2012-11-23 Windows 8導入ガイドマニュアル―おじいちゃんの暇つぶし―
このお話は,以前,連載していた「パパ出張レッスン」の番外編のようなものです。
某日,某パパと,デートのようなものをしていたら,Windows 8の話題になりました。
パパは,Windows 8に興味があるらしい。「いま使っているパソコンでもWindows 8って使えるの?」なんて,話になりました。パパは,東芝のDynabookを使っています。
そのとき,私は,「OS変えちゃうと,ファイルは引き継げるけれど,細かな設定は,すべてやり直しですよ。それに,プリインストールされていたソフトは,動かないかもしれませんよ」と答えておきました。
私は,後日,「メーカー製PCでOSをアップグレードするのって,どれくらいの手間なのかしら?ソフトの互換性は?」と,いろいろと気になってきてしまいました。
NEC製品の情報(東芝じゃなくて)を少し調べてみたのですが,OSのアップグレードは,予想以上に手間が掛かりそうに見えました。
Windows 8 導入ガイドマニュアル
まず,既存のWindows 7環境を初期化してからBIOSを更新。アップグレード後に悪影響の出るソフトは,アップグレード前に削除しておかなければいけないそうです。
所要時間ですが,おおむね5時間掛かるそうです。
おじいちゃんの暇つぶしには,もってこいの作業かもしれませんが,それ以外の人にとっては,苦痛でしかないでしょう。
プリインストールソフト
121ware.com > サービス&サポート > Windows 8 サポート > ソフトウェアなどの対応状況一覧
メーカー製のPCには,サードパーティー製のソフトが大量に入っています。OSを変えると,これらのソフトの中には,動作が不調になるものがあります。
ソフトの対応状況の一覧表が公開されているわけですが,この情報は,一般向けというよりも,サービスマン向けですね。素で読んで,意味が分かる利用者(結局,何をどうすれば良いのかが分かる人)は,あまりいない気がします。
新宿駅並みに難解な気がします。
NECの製品をDOS時代から愛用している,という人なら余裕でしょうけれど,それにしても,利用者に能力を求めすぎなのです。
メーカー純正の出張サービスで,アップグレードしてもらうことも可能だそうです。料金は,3万円。高いと思うか,安いと思うかは,あなた次第でしょう。
最後になりましたが,導入ガイドを眺めていて,盲点を発見したので少々。OSをアップグレードした環境で,OSをクリーンインストールする場合,クリーンインストールした結果は,Windows 8ではなくて,Windows 7の環境なんですね。OSのアップグレード作業を丸々やり直すことになるようなのです。
Windows 7→Windows 8アップグレード直後に,「Windowsバックアップ(標準ツール)」でシステムのバックアップを作成。クリーンインストールしたいときは,バックアップデータをリストアすればよい気がするのですが,やったことがないので,どこまで使い物になるのかは分かりません。
まあ,面倒になったら,捨てちゃえばいいのかもしれませんね(ふめい)。