと量が多めです。)
キャップに薬液を注いでみると,何やら湿布と消毒液を合わせたような匂いが立ち込めました。
リステリン・トータルケアの薬液は,紫色をしています。ぶどうジュースのような色なので,香りもぶどうなんじゃないかと想像してしまったのですが,全然違うのです。
一応,ミントの香りらしいのですが,雰囲気はイソジンに近いのかなと思いました。
焼けるような刺激
つぎに,薬液を口に含んでみました。
液体歯磨きの類は,口に含んでから十数秒間,強くブクブク嗽しなければなりません。
製品の説明には「この製品は,刺激がとても強いです」と書かれていました。あれは,脅し文句ではありませんね。本当に刺激が強かったのです。
ブクブク嗽するたびに,口の粘膜が焼けるかのようでした。口に含んだことを,少し後悔してしまったくらいです。(大げさじゃなくて,本当に。)
それでも,十数秒の嗽を終えて無事,吐き出すことができました。
効き目は抜群
嗽が済んでから,Panasonicの電動歯ブラシとBUTLERの#200歯ブラシを駆使して,歯磨きしてみました。
磨き終えたときの感想ですが,リステリン・トータルケアの後味が悪すぎて,あまりよくありませんでした。ずっと消毒液臭かったのです。
しかし,効き目だけは抜群でした。
夜寝る前に磨くと,朝になってもお口の中がサラサラなのは当然なのですが,朝磨いてからお昼に歯を磨けなくても,夕方,お口はさっぱりしたままでした。
伊達に毒っぽくありませんね。
気になる匂いと味ですが,使い始めてから5日くらいで慣れました。液体歯磨きの類はどれもそうなのですが,最初は「これを口に含んではいけないんじゃないだろうか」と,心配してしまうくらい,刺激が強いものなのです。
慣れるとそのうち良くなってきますから(なぞ),挫折してしまった人がいるのなら,再挑戦してみてはいかがでしょうか。
2006-11-15 Ora2 ステインクリアポリッシュブラシ使ってみました
「Ora2 ステインクリア<略>」は,歯の着色汚れ専用の歯ブラシです。昨晩,市内の薬屋さんで買ってきました。値段は340円くらいだったと思います。⇒商品サイト
使ってみたので感想をお話します。
試す価値ありません
私この歯ブラシの新製品情報を知ってから,ちょっと期待していました。なぜ期待していたのかというと,ブラシの先端の形が長方形だそうで,歯の着色汚れがよく落ちると謳っていたからなのです。「部分磨きに使えるのでは」と思っていたのだが,実際に使ってみたらみごとに期待外れでした。
下顎前歯の裏側を磨きたかったのだが,あまり役に立ちませんでした。ブラシと歯の摩擦はかなり大きく,たしかに汚れが落ちるのですが効果的に磨ける場所は,相変わらず上顎前歯の表面のようです。上顎前歯は,電動歯ブラシを使えばほぼ完璧に磨けます。いまさらこんな場所が磨けるからって,何の役にも立ちません。
それでも,まだ電動歯ブラシを導入していない人には,有用かもしれません。
歯を美しく磨き上げたいあなたへ
これまで歯の美白について,さまざまな製品を試してきました。ここで一度,簡単にまとめておくことにします。
- ブラウンの円形型の電動歯ブラシで磨く
- 研磨剤には「レンブラント」または「スーパースマイル」を使う(レンブラントの方がきれいに仕上がる)。研磨剤のつけすぎに注意
- 歯の表面の着色汚れを落としたいときは,替ブラシの「プロフェッショナルホワイト」を使う
- 歯の裏側の着色汚れは落とし難いはずなので,歯科医で研磨してもらう
- 歯が白くなるということは,少なからず歯が削れているということ。磨きすぎに注意
2006-09-04 花王 薬用ピュオーラ歯磨きを試してみました
薬用ピュオーラは花王の新しい練り歯磨きだそうです⇒商品サイト。市内ジャスコで試供品の入手に成功しました。早速,使ってみたので感想をお話します。
ありがちな泡が立ちすぎる歯磨き
