2014-07-24  安全ドラッグと安全ハーブ

22日,これまで,「脱法ドラッグ」や「合法ドラッグ」と呼ばれていた薬物の呼び名が,「危険ドラッグ」になったそうです。

危険の反対は,安全でしょうから,「安全ドラッグ」「安全ハーブ」といった,より親しみやすく,かつ紛らわしい愛称が今後,発明される予感がしました。

さて,一連のハーブ騒動ですが,虹色業界にはあまり浸透していない気がするのよね。これだけ世間を騒がせているのですから,ハーブ狂いの少女が,ばい菌部屋を席巻していてもよさそうなのに,そんな子,見掛けたことがない。

2000年代前半の某試薬ブームで懲りたのか,取り扱うチャネルが完全に違うからなのか分かりませんが,ルミ●ールで売っているなんていう噂も聞きません。

消費者側に至っては,某小瓶の需要がいまだに高い気がします。小瓶も違法になりましたので,国内では闇市場でしか入手できないわけですが,「外国に行けば,普通に買えるよ」なんて,ケロっと答える人もいます。

小瓶が支持される理由は,薬理作用が短時間で現れ,短時間で消失するからかもしれませんね。パッと効いて,パッと正気に戻れる。この性質が人気の秘密なわけです。

冒頭でお話した危険ドラッグは,このあたりの素性が不明,あるいはムラがあって扱いにくいのかもしれませんね。蚊取り線香並みにダラダラと長時間,効いてしまうようだと,社会生活に支障が出てしまい,それでは「遊び道具」として失格なわけです。