2015-11-15 駅前便女物語―カランコロンの色眼鏡―
某日,市内某駅前便所を調査してきました。
私は,いつものようにお昼ご飯を食べ終えると,某マクドナルドへ「ノマド・ワーキングの真似(あくまで真似です)」をしに行くことにしました。
その途中,ある駅前便所の近くを通ったもので,ついでに便所を調査してみることにしました。
平日の昼間でしたので,便所は閑散としていました。そんな中,ある小便器に便女の姿が。少女は便器に張り付きながら,首を盛んに左右に振っていました。
私は,小便器の状況はだいたい分かったつもりになったので,つぎに便所の個室を調査したのですが,不審な気配はありませんでした。
「真昼間ならこんなもんかしらね」などと思いながら,便所の出入り口へ向かおうとしたときの出来事です。
さきほどの小便器に張り付いている少女の姿が目に入ったのですが,どういうわけか少女の顔から眼鏡が落下して,小便器の中へ落ちていきました。直後,「カランコロン」という乾いた音が,便所中に鳴り響きました。
眼鏡が落ちたのは,一瞬の出来事だったのですが,私の目には,とてもゆっくりと眼鏡が便器に吸い込まれていくように見えました。
少女は,びっくりしながらもすぐさま便器から眼鏡を拾い上げました。そして,手洗い場で,眼鏡を必死に洗い始めました。
普段,眼鏡を掛けている人なら分かると思いますが,眼鏡は,よほど激しい衝撃を加えない限り,勝手に顔から外れて落っこちるなんてことはまずありません。少女は,余所見しすぎていたのかもしれませんね。
さて,眼鏡を満足するまで洗い上げた少女は,何もなかったかのように眼鏡を掛け直して,さっきの小便器で「続き」を始めました。
私は,「この子は,本物の便所中毒だわ。将来有望ね。いや,手ぐすね引いて待ち構えているものは,絶望かしら(なぞ)」と思いながら,帰ることにしました。
2014-10-13 駅前便女物語―便所パパ,呆れた私生活―
私は,ほぼ毎日,市内某駅ビルのコーヒーショップで,ノマドワーキングの真似をしています。(あくまで真似なんですけれど。)
コーヒーショップに「出勤」する時刻は,朝の8時半ごろです。
その駅ビルには,過去にたびたびお話している某便所があります。
ノマドワーキングの真似を終えるのは,だいたい10時ですので,コーヒーショップから出て,某便所を軽く通過することがあるのですが,みなさん,朝の駅前便所ってどういう様子かご存知でしょうか。
パパたちが,朝から集まっているのです。
詳しく調べたわけではないのですが,「朝から昼」と「昼から夕方」のシフト制になっているようです(なぞ)。話の雰囲気では,早い人は,朝の7時台から来ているみたいなんですよね。
朝から集まっている理由は,きわめて単純。ほかに何もすることがないからのようです。
それでも,背後に底知れぬ心の闇を感じるので,NHKの「クローズアップ現代」あたりで取り上げてほしい題材です。まあ,真相が解明されてしまったら,便所が取り壊されるんじゃないかって気もしますけれどね(再三なぞ)。
2008-02-17 駅前便女物語―監視された調査員―
某日,市内某駅前便所を調査してきました。あくまで調査が目的です。
だれが便女か分からない
私が駅前便所の調査を始めて,かれこれ10年以上になります。ところで最近,便所の調査をほとんどしていません。何か嫌な思いをしたわけではないのですが,自然と足が遠退いてしまっているのです。
その日の調査は散々なものでした。便所に出入りする少女たちをまったく把握できなかったのです。知り合いのパパたちから「あの子そうだよ」「この子もそうだよ」と教えてもらわないと,だれが便女か分からない状態でした。
まるでコトバの通じない世界に来てしまったかのようでした。何ごとも疎かになると,能力が衰えてしまうものなんですね。どうでもいい能力なので,べつに衰えても構いませんが(なぞ)。
すぐに立ち去る人々
ひさびさに便所を調査して気づいたことがあります。みなさん,滞在時間が極端に短いようなのです。どうしてなのでしょうか。
便所の前には大きなベンチが置かれています。以前であればみんなそのベンチに座って,便所に出入りする人を物色していたものなのです。
今ではベンチに座る人はほとんど存在しません。どの少女も妖怪も,便所に出入りこそしますがベンチを素通りしてしまうのです。なぜなのでしょうか。私はひょんなことからその理由を知ってしまいました。
監視された調査員
私は近くの自販機でウーロン茶を買って飲むことにしました。ペットボトルをラッパ飲みしたとき天井が視野に入ったのだが,「あっ」と思いました。天井に監視カメラが付いていたのです。しかも360度すべてを撮影できるカメラのようでした。以前はそんなカメラありませんでした。
道理でだれもベンチに座りたがらないわけなのです。少女たちがカメラの存在を知っているのか知らないのか,定かではありませんが,おそらく野生の勘で危険を避けていたのだと思います。便所系ってそういう生き物なのです(←本当かどうか分からないけれど,たぶんそう)。
それにしても私,調査員のくせにばっちり監視カメラに撮られてしまいましたね。いやはや大失敗です。激しいヨコ漏れです。でも駅前便所に来たのは久しぶりだったし,便所に出入りしたのは1回だけなので何ともないはず。何ともあったら,いまこうやって報告していません(なぞ)。
いずれにしても,今後は天井に気を付けないといけませんね。「天井に目あり」なのです。
2007-08-04 援助交際マニュアル2007―パパ転がしの実態―
先週,市内某公園で少女たちとお話する機会がありました。少女たちから生々しい証言を聞き出すことができました。以下,某所における援助交際の実態です。
あのパパは××円
私はこれまで,市内駅前便所の話をたびたびしてきました。少女とパパが価格交渉をしている場は,まさにその駅前便所だそうです。(以前からそういう場所だって知っていましたが。)
少女たちが口にしたパパの名前は,とっても衝撃的でした。駅前便所には常連のパパが数人います。なんとパパ全員の名前が出てきたのです。しかも少女たちは情報交換し,パパがいくらまでならお金を払うか,正確に把握しているそうです。
物事には適切な価格,「相場」ってものがあります。相場を知ることはとても大切です。相場より高すぎると鼻で笑われるし,だからといって安すぎると「この子,何にも知らないんだな」ってことになります。結果として,安く買い叩かれてしまうものなのです。
パパ同士の争い
少女たちはパパたちを格付けしています。当然ですが,お金をたくさんくれるパパほど人気があります。お金を払うパパには,少女を選ぶ権利が発生します。力関係を考えれば当たり前のことですよね。対してお金を一銭も払わないパパもいます。いわばこの「無料パパ」が,有料パパに嫉妬することがあるのだそうです。
ある日の出来事です。無料パパが少女と交渉していると,お金の話になったそうです。無料パパはたちまち機嫌が悪くなり,「あそこに座ってるババアのところに行けば?あの人ならお金くれるからね」と言って,少女を追い返したそうです。
少女はすぐに有料パパに擦り寄って,価格交渉を始めたそうです。そのとき,どうも少女は口が軽かったらしく,無料パパが有料パパの悪口を言っているような話をしてしまったらしいのです。途端に両者のパパは犬猿の仲になってしまいました。駅前便所系ってとても狭い世界です。一度,この手の喧嘩をするとなかなか解決しないのです。
パパ転がしの実態
ここまで読んだ方の中には,私が少女たちの行動を肯定していると思った人がいるかもしれません。そんなことありませんよ。むしろ少女たちに呆れたのです。この業界で長くやっていきたいと思うのなら,パパが差し出したお金に手を付けてはいけません。これらの留意点は,過去に「パパ活用テクニック」でお話したとおりです。
それから,「素人の少女を買いたい」と思った人がいるかもしれませんね。たしかにそういう場所に行けば,買うことができるでしょう。驚くほど簡単に。しかし私はそれを勧めません。少女たちのパパ転がしの末路はときとして残酷であり,命に係わることすらあるのです。
