2017-08-27  市内ばい菌部屋―緊急調査―

本日,朝から市内某ばい部屋を調査してきました。

某氏からの依頼

午前9時,きっかけは某氏からの依頼なのです。

「ちょっとアナタ(びっくりマーク)例の店が改装したらしいわよ。調査してきてよ。どうせ暇なんでしょ

本当はここまで直球の文面ではありませんでしたが,だいたいこういった意味合いのメッセージが届いたのです。

最初はね,調査するつもりなんかさらさらなかったのです。でも,朝の準備を進めているうちに,「これから行ってみるか」という気持ちになりました。一度,決めると,私って突撃するような行動力があるんですよね。

午前10時,某ばい菌部屋に潜入していました。

どこが改装だよ

そのばい菌部屋に入店したのは,じつに15年ぶり。嘘じゃなくて本当に。

当時は,専ら会社の飲み会の帰りに立ち寄っていたので,金曜日の夜に行くことが多かったのかもしれません。日曜日の朝に行ったことは一度もない。だから,朝の客層がどんなものかも知らない。

久しぶりだったので入店の手順で戸惑ってしまい,受付の人から,「早く靴箱の鍵を渡してください」なんて怒られてしまいました(いやはや)。

ロッカー室で着替えて,ひとまずシャワーを浴びることにしたのだが,シャワーの個室で排泄物の残痕らしき物体を発見してしまいました。「相変わらず小汚いわねー。あー,やだやだ」などと文句を言いながら,シャワーで床を洗い流しながら事を済ませました。

さて,事前情報に依ると,改装したのは店の一部分らしい。どうやらそれは,通路横に置かれていたソファーを撤去して,ソファーのあった場所に簡易的な個室を設けただけでした。あれを改装と呼ぶのは図々しいくらい。

これで任務完了,一件落着となるわけがありません。ついでに,来店客も調査してみることにしました。

ばい菌の培養深刻な状況

私,この手の真っ暗なばい菌部屋にはしばらく行っていなかったので(さっきも言ったけど15年ぶり),近状をさっぱり把握していませんでした。

たぶん深夜に来店した客の残党なのでしょう。客数は総勢12人ほど。平均年齢は45歳くらい。

切羽詰まった人が形振り構っていられないという感じで,ろくに感染症対策もせずにまぐわう始末。しかも大声を上げながら激しいのなんのって‥‥。あまりに汚らしかったもので,見ていて具合が悪くなったくらいです。

10時半をすぎるとバタバタと帰宅する人が増えてきたので,私も帰ることにしました。

この店には,二度と行かないと思う。危険すぎます(毒)。

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2016-05-09  市内ばい菌部屋新装開店

連休中,市内某ばい菌部屋を調査してきました。

招待券を入手

3週間前,某飲み屋さんでの出来事です。

ママと雑談していると,最近の市内ばい菌部屋事情の話になりました。

私は,「ああいう店には,ほとんど行かなくなりました。私たちの年代が遊べる店がないみたいだし」といった話をしていました。

するとママは,「あら,偶然ね。今日ね,新しいお店のチラシがポストに入っていたのよ」と言って,5月の連休中に開店するらしいお店のチラシを見せてくれました。

さらに,ママは,「あなたに招待券をあげるから,行ってみたら?」と言って,私に招待券を手渡しました。どうやら,お店のポストには,複数枚のチラシと一緒に,1枚だけ招待券が入っていたらしい。受付で招待券を提示すると,無料でばい菌部屋に入場できるのだそうです。

当日

某日,その日はばい菌部屋の開店日でした。朝から強風が吹き荒れ,天気の良くない日でした。

23時すぎ,某スポーツクラブで筋トレの真似を終えてから,ばい菌部屋を調査してみることにしました。本当は,直前まで行くか行かないか,決め兼ねていたのです。雨が降ったら止めておこうと思って。

招待券をスポーツバッグに忍ばせておいて,都合が良ければ行くことにしていたわけですが,幸い風が強いだけで雨が降る気配はありませんでした。

某スポーツクラブとばい菌部の距離は,さほど離れてなくて,数分も歩くと到着してしまいました。

私がばい菌部屋に入ろうとするや否や,短髪むっちり体型の三人組が出てきました。よくありがちな量産型の虹色業界人でした。私はすぐに,「この人たちも調査員かしら?お勤めご苦労様ね」と思いました。

受付で招待券を出すとまんまと潜入。

左手の指で靴を摘まんで,ロッカーにたどり着いたら,どういうわけか某お風呂の大蔵タンと遭遇しました。(過去にお話しした言葉足らずな人。)

大蔵タンは,ひと仕事終えた後だったそうです。そう言い残すと,シャワーボックスの中へと消えていきました。

着替えを済ませたら,ちょうど大蔵タンがシャワーから出てきたもので,「ちょっとアンタ,店の中を案内しなさいよ」と言って,大蔵タンに案内させてしまいました。

そのばい菌部屋は,小規模型でございまして,最大収容人数は10人程度のように見えました。個室にマットレスが敷かれているだけで,これといった変わった設備はなし。

大蔵タンは,「2階もあるんだよ」と教えてくれました。一緒に階段を上ると,その先は入り組んだ長い廊下でした。途中,喫煙所があり,奥には大部屋がございました。

大部屋には二人の少女(172x67x45,166x59x41)が待機していましたが,売れ行きは芳しくないように見えました。

一通り調査が済んだので,私は帰ることにしました。大蔵タンも終電前に帰ると言うので,二人でお店を出ることにしました。

「私が入店しようとしたときに遭遇した三人組も,いまの私たちと似たような状況だったのかしら」と思ったら,笑いが込み上げてきました。

事後報告

翌日,某飲み屋さんへ行ってきました。

ばい菌部屋を見に行ったことを話すと,ママと店子さんから,「招待券の有効期限は5月末なんだから,そんなに急いで行かなくても良かったのに」と言われてしまいました。

私は,3日も過ぎたら,あの店の情報の価値なんか消え失せてしまうと思ったのです。

さらに,店子さんから耳元で,「楽しんでいただけたのかしら?」と尋ねられました。私は,「見学してすぐ帰りました。『タダより高いものはない』って言いますもの」とお答えしました。

仮に,もし私が無茶をして,何らかの病気を患ったとしたら,どうなると思いますか。ママが,私に招待券を渡したのが事の発端ということになりますよね。そうなると,ママの面目を潰すことになるのです。

だから,見学してさっさと帰るのが正解なのです。

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2015-11-22  某ばい菌部屋―私には無理だわ―

某日,某お風呂にて市内虹色業界の大御所と対談する機会がございました。

仮に,Tさんとしておきます。Tさんは,若い子が好きだそうです。

Tさんは,過去に,若い子目当てに某ばい菌部屋を利用していたのですが,ある理由で,ぱたりと行くのを止めたそうです。

どうもね,一定年齢を超えた人は,受付で身分証明書の提示を求められるらしいのです。Tさんは,「露骨な嫌がらせだわ(びっくりマーク)」と憤慨しておりました

お店の公式見解では,年齢制限はないということになっています。ところが,実際には,年齢と見た目で,お店にとって相応しくないと判断された客には,身分証明書の提示を求めて,入店を踏み止まらせるらしいのです。

私は,若い子に興味なんかございませんので,「あの店ってそうなんですか」と最初は,相槌を打つだけだったのですが,そのうち,「話のネタに一度,調査してみるか」と思うようになりました。

それと,店内の床が傾いていて,歩いていると平衡感覚がおかしくなるという情報も。いずれにしても,現地に行ってみないことには,何が起きているのか分かりません。

身分証明書

某日の午前10時,ばい菌部屋を尋ねました。午前10時というと,まだ早朝割引の時間ですので,入場料は1000円だそうです。

私は,受付のお皿に千円札と住基カードをそっと置きました。

Tさんは,身分証明書を見せろと言われるのが嫌だと言っていたのですが,それなら,最初にこっちから出しちゃえばいいんですよね。

付け入る隙を見せるから,相手に主導権を取られてしまうのです(びっくりマーク)。

店員は,住基カードを見たのか見ないのか分からないのですが,すぐに返してくれました。そして,タオルとロッカーの鍵が渡され,難なく入場することができました。

若い子ばっかり

ばい菌部屋には,お客さんが7人くらいいました。てっきり,朝だからだれもいないと思っていたのに,意外でした。平均年齢は26歳くらいかな。30歳すぎた人間は,年増という感じで,立ち位置に困る感じでございました。

さすが,遠まわしに入場制限しているだけありますね(びっくりマーク)。

喫煙所に入り浸っている子がいたので,お話してみました。

その子は,26歳くらいかな。昨晩の22時に入店したそうです。12時間も滞在しているのかと思ったら,そうではないみたいで,途中でばい菌部屋から抜け出して,飲みに出ていたそうです。朝方,帰ってきて仮眠を取ったところだそうです。

「若いとそういう無理もできるわよね」と,私は,妙に感心してしまいました。

開かずの間の存在

私は,店内の床の傾きを調査することにしました。

店内を徘徊してみたら,確かに水平がおかしな場所がいくつもありました。私には,傾いているというよりも,ところどころ床が陥没しているんじゃないかなという気がしました。つまり,床に穴が開いているのではないかと。

このばい菌部屋は,大広間型ではなくて,個室型です。開かずの間が数か所あったのですが,立ち入ると危ない個室は閉鎖しているのかもしれません。

私には無理だわ

後日,某お風呂にて, Tさんとまたお会いしました。ばい菌部屋の調査報告をしてみたら,「本当に行くとは思わなかった」と呆れられました。

受付では,先に身分証明書を出しちゃえば平気という話をしたら,「私には無理だわ」とまたまた呆れられました。

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2014-07-22  保健室の先生じゃないのよ

何の自慢にもならないのですが,私は,その手の遊び場へ行くときは,さまざまな小道具を持っていきます。

小道具のひとつひとつが何であるかは,下品になるので説明を控えます。

さて,某日某所にて,「ひと騒動」すませた後,休憩室で休んでいたら,30代の大柄な人が私に話し掛けてきました。

消毒液を持っていませんか?」と言われたのです。

某衛生用品とか潤滑剤を分けてくださいって言われるのかなと身構えていたのですが,違いました。

「消毒?どこか怪我したの?」

「大したことないんですが」

「消毒液は,持ってきてないわ。傷は深いの?」

――傷の詳細は不明でしたが,どうやら,やられ過ぎて擦り傷ができたとか,リップサービスで歯が当たったとか,そういった問題だったようです。

まあ,初心者にありがちな失敗でしょう(ふめい)。

話が逸れましたね。

私は,保健室の先生でもなければ,富山の売薬屋でもないので,ご希望には添えませんでした。

それから数日間,私の頭の中から,この出来事が離れようとはしませんでした。

イソジンとマキロンくらい常備しておくのが,ああいう場所での年長組の務めなのかなと思いました。

皮膚の傷には,マキロンよりも,抗生物質の軟膏が効果的なんでしょうけれど,一度,開封した薬剤を他人に使うと,まずいことが起こる気がします。だからといって,抗生物質の未開封品をその場で売ると,薬事法に引っかかる気がします。抗生物質は,効き目の弱いものであっても,第二類医薬品に該当するはずだからです。

話が逸れすぎましたね。

結論をお話しますと,私は,先週からですが,その手の場所へ行くときは,イソジンとマキロンも持ち歩くことにしました。お困りの際は,ひと声掛けていただきますと,細やかながらお手当いたします。

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2014-04-01  某小瓶―だめ,ぜったい―

業務連絡というわけではないですが,知らない人がいると大変なことになりますので少々。

某小瓶は,本日より規制の対象になりました

使うのも違法ですし,持っているだけでも違法です。

「あんな,おもちゃみたいなもの,規制するなんてやりすぎじゃない?」と思った人がいるかもしれません。そういう決まりになってしまった以上,どうしようもないのです。

国家権力って,そういうものでしょう。

分かりましたか。だれかへの業務連絡というわけではないですが(ふめい)。

最後に,「お友達や昔の恋人の家で,某小瓶を見かけたことがある(びっくりマーク)」という人がいるかもしれません。

間違っても,「昔,持っていた人を知っている。まだ持っているのかもしれない」なんて,K察に通報しないでくださいね。K察が,小瓶の取り締まりをやるつもりがあるのか(規制は形式的なものなのか),分からないのですが,もし,本気なんだとしたら,通報されると厄介なことに巻き込まれそうです。

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2014-01-12  液漏れあや子の羊水

某日,市内某ばい菌部屋を調査してきました。

某サイトで,「仕込んで待機しています」という予告を発見したのです。「仕込む」とは,一体,どこに何を仕込んでいるというのでしょうか。

私は,予告主の少女を,勝手に「あや子」と名付けることにしました。そして,あや子の活躍を見届けるために,ばい菌部屋を調査することにしました。

あくまで,調査が目的です。

あや子

日曜日の夕刻,ばい菌部屋に入店しました。

そのばい菌部屋は,2階建てです。1階には,ロッカーと喫煙室,そして浴室があります。2階がばい菌部屋本体です。

私は,2階の「ミックスルーム」と呼ばれている部屋を調査することにしました。ミックスって,何がどうミックスされているというのでしょうか。(←白々しい。)

