2006-08-12  社会人として大切なことはすべて駅前便所で教わった

某日,市内某便所を調査してきました。平日の昼間にも関わらず,便所の前に置かれたベンチではパパたちが世間話していました。「そんな時間から便所に来てる人って,おかしいんじゃないの?」と思った人がいるかもしれません。意外とそうでもないのですよ。定年退職したパパは一日中,暇みたいですし会社をさぼって顔を出すパパも珍しくないのです。

私は便所の調査を終えたので,帰ることにしました。老人会と化した便所に用事などあるわけがないのです(ふめい)。構内の連絡通路を歩いていたら,便所から離れた場所にある喫煙所で,顔なじみのパパを見つけました。

なぜこんな場所にいるのでしょうか。不思議だったので私はパパに尋ねてみました。パパの話を聞いて私は耳を疑いました。パパは「あの人たちと一緒にされたくないんだよね」と言ったのです。普段は温厚なパパなのに,しごく真顔でそんなことを言ったものだから驚いたのです。

そのパパは,駅前便所のゆかいな仲間たちと一緒に行動していることが多いです。てっきり仲良しだと思っていたのですが,上辺だけの付き合いだったのかもしれません。人が集まれば,自ずと社会が形成されるものです。便所系といえども対人関係の摩擦は避けられないのでしょう。

「社会人として大切なことはすべてディズニーランドで教わった」なんて本がありましたが,「――すべて駅前便所で教わった」と置き換えても,まったく同じことがいえるのかも知れません。どう拡大解釈すれば同じだと考えられるのか,定かではありませんが(なぞ)。