あるパパの話です。パパはとても大人しくて,いつもベンチの隅っこに座っているような人でした。実はそのパパが,過去に事件に巻き込まれていたらしいのです。なんでも少女を自宅に連れて行ったら,金品をごっそり盗まれてしまったというのです。完全に強盗です。そのときパパが怪我をしたのか,しなかったのかは不明ですが,ひとつ間違えたら大変な事件になるところだったそうです。
いつも家に連れ込んでいる人は(「どなた」とは言いませんが,「あなた」のことかもしれません←ふめい)気をつけてくださいね。
2007-02-17 トイレで盗撮されたようです
こんばんは,ただいま22時すぎです。さきほど市内某駅前便所を調査してきました。今日の調査では,思わぬ事件に巻き込まれてしまいました。
いつものようにB便所を調査することにしたのだが,だれもいないようでした。「だれもいないのか。まあいいや」と思って用を足していたら,背後から「パシャ・パシャ」という電子音がしました。その音は,携帯電話のカメラのシャッター音に似ていました。
「盗撮?まさかね」と思っていると,また「パシャ・パシャ」という音が。「大変(びっくりマーク)」と思い,振り向いてみたものの背後にはだれもいませんでした。私は急いで便所から脱出することにしました。犯人探しをしていたら,ますます被害が拡大してしまうと思ったのです。
便所から出るとき,ひとつだけ戸の閉まった個室があるように見えました。
外に出てから「あの個室の野郎か?水入ったバケツ,頭からお見舞いしてやろうか」と思いました。でも,もし頭のおかしな人が相手だとしたら,何をされるか分かったものではありません。それに角度を考えると大した写真は撮れていないはずと思い,そのまま帰ることにしました。
あの手の場所で,「写真撮らせてください」「ビデオ撮らせてください」ってお願いされるのは,そんなに珍しいことではありません(ふめい)。どうってことないって言えば,どうってことないのですが不意打ちだったのでびっくりしました。ひと声掛けてくれればいいのにね(そういう問題ではない気が←再三ふめい)。
2006-09-21 さっき軽く駅前便所
こんばんは,ただいま23時15分です。さきほど市内某駅前便所を調査してきました。食後の運動にと思ったのです。
A便所,B便所,C便所を調査してきましたよ。意外にもだれもいませんでした。いつもなら一人や二人,便女が便器に張り付いているのに,いったいどうしたというのでしょうか。「もしかしてこの建物,倒壊する危険があるのかな」と思いました。「船が沈む前にネズミが逃げ出す」ってよく言うのです。便女にそこまで神秘的な力があるとは思えませんが,だからといってまったく無力だとは決めつけられないのです。
最近,駅前便所の調査がおろそかになっていました。調査員として,もっとしっかり調査しなければいけませんね。
2006-08-12 社会人として大切なことはすべて駅前便所で教わった
某日,市内某便所を調査してきました。平日の昼間にも関わらず,便所の前に置かれたベンチではパパたちが世間話していました。「そんな時間から便所に来てる人って,おかしいんじゃないの?」と思った人がいるかもしれません。意外とそうでもないのですよ。定年退職したパパは一日中,暇みたいですし会社をさぼって顔を出すパパも珍しくないのです。
私は便所の調査を終えたので,帰ることにしました。老人会と化した便所に用事などあるわけがないのです(ふめい)。構内の連絡通路を歩いていたら,便所から離れた場所にある喫煙所で,顔なじみのパパを見つけました。
なぜこんな場所にいるのでしょうか。不思議だったので私はパパに尋ねてみました。パパの話を聞いて私は耳を疑いました。パパは「あの人たちと一緒にされたくないんだよね」と言ったのです。普段は温厚なパパなのに,しごく真顔でそんなことを言ったものだから驚いたのです。
そのパパは,駅前便所のゆかいな仲間たちと一緒に行動していることが多いです。てっきり仲良しだと思っていたのですが,上辺だけの付き合いだったのかもしれません。人が集まれば,自ずと社会が形成されるものです。便所系といえども対人関係の摩擦は避けられないのでしょう。
「社会人として大切なことはすべてディズニーランドで教わった」なんて本がありましたが,「――すべて駅前便所で教わった」と置き換えても,まったく同じことがいえるのかも知れません。どう拡大解釈すれば同じだと考えられるのか,定かではありませんが(なぞ)。
2006-03-20 駅前便所・スーツパパ勢揃い
某日,市内某駅前便所を調査してきました。その日は,春の陽気がとても心地良かったのです。もちろんただ調査してきただけですよ。いちいちヨコ漏れしていたら病気になってしまいます。
駅前便所にはいつもの常連たちがいました。スーツ姿の人をみつくろってご紹介します。
既婚パパ
40代の既婚のパパです。かなり昔からいらっしゃる方です。既婚パパは一部にファンがいるほど人気があります。某Mくんもこのパパがお気に入りなんだそうです。
さて,既婚パパは土曜・日曜には必ずいるのですが,平日でもたまに出没しているらしいです。どうして「らしい」なのかというと,私が平日の便所を調査することは滅多にないのでよく分からないのです。一説には「年中無休なのではないか」とまで言われています。
既婚パパは例外なくスーツ姿で,大きめのビジネスバッグを持っています。外回りをさぼっているのか,はたまたスーツが好きなだけなのか詳しいことは何も分かっていません。
ゲリラさん
40代のパパです。いつも目をギョロギョロさせ落ち着くことがなく,周囲を警戒しているように見えます。小脇に手榴弾でも抱えていそうなので,私は「ゲリラさん」と呼んでいます。
ゲリラさんは,かなりくたびれた感じのスーツを着ています。ストライプが好きなのでしょうか。ストライプのシャツを着ていることが多いようです。
ゲリラさんはいつも手ぶらです。じつは近くにお勤めの方なのかもしれません。
アベさん
白髪初老の方です。この方もいつもスーツをお召しになっています。出没する時刻は正午から15時の間であることが多く,夕刻までいらっしゃることはありません。たぶん日が沈むと眠くなってしまうのだと思います。
アベさんはとても積極的です。お目当ての子が便所に入るとあたふたと便器に張り付き,子猫のような眼差しを向けてきます。瞬間移動の技を使えるらしくベンチ,便所,便器を瞬きする間に移動することができます(なぞ)。
たまに若い子に騙されているらしい。以前,駅前便所で待ち合わせしたのにすっぽかされたらしく,ベンチで項垂れていたことがありました(半分,溶けていたかもしれません)。だいたい駅前便所で待ち合わせだなんて,最初からおかしいと思わなければいけません。何かの罠だと気付かなければいけません(ふめい)。
2006-01-09 便所当番イチロウくん
今日は市内某駅前便所によく出没する,イチロウくんという人物についてお話します。
イチロウくんとは
イチロウくんは意外にも少年です。便所系というと,子ども服を着た妖怪やら便女やらが便器に張り付いて離れないというのがおおむねの相場なのですが,どうしてイチロウくんは若いながらもがんばっているのです。
某便所の便器は入り口から順に1番,2番,3番と呼ばれています。もちろん私が勝手にそう呼んでいるだけです(ふめい)。イチロウくんは1番便器がお気に入りのようです。土曜日曜ともなるとイチロウくんは昼間から便器に張り付いています。
イチロウくん危機一髪
ある日の出来事です。いつものようにイチロウくんが便器に張り付いていました。便器から少し離れた場所に手洗い場があるので,私は手を洗うふりをしながら便女たちを観察していました。
危機は突然やってきました。ある少年が便所に入るやいなやイチロウくんに向かって「××(イチロウくんの本名)なにやってるの?」と話しかけたのです。どうやらイチロウくんは便器と密着している姿を,お友達に見られてしまったようなのです。
私はイチロウくんの肩がギクっと言ったのを見逃しませんでした。よく漫画で,登場人物が気まずい出来事に遭遇したとき「ギクッ」という擬音が登場しますよね。まさにあの音が聞こえたのです。
イチロウくんは貪欲