ミックスルームには,布団が敷き詰められていました。おのおのの布団には,人の形をした生き物が横たわっていました。

あや子は,予告どおり,うつ伏せ寝で待機しており,頭を白いタオルで覆っていました。

ところが,待ち子ばかりのせいか,部屋には,白けた雰囲気が漂っていました。ぜんぜん盛り上がってなかったのです。あや子に手を出す人も,皆無でした。あや子は,一戦交えた後で,休憩中だったのかもしれませんが。

「こりゃ,しばらく様子見ね」と思い,私は,ほかの部屋を調査することにしました。

液漏れあや子の羊水

そのばい菌部屋には,ミックスルームが複数あります。状況は,どの部屋も似たようなものでした。まだ早い時間だったせいか,腹の探り合いをしている段階だったのかもしれません。

そんなことを考えているうちに,元のミックスルームに戻ってきてしまいました。あや子の姿は,すでにありませんでした。

私は,あや子が寝そべっていた布団に近づいてみることにしました。そして,布団の上に足を一歩,踏み入れたときです。足がヌルっとしました

「あらやだ」と思って,その場でしゃがみ込んで右手を着いたら,指先にも同じ野蛮な感触が(びっくりマーク)。

その液体は,どうやら,あや子の羊水らしい。仕込んでいたものが,漏れ出ていたようなのです。

私の手足は,液漏れあや子の羊水で汚されてしまいました。

1階の浴室へ行き,手足を軽く洗うことにしました。廊下を,だれにも気づかれないようにケンケン歩きするはめに。さすがに,ケンケン歩きで階段を下りるのは,無理でしたが。

喫煙所にて

手足の洗浄を終えると, 1階の喫煙所へ向かいました。

喫煙所では,あや子と思われる人物が,ソファーの真ん中を陣取っていました。

あや子は,40代後半で水泳体型。年齢の割に,無駄な贅肉がついていないようでした。業務用のお体のようにも見えました。

ところが,お顔は,斉藤洋介似でした。

松竹梅で言うと,梅の下かな。(←松竹梅になっていない。)

道理で,頭からタオルを被り,うつ伏せ寝で待機しなければならないわけですね。

その後,あや子は元の持ち場へ戻って行ったのですが,だんだんと時刻も押してきたせいか,みなさんお急ぎのご様子。あや子たちは,小瓶やら何やら持ち出して,かなり派手に戯れていました。もしかしたら,非合法な光景だったのかもしれないので,詳細は割愛します。

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2013-01-02  2013年新春姫始め

こんばんは,皆さん,お正月いかがお過ごしでしょう。

2013年新春姫始め

夕方,市内某ばい菌部屋に行ってきました。姫始めのようなものです。

下品になるので詳細は伏せますが,まだ早い時間だったのに大勢,集まっていました。お正月って,暇な人ばかりなのね。おやおや,この私がそんなことを言っても,説得力がありませんよね。すみません(なぞ)。

話が逸れました。

可愛い子もいたし,常連さんにもご挨拶できて,有意義な時を過ごせました。ばい菌部屋なんて言ったら,時間を浪費したり,油断するととんでもない病気に感染したりします。諸悪の根源みたいに思われがちなのですが,利用の仕方次第なのです。

2012年の大晦日

余談ですが,2012年の大晦日には,予告どおり,わざわざ市内某地下サウナを調査してきました。

「テレビでは,紅白歌合戦が流れていて,みんなで,美輪様を見守ることになるのかしら?」と期待していたのに,残念ながらテレビのチャネルは,日本テレビ。

ダウンタウンの「絶対に笑ってはいけないシリーズ」が垂れ流しになっていました。

わざわざNHKに変えるのもおかしな雰囲気だったので,チャネルはそのままにしました。

しかも,常連のシロクマさん以外は,どうでもいい子たちばかりでした。シロクマさんにご挨拶した後,さっさと帰ってきてしまいました。

ばい菌部屋も地下サウナも,いわゆる水モノですから,当たり外れがあるのは仕方がないことですね。

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2012-11-06  ばい菌部屋報告―便所の鍵―

某日,市内某ばい菌部屋を調査してきました。

2011年11月に起きた東京都内の某店摘発事件。以降,全国のばい菌部屋は,広間が個室に仕切られたり,営業形態そのものが変わったりしたと言われています。

近場の某ばい菌部屋も,2012年の冬,個室に改装されたそうです。

ばい菌部屋を調査

某日,私は,市内某ばい菌部屋を調査することにしました。

時刻は,21時。

私は,ばい菌部屋に入店すると,着替えを済ませ,いそいそとシャワーボックスへ向かいました。

狭い通路の両側には,数人の少女が立ち並んでおり,少女たちはギラギラした視線を送りつけていました。

私が通路をすり抜ける途中, 2・3人の少女から手が伸びてきました。

「あれま,今日は,ずいぶんと景気がいいわね。ちょっと待っててねー(音符)」などと少し浮かれながら,足早にシャワーボックスへ向かいました。

個室の様子

ばい菌部屋には,ドアを開けたり閉めたりする音が響き渡っていました。

私は,さっさとシャワーを済ませると,早速,個室を調査してみることにしました。(あくまで調査が目的です。)

事前情報では,個室はベニヤ板でできていると聞いていたのですが,実物は,石膏ボードと呼ばれる建材のようでした。ベニヤ板よりも高級。個室の数は,10室ほどでした。

私は,個室のドアを開けて,中へ入ってみました(びっくりマーク)。

個室の広さは,1畳ほどでした。内部には,マットレスが一枚,敷かれていました。個室のドアは,頼りない鍵で施錠できるようになっていました。便所の鍵です。調べてみたら「丸棒ラッチ」という名前らしい。

小部屋の雰囲気をまとめると,「便所の個室から便器を取り除いて,替わりにマットレスを敷いたもの」と思っていただければ,間違いありません。

鍵が開かない

個室の調査が済んだので,さて,そろそろ,ひと仕事,始めようかしらんと思って,個室から出ようとしたときの出来事です。

なんと,鍵が開かない(びっくりマーク)

ドアの建て付けが悪いらしく,丸棒ラッチが外れなかったのです。何度もガチャガチャやって,なんとか外に出られましたが,施錠している間に火事でも起きたら,命取りになると思いました。

あの設備でK察からの摘発は逃れられるでしょうが,今度は,消防条例上の問題があるように思えました。

最後になりましたが,少女たちの様子を少々。

意外にも,小部屋でとぐろを巻いている妖怪は皆無でした。絶対に奇怪な生物が住み着いていると思っていたのに,予想が外れました。

ドアを施錠する人と,施錠しない人がいました。あれは,あれで新しい楽しみ方なのかなと思いました。

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2012-06-03  ばい菌部屋大改装―亜空間・鍵の掛かる部屋―

昨年11月,東京都内の某ばい菌部屋が摘発され,業界内に激震が走りました。「昨日までは大丈夫だったのかもしれないけれど,今日からは違法だからね」と,ばい菌部屋は,突如,死刑宣告されてしまったのです。

あれから半年,以上が過ぎました。

全国のばい菌部屋では,さまざまな対策が講じられたそうです。これは聞いた話なので,真偽は不明ですが,万全を期するためには鍵の掛かる個室を整備する必要があるそうです。

私がたびたび調査していた某ばい菌部屋にも,個室がついたそうです。

いつもの私なら,率先して調査してくるのですが,今回は調査する気がありません。その理由を少々。

いつもの妖怪屋敷なんでしょ

伝聞によると,ばい菌部屋の大部屋を無理やり仕切って,個室が造られたそうです。かなりの突貫工事だったらしく,仕上がりは粗悪だそうです。

私は,上記の情報だけで満足してしまいました。

見に行ったところで,そこにいったい何があるというのでしょうか。ドアを開けたら,個室の中で,妖怪がフテ寝しているだけに決まっています(びっくりマーク)。

私は,これまでばい菌部屋のさまざまなイベントを調査してきました。すべて裏切られました。妖怪たちが,手ぐすね引いて待ち構えているだけだったのです。

そのような性質は,壁やドアをつけたくらいで変わるものではないのです。

店長の趣味についていけない

ばい菌部屋でも肌色映像でもそうなのですが,あの手の商売は,経営者の趣味と直結しています。好きでなければできません。

趣味と実益を兼ねたお仕事なのです。

率直に言って,私は,店長の趣味についていけません。

下品になるといけないので詳細は伏せますが,お店が設定したイベントは,ことごとく無視されてきました。

体育会の日にいたのは,妖怪だったし,着衣の日にいたのも妖怪でした。早い話が,いつ行っても妖怪しかいないのです。私は,何度も騙されました

でも騙されてみたい気がする

知り合いの某パパ(58歳)の話です。

下品になりすぎるので手短に書きますが,パパは,「買い物」をするのが好きだそうです。

その手のお店で,雑誌の広告に載っている子を指名するそうなのですが,顔写真そのままの子が出てくることは稀で,たいていは,とんでもないのが現れるそうです。

パパは,騙されたとき,少し反省するそうです。でも,新しい子が入店したという情報を聞きつけると,「今度の子は,もしかしたら(好みの子かも)」と,一途な気持ちで買い物してしまうそうです。そして,また騙されます。

いまの私も,似たような状況なのかもしれません。妖怪屋敷なのは百も承知なのですが,もしかしたら,可愛い小熊が待っているかもしれないのです(びっくりマーク)。

遅かれ早かれ,私は,個室を調査してしまう気がします。

そこでは,個室のドアを開けたり閉めたり,妖怪たちの激しい小競り合いが繰り広げられていることでしょう。勝者も敗者も存在しません。そこは,亜空間です。いたずらに,時間ばかりが過ぎて行くのです。

(無駄に年取っちゃうから,ばい菌部屋に長居したらだめだよって意味なのです。)

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2011-12-13  ばい菌部屋報告―着衣デーで大失敗―

某日,市内某ばい菌部屋を調査してきました。

荷物が多すぎてロッカーに入らない

その日は,「着衣デー」と呼ばれるイベントの日でした。

説明を必要とする人はあまりいないと思うのですが,念のため少しだけ説明しておきますね。日替わりでイベントが開催されているお店があるのです。

「着衣デー」というのは,文字どおり,衣服を身に着けた状態でお店を利用することになります。

ところで,「着衣」だからといって,本当に普通の服を着ていたのではだめなのです。あくまで演出の一環だから,人様の興味を引くような恰好をしなければいけないのです。

話を戻しましょう。

21時,私は,迷彩柄のTシャツや,ぴったりとしたスポーツウェアをせっせと準備。それらをスポーツバッグに詰め込んで来店しました。着衣デーって初めてだったから,かなり気合を入れていたのです。

でも,バッグが大きくなりすぎていたんですよね。

お店のロッカーにバッグが入らなくて,大苦戦してしまいました。

「ああ,もう,こりゃ店員が監視カメラ見ながら笑っているわね」と後悔しながらも,なんとかロッカーに荷物を詰め込みました。

だれもイベントに参加していない

私は,迷彩柄のTシャツを着て,大部屋へ潜入することにしました。

細い眉毛1 細い眉毛2

<画像の説明>これとまったく同じ服装。毎度のことながら,「いつの写真なの?」という質問をしてはいけません。

ところが,どうでしょう。だれもイベントに参加していないではありませんか(びっくりマーク)。人はいたものの,下着一枚でだらだらしているだけ。ほかの日と,ぜんぜん代わり映えしなかったのです。

私は,「着衣デーってそんなに強制力があるものでは,ないのかもしれない」と考え込みながら,お部屋の中を一通り歩き回ることにしました。

結果,たしかに着衣の人もいたのですが,あれは詐欺イベントの類ですね。

着衣デーって,妊婦が体型をごまかすためのイベントだったのです。完全に騙されました。

どういう状況だったのか説明するのが難しいのですが,お盆にキュウリとナスに割り箸を刺して,馬と牛のお供え物を作りますよね。あのキュウリとナスに,服を着せた感じだったのです。

物凄く不気味だったという意味です。

薬丸に絡まれる

時刻は22時,私は早々,退散する準備をしていました。

「いまから某お風呂に行きましょう。まだ間に合うわ」と思いながら,ロッカー室で着替えをしていました。

そのとき,背後からおかしな生物が張り付いてきました。妖怪と呼べるほど深刻ではありませんでしたが,それは薬丸に似た妊婦でした。

「もう,ヤダ」と思いながら,私は薬丸を振り払い,ばい菌部屋から脱出しました。

某お風呂に到着して,ちょっと気持ちが落ち着きました。お風呂にはいつもの熊たちの姿が。

「やっぱりここがいちばんね。着衣デーなんて幻に,少しでも期待した私が愚かでした」と,自分の居場所を再確認するに至った出来事でした。

(どこまで本当なのやら。)

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2011-12-04  ばい菌部屋報告―小瓶狂いの少女たち―

ばい菌部屋報告,今回は「小瓶狂いの少女たち」と題して,最近,私が遭遇したちょっと危ない人たちのお話しをします。

小瓶狂いの少女

正確には,ばい菌部屋ではなくてサウナです。この際,細かな区別に大した意味などないでしょう。

某日,某地下サウナを調査していたときの出来事です。40代前半,短髪・全身日焼けという,よく訓練された風貌の少女が,サウナ室に姿を見せました。少女は,ポーチを小脇に抱えていました。

