2014-07-22 保健室の先生じゃないのよ
何の自慢にもならないのですが,私は,その手の遊び場へ行くときは,さまざまな小道具を持っていきます。
小道具のひとつひとつが何であるかは,下品になるので説明を控えます。
さて,某日某所にて,「ひと騒動」すませた後,休憩室で休んでいたら,30代の大柄な人が私に話し掛けてきました。
「消毒液を持っていませんか?」と言われたのです。
某衛生用品とか潤滑剤を分けてくださいって言われるのかなと身構えていたのですが,違いました。
「消毒?どこか怪我したの?」
「大したことないんですが」
「消毒液は,持ってきてないわ。傷は深いの?」
――傷の詳細は不明でしたが,どうやら,やられ過ぎて擦り傷ができたとか,リップサービスで歯が当たったとか,そういった問題だったようです。
まあ,初心者にありがちな失敗でしょう(ふめい)。
話が逸れましたね。
私は,保健室の先生でもなければ,富山の売薬屋でもないので,ご希望には添えませんでした。
それから数日間,私の頭の中から,この出来事が離れようとはしませんでした。
イソジンとマキロンくらい常備しておくのが,ああいう場所での年長組の務めなのかなと思いました。
皮膚の傷には,マキロンよりも,抗生物質の軟膏が効果的なんでしょうけれど,一度,開封した薬剤を他人に使うと,まずいことが起こる気がします。だからといって,抗生物質の未開封品をその場で売ると,薬事法に引っかかる気がします。抗生物質は,効き目の弱いものであっても,第二類医薬品に該当するはずだからです。
話が逸れすぎましたね。
結論をお話しますと,私は,先週からですが,その手の場所へ行くときは,イソジンとマキロンも持ち歩くことにしました。お困りの際は,ひと声掛けていただきますと,細やかながらお手当いたします。