2009-04-26  ドキュン力を磨く―ドキュン生活者の時間管理―

私は,昨年の10月からドキュン生活を再開しています。そろそろ半年になりますね。朝から晩まで暇なのかというと,決してそんなことはなくて,水面下では碌でもない活動をしています。今日は,その碌でもない活動のお話をするのではありません。ドキュン生活中に避けなければならないことのお話をします。

ドキュン生活って,おそらく経験したことのない人には,どんなものなのか分からないと思います。一言で言うと,ドキュン生活では時間を自分の思い通りに使うことができます。日々,時間に追われている人は「なんて贅沢なんだろう」と思ったのではないでしょうか。そう,ドキュン生活とは贅沢の極みなのです。

さて,時間は無限に続くものですが,人間の寿命は有限なので個人単位で考えると時間には限りがあると言えます。限りがあるものは,大切に使わなければなりません。私がドキュン初心者だった頃(2004年の前半)は,時間の使い方に無頓着すぎた気がします。

その反省点を踏まえて,これから「これだけはやらない方がいいよ」ということのお話をします。

昼まで寝ている

いちばんやってはいけないことは,睡眠時間を長くしすぎてしまうことです。朝ご飯を食べないまま昼まで寝ていて,11時くらいからごそごそと起き出して,しばらくボーっとしているような人は,ただのぐうたらです。もしかしたら,廃人なのかもしれません。

毎朝,同じ時間に起床しましょう

冒頭で「時間を好きにできるよ」というお話をしました。好きにできるというのは,自由にできるという意味ですよね。自由には責任が伴うのです。「ドキュンなのに責任?だれに対して?」と思うかもしれません。自分に対しての責任なのです。

生活が不規則では,満足にドキュン生活すら送れません。ドキュン生活を楽しむ秘訣は,まず生活周期を安定させることなのです。

朝から風呂に入る

つぎに風呂屋の弊害を挙げておきます。

想像してみてください。「朝ご飯を食べて,部屋の掃除を済ませたら時刻は9時。これから何をしようか」という状況に置かれたとします。一体,何をしたら良いのでしょうか。

私はドキュン初心者だった頃,たびたび風呂屋へ行っていました。朝のお風呂は気持ちがいいし,風呂上がりのお昼ご飯は格別なのです。しかし,これではやっていることが近所のお爺ちゃんと変わりありません。(失礼になるかもしれないのですが)先の短い人と同じ生活をしていたのでは,時間を有益に使っているとは言えないのです。

私の場合,まず朝には「独り会議」をします。会議では某商品や某サービスの戦略を練ったり,設計図を作ったりします。つぎに作業を細かく分割します。個々の作業をいつするのか,いつまでにしなければならないのか,といった制約や作業の優先度をMicrosoft Office Outlookのタスクリストに登録していきます。午後からはタスクリストに登録した作業を,わりと機械的にこなしていきます。(余談ですが,この文章の作成も,かなり前にタスクリストに登録していたものなのです。優先度を低くしていたのですが,ようやく実行権が得られました。)

朝は脳がとても冴えているので,意思決定に費やすべきです。朝は「これまでにやったこと」「これからやるべきこと」,そして「今日やるべきこと」を考える時間にすると,有益なのではないでしょうか。

くだらない人と付き合う

最後は人付き合いの話です。

私はドキュン初心者だった頃,昼間っからお風呂へ行ったり郊外の日焼けスポットへ出向いたりしていました。そういう場所では,似たようなドキュンが大勢います。連日,通っているうちに「いつもいる人だな」という具合に気心も知れて,親しくなっていきます。そのうち連絡を取り合うようになるのです。

私は某所で,ある小熊と知り合いました。朝,小熊からちょくちょく電話が来るようになり,一緒に野外散策したり海水浴へ出かけたりしていたのです。

一見,お友達も出来て,楽しい毎日を過ごしているかのようですよね。でも,このような生活はかなり問題があるのです。たまに遊びに行くくらいなら良いのでしょうけれど,これが毎日となると時間を無駄にしすぎです。いまでもたまに小熊から電話が来るのですが,私は小熊の電話には出ないようにしています。

かなり酷いことを言ってしまいますが,何も得るものがない人とは付き合う頻度を減らすか,いっそ完全に付き合うのを止めるべきです。「他人から嫌われたくないから断れない」という人がいるかもしれません。断って嫌うような人は,最初から友達でもなんでもないのです。(どうしても断れない人は,勝間和代さんの「断る力」でも読んでおいてくださいね。)

――まとめ:ドキュン力を磨く第一歩は,時間を管理することです。一日を自由にできるからといって,だらだらと過ごしているようでは良い年の取り方をしているとは言えません。関わって得るものよりも,失うものの方が多いような人とは,付き合わないようにしましょう。たとえドキュンであっても時間がいちばん大切なのです。