私はすぐに,「この人,なんだか怪しい」と思いました。サウナの中に,お道具袋を持ち込む人は,滅多にいないのです。

少女は,ポーチのジッパーを下ろすと,中から茶褐色の小瓶を取り出しました。

そして,「カシャカシャカシャ」という音とともに小瓶の蓋を開けると,「スーハー・スーハー」はじめたのです。実際には,息を吸ったり吐いたりするのではなくて,ひと嗅ぎした後,浸透させるためにしばらく息を止めるものなのですが(なぞ),生々しくなるといけないので細かな描写は控えます。

さて,私は,冷静でした

「こんな暑い場所に持ち出したら,すぐ蒸発しちゃうでしょう。ソレ,いくらで買ったのか知らないけれど,大事にしなさいね」(←みのもんた風に読むこと)と思ってしまったのです。

ただね,その人,たぶん20代,30代の頃は,超が付く売れっ子だったんじゃないかなと思うんですよ。賞味期限が切れたから,この手の場所では我を忘れて遊ぶ,という姿勢は評価できると思いました。

でも,ほどほどにしておかないと,そのうち捕まると思うんですけれどね。

ばい菌部屋のキメ子さん

市内某ばい菌部屋を調査したときの出来事です。そのばい菌部屋は,2階建ての一軒家です。中高年がよく集まります。

時刻は22時くらいだったと思います。40代前半の太めの人が現れました。どうやら,その人はキメ子さんだったらしい。完全に挙動不審でした。

かなりの有名人なのか,一部の人たち(おそらく常連)は,関わらないようにしているようにすら見えました。私,そのお部屋は年に1回調査するか,調査しないかという程度だから,だれが常連なのかよく知らないのよね。

さて,そのうちキメ子さんたちのヨコ漏れが始まったのですが,なんだか異様な雰囲気でした。キメ子さんは,某小瓶をお相手に嗅がせていました。

そして,「△○■□■■×□!!!△△×■■○▲???」と言ったのです。

呂律が回っていないらしく,よく聞き取れなかったのですが,どうやら,「本物のキイロだから,よく効くだろう?」と言っていたようでした。

しかもね,なんだかオラオラ系で凄かったの。傍観するだけなら面白かったの。

私は,「あなたは永遠の若者ね」と思いました。

タウリン少女

某地下サウナでの出来事です。

その人は,50代。ラウンジのリクライニングシートに座り,ぼんやりとテレビを眺めていました。少女は,リポビタンDを飲んでいました。

ここまでなら,べつに変じゃなかったんですよね。

私は,少女の足元に,リポビタンDの空き瓶が2本転がっていることに気づいて,ぎょっとしました。少女は,3本目を口に運んでいたのです。

私は,「それ,気付け薬なのかな」と思いました。

見た目はリポビタンDだけど,中身はおかしな興奮剤なのではないだろうか,と勘ぐったのです。

しかし,少女は3本目を飲み干したからといって,パキパキした挙動をしているわけではありませんでした。さらには空き瓶を使って,これから悪さを始める様子でもありませんでした。

おそらく,リポビタンDを3本パックで買ってしまったものだから,無理してでも飲んでいたのでしょう。

それにしても,タウリン少女は,リポビタンDを飲んで元気になるどころか,むしろ眠りに落ちているように見えましたね。地下サウナに入り浸っているような人は,半ば溶けていますからね。

民生品ごときでは,しゃきっとしないのでしょう。

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2010-11-13  市内ばい菌部屋―熊たちの隠れ家はゴミ屋敷―

某土曜日,市内某ばい菌部屋を調査してきました。その日,私が尋ねたのは,某地域でいちばん新しいあのお店です。

と言っても,どこか分かる人はいないでしょうけれどね。分かるように書いたら,私はこの業界から干されてしまいます(←なぞ)。

ばい菌部屋の調査は久しぶりでした。深い理由はないのですが,どうも気が進まなかったのです。その日は,「まだ行ったことのないお店だから,これから行ってみようかな」と珍しく調査意欲に火がついたので,勢いで調査してみることにしました。

店内に入ると

場所は,市内繁華街の一角。

ばい菌部屋の扉を開けると,けたたましい電子音が漏れ出てきました。どこのお店もそうなのですが,この手のお店では,軽快な電子音楽が流れているものなのです。

受付でお金を払い,履いていたスニーカーを片手にロッカールームへ。ロッカールームは,壁が鏡張りで,照明は青色の蛍光灯でした。(ブラック・ライトではなかった。)

私は音楽に合わせて小躍りしながら,さっさと着替えると,シャワールームへ向かいました。

見慣れた足拭きマット

シャワーは,たいてい店内の隅っこにあります。

初めてのお店では,シャワーの場所にいきなり辿り着けることはまれです。廊下の隅に置かれた椅子に少女が座っていたので,私は少女に,シャワーの場所を尋ねてみることにしました。

少女は無言で右側を指さすと,音もなく暗闇の中へ消え去ってしまいました。若そうに見えましたが,妖怪だったのでしょうか。

さて,シャワーボックスにたどり着いたのはいいのだが,私はシャワーボックスの前に敷かれた足拭きマットを見て,「おや?」と思いました。その理由は,最後にお話します。

壁は倒れ,床は荒れ果て

シャワーを済ませたら,一度,ロッカールームに戻りました。鏡と睨めっこしながら整髪剤で髪を整え,資生堂肌水で肌を整えたら準備は万全。いよいよ,調査開始です(びっくりマーク)。

ところが,このお店の室内は,荒れに荒れていました

部屋はパーティションで仕切られていたのですが,パーティションの棒は骨折していたらしく,明後日の方向を向いていました。おそらく,熊たちが頻繁に衝突するのでしょう。か弱い壁は,崩壊寸前の状態でした。

しかも,敷かれているお布団も,喫煙室の椅子もなんだか不潔な感じで,「ああ,これはだめだわ」と思いました。ほとんどゴミ屋敷だったのです。(このお店の店長は,掃除がよっぽど嫌いなんだなと思いました。)

私は,シャワーの前に敷かれていた足拭きマットを見たとき,この展開を少なからず予見できていました。その足拭きマットは,数年前に閉店した某店で使われていたものだったのです。どうやら,このお店の備品は,系列店の廃品を再利用したものらしいのです。

そんなことを考えていたら,整髪した髪も,すっかり元気がなくなっているかのようでした。

「こんな場所に長居していたら,土曜の夜を台無しにしてしまうわね。そのうち,イイ子が来るかもなんて期待していてはだめ。つぎへ行きましょう(びっくりマーク)。」

私はすぐに決意できました。早々と退散することにしたのです。

別のお店に避難したのですが,そちらはそちらで状況は悲惨でした(安住の地などどこにもありません)。そのときお話は,また日を改めて。

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2010-06-16  ばい菌部屋都市伝説―ポンキッキが開いた瞬間を見た―

ばい菌部屋には,数多くの怪談があります。今回は他聞を含め,ばい菌部屋に纏わる気味の悪い話をしてみようと思います。

ばい菌部屋で死んだらどうなる?

この話は,過去にも少ししました。年配者向けのばい菌部屋では,おじいちゃんが腹上死してしまうことは珍しくないそうです。

本当に昇天してしまったおじいちゃんは,朝,発見されます。そのあと,おじいちゃんの遺体はどういった経緯で帰宅するのでしょうか。

まず,ばい菌部屋は警察に届けるそうです。警察はそういう店だと知っているので,手続きは速やかに進むそうです。

警察は,おじいちゃんが死んだことを遺族に告げなければなりません。「おじいちゃんね,旅館に泊まっているときに,発作を起こしてしまったようなんですよ」なんて説明をするそうですよ。

そういえば,その手の年配者向けの施設は,「××旅館」という名前が多い気がします。旅館の正体はさておき,警察の説明は嘘にならないわけです。

おじいちゃんの亡骸が搬送されると,ばい菌部屋ではお線香が焚かれるそうです。たしかに,某店がたまに線香臭いという報告があるのです。

「本当なのか怪しい」と思った人がいるかもしれません。

ひとつはっきりしていることは,死んでから長期間,放置されることはないということです。「生涯,女優でいたい」という人にとって,そんなに悪い死に方ではありません。

アラブ3Lと夢の世界で

これは私の体験談です。

某日,市内某ばい菌部屋を調査してきました。

時刻は,たしか午前2時くらいだったと思います。みなさん,ひと通り用事を済ませたからなのか,店内は静かになっていました。私は調査員なので,迷路やら某ブランコやらを調査することにしました。

するとある部屋から,「すげーすげーすげーすげーすげーすげーすげーすげーすげーすげーすげーすげーすげー」という奇妙な掛け声が漏れていることに気づきました。

その場所では,40代のガチムチ兄貴が,お独りでがんばっていました。ただ,私は状況を把握すると同時に目が点になってしまいました。

ガチムチ兄貴は,子どもの腕ほどの真っ黒なおもちゃに跨っていたのです。たぶんアラブ3Lという商品だと思います。

ガチムチ兄貴は,亜硝酸アミル類の入った小瓶を吸引しながら,小刻みにスクワット運動していました。そして,「すげーすげーすげーすげー」と連呼していたのです。あまりに奇妙な光景だからなのか,周りの人はことごとく無視していました。

しかし,私は違いました(ふめい)。

私は,「いまこの人は,夢を見ているのよね.。目がピカピカしたり,黒い玉に吸い込まれていたり,音が見えたりしている状態なのよね」と思ったのです。「この人の夢の世界を壊しちゃいけないんだ」とすら思ったのです。

私は,ガチムチ兄貴の夢の世界が充足する(俗に「ポンキッキが開く」)のを見届けることにしました。

それから一体,何十分経ったのか分かりません。ガチムチ兄貴は,粘りつくようなスクワット運動を止めると,私に向かって「ありがとう」と呟きました。そして,立ち去っていきました。ポンキッキが開いた瞬間が,そこにはあったのです。

余談ですが,私は帰宅途中,軽い頭痛に襲われました。亜硝酸アミル類の残り香を吸ってしまったからだと思います。いやはや,ヨコ漏れです。

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2010-03-08  二度目の○○会館―予告編―

こんばんは,ただいま0時半です。さきほど,市内某○○会館を再調査してきました。いまお酒を飲んで,寛いでいるところです。

今回の調査では,予想外の展開が頻発しました。私ね,もう立ち直れないかもしれない(ふめい)。詳しくは後日。ではまた。

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2010-02-21  ○○会館再調査―失敗編―

2月上旬に「○○会館を調査してきた」というお話をしました。「調査してみて,どうも目指している世界が違うけれど,もう1回くらいなら調査しちゃうかも」というお話もしました。

本日の夕刻,再調査するために○○会館の近くまで行ってみました。

店の前まで来たとき,私の中のもう一人の私が騒ぎ出しました。ドアに手を掛ける前に「ちょっと待ちなさいよ。少し様子を見ましょう」と思い止まることができたのです。(デンパを受信したのかもしれません。)

私は,店から少し離れた路上で待機することにしました。10分くらい観察していたんですけれど,その間にUMAが3体も入店していました(一人くらい「ヒト」がいてもいいのに)。私はすぐに決心することができました。

やっぱりこのお店は無理です。

※このお話にオチはありません(なぞ)。

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2010-02-01  はじめての○○会館―黄色いお風呂―

※「はじめての○○会館―いきなりキャッシュバック―」の続きです。某日,○○会館を調査してきました。店内に潜入した私は,まずお風呂に入ってみることにしました。

黄色いお湯

お風呂のドアを開くと,目の前にあったのは家のお風呂そのものでした。そういえば小熊は,「普通のお風呂だよ」と言っていました。たしかに,当たり障りのないお風呂でした。

しかし,足を踏み入れてみると,普通とは少し違うことに気づきました。気になったのは,ふたつです。

まずひとつめ。浴槽に真っ黄色なお湯が張られていました。いかにも「合成着色料を使用しております」という雰囲気の色だったのです。

小熊は,「あのお湯は危ないはず。気持ち悪いから,一度も入ったことないよ(びっくりマーク)」と言っていました。私は「まあ,片足くらいなら大丈夫なのでは」と思い,お湯に足を入れてみました。

お湯は適温で,とくにおかしな点はありませんでした。浴槽の底がヌルヌルしているんじゃないかと期待していたのですが,そんなこともありませんでした。

つぎにふたつめ。浴室には,「消毒層」と書かれた奇妙な洗面台が備え付けられていました。洗面台というよりも,それは学校の理科室にあった四角い洗い場でした。消毒層という名前のとおり,中には透明な液体が張られていました。

「この液体は何なんだろう?漂白剤?」と思い,鼻を近づけてクンクンしてみたのですが,無臭でした。ただの水だったのかもしれません。あの液体が何だったのか不明です。

バルサンの香り

お風呂を済ませた私は,浴衣に着替えて2階に上がってみることにしました。

○○会館は2階建てです。1階には,ロッカーや休憩室そしてお風呂が,2階には布団が敷かれた部屋があるのです。

2階には,部屋がみっつありました。(別途,有料の個室が2室あるらしく,合計5室なのかもしれません。)

