2016-04-23  春爛漫・注意散漫

件名に深い意味はありません。

先日,市内の飲み屋さんに行ってきました。平日なのに,梯子して二店も。いつになく浮かれていたわけですが,日中の太陽の光が眩しかったからなのかもしれません。

22時,飲み屋へ行く前に,虹色業界人がよく集まる某銭湯でひとっ風呂浴びることにしました。浴室にて,お風呂の常連客に軽くご挨拶。お風呂からさっさと上がったら着替えを済ませて,その足で飲み屋さんへ行くことにしました。

一店目

そのお店は,知り合いの某パパが行きつけのお店らしい。たびたび話題に挙がっていたもので,実際,どんなお店なのかなと思って尋ねてみることにしました。

お店のドアの前まで来て,聞き耳を立ててみたものの物音が一切しませんでした。店内が騒がしいようだったら止めておこうと思って。無音ということは,だれもお客さんがいないのでしょうか。

ドアを開けてみたら,ママらしき人物がいました。ところが,事前情報とぜんぜん違う。ママは年配だって聞いていたのに,若い人がいたんですよね。その方は,店子さんでした。

店子が言うには,いまママは外出中で,しばらくしたら帰ってくるだろうとのこと。私は,ひとまず瓶ビールを頼むことにしました。

店子さんと当たり障りのない話をしながら,瓶ビールを半分くらい空けた頃,ママが帰ってきました。

ママは,「あら,初めての方?いらっしゃい。近所のお店のババア同士で飲んできたのよ」と言いながら,名刺を差し出してきました。

入店時に,店子さんからも名刺をもらっていたのですよね。私は,カウンターの上に,ママと店子の名刺を並べて,ふたりを相手にお話しすることになりました。「まるで会議や面接でもしているみたい。傍から見たら,変な絵ね」と思いながら。

さて,私は,飲み屋さんで必ず気をつけていることがあります。それは,お金と時間配分。

ホステスと呼べる容姿からはかけ離れているとはいえ,そういう役割の人をふたりも付けて,ドリンク一杯で長居されたら,そんな客,迷惑でしかないのです。だからといって,二杯目を頼んだら,二店目に割く時間が短くなってしまうし(最初から二店行くつもりだった),さらに店子にも一杯おごらないといけない。

ほろ酔いになりながらも,そういう配慮だけは,頭に中に残っていました。話の切りのよいところで,退散することにしました。

二店目

私には,行きつけの店というものがありません。それでも,半年に1回行くか行かないかという程度ですが,気に入っているお店があるので,そちらへ行ってみることにしました。

ところが,なんとお休み。

仕方がないので,最近,開店したお店を調査してみることにしました。

このお店がですね,残念ながらイマイチだったのですよ。ママとサシで勝負してきましたが,どうも話が浅くて面白くない。私ね,「この違和感,何なのかしら」と考えていました。すぐに気付きました。「ああ,今日はもう店を閉めたいから。さっさと帰れってことね。」

それでも,一杯飲んで帰るのでは物足りなかったので,二杯目も頼むことにしました。

そして,泥仕合開始。敢えて下品な話題を選んで,一方的にぶつけてやることにしました。

私をこんな衝動に駆り立てた張本人は,いったいだれなのでしょう。日中の太陽の光が,眩しかったからなのでしょうか。

帰り際,ママは階段まで見送ってくれました。背を向けるや否や,階段から突き落とされるんじゃないかって警戒していたのに,意外とそうでもありませんでした。

機会があったら,またこのお店を尋ねることがあるのかもしれません。そのとき,まだ店が続いていればの話ですが(有害)。