イチロウくんは便器との馴れ合いを中止したらしく,すぐに便所から出ていきました。
便所当番って大変な仕事なのです。人影の疎らな夜間ならともかく,イチロウくんのように昼の部担当の人はいつだれに遭遇するか分かったものではありません。
そんな危険を差し引いてでも,便器に張り付いてしまう理由は,イチロウくんが便所系の王座を狙っているからにほかなりません。イチロウくんはとても貪欲なのです(どこまで本当なのやら)。
イチロウくんは新しい人なので,まだ詳しい生態が分かっていません。彼は1番便器としか密着したがりません。なぜ2番と3番を避けるのでしょうか。まったく便所系はなぞだらけです。オラオラ(ふめい)。
2005-12-04 パパ・お小遣いをせびる少女
週末,市内某駅前便所に行ってきました。便所には知り合いの某パパがいました。パパから「コーヒーでも飲まない?」と誘われたので,近くのコーヒーチェーン店でパパとお話することにしました。
パパはしきりにため息をついていました。パパが言うには,業界の大御所たちがつぎつぎ他界しているらしいのです。
「4月には××のママが死んだでしょ」
「10月にはTちゃんが。Tちゃんったら100歳まで生きるなんて言っていたくせに」
という具合に,指折り数えながら語り始めたのです。若い頃はブイブイ言わせていたパパも,老い先を心配するようになったのでしょう。だれでも年を取れば「つぎはだれ,つぎは私」という話をすると思いますが,パパも例外ではなかったのです。
私は「季節の変わり目だから仕方がないのかもしれませんね」と言いながらコーヒーを啜りました。若い頃に築き上げた人脈も自信も,いずれはすべて失う性質のものです。もちろんそんな説教をパパにするわけにはいきませんから,「大変ですね」とか「えっ(びっくりマーク)」などと相槌を打ちながら時は過ぎていきました。
別れ際にパパから「今度電話してね」と言われました。私は「はい」と答えました。いつもこう返事するのですが,私からパパに電話したことは一度もありません(有害)。だって用事なんかあるわけがないのです。私はパパにお小遣いをせびる少女ではないのです。
2005-06-09 便所のマサシくん2005初夏
マサシくんという人物について,最新の調査結果をお知らせします。マサシくんは,虹色業界人の関連施設に出没するふしぎ少女のひとりです。
黒髪のマサシくん
某日,市内駅前便所にてマサシくんを目撃しました。マサシくんは黒髪に戻っていました。ここ数年,マサシくんの髪は刈り込んだような短髪で茶色から金髪に近いくらいの色をしていたのです。彼にどんな心境の変化があったのでしょうか。
髪型自体は変わらないものの,思い切って黒くしてしまったのです。ただごとではないのです。失恋したのか,はたまた黒くなりたい気分だったのか詳細は不明です。
USB2カードを眺めるマサシくん
便所の調査とはべつのお話です。某日,市内家電量販店のパソコン売り場でマサシくんに遭遇しました。私はマサシくんを虹色業界人の関連施設以外で見たことがなかったので,「どうしてこんな場所にいるんだろう」と思いました。私は急いで商品棚に隠れました(隠れなくてもよさそうですが,なにしろ調査員なもので)。
商品棚の隙間からマサシくんを観察してみたところ,マサシくんはUSB2カードを物色しているようでした。私の目にははじめてのお使いのように見えました(ふめい)。
どうにもマサシくんとUSBとが相容れない関係のような気がして,目の前の出来事を素直に受け入れることができなかったのです。考え込んでいたらマサシくんは突如,姿を消しました。あれは何かの見間違いだったのでしょうか。
マサシくんの過去
某日,市内駅前便所にて某パパと雑談していたときのことです。偶然,マサシくんが現われ便所に入っていきました。
パパの意外な発言に私は驚きました。パパは唐突に「あの子って頭がおかしいのよ」と言い出したのです。なんだか面白そうだったので(←ただの悪趣味)どういうことなのか聞き出してみました。
いまから10年前,マサシくんは某パパを活用していたそうです。パパが言うには,マサシくんはストーカーなのだそうです。
マサシくんはパパに,しつこいくらいに電話を掛けてきたというのです。困り果てたパパは,携帯電話の番号を変えたのですが,今度は会社に電話が掛かってきたというのです。俄かには信じがたいのですが,マサシくんは執拗につきまとう人間で,係わると危険だというのです。
パパの証言をどこまで信用してよいのか分かりませんが,マサシくんの一連の行動から推測すると,あながち嘘ではなさそうです。マサシくんの人物像には依然として謎が多いので(いずれもどうでもいい謎ばかりですが),引き続き調査していこうと思います。
2004-09-12 これから駅前便所
こんにちは,とても天気がいいですね。これから市内某駅前便所を調査してこようと思います。なぜ快晴の日に便所を調査しなければいけないのか,なんて思わないでください。私は調査員だから調査するのです(なぞ)。
ではまた。
2004-07-27 駅前便女物語―シゲゾウくんパパとお買い物―
初夏のある日,市内某家電量販店に行ってきました。3階オーディオ機器売り場をうろついていたときのことです。私は見慣れた人物がいることに気づきました。その人はシゲゾウくんでした。シゲゾウくんは某ばい菌部屋で活動している人でして,私は数回お話したことがあります(駅前便所にも来るけど,いつも通り過ぎるだけみたいです)。
シゲゾウくんは中年の男性と一緒でした。いったいだれなのでしょうか。私は「もしかしてパパとお買い物しているのかな」と思い,急いで柱の影に隠れました。もちろん隠れながらも二人の観察を怠ることはありませんでした。私は調査員だからです(なぞ)。
シゲゾウくんとパパは携帯型のMD再生機を眺めているようでした。パパに買ってもらうのでしょうか。シゲゾウくんは大学生でして(そろそろ卒業だと思うのだが),パパに貢がせていたとしてもなんら不思議ではありません。パパは利用されるのが大好きだからです(ふめい)。
さてちょっと気になることがありました。シゲゾウくんもパパも肌がとっても荒れていたのです。たぶん日やけサロンに通っているのだと思うのですが,不自然に浅黒くおかしなテカリがありました。放射線治療の副作用のように見えたほどでした。頭部に放射線を浴びると日やけしたのと同じように,浅黒い顔になるのです。そうだとしたら,この二人は被爆仲間なのでしょうか。いいえ,おそらくただのばい菌仲間でしょう(毒)。
そんな妄想をしている間に,シゲゾウくんたちは下りエスカレータに乗り,いなくなってしまいました。結局,パパらしき人物の正体は分かりませんでした。お父さんだったのかもしれませんが,顔が似ていませんでした(身長は酷似していましたが)。服装が虹色業界人くさかったので,たぶんあれはパパです。
いやはや,貢がせている場面をおさえられたらスクープだったのに,ただ謎が深まっただけでした(ふめい)。今度ばい菌部屋でシゲゾウくんとお話しする機会があったら,きいてみますね(←きくなよ)。
2004-07-26 駅前便女物語―パパはなんでもお見通し―
某日,市内駅前便所を調査してきました。私はその日,始めて某パパとお話しました。某パパは数年前から駅前便所に通っていたそうですが,私は一度も某パパの存在を認識したことがありませんでした。見た目はヒトですが,もしかしたら妖怪を通り越した存在なのかもしれません。少し目を離すと空間に馴染んでしまうような,気配があまり感じられない方だったのです。それでもパパは既婚であり「孫」までいるそうですよ。いやはや大往生なのですね(ふめい)。
犯人はだれだ
某パパとお話している最中,便所ではいつもの光景が繰り広げられていました。ひっきりなしに便女が便所に入ったり出たりしていたのです。パパは一人の便女を指差しながら,私にこう言いました。
パパ 「個室の落書きを見たことがあるかい。落書きはあの子が書いているんだよ」
パパがなぜ落書き犯の正体を知っているのか,とても不思議でした。私は理由を尋ねてみました。
パパ 「だって自分の特徴が書いてあるよ。どんな服を着ていて,どんな鞄をさげているって事細かに書いてある」