朝の歯磨きに使うことにしました。お道具はピュオーラと「ライオン DENT.EX slimhead 33M」です(余談ですが,この歯ブラシにはキャップがついています。携帯に便利だし,歯ブラシ立てに立て掛けてもブラシが隣の人とくっ付いてしまう心配がありません。)
ピュオーラのウリは「サラサラお口」になることらしい。エリスリトールという糖アルコールが,スッキリ洗われるような清浄感を促すというのです。本当なのでしょうか。
実際に使ってみると,あれよあれよという間に口の中が泡まみれになってしまいました。かなり磨き難いと思いました。使ったあとは確かにさっぱりしましたが,清浄感がとくに優れているのかというと,残念ながら自覚できませんでした。
研磨剤の粒子が恐ろしく粗い
研磨剤の質感は同社の「クリアクリーン」と同じみたいです。噛むと「プチプチ」といった独特の歯ごたえがあります。はっきりいってこれ,エナメル質に悪くないのでしょうか。歯の交合面はともかく,側面には恐ろしくて使えませんでした。
究極を目指したいあなたへ
「お口がネバネバする」「臭いが気になる」という人には,「デンタルフロス→液体歯磨き→電動歯ブラシでブラッシング→仕上げに部分的に手磨き」といった四段階のお手入れをお勧めします。
お道具の選び方を少々。
- デンタルフロス ― ジョンソン・エンド・ジョンソンの製品がいちばん使いやすいし性能もいい
- 液体歯磨き ― ガム・デンタルリンスがおそらく最強。初めて使うときは物凄い刺激が襲い掛かります。「これって毒なんじゃないの?」と思うかもしれませんが,こいつは本当に毒なのかもしれません。でもかなり効きます
- 電動歯ブラシ ― 歯の交合面は往復反転ブラシ,歯の側面は音波歯ブラシが良いと思いますが,2本使い分ける人はあまりいないはず。最近の製品はどれも性能が良いそうなので,好きなのを選びましょう
- 歯ブラシ ― 電動歯ブラシでは死角になってしまう個所を磨きます。子ども用の小さいやつが良いでしょう
2006-05-08 ナショナル・ステインクリーナー
某日,市内ヨドバシカメラで「ナショナル・ステインクリーナー」を発見しました。ステインクリーナーは,歯の着色汚れを物理的に取り除く器具です。⇒商品サイト
今回はカタログを見ただけの感想をお話することにします。いつもなら実際に使ってみた感想をお話するのですが,どうも買いたい衝動に駆られませんでした。
商品の特徴
- 本体の外観は出来損ないの電動歯ブラシ
- 電源は単三型電池1本
- 研磨剤は「ステイン除去」と「仕上げ」の二種類
- 歯の裏側も磨けるらしい
ブランカの真似
歯の美白に興味がある人なら,「ブランカ(Blanca)」という商品をご存知だと思います。⇒商品サイト
ナショナル・ステインクリーナーは,ブランカの類似品のようです。私,いつかブランカの類似品が現れるのではないかと思っていましたが,まさか松下電器が真似するとは。マネシタ電器とはよく言ったものですね。
乱用すると大変なことに
この製品は,乱用すると歯を痛めると思います。二種類ある研磨剤のうち「ステイン除去」の研磨剤は,タバコのヤニ取り剤(ライオン・ザクトライオン)並に粒子が粗いのではないでしょうか。
使う人によって手加減が難しそうです。積極的には勧められない製品です。
いまさらですが研磨剤で磨くと,歯の色は本来の色に戻るだけです。歯質そのものが変色している人は,歯を漂白する以外に歯の色を明るくすることはできませんよ。
関連リンク
2006-03-14 ナショナル デンタルビートプチ EW176Pの感想
いま歯の治療をしているので,仮の詰め物が入っています。詰め物が邪魔をして,歯間にデンタルフロスが通らなくなってしまいました。仕方がないのでデンタルビートプチを使うことにしました。⇒商品サイト1,商品サイト2
デンタルビートプチとは
携帯型のいわゆる「ウォーターピック」です。加圧した水をノズルから勢いよく出すことで,歯の間や歯肉と歯の境目を洗浄する道具です。本体は筒状で,伸び縮みする水槽と一体になっています。単三型乾電池2本で動きます。
私は2001年ごろにデンタルビートプチを購入しました。最近は店頭で見掛けない気がします。