各部屋の広さは6畳程度だったと思います。(当たり前ですが)家具は一切,置かれていないので広く感じられました。

さて,敷かれている布団には,さまざまな噂があります。が潜んでいるから,布団には寝そべらない方が良いらしいのです。(小熊は何も言っていなかったので,問題ないんだろうけれど。)

そんな噂を耳にしていたからなのか,どことなく部屋がバルサン臭い気がしてしまい,長居できませんでした。

サウナの罠

私は1階に下りて,休憩室で休むことにしました。

言い忘れましたが,2階で数体の未確認生物(よく「UMA」と呼ばれ親しまれているようです)に遭遇しました。あまりにしつこかったので,1階に避難せざるを得なかったのです。

1階の休憩室はやたらと広く,たぶん15畳くらいありました。窓側には,58V型はあろうかと思われる大画面のプラズマディスプレイ・テレビが置かれていました。

しばらく休憩室の椅子に腰掛けていたのですが,そのうち私はあることに気づきました。まだサウナを調査していませんでした。お風呂の反対側に,サウナ室があったのです。小熊は「サウナも楽しいよ」と言っていたのです。

私は休憩室を出て,サウナを調査することにしました。サウナに入ってみて,「小熊め‥‥」と思いました。それはサウナというよりも,ただの温室でした。実際,お風呂の順番待ちをするときに使われているようでした。早い時間に行ったせいで,まだ温まっていなかっただけなのかもしれませんけどね。

○○会館の第1回目の調査報告は,以上で終わりです。

元々のお題は,「私に会ったお店選び」でした。結果どうだったのかというと,どうも○○会館は私に向いていないと思いました。

私は,あのUMAたちの存在に耐えられません。

喩えるなら「鈴虫の替わりに,便所コオロギを飼育しましょう」と提案されているようなものです。そんなの無理です。

まあでも,もう1回くらいは調査してしまうかもしれません(なぞ)。

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2010-01-31  はじめての○○会館―いきなりキャッシュバック―

某日,○○会館というお店を調査してきました。○○会館というのは,全国展開しているあの旅館です。

いままで意識して避けてきたところだったのですが,知り合いの小熊(元野球部,佐々木健介サマ似)があまりに勧めるので一度,調査してみることにしたのです。

歩いて数分

じつは,○○会館って私の自宅から歩いて数分の距離にあります。言ってみればご近所にあるのです。あまりに近すぎるため,出入りしているところを生活圏の知り合いに見られたら,完全にヨコ漏れしてしまいます。いままで,近づかないようにしていた理由のひとつでもあります。

それでも「まあ,1回くらいなら大丈夫だろう」と思い,立ち寄ってみることにしました。

日曜日の15時,○○会館に行ってみることにしました。同じことを何度も言いますが,本当に近くなので,少し考えごとをしながら歩いていたら到着してしまいました。

建物は,2階建ての一軒家です。「○○会館」という真っ赤な看板が掲げられていました。

いきなりキャッシュバック

玄関のドアを開けると,右手に大きな受付がありました。受付の人は,おじさんでした。

私は「あのー,このお店は初めてなんですけれど」と言ってみると,受付の人は「まず会員証を作ってください」と言いながら,私に会員登録の用紙を手渡しました。

○○会館では,まず住所と名前を登録しなければならないのです。

私は,事前にそのような手続きが必要だという情報を入手していました。すらすらとニセの住所と名前を書くと(偽名を使い分けるのはわりと得意です←なぞ),おじさんにお返ししました。

おじさんは「会費と今回の利用料を合わせて3,200円になります」と言いました。(この手のお店を利用したことがある人なら分かると思いますが,かなり割高です。まあ,名目上は旅館らしいので。)

料金の支払いを済ませると,おじさんは浴衣とタオルを手渡しました。

おじさんは「ロッカーは使うたびに100円掛かるんだけれど,今回は特別だから‥‥」と言って,私に200円くれました。

なんと,いきなりキャッシュバックされたのです。

お風呂に入ろう

ロッカーで着替えを済ませて,まずお風呂に入ってみることにしました。

小熊が言うには「お風呂でひと騒動あることがある。シャンプー中で目が開けられないのをいいことに,手が伸びてくることも(びっくりマーク)」なんだそうです。

早い時間だったので,お店は閑散としていました。

いまお風呂に入っても,そのような怪奇現象に見舞われることはないだろうと思いながら,私は脱衣所に浴衣とタオルを置いて,お風呂の戸を開けてみました。

噂には聞いていたのです。お風呂はかなり独特な感じでした。

つづく――

※映像と今回の調査報告はとくに関係ありません。雰囲気は似ていましたが。

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2010-01-17  はじめての○○会館―予告編―

本日のお昼,市内の○○会館を調査してきました。○○会館というのは,全国展開しているあの旅館です。

私ね,いままでいろんなばい菌部屋を調査してきました。でも,あの系列のお店だけは避けてきたのです。平均年齢が高すぎるという理由もあるのですが,どうも自分が近寄ってはいけない場所だと思っていたのです。

それじゃ,どうしていまさら○○会館を調査したのかというと,お正月に野球部の小熊と新年会を開いたのがきっかけなのです。情報交換していたら,○○会館の話題が出たんですよね。

小熊が言うには――「○○会館は,正統派の○○場だよ。××さん(私の名前)のレベルになったら,○○会館くらいじゃないと物足りないと思うよ。割り箸で摘み合いするような,つまんない連中しか来ない店には,もう行かない方がいいよ」――だそうなのです。

というわけで行ってみたのですが,久しぶりに異次元空間を体験してきてしまいました。良い意味,悪い意味の両方で,新鮮な感じがしたのです。まあ結局,途中で耐えられなくなって,1時間くらいで脱出したのですが(なぞ)。

詳しい調査報告は日を改めてしましょう。(本当にできるだろうか。)

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2009-07-20  小熊は出入り禁止

某日,市内某ばい菌部屋を調査してきました。私は普段,ばい菌部屋を利用しません。でも近場に出来たのと,店の造りが凝っているという評判だったもので,行ってみることにしたのです。

ばい菌部屋の調査を終えた私は,知り合いの小熊に状況を報告することにしました。小熊ちゃんに電話してみたのだが,小熊の反応は予想外でした。なぜか怒っていたのです。話を聞いてみると,どうやら小熊はそのお店に悪い印象があるらしい。私は飼育係なので,小熊の気持ちをもっと聞いてみることにしました。

小熊が怒っていた理由は,少し面白かったんですよね。小熊は,同系列のお店を出入り禁止になっているそうです。小熊は,「見た目がうちの店の雰囲気に合わない」という理由で,入店を断られたことが何度かあったそうです(体が太すぎると断られたみたいなんですよね)。自分が選別されて,しかも不合格だったことに気を病んでいたのです。

小熊系の人って,見た目は強そうだし性格も図々しいので,細かいことを気にしないと思っている人がいるかもしれませんね。小熊は,見た目とは裏腹にとても繊細な生き物なのです。ただし,小熊は拒絶される原因が自分にあるのに,その原因を取り除こうとする努力はしません。おそらくそんなことができていたら,小熊になんかなりません。日々の怠慢が蓄積した結果が小熊なのです。

おやおや,結局,小熊が出入り禁止になったのは自業自得ということになってしまいますね。私ね,この件に関しては,小熊を庇護しづらいんですよね。事態を打開するには,まず小熊が深夜にラーメンやプリンを食べるのを止めなければなりません。小熊は○欲を抑えられない生き物なので,それすら難しいのでしょうね。

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2008-03-03  さっきごく軽くばい菌部屋

こんばんは,ただいま22時半です。さきほど市内某ばい菌部屋に立ち寄ってきました。「平日なのにばい菌部屋に行ってきたの?アナタ,気は確か?」と思った人がいるかもしれません。これには理由があるのです。

先週末の出来事です。久しぶりに市内某ばい菌部屋を調査してきました。自宅に戻り,コートのポケットに手を入れたときに「しまった」と思いました。ポケットの中に,ばい菌部屋のロッカーの鍵が入っていたのです。本来なら受付けで返さなければいけないのに,うっかり持ち帰ってしまったのですよ。

すぐばい菌部屋に電話を掛けてみました。「つぎに来るときにでも鍵を持ってきてください」と従業員に言われたのですが,早く返してしまうことにしました。つぎはいつ行くか分からないし,早く返さないとなんだか呪われそうな気がしたのです。(なにしろロッカーってあちらにとっては商売道具でしょ。)

というわけで,お仕事の帰りに軽く立ち寄ってきました。いやはや,ヨコ漏れです。

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2007-12-23  ばい菌部屋開店マニュアル

「開店マニュアル」という表題ですが,大したマニュアルにはなっていないので期待しないでください。今回は,個人でばい菌部屋を経営するための事前知識の一部をお話します。

あなたは「ばい菌部屋を経営してみたい」と思ったことはありませんか。おそらく業界人であれば,一度くらいは考えてみたことがあるのではないでしょうか。私は一度もありませんが(なぞ)。

さて,ばい菌部屋の商売を始めるまえに,いくつか解決しておかなければならない問題があるはずです。私は以下の事柄が気になっていました。

結論を言うと,該当する業種はないし登録も許可も認可もいりません。個人で営業するなら税金も掛かりません。

「いったいどういうことなの?」と俄然興味が湧いた方は,以下を読み進めてくださいね。

数日前のことですが,過去にばい菌部屋の店長をしていたという人と雑談する機会がありました。もろもろの疑問をぶつけてみたので,どんな答えが返ってきたのかお話します。

ほとんどの店は無届で営業している

私がいちばん疑問に思っていたのは,ばい菌部屋の業種です。あれは一体,何に該当するのでしょうか。

元店長の話によると,飲食業でもなければ旅館業でもないそうです。「勝手に人が集まっているだけ」という状態だそうです。

喫茶店やお風呂であれば保健所,中古屋であれば警察署というように,ばい菌部屋も営業するにはどこかしらへ登録が必要なのかと思ったら,届出は不要だそうです。むしろ届ける先なんか存在しないのです。(ただし飲食物を扱う店は別ですよ。)

自前の物件であれば低リスク

ばい菌部屋を運営するには,まず物件が必要です。元店長は「箱モノ」が自分の所有物であるか,借り物であるかはかなり重要だと言っていました。

例えばマンションの一室で営業していたとします。賃貸マンションの場合,告げ口されるとひとたまりもないそうです。賃貸の物件では事実上,店として改装するのが不可能なのと,もともとの契約内容が「住居用」のはずなので,想定外の使い方をしたらすぐ追い出されてしまうそうです。

ところが分譲マンションの場合,告げ口されても追い出されることはまずないそうです。部屋は個人の持ち物ですので,何に使おうが勝手なのです。仮に管理組合にバレたとしても,「たしかにそういう使い方をしています。でもそれで何か問題があるんですか?」と開き直られたらおしまいだそうです。

騒音を出しているわけでもなければ,廊下や階段といった共用部分を占拠しているわけでもないのなら,部屋の中で何が行われていようが他人が口出しする権利はないわけです。

ただしマンションの場合,不特定多数の人間が出入りすることになります。それってちょっと気持ち悪いですよね。元店長は「一軒家がいちばんいい」とのことでした。

税金ゼロ円

物件の問題が解決したとしても,つぎに気になるのはお金の問題です。当然,所得が発生するわけで,税金を納めるときその所得は何で得たお金だと説明すればよいのでしょうか。

税金に関して元店長の発言は衝撃的でした。元店長は,「税金なんか払ったことない」と言ったのです。さらには「職業は無職という扱いなんだから,払わなくても変じゃないよ」とまで言いのけたのです。どう考えても脱税にしか見えないのですが,本当にそんなことが可能なのでしょうか。

私が疑問だったのは,モグリの店だとしても,個人で物件を所持しているのなら固定資産税を納めることになるはずなのです。所得がないのに,どこからお金を捻出するというのでしょうか。役所から目をつけられそうですよね。

この疑問に対する答えは単純でした。「自分自身が無収入でも,親戚からのお金で暮らしているような人は珍しくない」のだそうです。もし行政機関から尋ねられることがあっても,そう答えれば深くは追及されないそうです。

まったくもって,どこまで本当の話なのでしょうか。驚くやら呆れるやら,私は聞き取り調査中,開いた口が塞がりませんでした。世の中,思っているほど難しくないということなのかもしれません。

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2007-06-04  悪質デイサービスの実態

某日,市内某ばい菌部屋でデイサービスしてきました。「デイサービスってなに?」と思った人がいるかもしれません。デイサービスの詳しい説明は,過去にmixi日記でしましたのでこの場では省略します。

その日は初対面の小熊ちゃんをデイサービスしました。小熊は「恥ずかしい」と言っていました。私は「ああ,やっぱりね」と思いました(ふめい)。デイサービスって恥ずかしい思いをさせるためにやっているのです。極めて悪質なのです(再三ふめい)。

私は小熊の額に,髪の毛の欠片が付いていることに気づきました。「さっき髪を切ってきました」という雰囲気だったのです。「ばい菌部屋に行くからって,わざわざ髪切ってきたの?」と尋ねてみましたよ。すると小熊は「うん」と頷きました。なんて可愛い小熊なのでしょうか(びっくりマーク)。