パパは便所の落書きを解読していたのです。私は驚嘆しました。パパは何でもお見通しなのですね。私も落書きがあることは知っていましたが,真剣に読んだことはありませんでした。便所の碑文に秘められた謎を見落としていたのです。私は「調査員失格だな」と思いました。
便所の個室を緊急調査
さてそうやって悲観している場合ではありません。落書きは本当に詳しい自己紹介文なのでしょうか。私は一旦パパとお別れし,個室の落書きを調査することにしました。
個室にはいくつかの落書きがありました。どれが某便女の落書きなのでしょうか。片っ端から読まなければならないのかと思いきや,自己紹介文はすぐに見つかりました。その落書きは極太の油性ペンで堂々と書かれていたのです。公共施設だというのに,なんという暴挙でしょう。もっとも便器と癒着している類いの人が,その程度の逸脱ぶりで収まるのは奇跡的なのかもしれません(なぞ)。
パパからの贈り物
私は落書きの調査を終え,便所を出ました。するとすでに某パパの姿はありませんでした。「あれは幻だったのだろうか」そんなことを考えていたら,常連さんの一人が私に缶コーヒーを手渡しました。「これどうしたんですか」と尋ねると,某パパが帰る前に私に買っておいてくれたのだそうです。
私は懐かしい記憶が湧き出していました。便所や公園で「お話だけでもおねがいします」という意思表示をするために,缶飲料を手渡すのはよくある作戦です。なぜなら「いらない」と冷たくあしらうわけにはいかないし,飲んでいる間その場所に足止めできるからです。私もデビュー当時はこの方法で何度も足止めされたもので(←何を自慢しているのやら),あの頃を思い出してしまったのです。もちろん最近さっぱりご無沙汰でしたよ。賞味期限が切れると,そういった細かいところから寒くなってくるものなのです。
私が缶コーヒーを飲んで「んー,マンダム」と言ったかどうかは定かではありません(←それはコーヒーじゃなくて男性化粧品の台詞)。もちろん,ちゃんと缶に変な穴が空いていないか確かめてから飲みましたよ。どこの業界も同じでしょうけれど,「ボクはすべてのヒトたちからアイされている。いまステキなキブン」なんて(ふめい)ふしぎぶりを発揮しているようでは,向精神薬やら脱法薬物の入ったコーヒー,ジュース,桃の天然水(なぞ)を喰らわされてしまいます。そんな恥ずかしい失敗がパパたちは大好きです。パパたちが棺桶に入るまで「あの子は昔ね」なんて指差され,肩身の狭い思いをし続けなければならなくなるのです(←どこまで本当なのやら)。
2004-07-09 タイ国から帰ってきたパパ
Iパパは,市内おさんぽ業界を牛耳る有名人です。Iパパは日本を脱出してタイで暮らしはじめたのですが,なぜか帰国していました。いったいパパに何が起きたというのでしょうか。1年前の出来事からお話します。
1年前
私がIパパの移住計画の噂を耳にしたのは,1年ほど前のことでした。噂を聞いてからIパパの自宅にお邪魔する機会があったもので,私はパパに真相を尋ねてみました。するとやはり噂は本当でした。しかも頼んでもいないのにパパは唐突に大学ノートを広げ,私にタイでの計画を説明し始めました。パパはかなり計画的な人でして,タイに住んでからひと月に掛かる経費や,日頃どうやって過ごすかまでノートにまとめていたのです。
私は予定表を眺めていて,怪しい一文が気になりました。そこには「レジャー」と書いてありました。私は指差しながら「この週2回ある『レジャー』ってなんですか」とパパに尋ねました。するとパパはニヤニヤしながら,私の耳元に顔を寄せ「現地の子を○うのよ」と囁きました。もちろん私は薄々,気づいていながらそんな質問をしたのですが,あまりにパパが楽しそうな顔をしたので,その場で仰け反ってしまいました。いわゆるヨコ漏れです(ふめい)。
タイ国から帰ってきたパパ
時は過ぎ2004年初夏の昼下がり,市内某駅前便所を調査していたときのことです。便所には,Iパパのお友達のKパパがいました。私は近くのベンチでKパパと雑談したのだが,なんでもIパパは春に帰国したというのです。Iパパの移住計画はいったいどうなってしまったのでしょうか。
そんなことを考えていたら,Kパパは私に「これからIちゃんを呼ぶわ。アナタ,時間あるんでしょう。少し話し相手になってあげて」と言い,Iパパに電話を掛け始めました。なんでもIパパはタイでの苦境を他人に話したくて,うずうずしているのだそうです。私にはIパパの苦労話を聞く義務があるというのです(なぞ)。私はなぜか,便所前のベンチでパパと待ち合わせするはめになってしまいました。ただいつもこんな役回りなので,いまさらどうとも思いませんでしたけどね(さらになぞ)。
さて,そうやってベンチにお座りしていたらIパパが登場しました。パパは「よっこいしょ」と言いながら私の隣に座るやいなや,機関銃のように話し始めました。パパは,体調を崩して体重が10kgも減ってしまったのだそうです。なんでも帰国の原因は,タイの飯がまずくて耐えられなかったからだそうです。もちろんそれは表向きの理由です。本当は想像していたより「レジャー」が楽しめなかったからだそうです(毒)。タイの人は顔が濃すぎて,気に入らないのだそうです(さらに毒)。
またまたパパさようなら
5月の連休中,Iパパは東京で遊んできたそうです。パパは「やっぱり東京がいちばんね。秋からは東京で暮らすわ」と言いました。Iパパは異国よりも国内に安住の地を求めることにしたようなのです。パパが好きなのは映画館と旅館だそうです。都民の方は気をつけてくださいね。この人はしつこいです(なぞ)。
私はパパの話を聞いている間,腹黒い本性が露呈していました。「これからこの便所が寂しくなります。東京に行っても,体を悪くしないでくださいね」と言っておきながら,内心は「やれやれようやく一匹,片付いた」と思っていたのです(毒)。
私の恥ずかしすぎる過去を知る人物が一人減ったかと思うと,いくらか気が楽になったのです(ふめい)。無論,まだまだ私の天敵は何人もいます。これから天敵たちをどうやって片付けていくか,私にとって古くて新しい問題なのです(再三ふめい)。
2004-05-16 わけもなく飲み屋デビュー
昨日,衝動的に飲み屋さんデビューしてきてしまいました。ことの発端は某繁華街のラーメン店で塩ラーメンとライス,餃子を食べていたときでした。「これ食べ終わったら,飲み屋さんを調査しちゃおうかな」と思いついたのです。いつもの気まぐれだったのです。
私はこれまで虹色業界人のあらゆる施設を調査してきました。でも飲み屋さんだけは例外で,聖域というかなんだか難易度の高い気がしていたのです。もちろん一度も行ったことがないわけではなくて,お友達に連れて行ってもらうとか,某ナイトの帰りに集団で寄ってみたことならありました。でも一人で行った経験はなかったのです。
もう私にだって許されてもよいはずなのです(大げさ)。業界最果ての施設「ばい菌部屋」の調査までこなしたのだから,いまさら飲み屋くらい調査できて当たり前のはずなのです。「整形,差し歯,筋トレの真似」といった「三種の改造」を経験した私に,いまさら恐れるものなどそうそうないはずなのです(思い込み)。意地悪な大御所,かつてないバカ女を見下せるだけの潜在能力(←いやな能力である)はとっくにあるはずなのです。それを発揮するかどうかは別として(なぞ)。
さて飲み屋さんは市内に点在していますが,某雑居ビル内にある某店に出向くことにしました。その飲み屋さんは店の名前を知っていただけで,どんな人がマスターなのか知らないし,どんな客層を対象としているのかも知りませんでした。徐に扉を開け,店内に入ってしまったのです。
店内に踏み込んで私は驚きました。なんとそこには,いつもの便所メンバーが座っていたのです(毒)。もうびっくりでした。でもおかげでとっても自然に話の輪に入ることができました。お会計を済ませるとき,マスターから「てっきり,みなさんと待ち合わせしていたのかと思いました」と言われてしまいました。いやはや,衝撃的なデビューは幕の引き方も衝撃的でした。
2004-01-19 駅前便女物語―マサシくん妊娠中毒症―