使ってみると
デンタルビートプチの話の前に,まずウォーターピックがどれほど手ごわい道具であるか知らなければいけません。ウォーターピックの特徴を箇条書きにします。
- 初めて使ったときはノズルの向きを操るのが難しい。あちらこちらに水が飛び散ってしまい,慣れるまで洗面所が水浸しになる
- 歯と歯の間の入ってはいけない場所に水が浸入してくる気がしてドキっとする
- 取り除けるのは食べかすだけ。こびりついた歯垢は落ちない
デンタルビートプチの特徴はウォーターピックと同じですが,携帯型であるが故に使い勝手は悪くなっています。デンタルビートプチを使って気づいたことを箇条書きにします。
- 水槽の容量が小さいので,思ったよりも早く水がなくなってしまう
- すぐに電池がなくなってしまう(1週間も持たなかったはず)
- 本体が太いので持ちにくい
- 水圧を調節できない
ついでに私だけかもしれませんが,使っているうちに水槽の蓋が取れてしまいました。たぶん強度が足りないのだと思います。
うまく使うコツ
デンタルビートプチは欠点だらけで,お世辞にも他人に勧められるような製品ではありません。でもひとつだけ他を圧倒する利点があります。それは本体が小さいことです。置き場所に困らないことです。「普段は使わないけれど,歯の治療をしていて普段の歯磨きができない」なんてときはかなり役に立つのです。
デンタルビートプチを上手に使うコツは,欲張ってすべての歯を洗浄しようと思わないことです。すべての歯の表と裏を洗浄するためには,たぶん4回くらい給水しなおさなければいけません。かなり面倒です。歯の一部分に使うのなら,水槽が小さくてもなんとかなります。
2005-10-29 スーパースマイル試してみました
「スーパースマイル」とは米国製の美白歯磨きです。⇒日本語サイト
スーパーモデル,ハリウッドセレブが愛用しているらしいのだが,そんなことは買った後に知りました。
使い始めて1週間経つので感想をお話します。使ってみて「驚き」がありませんでした。私は普段,レンブラントを使っているのだが,レンブラントで磨いた方が歯につやが出てきれいに見える気がします。(なぜつやが出たように見えるのか,未だに謎なのですが。)
スーパースマイルだとつや消しになる感じです。もうちょっと使ってみて,再発見することがあったら続報をお伝えしようと思います。
2005-05-25 BRAUN Oral-B(ブラウン・オーラルB)プロフェッショナルホワイト使ってみました
「プロフェッショナルホワイト」とは,ブラウンの電動歯ブラシの替えブラシです。なんでも着色汚れを落として,白い歯に磨き上げることができるそうです。春頃から店頭に並んでいることは知っていたのですが,あまり効果がなさそうに見えたので試していませんでした。
今日,「フレキシソフト4本入り」を買ってみたら(普通の買えブラシはフレキシソフトという名前なのです),おまけで「プロフェッショナルホワイト」が1本入っていました。自宅にてさっそく試してみたので,気になる効果をお話します。結論を言うと,予想どおりあまり効果がありませんでした。
プロフェッショナルホワイトの特徴
プロフェッショナルホワイトはフレキシソフトとどう違うのでしょうか。まずブラシヘッドが真円ではなく楕円形です。
ブラシヘッドの中心には「ポリッシングカップ」という樹脂で出来た円筒形の突起物が付いています。たぶん歯医者さんで,着色汚れを落としてもらうときに使うラバーカップと同じだと思います。ポリッシングカップは柔らかく,指で触るとふにゃふにゃしています。
ポリッシングカップの周りには,楕円形にブラシが配置されています。ブラシの素材はフレキシソフトと同じです。ポリッシングカップとブラシで着色汚れを落とす作戦のようです。
<画像の説明>左がフレキシソフト,右がプロフェッショナルホワイトです。
使ってみたら
私は前歯部の着色汚れをいつも気にしています。上顎・下顎の前歯部を磨いてみることにしました。歯磨き粉にはサンギの「アパガード」を使ってみました。
