2008-01-20 はじめてのビデオボックス
さきほど市内某ビデオボックス,いわゆるビデボを調査してきました。私,ビデボ初体験なのです。最初に断っておきますが,その「ビデボ」は虹色業界人向けではなくて一般向けのお店です。
ビデオボックスはビデオ試写室とも言われています。店内にビデオを観るための個室が設けられているのです。いったい,どんな場所なのでしょうか。さっそく感想をお話しましょう。
僻地のお店は裏口入店
調査したビデボは市内僻地にありました。付近まで辿り着いたまでは良かったのだが,とにかく寂しげな場所だったのでこの先にお店があるようには見えませんでした。
「たしかここらへんにあるはずなんだけれど」と思って,僻地の道路をさ迷っていると突然,電飾の看板が目に飛び込んできました。この手のお店はたいてい人目の付かない場所にあります。でもだからといって「知る人ぞ知る」ではだれも来ないわけで,せめて看板だけでも派手にする必要があるのでしょう。
こうして簡単に店を見つけることができました。ところが店の正面玄関(だと思う)の様子がどうもおかしい。入り口はあったのだが物が置かれていて,どうもドアが開くようには見えなかったのです。「どういうこと?」と思って凝視してみたら張り紙がしてありました。なんでも裏口から入るんだそうで,建物の裏に回り込んで入店に至りました。
ばい菌部屋の臭い
尋ねたお店は2階建てになっていました。1階にビデオ(の見本)が置かれており,2階が試写室になっていました。90分コースと120分コースがあり,各々1000円と1500円でした。
私は「アレを我慢できない 熟女・淑女・中年女」という作品を試写することにしました。「アレって何?」と思った人がいるかもしれません。私も何のことなのか分かりません(ふめい)。
受付にはおじさん(おじさんって言うほど年じゃないのかも。40代後半くらいの方)が待機していました。お金を払うとDVDビデオとリモコンを手渡してくれました。
試写室は2階にありました。1階から階段を上り終えた瞬間,私は思わず「うわ」っと声を出してしまいました。芳香剤の香りが充満していたのです。「ばい菌部屋と同じ臭いだな」と思いました。
激しい隣人
2階には個室がずらりと並んでいました。個室には番号が振られており,受付けで案内された番号の部屋でビデオを観ることになります。
こうして私も肌色映像を観賞することになったのだが,隣の人が騒がしかったのです。個室の壁は公衆トイレと似た造りで,天井に隙間がありました。お隣の音が筒抜けだったのです。
お隣さんは唐突に悶え始めたかと思ったら,ピタリと止んでライターの音。一服済んだらまた激しくヨガリ始めて,あんまりにも激しいものだから「ちょっとこの人どうなっちゃうの?」と心配になる頃にはまたライターの音。そんなことを10分間隔で繰り返していました。「アレ」を我慢できない人だったのでしょう(なぞ)。
そんなこんなでビデオ初体験を終えたわけですが,もう1回行く気があるのかというと微妙です。刺激が足りないんですよね。ばい菌部屋でもパパの湯でもそうなんですが,私は駆け引きが好きなのです(ふめい)。一般向けのお店ではそういう遊びはできないわけで,正直行って「面白くない」と思いました。
私が「面白い」と思うアソビって,碌なアソビではないのです。ビデオボックスは,わりと健常な遊びということなのかもしれません。