2010-01-30  小熊と新年会のようなもの

日が開いてしまいましたが,お正月の出来事をお話します。ある小熊と新年会のようなものを開きました。

小熊からの電話

たしか12月30日だったと思います。小熊から電話がありました。

小熊は「お正月に新年会を開こう(びっくりマーク)」と言ってきたのです。

私は「新年会?じっさいやることは,ただの雑談よね?いつもの如何わしい話でいいの?」と,小熊に尋ねてみました。小熊はその如何わしい話がしたいと言うのです。

どうも小熊って,普段は綺麗ぶっているらしいんですよね。小熊のくせに(なぞ)。

私が相手だと,気軽に話せるんだそうです。どうしてなのかは知りませんが。

こうして,1月2日の夜,某駅前のドトールコーヒーショップで,小熊と待ち合わせすることになりました。

きんきゅうじたいはっせい

新年会の当日,20時,雪がちらついていました。

私は,駅前のドトールを目指して歩いていました。予定時刻5分前の出来事でした。一通の携帯メールが届きました。メールは小熊からのものでした。

メールの件名は「きんきゅうじたいはっせい」とだけ書かれていて,本文はありませんでした。私は「なにかしら?」と思いました。

すると,すぐさま小熊から電話が掛かってきました。私は電話に出て「どうかしたの?」と尋ねてみました。小熊は予想外のことを言い出したんですよね。なんでも,「さっき飼い主から連絡があって,これから飼育されることになった。新年会はキャンセルしたい」と言ってきたのです。約束の5分前にですよ。

以前から,小熊は強欲な生き物だとは思っていたのですが,まさかこれほどだとは。

それでも,小熊はすでに近場に来ているというので一度,合流することにしました。小熊は,地下鉄で飼育会場に向かうんだそうです。私も地下鉄に乗ることにして,目的地に着く間だけおしゃべりすることになりました。

××会館は正統派のばい菌部屋

小熊との話の内容は,かなり下品でした。(いつものことなのですが。)

私ね,「最近のばい菌部屋ってどうも面白くない。合わない店に行っているんだろうか」というネタを振ってみたんですよ。そうしたら,小熊も遊び場に文句があるらしく,勢いよく吠え出しました。

  • 「若い子が多い店はだめ。若い子は奥手になりがちだから,葬式会場みたいになっている店も珍しくない」
  • 「恋人を探すために,ばい菌部屋に来る迷惑な奴がいる」
  • つまらない店が幅を利かせすぎている

小熊は,私が挙げるお店をことごとく貶すので,「それじゃ,どこがおすすめなの?」と尋ねてみました。

すると小熊は「××会館に行ってみるといいよ。遊ぶなら断然××会館だよ」と,私に××会館を勧めてきました。

小熊は,××会館の特徴を機関銃のように話し始めました。

  • ほかの店では満足できない人が集まる
  • 館内では浴衣姿になる。ほかでは味わえない演出
  • 浴室はシャワーボックスじゃないから,数人で入れる
  • 小さなサウナもある

さらには「正月で時間あるなら,××会館に行ってみなよ」と,私の背中を押してきたのです。「それじゃ考えておくわ」と,私は小熊を宥めることにしました。

目的地にて

地下鉄が目的地に到着したので,私は小熊を見送ることにしました。「いってらっしゃい」って。

小熊は,「もしかしたら22時すぎには終わるかもしれないから,時間あったら新年会したい」と言い残しました。

それから私は,自宅へ帰りました。

時刻は23時半,私が顔面体操を終え床に就こうとしていたときでした。小熊から電話がありました。私は電話に出ませんでした。何の用事か知りませんが,もしこれから新年会だとしたら何時に帰れるか分かったものではありません。

携帯電話を「おやすみモード」にセットして,煩くならないようにしてから寝ることにしました。