磨いてみて驚きました。謳い文句のポリッシングカップがどうも役に立たないのです。ポリッシングカップが歯に接触するのは,交合面(噛み合わせの面)を磨いたときだけです。 ブラシが邪魔をして歯の側面にはまったく届かないのです。
上顎32|23の歯はポリッシングカップで包み込むように磨くことができましたが,フレキシソフトでも磨きやすい場所なのであまり意味がないと思いました。
下顎の頬側(唇側)にはブラシがよく当りました。フレキシソフトよりも着色汚れに有効なようです。
困ったことに歯の裏側(舌側)はまるで磨くことができませんでした。歯の裏側を磨くには,歯に対してブラシヘッドを垂直に当てないといけないのですが,ブラシヘッドの先端はブラシの密度が低いし,毛が長くなっているからうまく当らなかったのです。
磨き終えてみると下顎の頬側の歯はやや明るくなりましたが,ほかは変化がありませんでした。上顎の頬側はフレキシソフトでも十分に磨けるので,プロフェッショナルホワイトの出番はありませんでした。
ここがマズイ
使ってみてまずマズイと思ったのは,ブラシが動く速さです。速すぎます。着色汚れを落とすときには,歯磨き粉が必要です。ブラシが速く動くものだから,歯磨き粉が飛び散ってしまうのです。電動歯ブラシは元々,着色汚れ落しの道具ではないので仕方がないのでしょう。
つぎにブラシが邪魔です。ポリッシングカップだけでも良さそうな気がするのですが,ブラシをくっつけないとだめだったのでしょうか。
それとプロフェッショナルホワイトのほかにも,「フレキシソフト・ブライトグローサリー」というホワイトニング用のブラシが存在しています。商品の住み分けってどうなっているのでしょうか。商品展開が分かりにくいと思いました。
まとめ
プロフェッショナルホワイトという名前ほどの効果は確認できませんでした。たぶん子ども用の小さな歯ブラシを使って,時間を掛けて手で磨いた方が美白効果は高いと思います。 もっとも,私が扱いに慣れていないだけかもしれません。今後,思わぬ効果を発見したら続報をお伝えしようと思います。
2004-12-05 花王クリアクリーン...薬用デンタルリンス―その後―
こんばんは,「花王クリアクリーン プラス ホワイトニング 薬用デンタルリンス」(以後「クリアクリーン」と表記)を使い始めて2か月が過ぎました。今日ようやく使い切りました。この製品の謳い文句は,名前のとおり「ホワイトニング効果のあるデンタルリンス」だったのですが,実際の効果はどうだったのでしょうか。最終報告します。
はっきりいって美白効果なし
あまりに直球過ぎたでしょうか。私はうまいことに歯科医で歯の着色を完全に取った直後から,この製品を使い始めました。製品の良し悪しを判断するのに,都合のいい条件だったのではっきりと分かりました。
最初の1か月間は,たしかに着色汚れに効いていると思いました。ところが1か月をすぎると,徐々に歯に透明感がなくなり,1か月半経った頃には汚れが目立ってきてしまいました。
私はこれまで「アパガード」と「レンブラント薬用歯磨き」の2種類の美白歯磨きを試してきました。このふたつと比較すると,「クリアクリーン」は残念ながら失格です。美白歯磨きらしい効果は認められませんでした。
GUM薬用デンタルリンスとの比較
それじゃデンタルリンスはデンタルリンスでも,美白効果を謳っていない製品と比較したらどうでしょうか。GUM薬用デンタルリンスとクリアクリーンを比較すると,クリアクリーンにはいくらか歯を白くする効果があると思いました。よって宣伝文句はウソではありません。
ただし汚れた歯を白くできるほどの性能はないため,美白歯磨きとしては役に立たないと思います。
まとめ
まとめるには早すぎる気もしますが(ふめい),気づいたことをお話します。