そうですよね。ばい菌部屋って,集団お見合いの場みたいなものなのです。勝負はほんの数秒で決まってしまうから,見た目には細心の注意を払わなければいけないものなのです。小熊系の人ってわりと詰めが甘いというか,細かいことに気が回らないのかなと思っていましたが,気が利く子はちゃんとしているものなんですね。

その日はちょっと小熊系を見直しました。もちろん,ちょっとだけですが(なぞ)。

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2007-05-14  さっき高度なヨコ漏れ

おはようございます。ただいま午前4時半です。さきほど市内某ばい菌部屋に行ってきました。思いのほかおさかん系数が高まってしまい,大変なことになりました。何がどう大変だったのかは,下品になるので伏せておきますよ。オラオラ(ふめい)。

今回はかなり変わった出来事がありました。私は長年,虹色業界人のさまざまな謎を調査・報告してきました。ここ数年は新しい発見がなかったので,てっきり自分はもうベテランの範疇なのかなと思っていたのですが,とんでもない。まだまだ知らない世界がありました。いい気になっていてはいけないのですね。

さて,その「変わった出来事」は私にとって未体験の光景であり,衝撃的でした。いつになるか分かりませんが,詳しくお話するつもりです。ではまた。

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2007-04-22  ばい菌部屋のアルバイトの人

※いつもより下品な内容の記述があります。注意してください。

夕刻,市内某ばい菌部屋に行ってきました。

どうもこの頃,ばい菌部屋では物足りなくなってきてしまいました。最近では「大人の飾り」や「入浴のデイサービス(最近,研究している新しいメソッド←ふめいすぎ)」を導入して梃入れを図っておりますが,それらもそのうち慣れてしまう気がします。ばい菌部屋では不満だからといって,ほかに活動の拠点があるのかというと,それもなくてちょっと八方塞の状態です。

さて,今日はちょっと変わった出来事がありましたよ。ある小熊から「アルバイトの人ですか」と尋ねられたのです。「アルバイトの人」って何かというと,ばい菌部屋の火付け役です。某ばい菌部屋には,たまにサクラが紛れ込んでいるらしいのです。様子見の人が多すぎてデキにくいときは,サクラの人が積極的に挑発して場を盛り上げるらしいのです。(本当なのでしょうか。)

私はそんな高度な人に間違えられてしまったようで,この先どうなってしまうのか心配になりました。本当にアルバイトしてしまう前に,ばい菌部屋からは距離を置いた方がいいのかもしれませんね。いまとなっては手遅れだとは思いますが(なぞ)。

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2007-04-05  ばい菌部屋帰りです

こんばんは,ただいま午前3時です。さきほど市内某ばい菌部屋を軽く調査してきました。某イベントが開催されていたもので,ぜひぜひ状況を観察しておかなければならないと思ったのです。

さて,今日はちょっと派手なことになりました。もちろん「派手」と言っておきながら,実際は地味です(なぞ)。ヨコ漏れガードの足かせが絶対なので,「思う存分」というわけにはいかないのです。こればかりは仕方がありませんね。まだまだ死ぬわけにはいきませんし(有害)。

詳しい事後報告は,ちょっとできそうにありません。それでも,出来事を箇条書きにしておきますね。

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2007-03-19  出会いすぎて困っています

年始から,たびたびばい菌部屋に通ったというお話をしました。数人とメールアドレスを交換したのだが,その後ちょっと引き合いがしつこくて困ったことになりました。飼育依頼にてんてこ舞いなのです。

なぜこんなことになってしまったのか。どうも多い日でも安心らしいのです(なぞ)。昨今さまざまな感染症が猛威を振るっております。「ひと騒動」の際にはヨコ漏れガードを徹底するようにしているのだが,そのような多い日でも安心な配慮が評価されているようなのです。

私はまじめにお付き合いしようなんて,まったく思っていません。先方もあくまでアソビであって,不適切なお付き合いだということは十分,分かっているわけです。くっつきすぎず,離れすぎずという関係なら「面倒くさくなくていいかな」と思っていたのですが,それすら億劫になってきました。いやはや,私はかなり身勝手なのです。

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2007-02-25  ばい菌部屋報告―輪っか売りの少女―

輪っか売りの少女,それは私のことです(いきなりふめい)。

輪っかの人は割引の日

某日,市内某ばい菌部屋を調査してきました。その日は「輪っかの人は割引の日」でした。すっかり輪っか慣れした私は,堂々と輪っかをして入店しました。

着替えを済ませ,部屋の人たちの顔ぶれを物色していたらヨコ漏れしました。過去に市内某所で知り合った小熊に,ばったり再会してしまったのです。

小熊はちょっと恥ずかしそうにしていました。そうですよね。今まで服を着た場所でしかお話したことがないのに,こんな場所で再会したのでは気まずいのです。でも恥ずかしいのは私の方なのですよ。だって私,輪っか姿だったのです。一瞬どうしようかと思いました。無論,すぐに開き直ったので平気でしたが(ふめい)。

輪っかの試着室

小熊は,私の輪っかに興味津々のようでした。なんでも小熊も輪っかを持ってきているらしい。でもうまく嵌められなかったのだそうです。使い方を教えて欲しいと言うので,私はその場で実演することになりました。

私 「最初に○を通すの。つぎに右の○を通すのね。通ったら○と右の○を引っ張り上げて,左の○を通す。ほら入った。コツは○を摘んで角度を合わせて,輪っかに押し込むことだよ」

すると小熊は,見様見真似で持参した輪っかを嵌めようとしました。でも通すことができませんでした。

私 「ちょっと待っていて,今日はいろいろ持ってきているのよ」

一旦ロッカー室に戻り,本日の小道具を持ってくることになりました。以下,一覧。

私は小熊を飾り付けたくなっていました。なにしろ小熊は元野球部,大人の飾りがとっても似合いそうだったのです。

「いきなり金属製の輪っかを嵌めるのは難しいのかな」と思い,まずシリコンの輪っかを勧めることにしました。シリコンの輪っかは引っ張ると伸びます。小熊は簡単に嵌めることができました。

つぎに小熊はシリコンの輪っかを嵌めたまま,自分で持参した4mm×40mmステンレスを試しました。なんと飾り付けに成功しました。小熊が言うには,最初にシリコンの輪っかが嵌っているとステンレスも入りやすいのだそうです(そうだったのね)。

小熊は貪欲な生き物です。続けて「2連に挑戦したい」と言い出しました。私が持ってきた4mm×40mmステンレスの輪っかを貸してあげることにしました。うまく嵌ったらしく小熊はとても満足げでした。

輪っか売りの少女

小熊は意外なことを言い出しました。4mm×40mmステンレスをこの場で売って欲しいと言うのです。私は4mm×40mmステンレスでは物足りなくなっていたので(ふめい),手放してもいいと思っていました。

こうして私は,ばい菌部屋の一角で輪っかを売ってしまいました。しかも試着までさせてですよ。いわば私は,輪っか売りの少女に扮したわけです。常識では考えられません。

我ながらのドキュンぶりに感心するやら呆れるやら。私はドキュンとしての生き様を,完成させようとしているのかもしれません。何ごとも究極を目指そうとするのは,いいことなのか悪いことなのか私には分かりません。そんな一日でした。

最後に「けっきょく,友達同士で輪っかの見せ合いしたってこと?信じられない」と思った人がいるかもしれません。その程度でうろたえているようでは,似非体育会系は務まりませんよ。オラオラ(なぞ)。

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2007-01-28  ばい菌部屋帰りです

こんにちは,ただいま14時です。昨晩(というか早朝まで),市内某ばい菌部屋を調査してきました。今回はかなり疲労しました。とにかくぐったりしてしまったもので,報告するのが昼にずれこんでしまいました。

さて,入店したのは21時くらいだったのだが,あまり良い子がいませんでした。立ち位置にもちょっと困ったので(ああいう場所では各々,許される居場所っていうのがあるのよ),飲み物を口にしたり,某氏やら○ぞうたんに迷惑メールを送りつけたりしてしまいました。

しかし午前1時から状況がよくなり,ついには本格的な小熊を捕獲することに成功しました。すごかったです。もちろんどうすごかったのかは,お話しません。とても「温か」でした(ふめい)。余談ですが事後に,周りで見ていた人たちから「よくあんなイカツイ人に手出せたね」と言われてしまいました。かなり怖そうな感じの子だったのです。私,平気でした。なにしろ飼育係なもので,小熊の素性を見抜くことができたのですよ。ではまた。

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2007-01-15  ↓のばい菌部屋の人

もしかしたら,中学時代の同級生だったのかもしれません。

その場では「だれかに似てるな。でもだれだったっけ?」というわけで,あまり気にしていませんでした。思い出したら眉毛と歯並びがそっくり(上顎1|1に捻れあり)だったような。

べつにいいけどね。大した問題じゃないし(ふめい)。

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2007-01-14  某ばい菌部屋―深刻な人材不足,飼い主としての自覚―

某日の昼間,市内某ばい菌部屋に行ってきました。小柄な子が寝そべっていたもので,軽く虐めてきました。あとで尋ねてみたら元水泳部員だそうです。道理で贅肉のない体をしていたわけです(←いきなり有害)。

サディストが不足

さて昼間だったせいか,元水泳部員が帰ると人がいなくなってしまいました(妖怪ならいたのですが)。すると,ばい菌部屋の従業員がひょっこり顔を出してきて,雑談することになりました。なんでもこの部屋では,サディスト(<仏>sadiste)が不足しているらしい。どうやら深刻な人材不足らしいのです(ふめい)。

そのばい菌部屋では,定期的にイベントが開催されるらしく,SMっぽい企画もあるのだそうです。でも集まるのはマゾヒスト(<独>Masochist)ばかりで,サディストがさっぱり来なくて困っているというのです。そうですよね。需要と供給の均衡が崩れていては,何ごともうまくいきません。

飼い主としての自覚

話を戻すのですが,元水泳部員はおしりをペンペンされると「あひゃ,あひゃ」と騒いでいました。さらには「鞭はないんですか?鞭でぶってください」と小物を要求してきたのです。当然そんなものは持ち合わせていませんでした。

そのとき,私は気づきました(デンパだったのかもしれません)。飼い主として,最低限の道具は持ってくるべきなのですね。鞭,目隠し,手錠くらいは持参しているのが常識だったのですね。ちょっと飼い主としての自覚が足りなかったのかなって,反省しました。

しかしながら,そうなると荷物が多くなってしまいますよ。リュックサックを背負って,ばい菌部屋をうろうろしているだなんて,かなり滑稽なのです。でもそうも言っていられませんよね。これから対策を考えてみることにしますよ。オラオラ(再三ふめい)。

検討事項

以下,持ち込みを検討している小道具です。いつものことですが,本気でないものも混ざっていますよ。

実践すると「ドラえもん」なんていう変なあだ名がついてしまいそうですね。何ごとも加減が必要なようです。(どこまで本気なのやら。)

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2007-01-02  新春姫始め・ばい菌部屋新装開店

ただいま13時です。こんにちは,お正月いかがお過ごしでしょうか。私は元旦早々,市内某ばい菌部屋を調査してきました。元旦に開店する店があると聞きつけたからなのです。

「お正月なのにそんな場所行かなくてもいいのに」と思った人がいるかもしれません。甘いですね。そんな弱音を吐いているようでは,調査員なんか務まりませんよ。「正月からばい菌の培養している奴って,頭どうかしてるんじゃねーの?」←こういうノリで,その「どうかしている人」を積極的に観察しようとするのが正しい調査員なのです。

自分のことは棚に上げて,開き直れるくらいの図々しさが調査員には必要なのです。

まだ開いていない

さて,店が新装開店するのは16時だそうなので,私は16時ちょっと過ぎに入店することにしました。現地に到着したまでは良かったのだが,どうも様子がおかしい。店の前に数人の少女がたむろしていたのです。

「どうしたの?」と一人の少女に尋ねてみたら,「ドアに鍵が掛かっていて中に入れない」とのこと。どうやら開店時刻を過ぎても店が開いていないらしいのです。

私は「あなたさ,店の電話番号分かる?」と,少女に尋ねました。少女はメモ用紙を取り出し,電話番号を見せてくれました。早速,店に電話してみましたよ。「早く開けろよ。このクソ○マが」って。もちろん,そんな下品なことを私は絶対に言いません。心の中では強くそう思っていましたが(なぞ)。

どうやら開店準備に手間取っていたらしい。入店できたのはそれから15分後のことでした。1時間も遅れたら店のドアを蹴り上げてやろうかと思っていましたが(←凶暴),最悪の事態は回避されました。

ヒンヤリしてました

店の内装はとっても綺麗でした。新しいから当然ですよね。意外にも溶剤の臭いはまったくなく,VOC(Volatile Organic Compounds:揮発性有機化合物)による健康被害の心配はなさそうでした。

ロッカー前で着替えたまでは良かったのだが,なんだか寒い。温度計があったので見てみたら,室温は20℃を下回っていました。気のせいじゃなくて本当に寒かったのです。

調査中断

ごめんなさい,今回の調査報告はこれでおしまいです。とっても中途半端なんですけれど,調査を打ち切らなければならない事態に「しんてん」してしまったのです。大人の都合だから許してね。

