2008-08-23 HDDを取り替えたらSTOP: 0x0000007bが発生
数週間前,自宅のデスクトップPCのHDDを交換しました。私,いまだにPentium-III 600MHz,メインメモリ512MB,Windows 2000という廃屋みたいな環境を使っています。「2002年ごろに導入したHDDがいい加減に寿命だろうな」と思ったので,HDDを交換することにしました。
HDDは消耗品です。定期的に交換しなければ,ファイルを失う確率が高くなるのです。
STOP: 0x0000007bが発生
今回,交換したのはホームディレクトリを入れているHDDです。説明が遅れてしまいましたが,私はシステム領域とユーザ領域のHDDを物理的に分けています。普通,お店で売っているPCはHDDが1台の構成ですが,2台の構成にしているのです。こうしておくとPCの動作速度が向上するのです。(まあ,使い方に依りますが。)
さて,まず交換するHDDのファイルをバックアップしました。つぎに本体を分解して,HDDを取り出し,新しいHDDと交換しました。
PCの電源を入れてみたのだが,Windows 2000が途中まで起動したところで「STOP: 0x0000007b INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE」というエラーが発生してしまいました。いわゆる青画面に遭遇してしまったのです。
デバイスドライバを入れ替えたら解決
私は「どこで躓いたのかな」と考えることにしました。この手の現象が発生したら,問題を切り分けることが大切なのです。現在,市販されているPCのシステムは階層化されています。どの階層で発生したエラーなのか分かれば,対策が打てるというものです。(と言っておきながら,私には大した知識なんかありません。こんな複雑怪奇なもの,知りたくもありませんし←なぞ。)
HDDは,I-O DATAの「UIDE-133」というATA-133のIDEインターフェイスカードに接続していました。インターフェースカードのファームウェアか,Windows 2000のデバイスドライバの問題ではないかと思いました。
BIOSの認識は問題なさそうでした。I-O DATAのサイトでUIDE-133のパッチが更新されていないか確認してみたところ,「サポートソフト」(←I-O DATA独特の呼び名)の最新版は2002年6月27日付けでした。
かなり古いとは思いましたが,これが最新版なのです。ダウンロードしてWindows 2000のデバイスドライバを更新してみたら,起動時の青画面は解消しました。めでたし,めでたしなのです。
WD3200AAJBの感想
導入したHDDはWestern Digitalの「WD3200AAJB」という320GB,7200回転,バッファ容量8MBのHDDです。最後になりましたが感想を少々。
静かなHDDではないのですが,我慢できないほどうるさいわけではありません。アクセスすると「カサカサ」いいますが,待機時の音は静かです。最初,「PCの電源が入っているのかな」と思ってしまったくらいです。交換前のHDDが騒がしかったからなのですが。
アクセス速度は,体感できるほど速くない気がします。ATA-133ではなくてATA-100のHDDなので当たり前なのかも。いずれにしても古いPCを酷使すると碌なことにならないので,ほどほどにしましょう。