クリアクリーンは,(私が知る上での)美白効果のある初のデンタルリンスということもあり,とても注目していました。ところが実際に使ってみると,さほど効果がありませんでした。おそらく液体だからだと思いますが,薬剤に歯の着色汚れを取る成分が含まれていたとしても,その成分が歯の表面に長く留まることはありません。すぐ唾液で流されてしまうから,余計に効かないのだと思います。対してペーストの歯磨きは,歯にベタベタくっ付くし研磨剤も含まれているので名前のとおり「磨き上げる」ことができます。
おわりに,私がいまいちばん良いと認めている(かつ愛用している)美白歯磨きは,「レンブラント薬用歯磨き」です。一度,こいつを使うとほかの製品が恐ろしく粗悪な感じがしてしまいます。なかなかレンブラントを超えるのは難しいのだと思いますが,今後も各社新製品の開発に専念していただきたいものです。
2004-10-03 花王クリアクリーン プラス ホワイトニング 薬用デンタルリンス
ずいぶん長い名前ですね(なぞ)。市内某薬局で花王の液体歯磨きを買ってきました。なんでもこの液体歯磨きには歯の着色汚れを落とす効果があるそうで,「これは試してみなければ」と思ったのです。早速,使ってみたので感想をお話します。
蓋を開けると林檎の香り
私が驚いたのは,薬液が林檎の香りを放っていたことでした。確かに宣伝では「リンゴ酸」の効果で汚れがよく落ちると謳っています。しかしながら,有効成分を抽出したものに香が残っているのはなんだか不自然です。成分表示を注視してみると「香料(アップルミントタイプ)」が使われているそうです。わざわざ香を付けているのですね。
ほのかな刺激
香はおいしそうでしたが,刺激は普通の液体歯磨きでした。この手の製品を使ったことがある人なら分かると思いますが,液体歯磨きにはピリピリっとした刺激があるものなのです。余談ですが,サンスターGUM歯磨きに至っては,まるで毒物かのような強烈な刺激が口腔内を襲います(もっとも,強烈なだけあってこいつがいちばん効く気がしますが)。
さて「クリアクリーン――」はあえて分類すると低刺激型らしく,初心者でも安心なようです。うがいした後に歯を磨くと,とてもさっぱりした感じになりました。
気になる効果は
肝心の着色汚れに対する効果ですが,まだ分かりません。これから1か月くらい使い続ければはっきりすると思います。もしこの製品で着色汚れ対策ができるとしたら,快挙です。というのも私の知る限り,液体歯磨きで着色汚れが落とせる製品は,今までなかったので。
気になるのは,価格が安すぎることかな。それから「リンゴ酸」といえども「酸」なので,単純に考えるとエナメル質に悪い気がします。
【追記 1 NOV 2004】 使い始めてだいたいひと月が経ちました。毎晩寝る前に使っているのだが,たしかに歯の着色汚れを防いでいるように見えます。ただレンブラント薬用歯磨きの効果と比べると,やや歯の透明感がなくなった気がします。磨きの足りないガラスのコップのような感じなのです。落ちない汚れがあるのでしょうか。引き続き使ってみますね。
2003-11-09 レンブラント薬用歯磨き買いました
夕刻,市内某薬局に行ってきました。「米国Den-Mat社」の「レンブラント薬用歯磨き」を購入するためです。私,以前はサンギのアパガードを使っていたのだが,どうも研磨係数の高さが気になっていました。明らかにザラザラしているのです。そこで研磨係数がいちばん低いと評判のレンブラント歯磨きに変えることにしたのです。余談だがサンギのアパガードにも「アパガードロイヤル」という研磨係数の低い製品が存在します。でも,普通の薬局では入手できないし評判も分からないので今回は見送ることにしました。
早速レンブラント歯磨きを使ってみましたよ。歯磨き剤が鮮やかなエメラルドグリーン色で何だか毒っぽかったもので,軽くためらいました。研磨剤は入っていないらしく粒状感はまったくありませんでした。気になる効果はまだ分かりません。レンブラント歯磨きを使うと数日間で歯が2シェード明るくなるらしい(という宣伝文句を以前見掛けましたがこの頃は謳っていないようです)。でも1回や2回使ったくらいですぐに効果が出たら気持ち悪いものです。それに私,定期的にプロフェッショナル・クリーニングで歯の着色を取っているので,歯磨き剤は状態を維持する程度の効果しかないのです。
