2005-06-27  ハーゲンダッツをおいしく食べたい

私がバニラアイスの硬さと戦い,勝利するまでの記録です。

はじめてのハーゲンダッツ

某日,市内ジャスコでハーゲンダッツ・パイント・バニラを購入しました。だれでも見たことがあると思いますが,小さなどんぶり大の容器に入っていてお皿に盛り付けてから食べるアイスクリームです。

お恥ずかしながら私,この手のアイスクリームを一度も買ったことがありませんでした。だって高いのです。でもその日は「自分へのささやかなご褒美に」と思って購入してしまいました。普段それだけ抑圧された生活を送っているのです(そんなことはどうでもいいことですが←なぞ)。

アイスクリームが硬すぎる

その日,寝る前にアイスクリームを食べることにしました。アイスクリームは容器にびっしり詰まっているので,まずべつの器に食べる分だけ盛り付けなくてはなりませんでした。

私は,カレーライスや炒飯を食べるような普通のスプーンを使って盛り付けようとしました。するとどうでしょう。まるで歯が立ちませんでした。噂には聞いていましたが,とんでもない硬さだったのです。スプーンを無理やり押し込んで,無理やり抉り取るようなありさまだったのです。おかげでアイスクリームを盛り終わる頃には,内出血で手のひらが紫色になってしまいました。

私は「アイスクリームのくせに生意気」と思いました(ふめい)。そしてアイスクリーム屋さんでよく見かける,アイスクリームを盛り付ける器具(名前は知らない)さえあれば,この勝負に勝てるはずだと思いました(再三ふめい)。

アイスクリーム・スコップとの出会い

後日の夕刻,市内東急ハンズに行ってきました。アイスクリームを盛り付ける器具は,「アイスクリーム・スクープ」という名前だそうです。売場にあったアイスクリーム・スクープは大きさが3種類あり,どれもバネ仕掛けで掬ったアイスクリームを切り離す仕掛けになっていました。しかしどうも本体が大きくてハーゲンダッツの容器に入るように見えませんでした。

私は「これって罠に違いない」と思いました(なぞ)。そして隣に「アイスクリーム・サーバ」と「アイスクリーム・スコップ」というべつの器具があることに気づきました(余談ですが「サーバ」と「スコップ」は商品名で一般名はスクープなのだと思います)。その中で「スコップ」が良さそうなので買うことにしました。

自宅に帰り,さっそくアイスクリーム・スコップを使ってみました。説明によるとアイスクリーム・スコップを使うと,簡単にアイスクリームを盛り付けることができるらしい。実際にやってみると,たしかに普通のスプーンよりはマシでしたが,腕力がそこそこ必要なのは変わりませんでした。それでも手が痛くなりませんでした。作戦は大成功だったのです。

この器具は,鳥のくちばしのような独特の形をしています。先端でアイスクリームの生地を繰り返し引っ掻くと,雪だるまが成長するかのように丸いアイスクリームが生まれるのです。ガラス容器に盛り付けてみたら,いちおうそれらしい格好になりました。

バニラアイスに勝利したという無意味な満足感も相まってか,前日に食べたアイスクリームよりもおいしく感じました。しかしその後,容器に残ったアイスクリームたちがとんでもない事故に遭遇してしまったのです。(続くかどうかは知らない←ふめい。)