2014-01-05 日経バズワード―玉と石を見抜く力をあなたに―
新年早々,「日経ビッグデータ」と「日経ビジネス」のダイレクトメールが届きました。
定期購読のご案内なのです。両誌に対して,思ったことを少々。
日経ビッグデータ
新しい月刊誌だそうです。2014年3月に創刊するそうです。余談ですが,一度,折り畳んだものをスキャンしたので,封筒の中央にしわが付いてしまいました。
http://special.nikkeibp.co.jp/as/201401/bigdata/
最初に,言っておかなければいけないことがあります。
ドキュンの私に,この雑誌を勧めるのは,いかがなものかと思います。おそらく,過去の購買履歴を参考に,目星をつけてきたのでしょう。
そのデータの分析,間違っているのではないでしょうか(なぞ)。
話が逸れました。隔月刊だったら,購読したかもしれません。この雑誌は月刊誌です。
情報の鮮度が落ちる前に記事にしたいから,月刊誌にしているのでしょう。
私が求めている情報は,最新情報ではありません。普遍的な情報が欲しいのです。流行り廃りのない情報が欲しいのです。
私は,一過性の事柄には,興味がありません。寿命の短い情報を収集するために労力を費やしたと気づいたのなら,腹が立つくらいなのです。
日経ビジネス
http://business.nikkeibp.co.jp/nbs/nbo/base1/
この度,誌面を一新するそうです。
私は,過去たびたび,日経ビジネスを購読しておりました。一度も読んだことがない人と比べて,この雑誌の素性を知っているつもりです。
日経ビジネスは,粉もの雑誌です。
「粉もの雑誌」とは,どういう意味なのでしょうか。
最初に,「粉もの」とは,うどんやラーメンのことです。
粉ものの料理って,分量が多くて,お腹がいっぱいになるのですが,ほとんどの成分は,糖質(炭水化物)です。熱源にしかなりません。栄養らしい栄養がありませんので,そればかり食べていると体が脆くなって,病気になるのです。
粉もの雑誌には,きれいな写真やイラストが散りばめられています。字数もそこそこあって,読むと知識を得たような気分になりますが,その品質には注意する必要があります。
日経バズワード
最後に,ぜひ創刊してほしい雑誌があるのです。それは,日経バズワード。
バズワード(<英>buzzword)とは,よく知られているわりに実態や一貫した解釈が存在しない事柄を指すそうです。2000年代半ばに,「Web 2.0」というキーワードが流行りましたが,あれが有名なバズワードだと言われているようです。
ここでは,バズワードの範囲をもっと広げることにします。広告代理店が熱心に宣伝したものの,いまいちパッとしなかったものを含めて,過去のバズワードを挙げてみましょう。
- 21世紀の石原裕次郎
- セカンドライフ
- ライブドア
- 韓流コンテンツ
- 3Dテレビ
どうでしょう。これらは,私の主観ですので,お気に召さなかった方もいたかもしれません。
もし,日経バズワードという専門誌があったら,信号(<英>Signal)と,雑音(<英>Noise)のうち,雑音に焦点を当てて欲しいんですよね。
(「玉」と「石」とも言いますが。)
「いま世間を騒がせているけれど,あれは雑音だから無視して構わないよ」っていう情報をこっそり教えて欲しいのです。
さらには,雑音をまき散らしている張本人が一体だれなのか,という情報にも興味がありますね。
そんな専門誌があったら,1冊1万円でも買いますね。(どこまで本心なのやら。)