それにしても優れた歯科用製品とコンピュータ・ソフトウェアと人殺しの道具は,やっぱり米国製ですね(毒)。国産品だとどうも温くていまいちなのです。私が良いものを知らないだけかもしれませんけどね。
【追記】 レンブラントで磨いた歯の画像は「差し歯入りました」にあります。
2002-10-13 ナショナル・音波振動ブラシ・EW1011-W使ってみました
某日,市内ヨドバシカメラで「ナショナル・音波振動ブラシ・EW1011-W」を購入しました。価格は8,480円(消費税込みで8,904円)でした。いままで私はブラウンの電動歯ブラシ・D9011を使っておりましたがこの度EW1011-Wに変えました。気になる使用感を報告しましょう。
第一印象は「磨き難く作動音がうるさい」
私は5年間ブラウンの往復反転式電動歯ブラシを使っていました。このブラシの形状が円形だったせいか,はじめEW1011-Wの山切りブラシにとんでもない違和感がありました。第1臼歯と第2臼歯の歯間にブラシが届かない気がしましたし,この形状で交合面を本当に磨けるのか甚だ疑問でした。私の歯列は矯正済みなので理想的な位置・角度に調節されています。それなのに磨き難いっていったいどういうことなのでしょうか。私は少し訝って歯垢染色剤で磨き残しがないか調べました。すると意外にもきちんと磨けていました。交合面も歯間も完璧です。 磨き終わったあと歯の裏側を舌で触った感触は,EW1011-Wがやや良いくらいでしょうか。D9011で磨いてもそれなりにツルツルしますので極端な差はないように思えます。【追記 16 FEB 2004】 ブラシはマメに変えたほうが良さそうです。ブラシが古くなると途端に磨き残しが出るみたいです。
さて,使ったことがある人なら分かると思いますが音波・超音波歯ブラシは作動音が独特です。往復反転式の電動歯ブラシはモーターの回転音がしますが,音波歯ブラシはけたたましい振動音がします。使用中500Hzくらい(本当は何Hzなんでしょうか)の「ウー音」が洗面所にこだまするのです。動作原理上,作動音を抑えるのは難しいのかもしれませんが,なんとかしてもらいたいものです。
短時間できれいに磨けるからびっくり
EW1011-Wを使うようになって歯磨きの時間を短縮できました。D9011を使っていたときは,下顎前歯の裏側と第2臼歯,第3臼歯の奥だけ普通の歯ブラシで磨いていました。どうも往復反転ブラシだと磨き難い気がしたからです。とくに下顎前歯の裏側を磨くと歯肉がえぐれてしまう気がしたので使用を控えてしました。EW1011-Wではとくに磨くと危険な個所はなさそうです。よってブラシを使い分ける手間が若干,省けました。
私が「ウルティマ超音波」を選ばなかった理由
音波・超音波歯ブラシの先駆けといえばウルティマとソニケアです。EW1011-Wはいわば二番煎じの製品なのです。
私はなぜ本家・元祖を選ばずに二番煎じのEW1011-Wを選んだのでしょうか。実は最後まで悩みました。ヨドバシでソニケアは扱われていなかったので,ウルティマ超音波とEW1011-Wのどちらを選ぼうかと私はずいぶん葛藤しました。
私の決断を促したのはウルティマ超音波のパンフレットのある一文です(以下,引用)。
水中にて電動歯ブラシ3種類についての細菌の破壊状況の検証。歯から採取したエラメル質(歯の表層の組織)に虫歯菌を培養し、5ミリ離れた位置から歯ブラシを3分間作動させ、細菌の変化状況を走査型顕微鏡で調べました。
この実験結果によれば「超音波歯ブラシでは菌の連鎖・不溶性グルカンが破壊される」としています。つまりウルティマ超音波は菌の除去能力にすぐれていると謳っているのです。しかしこの実験結果には罠があります。電動歯ブラシで歯一本を3分間もかけて磨くひとはいません。私は一人の消費者として,こういったあり得ない場合の効果を主張して消費者を欺こうとする企業の姿勢に疑問を感じました。手口が悪徳に見えたのです。