以下,感想を箇条書きに。

最後に,私が考えるばい菌部屋の魅力を。「普段は愛だの恋だのキレイぶってるけど,本音はこうなんでしょ?」みたいな殺伐とした雰囲気が面白いと思います。多かれ少なかれ危険な場所なので,安易に他人には勧めませんが。

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2005-07-24  ばい菌部屋の大切なこと

極秘(でもない)ばい菌部屋従業員の本音」では,お客さんがだれも来なくて閉店したばい菌部屋のお話をしました。あれから私は「ばい菌部屋にとって大切なことってなんだろう」と考えるようになりました。今日はひとつの考えをお話します。

ばい菌部屋に行く理由

ばい菌部屋は非日常を楽しむ場所だと思います。

私は調査員なので,ばい菌部屋の正しい使い方をしたことはあまりありません(「ウソつき」なんて言わないでください。「一度もない」なんて言っていません←なぞ)。調査結果から分かったことですが,ばい菌部屋は非日常的な空間を提供しなければならないのです。

ばい菌部屋は恥ずかしくて後ろめたい場所のはずです。就中そこに健全なお客さんを引きずり込むには,どうしたらよいのでしょうか。「私はそんな愚かな人間じゃない。そうちょっと異次元に迷い込んでしまっただけなの」という理由が必要なのです。そのためにも異次元の演出は大切なのです。

異次元を演出するもの

「異次元」はどうすれば作ることができるのでしょうか。素直に考えて,少なくとも五感に訴えうるものであることは間違いありません。

つまり照明が紫とか青とかピンクで非日常的,匂いが非日常的,気温が生暖かくて非日常的などです。

さて,いちばん異次元を演出するのは,目の前でばい菌の培養に耽るふしぎ少女たちの存在です。でもそれは卵が先か,鶏が先かという話になります。なぜなら,いまはそのふしぎ少女たちをどうやって誘き寄せるかという話をしているのです。

ばい菌部屋の魅力

さらに重要なのは「妄想」ではないでしょうか。私は「妄想」こそばい菌部屋の魅力の正体だと思います。「あそこに行けば,なにかいいことがありそう」という錯覚を促さなければならないのです。

ばい菌部屋に行ったことのある人なら分かると思いますが,実際にあるものは不気味に横たわるヒト化の生き物と,やっかいな病原菌だけです。そのような危険を差っ引いたとしても,ばい菌部屋を魅力的だと思わせるために必要なのものとは「謎」です。

私たちには知識欲があります。「分からないこと」には興味をそそるものなのです。「あの人ってどういう×××なのかしら,分からない」だからちょっかいを出したくなるのです。そして謎が解けた途端に醒めてしまうのです。

ばい菌部屋は水商売のひとつです。「最後に何も残らなかった」というのがお水業界の特徴ではないでしょうか。ばい菌部屋の魅力も同じですべてが虚構なのです。ばい菌部屋にとって大切なことは,お客さんに夢を見せることなのです。

まとめ

何をどうまとめるのかはさておき,「ばい菌部屋の大事なこと」を箇条書きにしてみましょう。

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2004-08-11  ばい菌部屋報告―ち・びで・ぶ・すですがお願いします―

某日,市内某ばい菌部屋を調査してきました。その日は平日の22時とあってか店内の人影はまばらであり,お世辞にも繁盛している様子ではありませんでした。

ところでおさんぽ業界全般の傾向ですが,人が多ければよいというものではありません。足の踏み場もないくらい,虹色業界人たちで埋め尽くされているよりも,やや淋しげな雰囲気が漂うくらいの方がデキやすいのです。いくら虹色業界人といえども,人としての最低限の羞恥心は持ち合わせているからです(「妖怪」は羞恥心の欠片もないものですが)。

その日は人が少なかったおかげで,不衛生な布団の上ではふしぎ少女たちがいつもより大胆に,ばい菌の培養に明け暮れていました。

振り返れば少年がいた

私が暗闇の中で調査していると,ひとりかなり若い子が紛れ込んでいることに気づきました。肌の木目やたどたどしい足取りから察すると10代のようです。私はその少年を集中的に調査することにしました。少年はおさかん行為に酔いしれる虹色業界人たちを,かなり離れた場所から凝視しているようでした。そう若い人ってなかなか大胆に近寄れないものなのです。もっとも,慣れてしまえば平気なものですが(ふめい)。

少年はいそいそと休憩室に向かったので,私は後をつけることにしました。休憩室で少年は携帯電話を弄り始めました。少年の横顔はまだあどけなく,生え揃わない無精髭が若さを彷彿させていました。

少年は携帯電話で何をしているのでしょうか。私は画面を覗き込んでみました。どうやら出会い系のメール交換をしているようでした。「いま家にいるよ(音符記号)もうちょっとしたらそっちに向かうね」みたいなメールを打っていました。この子はばい菌部屋を自分の家だと思っているのですね(ふめい)。こんなに不潔な場所なのに,少年は生命力豊かなようです。私は感心しました(再三ふめい)。

ち・びで・ぶ・すですがお願いします

少年は「チビデブ」と名乗っていました。たしかに小柄だし若いくせにお腹周りが緩すぎるように見えました。私は「最後に『ス』を付け加えた方が,誤解が少ないし話が早くて便利なんじゃないかな」と思いました(意地悪すぎ)。私だって人間です。顔の好き嫌いはもちろんあるし,正直な感想を言っただけです。

それに少年は,おさんぽ業界のモテ筋の基準点からだいぶ外れていました。あんなのどこに出ても無駄です(猛毒)。だからちゃんと「チビデブ」の末尾に「ス」をくっつけて,無用な労力を避けるべきなのです。健全で効率の良い社会を作り上げるためには,一人ひとりの小さな心がけが大切なのです(再三,意地悪すぎました)。

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2004-07-28  ばい菌部屋報告―アキヨシまだ満足できない―

某日,市内某ばい菌部屋を調査していきました。その日は平日だったせいか,ばい菌部屋は閑散としていました。

ばい菌部屋の住人

暗がりを調査し始めると,アキヨシらしき人物がおさかん行動に耽っていることに気づきました。アキヨシはばい菌部屋の常連らしく,私がばい菌部屋を調査したときにアキヨシがいなかったことは一度もなかったほどです。アキヨシはばい菌部屋に住んでいるらしいのです(なぞ)。

さて,暗がりで蠢く(うごめく)人物を勝手にアキヨシだと決めつけてしまいましたね。とっても暗い場所だったので,本当にアキヨシなのかは分かりませんでした。アキヨシは喫煙者です。アキヨシはおさかん行動が一段落すると,喫煙所に顔を出す習性があります。私は喫煙所でアキヨシを待ち伏せすることにしました。

数十分たつと,アキヨシが喫煙所に来ました。やはりさっきヨコ漏れしていたのはアキヨシだったのです。アキヨシは首を左右に振り,ボキボキ音を立てていました。ずいぶんお疲れのご様子なのですね。アキヨシは煙草を一本吸い終えると,またまた暗がりに消えていきました。どうやらまだ満足できないようです。いやはや,すごい○欲なのですね。私も見習いたいものです(なぞ)。

アキヨシは安全第一

私も暗闇を調査することにしました。なんとアキヨシは二段ベッドで,すでに別の人とお始めになっていました。アキヨシは手際がよいのですね。これですでに二人目です。私が調査する前からアキヨシはいたので,もしかしたらそれ以上かもしれません。「二人も三人もだなんて野蛮」と思った人がいるかもしれません。ばい菌部屋ではべつに珍しい光景ではありません。そうでもなければ,某ばい菌の感染率の高さを説明できません(毒)。

アキヨシはいつも小脇に小さなポーチを抱えています。行動は派手ですがかなり安全第一の人でして,ポーチの中には多い日でも安心セットが入っているらしいのです(実際に見せてもらったわけではないので憶測ですが)。アキヨシはポーチを開け,中から某ゴム製品を取り出しているようでした。そして,でかい声を上げながらおさかん行動に明け暮れるのでした。

それにしてもアキヨシのお相手を凝視すると,お世辞にもイケてないですね。私だったら蹴飛ばしてでもお断りするような人でしたよ(毒)。アキヨシはとてもボランティア精神溢れる人でして,来るものは拒まないようなのです。だってこの人がお断りしている場面を私は一度も見たことがありません。いやはや,見習いたいものですね(再三なぞ)。

二段ベッドでのヨコ漏れを終えると,アキヨシは缶コーヒーを購入しまたまた喫煙所で煙草を吸い始めました。ちょうどそのとき,リーマン風の男が入店しました。全身日やけしていて,かなり場慣れした雰囲気の人でした。アキヨシはリーマンの全身を舐めまわすかのようにジロジロ見ていました。どうやらつぎの狙いはこのリーマンのようです。

「メシメシ」というすごい音が

周囲の熱気で(ふめい)私まで汗ばんでしまったのでシャワーを浴びたり,ちょっとおトイレに行ったりしました。そんなことをしていたら,アキヨシの姿を見失ってしまいました。仕方がないので休憩室にお座りしていたら,隣の空間からメシメシというすごい音がしました。休憩室の隣の空間にも布団が敷かれていたのです。

ちらっと覗いてみたら,さっきの日やけリーマンとアキヨシがおさかん天国に浸っていました。メシメシという音は,某ゴム製品が擦れる音でした。きちんと密着していないか,皺になっているのでしょう(ふめい)。それにしても目の前の異様な盛り上がりは一体何なのでしょうか。あそこまで真面目におさかん行動に明け暮れられるなんて,ある種の素質がなければできません。まったく見習いたいものですね(たびたびなぞ)。

ばい菌部屋常連の5年生存率

私は眠くなってきたので,帰宅することにしました。あれからアキヨシが何人とおさかん行為に励んだのかは分かりません。ひとつはっきりしていることは,管理がきちんとできていれば,ばい菌部屋常連の生存率はさほど低くないらしいということです。私はこれからもアキヨシの事例を分析し,ばい菌部屋常連の5年生存率の解明に繋がればいいなと思いました。だってばい菌部屋常連で,5年間以上生存している人を私はまだ一人も知らないからです(猛毒)。

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2004-03-11  極秘(でもない)ばい菌部屋従業員の本音

こんばんは,一部の特殊な人に好評のばい菌部屋調査報告。今日は2002年11月の調査記録を公開します。「どうしてそんな昔の話をいまさら」と思った人がいるかもしれません。公開時期を今にした理由はとくにありません。私はネタを常に蓄えているだけです。

某ばい菌部屋は今日も閑古鳥

その日は会社の飲み会の帰りでした。私はほどよく酔っぱらい,帰宅する途中だったのです。そんななか私はふとばい菌部屋を調査したい気分になってしまいました。「そういえばこのへんにばい菌部屋あったよな。行ってみちゃおうかな」と。酔うと行動が大胆になり異国を旅したくなるのは私だけではないはず。そう,すべては不可抗力だったのです(なぞ)。

私は急遽,帰り道を引き返し,市内某ばい菌部屋を目指しました。お邪魔したばい菌部屋はマンションの一室にあります。店内に入ると眠そうな顔をした店員さんが応対してくれました。受付にて店員さんは「2,000円になります」と言いました。私はやや後退りし「あれれ今日はたしかスーツデーとやらで,スーツ姿で行くと値引きされるはずなのにな」と思いました。それでも「きっとこの人,忘れているんだろうな,まあいいか」と,あまり気にせず正規の金額を支払ってばい菌部屋に入室しました。

前評判によるとこのばい菌部屋では,閑古鳥が鳴いているらしい。噂どおり室内には本当にだれもいなかったのです。私は「人がいないならいないでいいや」と思いながら,布団に忍び込むことにしました。でもただ横になっているだけでは,なんだか味気ないものです。私はお客さんがいないのをいいことに,携帯電話でふしぎ少女掲示板を物色することにしました。週末だからでしょうか。掲示板に投稿するふしぎ少女たちは,いつもよりおさかんに見えました(ふめい)。そうやって携帯電話いじりをしていたらそのうち眠くなってしまいました。

他店を調査する従業員

午前1時頃だったでしょうか。物音がして目を覚ましました。「まさかパパ(なぞ)が手を出してきたのでは」と一瞬,怯みましたが違いました。相変わらず店内には私以外のお客さんは一人もいません。ではいったい何の物音だったのか。どうも従業員同士が雑談を始めたようなのです。従業員は私がまだ店内にいることを忘れているようなのです。

話の内容は店の経営に関することらしい。ボスと部下の二人が,時折ため息をつきながら話していました。私は途端に目が冴えてしまい,必死に聞き耳を立ててしまいました。ばい菌部屋従業員の本音を聞けるなんてこんな機会,滅多にありません。お布団で休憩している場合ではありませんよ。さあ,調査再開です。

