2006-08-18  知る人ぞ知るラーメン屋“華○”

某日,某ラーメン屋に行ってきました。以前,「アナタもラーメンみたいなジャンクフードって食べるのね。てっきり口にしないのかと思った」と言われたことがあるのですが,そんなことはないのです。

老女のラーメン屋

近所にはラーメン屋が無数にあります。その日はいちばん古そうなお店に入ってみました。どうやらそのお店は,オバちゃん(65歳くらい)独りで切り盛りしているらしい。店内はお世辞にもきれいではありませんでしたが,お客さんはそこそこ入っており繁盛している様子でした。

空いている椅子があったので腰掛けてみると,オバちゃんは待ち構えていたかのようにコップを手に取りました。そして水道の蛇口を捻って水を注ぎ,差し出してくれました。なんと水道水を直接だったのです。いちおう氷は入っていましたが,とっても温かったです。

私は塩ラーメンと小ライスを頼みました。オバちゃんは本当に注文を聞いていたのか分からない様子でしたが,調理を始めました。その間お客さんが一人帰り,行き違いに二人来て,という具合でした。このお店は客の回転が良いなと思いました。

味は普通

オバちゃんの調理の仕方なのですが,かなり怪しかったです。水森亜土の動きに酷似していたのです。「この人って大丈夫なんだろうか」と思いましたが,そんな心配をよそに10分くらいで塩ラーメンと小ライスが出てきました。違う物が出ていたらどうしようとかと思いましたが,杞憂に終わりました。

気になるお味ですが,普通という気がしました。ちょっとスープが温いのかなと思いましたが,気になったのはそれくらいです。たいていこの手のラーメンには,化学調味料が大量に使われています。舌が麻痺してしまうのでしょう,途中で味がわからなくなってしまうのです。

さて,食べ終わるころに気付いたのだが,蓮華がついていませんでした。「スープは飲むな」という警告だったのかもしれません(ふめい)。

知る人ぞ知るラーメン屋

事後に分かったことなのだが,そのラーメン屋は35年以上も続いているのだそうです。その筋ではかなり有名らしい。小奇麗な人には耐えられないのかもしれませんが,話のネタにお友達と行ってみたいお店だと思いました。

なにより,もやしどっさり,チャーシュー2枚入りの塩ラーメンと小ライスのセットが600円というのは驚きの価格でした。