2008-09-28  またまた買いたくなる季節です

PCをいい加減に新調したくなりました。例年,秋になると買いたくなるのですよね。そう,いつもの病気です。

このお話は何度もしてしまいますが,私は未だにPentium-III 600MHz,512MB,Windows 2000という環境を使っています。チップセットで分類すると,すでに10年も前のPCなのです。2004年にWindows XPのノートPCを導入しているので,いま絶望的に困っているわけではないのですが,それにしても古すぎるのです。

すでに予算は確保しています(びっくりマーク)。今回の予算は30万円です。買いたいPCの仕様とOSもほとんど決まっています(以下)。

  • OS:Windows Vista Ultimate 64bit
  • プロセッサ:Xeon 2.66GHzまたはCore 2 Duo 3GHz
  • メモリ:8GB(DDR2-667)
  • HDD:320GB(システム)+500GB(ユーザ)+80GB(データベース)
  • ※グラフィックスには使わないのでグラフィックカードは不問

おそらく「これってPCと呼べる代物なの?何に使うつもりなの?」と思った人がいらっしゃると思います。今日は,なぜこの機器構成でなければならないのか,それから,まだ残されている懸案事項を熱く語ってみようと思います。

64ビットWindowsを導入する理由

たまに「32ビットと64ビットって何が違うのかしら?」という質問をする人がいます。一般的には4GB以上のメモリを使うのなら,64ビットOSが必要であると言われているようです。この理由は,32ビットで扱える情報量の上限が2の32乗=4GBだからなのです。(現実には,ハードウェアやOSのアーキテクチャーの制限により扱える情報量は4GB未満です。)

PC向けに市販されているアプリケーションを使っていて,4GBの制限に到達してしまうことはまずありません。普通,32ビットOSで十分なのです。しかし普通ではない場合は,32ビットOSでは限界に到達してしまいます。

例えば,私はこんなことがしたいのです。

  • いま使っているWindows 2000環境の一部をVista上の仮想環境(Virtual PC)に移植し,稼動させる
  • 株価のシミュレーションをしながらExcelで結果を集計する

たぶんこれらのふたつを同時にするだけで,メモリを3GBほど使ってしまうと思います。OSが使うメモリも考えると,32ビットOSでは不安なのです。

プロセッサとメモリ

私の場合,シミュレーションをよくします。シミュレーションの目的は,たいてい「閾値」や「定数」を探すことです。大量の情報を整理,分析して何らかの有益な情報(たとえば規則性)を見つけ出すのです。

シミュレーションは計算機資源を大量に消費します。シングルプロセッサでは,ほかのことが何もできなくなってしまいます。そこでマルチコアのプロセッサが必須となるわけですが,デュアルコア(Core 2 Duo)で足りるのか,クアッドコア(Xeon)でなければならないのか,実はよく分かっていません。それからCore 2にもクアッドコアのものがあるのですが,Xeonとどう性能が違うのか私には分かりません。

メモリは,速度よりも容量を優先したいので8GBのものでもDDR2-667にしようとしています。この選択が正しいのかよく分かっていません。たぶんメモリは5GBあれば足りると思うのですが,メモリを効率よく稼動させるためには積載させる容量に決まりがあるので,8GB載せなければならなくなると思います。

HDDを2台以上にする理由

PCのHDDは2台以上にすべきです。HDDが1台のPCでできることはオフィス用途くらいなものです。この話は何度もしているので,聞き飽きた人もいるかと思います。

データベース用のHDDをどうしようか悩んでいます。物理的に別のHDDにするか,ユーザ領域用のHDDと兼用させるかまだ決めていないのです。

データベース用のHDDを導入するとしたら,10000回転のHDDを試してみたいですね。でも10000回転のモノって使ったことがないので未知の領域です。駆動音が騒がしい気がするのです。発熱がものすごい気がするのです。それ以前に予算を超えてしまう気がするのです。

――ここまで夢が膨らんでいるようであれですが,たぶん買わないと思います(なぞすぎ)。いずれにしても,プロセッサとメモリ容量の選択が難しいようです。