EW1011-Wには背伸びしたところがなかったので,結果として好印象だったのです。あとEW1011-Wは消耗品が安価なのも魅力的でしたしね。
2000-08-31 禁断の底蓋からの開放。プラークコントロールウルトラを甦生させる―前編―
最初に3年前の話を持ち出すことになります。「最近の出来事 #1997-1027-01 電動に魅せられて(←なんだか若さみなぎる文章)」では電動歯ブラシを購入したという話をしましたが,その電動歯ブラシをついに壊してしまいました。きっかけは5日前,使用中に手が滑って床に落としたことから始まりました。落下の衝撃で内部の部品が破損したらしく,電源を入れると不審な音を立てるようになってしまいました。ただこの段階では,変な音がするだけで使用には差し支えありませんでした。本当に壊してしまったのは昨日。電動歯ブラシを分解したくて(したくてどうしようもなくて),私は禁断の底蓋を開けてしまったのです。
「BRAUN Oral-B Plak Control Ultra D9011」を分解するには,底蓋を時計回りに60度回せばよいそうです。でも元々分解することが想定されていない構造らしくて,取扱説明書には「分解すると修復不可能です。」という注意書きが書かれています。実際に底蓋を60度ほど回してみたのですが,それではなかなか外れず,720度くらい回してしまいました(すなわち2回転)。どうもこれがいけなかったらしい。確かに分解できましたが(「音」の原因になっていた部品も特定できた),その際に誘導コイルと充電回路を繋ぐ導線を切ってしまいました。これがどういうことかというと,二度と充電できなくなってしまったということです。しかし断線の程度をよくよく観察すると,自力で修理できそうです。すぐに修理しようと思い立ちましたが,悪いことに工具一式をゼミ室に置いていたので,その場ではどうすることもできませんでした。
ところで電動歯ブラシがこの状態では使い物になりません。私は途端に,「今晩歯磨きできない」という不安に駆られ,大急ぎでヨドバシで全く同じ製品を購入してしまいました。いつの間にか私は,プラークコントロールウルトラなしでは生きていけない体になっていたようです。――後編につづく。
【追記 4 SEP 2000】 BRAUN Oral-B Plak Control Ultra D9011のヨドバシでの販売価格は4,980円(税別)でしたが,後日東急ハンズへ出向いたところ3,980円(税別)で売ってました。
1997-10-27 電動に魅せられて
電動歯ブラシをゲットしました.知っている人は知っていると思いますが、ぼく、歯列を矯正しているんです.今、口の中に入っている装置は、マルチ・ブラケットといって、いわゆる針金のゴチャゴチャしたやつです.この装置は恐ろしく汚れるので、歯磨きに時間が掛るんです.
予防歯科の先生が言うには、歯磨きの時間は、20分くらいでだいたいきれいになるらしいんだけど、とても20分じゃ足りません.本格的にきれいにするなら、1時間は掛ってしまいます.この時間を、短縮したかったので電動歯ブラシを導入してみました.
電動歯ブラシは、前評判のあるBRAUN Oral-B Plak Control Ultra D9011(ドイツ製)を選びました.噂どおりでこれはスゴイっすよセンパイっ(だれに話し掛けているんだろう?).とくにサンギのアパガードと併用すると、歯の汚れ(紅茶のシミとか食べ物の色素)も完璧に落ちてしまいますね.手で磨くのとは別次元の感覚です.もっとも、歯がきれいになるっていうのは、歯を少なからず削るからきれいになるという事実があります.つまり磨き過ぎはよくないんですね.だから、ぼくの場合はかみ合わせ部分(エナメル質の層が厚い部分)にはペーストを使って、歯の側面個所は、ペーストなしで磨くようにしています.たぶん、これで問題ないハズっす.(このあたりの事情を、一般人は理解していないらしい)
いやいや、40分弱の時間で歯磨きを完了できるようになりました.大幅なスピードアップですねー.