ボス 「お客さん来ないねー」

部下 「そうですね」

ボス 「今日って人があんまり出てないのかな」

部下 「じゃ,ちょっと他店を偵察してきますね」

<約40分後>

部下 「Aってところはすごい込み具合でした」

ボス 「人いないのはうちだけ?どうしたらお客さん来るのかしらね」

部下 「サービスが悪いんですかね?ジュースの自動販売機くらい置いてみるとか」

ボス 「でも置く場所がね。ここって普通のマンションの一室なんだし」

部下 「せめてビデオでも流したらどうですか?」

ボス 「著作権の問題でだめなのよ。Kってところはそれでモメたことがあるらしいのよ」

部下 「・・・」

<成す術なしのようです>

私は「だれも来ないのはすべてがダメダメだからだよ」と,言いたくて仕方がありませんでした。でも「はい,はいっ,ハイ,ハイッ」と挙手しながら(なぞ)話に参加するわけにはいきません。むしろ私はこの場所にこれ以上,留まるのは危険だと思い始めていました。隙をみて帰りたくなっていたのです。幸い従業員の話がだいたい終わったようので,私はむくむくと起き上がりさっさと着替えて帰宅することができました。なんとか脱出に成功したのです。帰り際,従業員は「まだお客いたんだ」という顔をしていました(大汗)。

それから3か月後,このばい菌部屋は無事,閉店しました(毒)。あれでは繁盛しなくて当たり前なのです。あのばい菌部屋は,普通に人が住んでいそうなマンションの一室そのものでした。普通の部屋を薄暗くして,布団を敷いただけだったのです。いくら虹色業界人向けの娯楽施設だとはいえ,そのような設備だけではお客さんが入るわけがないのです。

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2003-12-20  ばい菌部屋報告9―既婚パパ今宵もおさかん―

某日,市内某ばい菌部屋を調査してきました。私が到着したのは22時頃,ばい菌部屋はすでにふしぎ少女たちのヨコ漏れで大賑わいでした。それはいつものなんの変哲もない,ありふれたばい菌部屋の光景でした。時刻は午前0時,玄関の呼び鈴が鳴りました。このばい菌部屋はどこにいても呼び鈴が聞こえます。新しいお客さんが来ると「どんな子が来たのかな」って1階の玄関前をウロウロする人もちらほら。私もその中に紛れて,どんなふしぎ少女が来たのか見物することにしました。しかし来たのはふしぎ少女ではなくてパパでした。ふしぎ少女たちは「なーんだ」という顔をして,さっさと元の暗闇に戻っていきました。でも一人だけその場に立ち止まる人物がいました。それは私です。私は「パパとなら仲良く慣れるかも」と思ってしまったのです(なぞ)。唯一ことばが通じる人のように見えたからです。

パパは会社帰りらしく背広姿でした。パパはロッカー室に移動すると,あっというまに全裸になりシャワーのある場所へと消えていきました。丁度そのとき私はパパとすれ違うことができました。「なんだか酒臭いな」と思いました。パパはかなり酔っているようなのです。そうですよね,こんな場所しらふで来られるなんてどうかしているのです(ふめい)。シャワーを浴び終えたパパは,休憩室の椅子に腰掛け煙草を吸い始めました。一服終えると今度は業界誌をおもむろに手に取り,パラパラと誌面を捲り始めました。そしてなんと一人でヨコ漏を初めてしまったのです。私はびっくりしてしまいました。パパの左手の薬指には結婚指輪らしきものが見え隠れしています。「妙に落ち着いた雰囲気だから既婚者だろうとは思っていたけれど,やっぱりそうなのね」と私はパパの私生活を想像しながら,パパを観察してしまいました。しばらくしてパパは雑誌を本棚に戻すと,布団が敷かれた2階に上がっていきました。私はパパを追い掛けて2階に上がりました。でも2階はすごく暗いのでパパを見失ってしまいました。「あれ,どこへ行っちゃったんだろう」と思いながら暗闇に目を慣らしていると,壁にもたれ掛かりふしぎ少女とヨコ漏れするパパの姿を見てしまいました。あまりに大胆なパパの行動に,私はまたまた驚いてしまいました。

既婚パパがばい菌部屋でおさかんだなんて,別に珍しくもなんともありません。本題はこれからです。翌日もっと私を驚かせる出来事があったのです。私はつぎの日,市内某公立高校の合唱部の定期演奏会を鑑賞しました。市内某コンサートホールにて,少し早い時間に到着した私は席に座り,発表会の冊子を眺めていました。そのうち徐々に人が集まり始め,会場は高校生たちの家族とお友達で埋め尽くされていました。そんな中,ふと見渡すと5席ほど離れた場所に,見たことのある人物が座っていることに気づきました。昨日ばい菌部屋でヨコ漏れしていたパパとその家族です。演奏会が終わり私は会場の外に出ました。屋外は凍えるような寒さでした。そのまま地下鉄の駅まで歩いていたら偶然パパたちが私の目の前を横切っていきました。パパと奥さんは10歳くらいの娘さんの手を引いていました。粉雪が舞い散る空の下,私は虹色業界人の真実を見た気がしました。そして「またどこかで会えるかも」と既婚パパとの再開を確信しました(毒)。

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2003-11-16  ばい菌部屋報告8―後編―

<続き>

「若さ」を消費する少年

虹色業界人たちは布団が敷かれた暗闇の中で,ばい菌の培養に耽っていました。私はそれとなく観察するために少し離れた布団でゴロゴロすることにしました。布団が不潔なことは百も承知ですが,だからといっていつまでも中腰姿勢でいたのでは不審すぎるのです。そうやって観察を続けていると某少年がこちらにやってきて,あろうことか私の隣の布団に横たわりました。少年は私の様子を伺っているようでした。

私は少し緊張しました。「もし唐突に手が延びてきたら何て言おうか。『お兄さん調査中だから邪魔しないでね』と誤魔化そうか」などと対策を考えていたら,少年はかなりはっきりした声で「ぼくじゃだめですか」と話し掛けてきました。私は調査員であることを明かすことができず「いま来たばかりだからもうちょっと様子見してからね」などと意味不明な返答をしてしまいました。お話してみると,少年はどうもこのばい菌部屋で浮き気味なのが気になるらしい。話が弾みそうな雰囲気だったので場所を変えてお話することにしました。

少年はまだ業界デビューして3週間しか経っていないそうです。しかもいきなりばい菌部屋がデビュー場所だそうで,いまは市内の全ばい菌部屋を攻略中なのだとか。私は「アナタまだ10代でしょ。こんなところに入り浸っていたらダメでしょ。『若さ』って消費されてしまうものなのよ」と,先生のような口調でお説教してしまいました。少年は紫煙が大好きらしい。私とお話している間も引っ切り無しに煙草を吸っていました。しかもお酒もよく嗜むそうです。私は「お酒はちょっと飲むけど,タバコは吸わんです」と言ったら「それぜったい人生,損してる」とまで言われてしまいました。私はあえて反論しませんでしたけれど価値観の違いに驚きました。

ラガーマン登場。でもこの子おかしいゾ

時刻は午前1時を過ぎていました。少年はもう帰ると言うので私はばい菌部屋の出入り口まで,少年を見送りました(まったく何をしているのやら)。休憩室で過ごしすぎたから気づかなかったのだが,いつの間にかばい菌部屋の総人数は15人を超えていました。私は調査を再開しました。改めて観察してみると通路をウロウロしている野郎系の子が1人いました。全身に筋肉の服を纏っているような肉付きで見た目はラガーマンのようでした。どうやら本物の体育会らしいのです。でも様子がどこかおかしく言葉が通じない雰囲気でした。ラガーマンはだれとでも「おさかん」らしく,そのうちパパの餌食になってしまいました。どう見ても危険印のパパとばい菌の培養をしていたのです。

私は急に現実に引き戻されたような気がしました。ここはばい菌部屋なのです。ここでは「もっと楽におさかんしたい」という虹色業界人たちの巣窟なのです。こう考えてみると,おかしいのはラガーマンではなくてむしろ私の方なのです(「いまさら気づいたの?」なんて言わないでください)。ばい菌部屋の帰り道,私は虹色業界人の生態調査の総括をしなければならない時期だと悟りました。虹色業界人と妖怪との関係をよく整理しておく必要があると思ったのです。また研究課題が一つ増えたようですね(ふめい)。私の調査活動はまだまだ続きそうです。オラオラ(再三ふめい)。

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2003-11-15  ばい菌部屋報告8―前編―

某日,市内某ばい菌部屋を調査してきました。今回,私が尋ねたのは野郎系が多いと評判の某ばい菌部屋です。はじめて野郎系のばい菌部屋を調査するにあたり,私の心構えは常套を脱していました。数日前から過剰な栄養摂取を心掛け体脂肪率を18%台にまで引き上げ,鏡の前で表情の練習。さらに図太い声が出せるように「すげー」とか「オラオラ」とか「まじっすか」などと発声練習までしてしまいました。新天地に進出するという意気込みからか,いつもより必死だったのです(どこまで本当なのやら)。

エミュレーション中の私

<画像の説明>「華原朋美エミュレーション・バージョン4」を駆使し野郎系を演出している私です。画像はささやかな威圧感を出すために赤色に演色してみました。エミュレーションの精度は日増しに向上していますが,いまのところこの程度が真似の限界です。後になって気づいたのだがこの写真って首の座りが悪いです。首元でシャツがずれているのも気になるかも。細かいところが疎かになってしまうのはひとり撮影の限界かもしれません。注意:エミュレーション中は危ないです。良い子は近づかないようにしてくださいね。オラオラ(ふめい)。

ばい菌部屋に向かう

気分の高まり(なぞ)を抑え込みながら自宅から歩くこと15分,ばい菌部屋が入居している某雑居ビルに到着しました。エレベータで2階に上がるとあからさまに受付がありました。私は受付けで1,900円を払いいよいよ入室です。しかし靴をロッカーに入れたまではよかったのだが,次に何をすればよいのか分からず立ち往生してしまいました。受付けの人が言うには,靴をロッカーに入れたら鍵を一度,受付けに渡すのだそうです。一般的な規則ですが,順序が微妙に違っていたので戸惑ってしまったのです。まだまだ私も初心者の範疇から脱していないのですね。

さて私はロッカー室で着替えを済ませ,タオルを腰に巻きつけると颯爽とした態度で調査を開始しました。このばい菌部屋は,天井のいたるところにブラックライト(紫外線の蛍光管)が設置されています。白色のタオルが時折,鮮やかな紫色に発色していました。室内をひと通り物色してみたのだが人影は疎らであり,ただ熟睡しているだけのような人もいました。私はひとまず休憩室を調査することにしました。

「行け!稲中卓球部」を読む私

休憩室にはテーブルと灰皿と椅子そして本棚がありました。本棚には業界誌のほかに普通の漫画本もありました。私は「行け!稲中卓球部」という漫画を手にとりました。この手の漫画はだれが持ってきたものなのでしょうか。もし従業員の私物だとしたら,その人の嗜好を知る上で重要な資料です。と思いながら読み始めてみたのだがこの作品は下品でなかなか面白いです。そのうちどんどん引き込まれてしまいその間,数人が休憩室に来ていたというのにまったく眼中にありませんでした。

でもいつまでも休憩室を調査していたのでは意味がないですよね。私は本棚に漫画本を戻すと,暗闇に潜入することにしました。読書している間にずいぶん人数が増えていたらしい。私も通路で数人の方からお誘いを受けてしまいました。このばい菌部屋は「年齢勝負」ではなくて「外観勝負」だからかどうか知りませんが一度,お断りしたのにしつこく付き纏ってくるという異常者が皆無で正直,助かりました。調査員である私が任務を邪魔されたのでは死活問題だからです(なぞ)。

<後半へ続く>

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2003-09-28  ばい菌部屋報告:シゲゾウくん『もう壊れちゃうよっ』

27日の夜,市内某ばい菌部屋を調査してきました。今回,調査したばい菌部屋はいつもの ところではありません。やや過激と噂されるあのばい菌部屋です(←これじゃ分からんって)。

さて「張り切って調査」と意気込んでいたら,室内には私のほかに一人しかいませんでした。しかもその人も帰ってしまったのです。私が潜入したのは20時だったのですが,どうやら来る時間が早すぎたようです。これでは調査になりません。しかもお腹が空いていて長時間,待機できそうにありませんでした。仕方がないので私は途中退出して出直すことにしました。自宅で腹ごしらえの後,再入室したのは22時半でした。人員は7人ほどに増えていました。まだ人数は少ないけれど,調査が全くできないというわけではありませんでした。私はばい菌部屋の調査を再開しました。

B-BOYマサシくん

某ばい菌部屋は雑居ビルの2階にあります。室内に間仕切りを設置して壁を作り,部屋を区切っているのです。室内には音楽が流れていたのだが,なんだか選曲の品が悪いみたいでした。個人的には市内某一軒家のばい菌部屋の選曲の方が好きです。

ええと,私の選曲の趣味なんてどうでもよい話ですよね。調査の話に戻しましょう。私は手早くシャワーを浴び通路をうろうろしてみました。すると数人の方からお誘いが。でも私は調査員だし,ヨコ漏れガードが強力なので微動だにもしませんでした(本当です)。喜ぶべきなのやら悲しむべきなのやら,すっかりあの雰囲気に耐性を持つようになってしまったのです。そんなことをしていたら,一人の虹色業界人が私の目の前を通過しました。あの髪型,あのうつろな目つき,そうです(なぞ)その人物は元便所のアイドル,マサシくんだったのです。