日曜日,市内某駅前便所を調査してきました。今回の調査はいつもの調査とやや意味合いが違いました。今年,初めての調査ということもあり常連のみなさまへのご挨拶を兼ねていたのです。何しろしばらく顔を出さないでいると「病気で死んだ」とか「金銭問題で顔を出せなくなった」とか「相川VII瀬(某所最悪の便女のあだな)とヨコ漏れしたらしく恥ずかしくてもう来られない」などと,根も葉もない噂で嫌がらせをされてしまうのが常なのです。
さて日曜日だからでしょうか便所は珍しく活気で満ちていました。来ていた人を列挙するとマサシくん,サトシくん,山中さん,シゲオ,ほか数名です。病的におさかんな人(いわゆる「便女」)がいなかったせいか,便所には健全な空気が流れていました。たまには清々しい便所もいいものですね(なぞ)。もちろんいくら健全とはいえここは駅前便所です。いつものことですが,マサシくんはじっとしていられないらしく便所に出たり入ったり忙しいようです。便所アイドルの公務だから仕方がないといえば仕方がないのですが,それにしてもマサシくんは相変わらずでしたね。
私はマサシくんが便所好きということよりも,病的なSG系(生活習慣病予備軍)に変貌していたことがとても心配です。去年,私は市内某ばい菌部屋でマサシくんを目撃したのだが,そのときよりもさらに膨張していたのです。私は最初マサシくんの身長が縮んだかのように見えたのですが,目の錯覚だったのです。もうこの人のSG化は止まることを知らないようですね。しかも妊娠中毒症だからだと思いますが(ふめい)マサシくんは顔色があまりよくありませんでした。健康を害してまで妊婦への階段を駆け上るマサシくん,今年も目が離せない存在です。
2004-01-18 駅前便女物語―マサシくん妊娠中毒症《予告編》―
こんばんは本日,市内某駅前便所を調査してきました。あの便所のアイドル「マサシくん」が大変なことになっていました。詳しくは後ほど。
2003-12-30 駅前便女物語2003―みんなありがとう―
夕刻,市内某駅前便所を調査してきました。今日で年内の調査はいちおうお終いのつもりです。さすがの私でも大晦日を便所で過ごすなんて,そんな罰ゲームみたいな活動はイヤです。
早速,便所に来ていた人を紹介したいところなのですが今日は不発でした。どうもここ数年,某便所の傾向が変ってきているらしく,冬季はまるで人が集まらないんですね。夏場はパパたちで賑わっていたのだが,パパたちは寒さに弱いので冬眠してしまうのです。よってパパが来ない分だけ便所が閑散としてしまうのです。それでは一人も便女がいなかったのかというと,もちろんそんなことはありません。今日もいつもの便女が便器に張り付いていました。でも便女が便所で便器と癒着だなんて,ありふれた光景です。そんなの当たり前すぎて話のネタになりません。
さて今年の駅前便所の活動で印象的だったのは,Iパパとの別れ,そして某Mくんとの出会いでしょうか。とくに某Mくんとは「おやじナイト」に一緒に行ったほどでして,駅前便所の高度活用の良い意味での事例となりました(ふめい)。2004年もたまに顔を出すのでよろしくっす。(最後だけなぜか野郎系)
2003-05-11 パパと野獣,軽いお付き合い
こんばんは,おさんぽ帰りです。本日の夕刻,市内某駅前便所をおさんぽしてきました。今日のおさんぽはなかなか充実していました。
野獣さんに追い掛け回される
私が駅前便所に到着したのは午後4時のことでした。とぼとぼと某所に近づいていくと,便所付近の某ベンチに野獣さんが一人,腰掛けていました。そのとき,どういうわけか野獣さんと目と目が合ってしまいました。別に通じているわけではないのにまったく多すぎて困ります(ふめい)。その後,野獣さんは何を勘違いしたのか私の後を追いかけて来ました。それでも「まあいつものことか」と,とくに気にしていませんでした。
私は駅前便所を調査しながら,よくいろんなお店で買い物をします。べつに便女を観察するだけのために駅前に出向くわけではないのです。某書店,某薬屋さん,某家電量販店で買い物をすること1時間,振り返るとまだ野獣さんが後ろを付けていました。私は野獣さんに対して,ある種の病的な気配を感じていました。どうも単に「お困り」というわけではなさそうなのです。こんなとき私はパパを活用します(ふめい)。駅前便所前のベンチに一旦戻り,某Iパパの隣に座りました。Iパパは「久しぶりだね。ちょっとコーヒーでも飲みに行かないかい」と私を誘ってきました。「やった,チャンス」と思って(なぞ)私はパパと地下街の某コーヒー店に行きました。いわゆる軽いお付き合いです。
さようならIパパ
Iパパと知り合ったのはいまから8年前のことです。以来,某所でのお話し相手として私はパパと関わってきました。某コーヒー店にて私はパパからちょっとびっくりする話をされました。なんでもパパは3月に仕事を辞めたそうです。「もう50歳なのにそんな冒険して,これからどうするつもりなの」と私は少し大きな声でパパを問い詰めてしまいました。するとパパは「タイに移住する」と言うのです。しかも6月にです。「それって来月じゃん」ということになり,私はパパがこの街を去ることを知って驚きました。お別れって本当に突然なのですね。
その後,なんだか気分が収まらず
時間は午後7時をすぎ私は駅前便所を後にしました。私は自転車で自宅に向かっていました。するとふとオラオラ禁断症状が私を襲いました。どうも野獣さんのいかがわしい行動が,私の気分を高めていたようなのです(漏れすぎ)。でもだからといって某便所に戻ってヨコ漏れというわけにはいかないし,某ばい菌部屋でアイドル宣言なんて持っての他です。ばい菌部屋では確かに簡単におさかんできますが,非常に不潔だしまたまた心配なことが増えてしまいます。なんとしてもばい菌部屋だけは避けなければなりませんでした。結局,「ウルトラスーパーヨコ漏れサイドギャザー・多い日専用」(詳細ふめい)を急遽,導入して禁断症状を押さえ込むことに成功しました。
まったく多すぎると困りますね(なぞ)。
2003-02-16 駅前便所,素人リーマンすごい量
件名に深い意味はありません。
こんばんは駅前便所,帰りです。そろそろ寝ます。今日の市内某便所では大勢の人が便器に張り付いていました。あまりの人数の多さにヨコ漏れ。1日で3か月分の便女を物色してしまったかもしれません。
2002-10-15 ジョニーさん激しすぎる衝動
昨晩,市内某駅前便所を調査してきました。某駅前便所はいつものように大勢の人で賑わっていました。来ていた人を列挙すると,ミツルくん,トミーさん,ミスターX,UNIQLO星人,髭パパ,こ○平さん,ミルクちゃん,ジョニーさん,Nおばさん,ほかの豪華な顔ぶれです。さて気づいた人はいたでしょうか。いつもなら妖怪Aやら妖怪Bも登場するのに名前が見当たりませんよね。本当に妖怪がいなかったのです。私はいままで妖怪なしの駅前便所報告をしたことがあったでしょうか。これは快挙です。
私は便所の入り口にある某ベンチに腰掛け,いつものように爽健美茶を飲みながら行き交う人たちを眺めました。今日はジョニーさんの行動が活発です。さっきから便所に出たり入ったりしているのです。よっぽど便器とお友達なんでしょうね。お友達のいる人は幸せです。さて,私は爽健美茶を飲み終えると調査を開始しました。いよいよ便所に潜入です。便所の入り口のドアをそっと開け様子を窺いました。するとミスターXとジョニーが便器に張り付いていました。きっとお見合い中なのですね。私はドアをそっと閉じて元のベンチでまたお座りすることにしました。それから10分後もう一度,便所を覗いてみました。するとさっきまで便器に張り付いていたミスターXとジョニーさんの姿はどこにもありません。どうやら個室に移動したようです。そのときです。ある個室から怪しい息遣いとともに壁を叩くような蹴飛ばすような音がしました。やはりヨコ漏れの真っ最中だったのです。私はジョニーとミスターXとの異様な盛り上がり具合に少し慌てました。その場で金縛りにあってしまったのです。便所の中で金縛りですよ。まさに恐怖です(ふめい)。それでもどうにか不自然な忍び足でその場から立ち去ることができました。
