2007-12-31 Access 2007で“おさかん地図”を作る
数日前,Microsoft Access 2007の練習をしているというお話をしました。徐々にコツを掴んできたので,現在の成果物をご紹介しましょう。
小熊の分析
今回は2007年6月から3か月間,6万件の情報を元に,ある小熊の行動を分析し,レポートを作成してみることにしました。「どうして小熊なの?」と思った人がいるかもしれません。個人的な趣味です(なぞ)。今回,作ったものの使い方と動作概要をお話します。
<画像の説明>Accessの起動画面と解析フォームです。解析したい人の識別コードを入力するとレポートを作ることができます。「識別コードって何なの?どうして識別できるの?」と思った人がいるかもしれません。ここでは識別コードの説明はしません。
<画像の説明>ひとつ目のレポートです。識別コードに該当した人物の日単位・時間単位の活動頻度を図にし,さらにひとつひとつの投稿文を表形式で出力します。画像はAccessからレポートをPDFで出力し,Acrobat Readerで表示したPDFから切り出したものです。
<画像の説明>ふたつ目のレポートです。日単位・時間単位の活動頻度を格子状に表します。私はこれを「おさかん地図」と呼んでいます。ひとつ目のレポートよりも粒度が細かく,また平面に表されるので分かりやすいと思います。
何が分かったのか
データ分析って,何か知りたいことがあるから分析するのです。分析結果が得られて,そこからつぎに何をすべきかが分からなければ分析する意味がありません。今回,分かったことを箇条書きにします。
- この小熊は夕方から活動をはじめる。20時の活動係数がもっとも高くなる
- 夜間は寝ているらしい
- 定期的におさかん係数が高まるらしい。とくに8月16日,8月19日は活動が頂点になっている。いわゆるおさかん爆発を起こしたのだろうか
以上のことから20時ごろに網を張ると小熊を捕獲できる可能性が高まり,偶然にもおさかん爆発の日(いわゆる「多い日」)に当たったときには激しく求めてくることが予想されます(ふめい)。
過去にここまでAccessを悪用した人がいたでしょうか。まったくもって碌な使い方をしていません。いつものことです(再三ふめい)。
もっともっとAccess
私は過去にもAccess以外の方法(おもにExcel)で,この小熊を分析したことがあります。Accessを導入した理由は,もっと手軽にデータ分析したかったからなのです。断っておきますが,小熊が云々というのはあくまで例題ですからね。小熊のためだけにOffice 2007を買ったのではないのです。
さて,Accessを使っていて,いろいろと気づいたことがあります。つぎはその「気づいたこと」をお話しようと思います。