マサシくんを目撃したのはおそらく半年ぶりです。髪型はいつもの坊主頭に近いのだが,よく見ると幾何学模様らしき曲線が描かれていました。理容用語でなんと言うか分かりませんが,やや長めの坊主頭にトリマー(細いバリカン)で線を描いた髪形です。私は「もしかしてこういうのをB-BOYというのでは,けっこう年の癖によくやるよ(←他人のことが言えるのか?)」と考えながら,ひとりニヤニヤしてしまいました。私はマサシくんの腹部にも注目しました。ありがちなリンゴ型肥満でしたね。以前から妊娠説が囁かれていたマサシくんですが,やはり妊娠していたのです。

シゲゾウくん「もう壊れちゃうよっ」

調査を始めてから,時刻は0時をすぎようとしていました。私は部屋で知り合った子と休憩所で世間話していました。もちろんヨコ漏れ後にお話したのではありません。ヨコ漏れなしでもいきなり会話できてしまう,喜ぶべきか悲しむべきかこの頃,もっぱらそんな調子なのです。休憩所は店の出入り口の目の前にあります。出入り口から丸見えで,どんな人がきたか分かる便利な場所なのです。すると,なんだか見たことのある人が現われました。その人物はシゲゾウくん。一度だけ某所でお話したことがあるのだが,こんな場所で再開するのは気まずくて私は通り過ぎるまで頭を下に向けてしました。

私はそれっきりシゲゾウくんの存在を忘れていました。そのうち布団の敷かれた暗闇からすごい声が聞こえてきたので,私は調査を再開したのだがそこで悪夢のような光景を見てしまいました。あのシゲゾウくんが某野獣さんに襲われていたのです。「くもの巣に引っ掛かった蝶々」とでも表現すればよいのでしょうか。小柄なシゲゾウくんがでっかい野獣に――気分が高まるどころか目の前の行為があまりに野蛮だったので,見たくないものを見てしまった心境でした,私は決して近づいてはならない異次元空間に迷い込んでしまったのです。

私は調査員です。私はすべての光景を目に焼き付け,ばい菌部屋の実態を報告する義務があります(なのか?)。任務を遂行するために,私はシゲゾウくんの生き様をじっくり観察することにしました(悪趣味すぎてごめんさい)。シゲゾウくんは最初,仰向け姿勢でしたが,うつ伏せにさせられたり,ワンワンの格好をさせられたり,最後は立ち姿勢まで――なんだかすごく勉強になりました(再三悪趣味すぎてごめんさい)。私はシゲゾウくんの呟きを聞き逃しませんでした。シゲゾウくんは「壊れちゃうよっ」と言っていたのです。実際,あの勢いだと壊れていたと思います(毒)。つぎの日ぜったいセーリだったと思います(さらに毒)。今日もまだ蟹股歩きしていると思います。(分かる人には分かると思うし,分からない人は分からないと思います。それでいいのです。)

ばい菌部屋がISO14001を取得する日

私はシゲゾウくんの最期を見届けることができませんでした。時刻は午前2時を過ぎていて,もう帰らなくてはならなかったのです。

さて私は冒頭で部屋にだれもいなくなって,再入室を余儀なくされたという話をしました。じつは部屋を出る前に,私はひと気のいない室内の設備を隅々まで調査していました。まず気づいたのは,布団に敷かれたシーツに血痕らしき染みがついていたことでした。たまたまそういうシーツなのかなと思ったら,どうも違うらしい。ほかのシーツにもやっぱり染みがついているのです。私は某顔の整形手術のときに入院した経験があったのでピンときたのですが,どうも血痕って洗濯しても落ちないみたいなんですよね。「染みは染みでも違う染みなのでは」という意見がありそうですが,粘性のない液体が滴り落ちた雰囲気だったのです。つまりあれは生理染みなのかなって(強引すぎ)。シゲゾウくんの惨状を目の当たりにすると「なるほど」と頷けるのです。

つぎに気づいたのは,虹色業界人たちが社会に適応できていないことです。虹色業界人はお風呂の入り方を知らないのでしょうか。シャワー室の周りがびっしょり濡れていて,足(「脚」ではなくて「足」です)を拭いていない雰囲気です。さらに環境社会に対する理解が不足しているらしく,シャワー室の照明がつけっぱなしでした。私は度々シャワー室に足を運んで照明を消したほどです(どこまで本当なのやら)。こうして整理してみるとばい菌部屋がISO14001を取得するには,最初の段階として虹色業界人をパターン分類にて行動分析する必要があります。つぎの段階では内部環境監査チェックシートを作成し「計画」,「運用」,「有効性評価」さらに是正措置を講じる必要がありそうです。――なんだか最後はすごく強引に難しそうな締め括り方をしてしまいました。私にとって今回の調査は刺激が強すぎて,話を逸らさずにはいられなかったのです。

と言いながら割引券をもらっているので,もう一回調査してしまうかも。(←危ないから止めましょう)

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2003-08-13  ばい菌部屋報告6―命を削る人々―

12日の深夜,市内某ばい菌部屋を調査してきました。なんだか無性に調査したくなってしまったのです。こんなことを言うと「アンタさ,某人物との軽いお付き合いとやらはいったいどうしちゃったの?」とか「理解に苦しむ」と言われてしまいそうです。勘違いしないでください目的が違います。私の場合,虹色業界人の生態を調査するためにばい菌部屋やら公園に乗り込むのです。決してヨコ漏れ目的ではありません。

平日のばい菌部屋

暦の上では12日は平日です。平日深夜のばい菌部屋にはどんな妖怪,ふしぎ少女たちが潜伏しているのでしょうか。私は市内某ばい菌部屋に出向いてみました。ばい菌部屋には自宅から数十分で到着してしまいます。私はばい菌部屋に潜入すると,受付けで手っ取り早くお金を払い,手っ取り早くシャワーを浴び,手っ取り早くTOOTのボクサーブリーフに着替えました。

「調査が目的なのになぜ勝負パンツを穿かなければならないのか。そもそもどうしてそんなパンツ持っているの?」と言われてしまいそうです。「郷に入っては郷に従え」と言います。調査員は場に溶け込まなければなりません。調査員は存在が自然でなければなりません。被験者に調査員の存在が気づかれてはならないのです。

さて,準備を済ませた私は布団が敷かれた某部屋に入りました。平日のせいか妖怪の姿は皆無,ふしぎ少女たちだけがばい菌の培養に専念していました。幸いふしぎ少女たちのばい菌の培養具合はあまり過激ではなく,致命的なばい菌が感染しないように我慢しているようでした。調査中,私も度々お誘いを受けてしまいました。どこからともなく手が伸びてくるのです。もちろん,すべて払い除けましたが一人だけ極端に手の冷たい人がいることに気づきました。よく見ると子どものような老人のような,その人物はまるで 「AKIRA」に出てくる「タカシ(実験体26号)」のようでした。

タカシさん投薬のお時間です

布団が敷き詰められた部屋の調査を終えた私は,休憩室に向かいました。するとタカシも休憩室に現われ受付けで缶飲料を購入していました。タカシはその場で缶飲料の蓋を開けようとはせず,なぜかロッカールームに向かいました。不審に思った私はタカシの後をつけました。タカシはロッカーを開けると,おもむろに薬入れ(ピルケース)を取り出しました。薬入れは敷居で分けられており,いずれにも白い錠剤が入っていました。タカシは錠剤を指で摘み上げると口に運びました。どうやら投薬のお時間だったようです。タカシは薬を飲み終えると布団が敷かれた暗闇にひっそりと戻っていきました。

私にはあの錠剤が病院で処方された薬にしか見えませんでした。薬入れを使っていることから長期に渡って服用しているようです。時間によって飲む薬の組み合わせが違うのかもしれません。何より気になったのは,タカシは極端に痩せこけており,その程度は明らかに病的だったということです。そんな危なそうな人物がばい菌部屋には紛れ込んでいるのです。大変,恐ろしいことです。

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2003-06-01  ばい菌部屋報告4―アキナLevel5―

某日,ばい菌部屋の魅力を調査すべく私はもう一度,市内某ばい菌部屋へ向かいました。時刻は23時頃でした。いつものように大勢のふしぎ少女たちが,部屋のいたる個所でヨコ漏れしていまいした。

アキナLevel5

アキナは20代前半のようです。不潔な布団に仰向けに寝ており,妖怪たちを待っているようでした。そのうちサダオが物陰からそそくさと現われアキナを物色していました。私は目を離してしまったのですが,気が付くとサダオはアキナの上に馬乗りになっていました。サダオは30代のようでした。 アキナの動きはお世辞にもこなれておらず,あまり場慣れしていない雰囲気でした。対してサダオは常連らしい。時折,亜硝酸アミルの入った子瓶を鼻に近づけ,深呼吸していました。まさにこれこそがばい菌部屋利用者の一般的な行動です。

そうやってサダオとアキナがばい菌の培養をはじめて10分後くらいのことです。あるパパが二人の中に割って入ってきました。アキナにあまりその気はないらしいのですが,サダオは満更でもないらしい。やはりキマってしまっている人に真っ当な判断能力などないのですね。ついには目の前で恐ろしいことがおきました。パパは手際よく某ゴム製品を装着したかと思うと,ついには3人で始めてしまったのです。周囲にはたちたまち人だかりができてしまいました。そして初め3人だったものが4人になり,ついには5人でばい菌の培養が始まってしまいました。間もなくしてサダオは限界に到達してしまったらしく,足早にその場を立ち去っていきました。今度はアキナとパパとのヨコ漏れが始まりました。アキナは周囲の妖怪たちに頭を持ち上げられ,亜硝酸アミルを吸引させられていました。アキナは最初「痛い,痛いっ」と悲痛な叫び声を挙げていましたが,亜硝酸アミルが効いたのか大声を出さなくなりました。私はパパが某ゴム製品を取り替えていないことに気づいていました。 危険度を5段階にすれば完全に5です。

私はかねてから「ばい菌部屋はばい菌の温床」だと警告してきました。まったく改めて現場を観察すると大変,恐ろしいのです。もう21世紀だというのに,ふしぎ少女たちの暴走を止める手立てはないのでしょうか。

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2002-12-07  2度目のばい菌部屋

おはようござます。ただいま市内某ばい菌部屋から帰りました。べつに応援メールをもらったからではありませんが,2度目のばい菌部屋の調査をしてきてしまいました。今日のばい菌部屋の調査報告には決定的なオチがあります。ばい菌部屋を調査する前の行動を含めて,少しお話します。

金曜日6日21時のこと,会社帰りに市内某百貨店のトンカツ屋で定食を食べました。某繁華街にあるあの百貨店です(なぞ)。晩ご飯を食べ終えた私はネオンの街をブラブラ‥‥本当は「あんなにカロリーの高いものを夜に食べて,もしこのまま自宅に直行して寝ようものならSG(生活習慣病予備軍)になってしまうわ」と危惧して軽い運動をしようと思ったのです。そうやって歩いていると,某ばい菌部屋が入居している某マンションに到着してしまいました。「ああ,どうしよう。意識してなかったけど,そういうつもりだったのかしら(ふめい)」と困惑したふりをしながら,ばい菌部屋の部屋番号を入力し「呼」ボタンを押してしまった私。勢いで2度目のばい菌部屋の調査を始めてしまいました。

部屋に入るとだれも来ていませんでした。「ああ,どうしよう。今日はユニクロのトランクスだったよ(ふめいすぎ)」と困惑したふりをしながら,さっさと着替えてシャワーを浴び準備万全(お下品)な私。だれもいないのでとりあえず布団に入って休憩することにしました。私の記憶が確かなら,それから最後に時計を確認できたのは11:30です。ふと目が醒めてびっくり時刻はもう5:20をすぎていました。私,不覚にもばい菌部屋で一夜を明かしてしまったのです。また一つ恥ずかしいことが増えてしまいましたね。それよりも恥ずかしいのは,6時間もの間だれ一人お客さんが来なかったことでしょうか(毒)。「――アンタさ,寝ている間にだれか来ても,気づかなかったんじゃないの?」と言われてしまいそうですが,本当にだれも来なかったんですよ。というわけで,2度目のばい菌部屋の調査結果で報告できることは皆無でした。期待していた人はごめんなさい。

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2002-11-16  はじめてのばい菌部屋

こんばんは,ばい菌部屋帰りです(毒)。かねてよりお話していたばい菌部屋デビューを,本日ついに成し遂げました。「――アンタさ,そこまで落ちぶれちゃったのね。見損なったわ」と思った人は勘違いしないでください。もし不覚にもヨコ漏れしたなら,こうやって公言できるはずがありません。そうです。私は調査しに出掛けただけなのです。それに私,デビューしてかれこれ7年目(本当だろうか8年目のような気もする)なのに一度も屋内系には出向いたことがなかったので,逆に「よくいままで我慢できたね」と誉めてもらいたいくらいです(ふめい)。

さて,調査結果を報告したいのですが,じつは大したことありませんでした。某公園,某便所のいつものメンバーがいただけだったのです。場所がまるまる違うだけで,来てる人はまったく同じだったのです。そういう意味では期待はずれでした。二度目のばい菌部屋調査はいまのところ未定です。最後に,残念だったことがひとつだけあります。調査に夢中で,私がヴァーチャル兄貴ぶりを発揮できなかったことです。なにかこう余計に欲求不満がうっ積してしまった雰囲気です(ふめい)。まったく多すぎて困ります(ふめいすぎ)。

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