私はベンチに座り「あんなヨコ漏れ現場,滅多に遭遇できないよな」などと感心するやら呆れるやら。そうこうしていると,便所からミスターXとジョニーが出てきました。ジョニーは逃げるかのように去っていきました。ミスターXも一度どこかへ行ったようなのですが,数分後にまた帰ってきました。この人は1回では物足りないのでしょうか(漏れすぎ)。いやはや便器の世話に追われる人は大変なんですね。
2002-03-17 駅前便所,生き残りマニュアル
午後から市内某駅前便所を調査してきました。一昨日,調査したばかりですが,いままで我慢しすぎた反動(ふめい)でしょうか。自然に足が駅前便所に向かいました。
さて,今日はおなじみの人を確認することができました。まず私が便所に到着するやいなやIパパに遭遇。この人とは6年くらい前に知り合ったのですが,氏は相変わらず「おさかん」なようです。Iパパときたら「いつみてもイイ感じっすね。これからどうですか?」と私に冗談を言うので,「そんなこと言っても何もあたりませんよ。オラオラっ(ふめいすぎ)」と,つい嫌味を言ってしまいました。その後,数人の便女,昆虫,妖怪,ふしぎ少女を確認しました。私も含め,みなさん日曜日って無駄に時間を過ごしているんですね。
私は今日の調査を通じてあることに気づきました。去年まで活動していた数人の病的ブサイクがひとりもいなかったのです。いったいどうしたのでしょうか。おそらく某ばい菌にやられてしまったのでしょう。憶測で申し訳ありませんが,この手の場所で派手にヨコ漏れしている人は生存率が低いです。地味に控えめに,ちょっと物足りない程度に楽しむのが長生きの秘訣なのです。
2002-03-15 正志くん,成長を続ける胎児
帰宅途中,市内某駅前便所を調査してきました。前回,調査したのは昨年12月下旬のことですから,もう3か月近くも駅前便所から疎遠になっていたのですね。まったく月日が流れるのは早いものです。
さてみなさん週末にはご予定があるのでしょうか。今日は正志くんと妖怪Aしか発見できませんでした。私は以前,正志くんにSGの兆候が見られたという報告をしましたが,どうやらその後も氏の腹部に潜んでいる胎児は成長を続けているようです。正志くんの姿は,健康体を明らかに逸脱した肥満体型に変貌していたのです。
私は少なからず衝撃を受けました。「人間って短時間であんなにあんな状態になれるものなのね」なんて感心するやら呆れるやら。20代だからまだ平気な顔をしていられるのかもしれませんが,そろそろ出産した方がよいでしょうね。だいたい正志くん,あなたはさっきから何本,缶コーヒーを飲めば気が済むのですか。胎児に栄養を与えるのはほどほどにしましょうね(ふめい)。
2001-12-23 便所の正志くんがサイヤ人に
午後から市内某駅前便所を調査してきました。今日,来ていた人を列挙しますと正志くん,サトシさん,おにぎりさん,知らない人が数名です。駅前便所系の5年生存率は低いのでしょうか。今日はいままで見たことのない人ばかりでした。某オバサンの話によれば,便所系とばい菌部屋の住人はかなり重複しているんだそうです。みなさん,ばい菌部屋の毒にやられてしまうんでしょうね。大変,恐ろしいことです。
さて今日,私が驚いたことは二つあります。一つは正志くんの髪の毛の色です。正志くんは宇宙人に誘拐されたのでしょうか。しばらく見ないうちに,髪の毛の色がサイヤ人のような金色になっていました。正志くんは元々,短髪に髭という出で立ちでずいぶん小汚い顔をしていたのですが,ここにきてその汚さに拍車が掛かってしまったようです。何しろ髭と眉毛の色は黒いままなのに,髪の色だけが金色なのですから,ずいぶんおかしなことになっているのです。もしかしたら,新手の罰ゲームなのかもしれませんね。今,ちょうど忘年会の時期だからきっとそうなのでしょう。罰ゲームに決まってます。
私が驚いたことの二つ目は,正志くんにSG*1の兆候が見られたことです。しばらく拝見しないうちに,正志くんは恰幅の良いお姿になっていたのです。おかげで私は彼を見たとき,その人物が正志くんだと気づくまでに時間が掛かりました。私がその輩を正志くんだと確信した理由は,仕草が正志くんのソレそのものだったからです。この手の場所では立ち位置が決まっているのです。各々,好きな場所があるのです。いつもの場所でいつもの缶コーヒーを飲みながら,いつもの煙草を吸う。便所系の日課とはそのようなものなのです。(もっとも私は缶コーヒーを飲みませんし,煙草も吸いません。私は調査を目的として便所系を散策しているからです。決してヨコ漏れするために「おさんぽ」しているのではありません。)
【追記 24 DEC 2001 0:37】 すみません。髪の毛が金色なのはスーパーサイヤ人だそうです。サイヤ人は黒髪だそうです。
*1 SGとは,生活習慣病予備軍およびそれに係わる疾病の総称のことです。自己管理ができなくて,どうしようもない人のことを“いっぱん”にSGといいます。
2001-07-07 極東妊婦あらわる
午後から市内某駅前便所を散策。今日は時間を置いて2回も調査してしまいました。久々の調査だったので,ついつい張り切ってしまいました。折角の土曜日なのに時間を無駄にしましたね。
15:00~
A便所とC便所を調査しました。両便所を行ったり来たりしていた人を列挙すると,「便所講師」,「シンゴさん」,「髭パパ」,「だんでぃーパパ」,「トモカズさん」,「名前はまだない1」,「名前はまだない2」,「名前はまだない3」,「妖怪A」,「少女A」です。
この時間帯の主役は,「便所講師」さんです。私がA便所に潜入したときには,すでに某小便器にぴったり密着していました。彼はいつもこの行動をします。きっと便器が大好きなんですね。私は便所講師さんを見届けるとC便所に移動。1時間ほどC便所付近の某ベンチで行き交う人を観察しました。休日は一般の人が沢山いるのですが,そんな人ごみの中に,おさんぽメンバーがさり気なく紛れています。この様がなんとも奇妙で面白い。私が好きな光景の一つです。
そこそこ休んだところで,再びA便所に移動。私はA便所に入った途端,ヨコ漏れしそうになりました。便所講師さんがまだ小便器に張り付いていたのです。あれから1時間以上,経過しています。もしかしたら,この人は便器と癒着しているのかもしれませんね。小便器が恋しくて離れられないというなら自室に一基,備えてはいかがでしょうか。
21:00~
C便所を調査しました。来ていた人を列挙すると,「シンゴさん」,「相川VII瀬」,「極東妊婦」,「銀さん」,「爬虫類A」,「爬虫類B」です。時間が時間だけに目立った動きはありませんでした。相川VII瀬の行動もいつにもなく大人しかったです。彼が物静かだと違う意味で不気味なのですがね。
私はすかさずD便所に移動。D便所はあまり知られていない場所なのですが,いちおう行ってみました。到着してみると案の定,だれもいませんでした。しかしここで事件が起こりました。さっさと出ようとしたら,出入り口で「極東妊婦」に遭遇したのです。そして極東妊婦は徐(おもむろ)に私の左腕を掴むと,「遊びましょう」とつぶやきました(どうやら私の後をつけていたようです)。私は構わず極東妊婦の手を払いのけました。――「遊ぶ」って何をして遊びたいというのでしょうか。「綾取り」や「せっせっせ」でもしようというのでしょうか。あなたと「せっせっせ」している暇などありません。だいたいあなたのお腹には何が詰まっているのですか。ははーん,なるほど,さてはあなた妊婦ですね。妊婦が夜間に外出なんて,ずいぶんおき楽なものですね。――私はそんなことを考えながらD便所を後にしました(ふめい)。
C便所に戻ってみると,だれもいませんでした。だれもいないのをいいことに,私は小用を足すことにしました。しかし,出るか出ないかというときに「爬虫類A」が突然,入室。私にヨコ漏れ場面を見せ付けてきました。まったく油断も隙もあったものではありません(by 櫻井よしこ)。それにしても,「爬虫類A」っていわゆるジャ○ーズ系なんですけど,この仇は可愛すぎましたね。本当は虫みたいなんですよ。それにこの昆虫ときたら10代を装っているようだけど,私の目は誤魔化せません。あなたの距離感の取り方は紛れもなく20代後半のソレです。私が野外系散策で鍛えた第六感がそう判断するのですから間違えありません。小汚い格好をすれば若く見えるとでも思っているのでしょうか。ブサイクが考えることは理解できません。
