2013-02-03 Lavie S LS-170/HS6の不満なところ
Lavie S LS-170/HS6を導入して,2か月が過ぎました。
おもにテレビ機能に関して,現状と感想を少々。
テレビ機能がたまに止まる
予想していたよりも安定性は高いのですが,それでも,動作不調になることがあります。
以下は,症状です。
- 録画番組を再生中,本体をスリープさせると,スリープ解除・SmartVision起動後にSmartVisionが応答しなくなる――ような気がする
- 録画番組を再生中,本体をスリープさせたままにすると,録画予約に失敗することがある――ような気がする
- タイムシフトかつ早聞き再生中,早送りと巻き戻しを繰り返すとSmartVisionが応答しなくなる――ような気がする
SmartVisionを起動したまま本体をスリープさせると,問題が起きやすいようです。SmartVisionを終了させてからスリープさせれば,問題ありません。
私は,このシステムをデバッグしてもらうつもりはないので,これ以上の不具合報告はしません。
録画解像度を指定できない
録画画質の設定が細かくできないのが不満です。
この製品は,解像度とビットレートの組み合わせが,家電並みに単純化されています。
とくに許せないのが,「ファイン」モードなのです。
地上デジタルとBSデジタル,どちらも8Mbpsで録画してしまうのです。
地上デジタルの解像度は,1440x1080。BSデジタルの解像度は,1920x1080です。
解像度が違うのに,ビットレートが同じですので,BSデジタルは時間方向の画質がかなり落ちます。ぜんぜん,ファイン画質ではありません。
コーデックの制約なのか,行き過ぎたカンタン操作の弊害なのか,BSデジタルを録画するときは,1440x1080に解像度を落とす機能があれば良かったのですが,残念ながらありません。
このPCのパネルは,1366x768だから,1920x1080なんていう解像度は必要ないのです。
コマ戻しが遅い
編集機能に関して。1コマ戻すのに,3秒くらい掛かります。
キーボードのカーソルキーでコマ送り・戻しができるので,操作性は抜群なのですが,キー操作してから実際の映像が表示されるまでに時間が掛かります。
チャプターマーカーを正確に打ちたいとき,イラついてきます。
タイムコードを直接,入力させてくれれば,すっきりするのに,残念です。
現在のテレビ放送は,(当たり前ですが)順送りに適した方式が採用されていますので,逆送りは苦手なのでしょうね。
GOP単位でデータを持ってきて,圧縮を解いたフレームをメモリに入れておけば,コマ戻しもそこそこ快適に動くはずなのに,そのような動作はしてくれません。
内蔵HDDベイは2基ほしい
最後は,無茶な要求です。
テレビ番組を録画して気になるのは,HDDの残り容量です。HDDの容量が少なくなったら,番組ファイルを光学メディアに移すか,HDDを増設するか,内蔵HDDを大容量の製品に置換する必要があります。
いずれも問題があるのです。
- 光学メディアに移す→やってみると面倒
- HDDを増設→番組を保存するドライブは, USB接続のHDDのみ。私は,配線が嫌い
- 内蔵HDDを置換→Windows 8のライセンスの都合で,本体の機器構成が変わると,OSが動作不可になるらしい。内蔵HDDは交換できない
というわけで,どの方法も具合が良くないのです。
ネットワーク上の共有ドライブには,番組ファイルを保存できない仕様なんですよね。ほかのPCのHDDを間借りすることもできません。
内蔵HDDベイが2基あれば,いくらかマシだったんですけれどね。Lavie S LS-170/HS6は,廉価版のノートPCなので,無茶な要求なのでしょう。