2014-02-02  下げ相場でもしっかり利益確定―日経インバース指数ETF―

2014年1月上旬から,日経平均株価が下がり続けています。

そんな中,私は,少額ながら利益を出し続けております。ごく少額なのですが。なぜ,そんなことが可能なのか,私の方法を少々。

日経インバース指数ETF

私が,株式投資の真似を始めたのは,2007年です。今年は2014年ですから,かれこれ7年もやっているのですね。

投資の真似を始めた当初は,会社の個別銘柄(ごく普通に「株」と呼ばれているもの)を売買していたのですが,いまはすべて,上場投資信託(ETF)で運用しています。

ETFに取り換えた理由は簡単。私の性格に合っている気がしたからです。

会社の株だと,浮き沈みが激しいのです。いつも値段を意識していないといけません。どこかの会社が不祥事を起こすと,業界全体で急激に値段が下がったり,反対に同業他社の値段が上がったりします。

値段が下がることを,「リスク」だと考える人が多いんじゃないかなと思うのですが,私は,値段が上がることもリスクのひとつだと考えています

話が逸れましたね。

ETFだと,値段が平均化されて,変動幅がいくらか小さくなります。その時期の「雰囲気」と値段が連動するので,直感とのずれが少ないのです。

私が,普段,売買しているETFは,2種類。

「日経225連動型上場投資信託」と「日経インバース指数ETF」です。

【1321】日経225連動型上場投資信託

http://nextfunds.jp/lineup/1321/detail.html

【1571】日経インバース指数ETF

http://nextfunds.jp/lineup/1571/detail.html

日経インバース指数ETFは,比較的,新しい商品です。「インバース」(<英>inverse)とは,「逆」だとか「反対」という意味です。その名前のとおり,日経平均株価と逆の値動きをします。日経平均が値上がりすると,値下がりし,日経平均が値下がりすると値上がりします。

どうして,そんなことが可能なのか,詳しい仕組みは知らないのですが,そういう性質がある商品なのです。

1321と1571を組み合わせると,日経平均が上がっても下がっても利益を出せるようになります。たとえば,

  • 上げ相場のときは,1321を多めに買う。1571を早めに売る
  • 下げ相場のときは,1571を多めに買う。1321を早めに売る

――という売買を延々と繰り返すことにります。突き詰めると,「いまの相場は,上り坂か,下り坂か」という判断をするだけで良いわけです。

まるで,生物の,交感神経と副交感神経のような関係。私は,この均整の良さに,惚れました。

景気観の判定

株価が上がるのか,下がるのか,大雑把にでも見通しを立てなければいけないわけですが,それを正確に判断するのは。至難の業です。

テレビ・新聞・雑誌の情報は,ほとんど当てになりません。不正確なことが多々あるのと,ひどいときは,個人や特定団体の「願望」を書き連ねているだけで,事実とかけ離れていることすらあるのです。

私が重視しているのは,身の回りの様子を観察した結果です。

  • 普段,街中を歩いてみて,景気が良さそうか悪そうか
  • タクシーの行列の長さ
  • コンビニ弁当の値段の分布(安い弁当ばかりが並んでいないか,高い弁当も並んでいるか)
  • 自分自身が,いまお金を使いたいと思うか,そうでないか

NISAの行方

2013年末にNISAの手続きを済ませてあるのですが,じつは,まだNISAを利用していません。

大して儲からない気がしてきたのね。

しばらく様子を見ることにしています。何か,秘策がはっきりしたら利用することにしましょう。