おさらい
今日は4か月ぶりに駅前便所の調査をしました。私が気になったことは,日やけしている人が実に多かったことです。日やして,缶コーヒーを飲みながら喫煙,さらにばい菌の培養ですか。この人たちは,いったいどれだけ体を痛めつければ気が済むのでしょうか。まったく程度の低さに呆れてしまいます。さらには,SG系(生活習慣病予備軍およびそれに纏わる疾病,俗称「万年妊婦症候群」)の蔓延も大きな問題です。彼らはいつ出産するのでしょうか。また出産する意思はあるのでしょうか。出産する意思がないとしたら,どう始末をつければよいのでしょうか。はたまた最初から決着をつける必要などないのでしょうか。
21世紀を迎えた今日でも解決しなければならない問題が山積しています。あなたも一緒に考えてください。私,一人では量が多すぎてどうすることもできません。
2001-02-10 幻のE便所を目指して
某オバサンの情報なのだが,某駅前便所系にはE便所も含まれているらしい。私は今までD便までしか知りませんでした。まさかE便まであったなんて,これは新しい発見です。(相変わらず何の役にも立たない発見である。)
今日の夕方,私はE便に出向きました。話によれば,E便は某百貨店の6階(生活雑貨売場)にあるそうです。しかし,私はその場所に到着して呆然としました。6階には婦人用の便所しかなかったのです。私はオバサンに騙されたのでしょうか。それともこれは何かの罠でしょうか。
E便の真偽は如何に。このままでは,E便は幻になってしまいます。事実関係を確認して,もう一度,潜入してみようと思います。 あーでも,私はあのオバサンのことを何も知りません。まだ(というよりこれからもずっと)名前すら分らないのです。次回,情報を入手できるのは半年後かもしれません。
2001-02-04 ミルクちゃん,尽きることのない欲望
午後4時から某駅前便所に行ってきました。今日は大発見をしました。私は初めて,あのミルクちゃんを明るい場所で見ることができたのです。薄暗い場所でミルクちゃんを見ると,やたらと白目が目立つ人という印象を受けていたのですが,明るい場所で見てみると皺が無数にあり,浅黒い顔をしていました。どうやらあれは,長年の日やけの影響みたいです。服装は,10代の子ども服(黒のダウンジャケット,カーゴパンツ,ケミカルシューズ)という出で立ちで,とても50代には見えませんでした。まさに理想的な妖怪候補生です。
私は近くの椅子に腰掛けて,ミルクちゃんの行動を観察することにしました。それから5分が経過した頃に,肩掛け鞄を下げた中年が便所に入りました。するとミルクちゃんも便所の中へ入っていきました。そのまま20分くらい出て来なかったので,あのままヨコ漏れしていたんだと思います。この手の場所には,「ちょっかいを掛けてはいけない」という暗黙の決まりがあるので,詳細は不明ですけどね。
いやー,ミルクちゃんって連日連夜ヨコ漏れしている人なんですね。公園でヨコ漏れ,映画館でヨコ漏れ,便所でヨコ漏れ, もしかしたらばい菌部屋でもヨコ漏れしているのでしょうか。これほど貪欲な人がいるなんて,お兄さんはびっくりです。
2001-02-02 C便の真実
某駅前便所群のC便所にあった落書きを報告します。私は便所小僧たちの行動を調査しているだけではありません。まめに個室の落書きを読んで,彼らの真相に迫りたいと必死なのです。(なんの自慢にもならない努力である。)
気の弱そうな美少年は注意
これは相川VII瀬さんの行動を記述したもののようです。「いま女児に追いかけられている。怖いよ。助けて!!!」という悲痛な叫びから,(その落書きから矢印が引かれ)「茶髪の女児が狙っている。気の弱そうな美少年は注意」という警告めいたものまでありました。やはりVII瀬さんの執拗な行動は,某駅前便所で問題になっているようです。ちょっとした有名人のようで,ぼくはうらやましく――なるわけがありません。
アルバイトさせてください
どうやら求人募集のようです。この種の落書きは比較的多く,某ブサイク画像掲示板を彷彿させます。某オバサンは求人募集を出している人に接触したことがあるそうです。氏の証言に寄れば,落書きの内容とはかけ離れた人物が現われるそうですよ。みなさん,暴利はほどほどにしましょうね。
12/8 狩り
――私が申し上げることはなにもありません。これ以外にも,不可抗力を誘発する落書きがいくつかありました。
2001-01-03 駅前便女物語―新年のご挨拶2001―
夕方,市内某駅前便所に立ち寄ってきました。私は常連しか来ていないということを,事前に把握していました。今までの調査結果によれば,便所に来ている人はほとんどが会社帰りなのです。ですから,祝日の便所には,妖怪たちがへばり付いているのが恒例なのです。
私が便所に到着すると,案の定いつものメンバーが揃っていました。ネオ便所子,相川VII瀬,D川さん,マサシくん‥‥相変わらず煮ても焼いても売れない人たちばかりです。しかも相川VII瀬とD川さんのお二人ったら,A便所を占拠してだれも近づけない状況にしているのです。ようやくA便所を開放したかと思えば,次はB便所を占拠。これでは折角チャンスがあっても(ふめい)思うように行動できません。
駅前便所を攻略するには,二人をどうやって足止めするかに掛かっているようですね。
2000-12-24 口腔内洗浄中
用事があるわけじゃないけど市内某便所をぶらぶら。いつものように便所系の生態調査をしてきました。私が便所に潜入すると,洗面台に蛭子○収風の男が立っていました。ヨコ漏れしそうになったのはその0.5秒ほど後のことです。その人は「うぇー」と声をあげ,洗面台に液体を吐き出しました。どういうわけかその液体は赤黒い色をしていました。
「と,吐血か?追剥に遭って口の中を切ってしまったのか?」
思わぬ出来事に一瞬うろたえてしまいました。しかし,吐き出した液体が嗽薬だとしたら,色が付いていても何ら不思議ではありません。私は平静を取り戻してしばらく様子を伺うことにしました。蛭子さんはそれから神経質に手を洗い,最後に顔を洗っていました。激しいヨコ漏れの後には念入りな洗浄が欠かせないものですが,ここまで徹底している人を見るのは初めてです。ちょっと勉強になりました。
もしかして(しなくても)ぜんぜん関係のない人だったのかもしれません。ややヤバそうな気配がしたので最後まで見届けられなかったのです。駅前番所にはいろんな人が来るので,深入りしすぎないのが鉄則ですしね。
2000-12-10 人間になりたかった妖怪
まず元ネタのおさらい。
《はみだしヨコ漏れ帳 17 JUN 2000 4:47 「相川VII瀬,伝説の女児神話崩壊」》より
駅前便所の話題を少々。あの相川VII瀬が髪の毛を切りました。散髪したVII瀬の姿を見て私はひ爆しました。VII瀬さんは意外にも髪の毛を切ったら普通の妖怪だったのです。
私は今まで相川VII瀬は伝説の女児だと思っていました。何しろVII瀬さんの髪の毛は顔面が隠れるほど長かったので,表情を窺い知ることができず非常に神秘的だったのです。女児が小便器に張り付く様は(あまりに場違いすぎて)非常に興味深かったのですが,ただの妖怪が便器と同化していてもなんら真新しさは感じられません。それに髪の毛が短いんじゃ相川VII瀬ではありません。これから私は,あの人ことを「元相川VII瀬」とか「相川VII瀬だったけど今は普通の妖怪」と呼ぶことにします。
それからというもの,私はずっと気になっていました。なぜ相川VII瀬は伝説の女児をやめてしまったのだろうかと‥‥。ある日,街角でジオスのポスターを眺めて気付きました。相川VII瀬の髪型は金城武を真似たものだったのです。一瞬耳を疑った人がいるかもしれませんね。高○剛(どうしてテレビに出ているのかよく分らない人)ではなくて,俳優の金城武です。
妖怪にも人間になりたいという欲求があったんですね(毒)。諦めることも必要なのにね。
2000-07-26 ボランティアしない?
