2012-06-03  ばい菌部屋大改装―亜空間・鍵の掛かる部屋―

昨年11月,東京都内の某ばい菌部屋が摘発され,業界内に激震が走りました。「昨日までは大丈夫だったのかもしれないけれど,今日からは違法だからね」と,ばい菌部屋は,突如,死刑宣告されてしまったのです。

あれから半年,以上が過ぎました。

全国のばい菌部屋では,さまざまな対策が講じられたそうです。これは聞いた話なので,真偽は不明ですが,万全を期するためには鍵の掛かる個室を整備する必要があるそうです。

私がたびたび調査していた某ばい菌部屋にも,個室がついたそうです。

いつもの私なら,率先して調査してくるのですが,今回は調査する気がありません。その理由を少々。

いつもの妖怪屋敷なんでしょ

伝聞によると,ばい菌部屋の大部屋を無理やり仕切って,個室が造られたそうです。かなりの突貫工事だったらしく,仕上がりは粗悪だそうです。

私は,上記の情報だけで満足してしまいました。

見に行ったところで,そこにいったい何があるというのでしょうか。ドアを開けたら,個室の中で,妖怪がフテ寝しているだけに決まっています(びっくりマーク)。

私は,これまでばい菌部屋のさまざまなイベントを調査してきました。すべて裏切られました。妖怪たちが,手ぐすね引いて待ち構えているだけだったのです。

そのような性質は,壁やドアをつけたくらいで変わるものではないのです。

店長の趣味についていけない

ばい菌部屋でも肌色映像でもそうなのですが,あの手の商売は,経営者の趣味と直結しています。好きでなければできません。

趣味と実益を兼ねたお仕事なのです。

率直に言って,私は,店長の趣味についていけません。

下品になるといけないので詳細は伏せますが,お店が設定したイベントは,ことごとく無視されてきました。

体育会の日にいたのは,妖怪だったし,着衣の日にいたのも妖怪でした。早い話が,いつ行っても妖怪しかいないのです。私は,何度も騙されました

でも騙されてみたい気がする

知り合いの某パパ(58歳)の話です。

下品になりすぎるので手短に書きますが,パパは,「買い物」をするのが好きだそうです。

その手のお店で,雑誌の広告に載っている子を指名するそうなのですが,顔写真そのままの子が出てくることは稀で,たいていは,とんでもないのが現れるそうです。

パパは,騙されたとき,少し反省するそうです。でも,新しい子が入店したという情報を聞きつけると,「今度の子は,もしかしたら(好みの子かも)」と,一途な気持ちで買い物してしまうそうです。そして,また騙されます。

いまの私も,似たような状況なのかもしれません。妖怪屋敷なのは百も承知なのですが,もしかしたら,可愛い小熊が待っているかもしれないのです(びっくりマーク)。

遅かれ早かれ,私は,個室を調査してしまう気がします。

そこでは,個室のドアを開けたり閉めたり,妖怪たちの激しい小競り合いが繰り広げられていることでしょう。勝者も敗者も存在しません。そこは,亜空間です。いたずらに,時間ばかりが過ぎて行くのです。

(無駄に年取っちゃうから,ばい菌部屋に長居したらだめだよって意味なのです。)

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