連日便所巡りが続いています。今日も帰りに市内某便所を偵察。さすがの私も便所の雰囲気にだいぶ慣れて,今では野外散策と同等(もしくはそれ以上)の活動ができるようになりました。最近私が確信するようになったことは,野外系と便所系は実は大差がないという事実です。以前私は便所系は異次元だと言いましたが,便所系を詳しく調べることでこの認識が誤りだということに気付きました。「ブサイクはどこへ行ってもブサイク」というだけなんですね。こんな簡単なことに気付かなかったなんて,お恥ずかしい限りです。
さて,私はいつもの場所で,いつものように物色していると,どこかで見掛けたことのある人(30代後半)が私に近づいてきました。その人は恐る恐る(といった雰囲気)で私に話し掛けました。
男 「すいません。」
私 「はい,なんでしょうか。」
男 「これからどーです?ダメですか?」(どうでもいいけど,「ダメですか?」っていう表現を使う人,最近多いですね。ま,個人的には好きな言い回しですが。)
私 「(ダメです。)あのー,去年×××公園にいましたよね。そのときお断りしたハズなんですけど覚えてませんか。」
男 「‥‥そういえば(そんなこともあったかも)。」
私 「(ほら,そーでしょ。)じゃね(サヨナラ)。」
「お断り」ばっかりというのは,つまらないといえば確かにつまらないのですが,私はモレない人なので致し方ありません。声が掛かるからといって,その都度ヨコ漏れしていたのではどこかのバッタやコオロギみたいな人(=妖怪)と同じです。私は人間宣言しているので,そのような安易なヨコ漏れを慎んでいるのです。
困っている人を見て見ぬフリをするのはとても心が痛むものです。しかしながら,私は10代の頃,人並み以上に「ボランティア」を嗜みました。だからもう私はボランティアするつもりはありません。まったく,奉仕されたいのは私の方ですよ。私は研究の手伝い,あるいは一緒に研究できるような方を常時募集しています。私の研究テーマは「世人モデル」ですが,世人モデルはあまり広く知られていません。ですから副業のコンピュータサイエンスや認知科学の話題でもよいです(敢えて条件を挙げれば「知的生産に興味のある人」ということになるでしょうか)。
ヨコ漏れのお手伝いはすでに専属がいるわけありませんが募集していません。
2000-07-23 パパは狩人,パパの拘り
夕方,市内某便所を偵察。私はだれもいない(と思っていた)某便所で用を足していたところ,突然背後の個室のドアが開き,中から某パパ(「プレミア」というタバコのコマーシャルに出ていた人似)が登場しました。そしてパパは私の右隣の小便器に立つと,私にヨコ漏れ場面を見せつけるのです。私はあまりに早すぎる展開(その間およそ10秒ほど)に唖然としていると,パパが話し掛けてきました。
パパ 「どうしたの?びっくりした?」
私 「‥‥いえ,あまりの下品さに呆れただけです。」
パパ 「そう?キミはどんな××が××××なの?××したところ見てみたいな。」 (伏字個所は自主規制)
私 「‥‥」(オイオイ,「呆れた」っていうのは「お断り」って意味だよ。これ以上話し掛けるなよ。オラっ。)
パパ 「ねえ,ちょっといい?」
私 「は?」
――そういうしているうちに,パパの左手が悪さをして――
私 「んがぁぁぁ。」(いきなり何するんじゃ。この×ー××野郎が!!!)
――パパの手を払いのける――
パパ 「ほかの場所に行こうか?」
私 「イヤです。」
パパ 「ダメなの?」
私 「ダメです。」(だいたいアナタ,だれにでもこーいうことしてるんでしょう。)
それから私は30分間ほど某所をウロウロしていたのですが,その間パパは便所で狩りをお続けになっていたようです。しかし収穫はなかった模様。そりゃ傍から見て,あのワナに引っ掛かる人は皆無だと思われます。
そんな狩人なパパにも拘りがあるらしい。お肌ボコボコの便所系ブサイクには見向きもしてませんでした。野外系も便所系も似たような傾向があるのですが,この手の場所に集まる業界人は肌の綺麗さを要視する人が多いものです。特にお肌ボコボコの病的ブサイクほど「相手は餅肌じゃないとダメ」なんて,贅沢を言います。
まったく,ブサイクはブサイク同士で仲良くしてればいいのにね。ちなみに,私の調査結果では肌の汚さと心の醜さにはあまり相関がないようですよ。安心してくださいね。>小汚い顔をしたアナタ
2000-06-17 相川VII瀬,伝説の女児神話崩壊
駅前便所の話題を少々。あの相川VII瀬が髪の毛を切りました。散髪したVII瀬の姿を見て私はひ爆しました。VII瀬さんは意外にも髪の毛を切ったら普通の妖怪だったのです。
私は今まで相川VII瀬は伝説の女児だと思っていました。何しろVII瀬さんの髪の毛は顔面が隠れるほど長かったので,表情を窺い知ることができず非常に神秘的だったのです。女児が小便器に張り付く様は(あまりに場違いすぎて)非常に興味深かったのですが,ただの妖怪が便器と同化していてもなんら真新しさは感じられません。それに髪の毛が短いんじゃ相川VII瀬ではありません。これから私は,あの人ことを「元相川VII瀬」とか「相川VII瀬だったけど今は普通の妖怪」と呼ぶことにします。
2000-06-11 駅前便所系の考察―相川VII瀬 再び―
※申し訳ありませんが,相川VII瀬の元ネタの説明は省略させていただきます。
帰宅途中,駅前便所付近の某書店に立ち寄りました。閉店間際の時間だったので店内の人影は疎ら。そんな中書店の一角で某業界紙を読み耽っている女児が1名いました。最初ぼくは,「どうしてこんな場所に女児が?」と不思議だったのですが,よく見てみると,この人どこかで見たことがあります。たしかこの前,某便器にへばり付いていた女児(長髪の妖怪)です。そうです,あの相川VII瀬だったのです。
「危険ね。気づかれたらまた構内中追い掛け回されるわ。」と,ぼくは気が気ではありませんでした。でもVII瀬はまだ私に気づいていない様子。ぼくは急いでその場から逃げました。いやはや,危なかったです。