2017-05-04  某スポーツクラブ―バイアグラ夫人,昼下りの商い―

数日前,3月から22時に寝る生活を始めた,というお話をしました。

それと呼応して,日々のスポーツクラブ通いも夜の時間帯から昼の時間帯に変わりました。

昼のスポーツクラブは,パパたちの社交の場です。この人たち,動きが鈍すぎたり,マシンに座って寝ているんじゃないかって思うくらい長い時間休んでいたり,もう邪魔で邪魔で‥‥今日はそういう話ではないのです。

源さんと修さん

源さんと修さん(ゲンさんとシュウさん)は,二人とも65歳くらい。二人とも政治家の森喜朗に似ています。私の脳では,二人の顔を正確に区別できません。似たような顔に見えてしまうんですよね。

源さんは,色白で修さんよりも恰幅が良いです。修さんは全身を日焼けしています。だから,「白」か「黒」かで見分けるようにしています。

源さんと修さんは,とても仲良しです。いつもサウナや水風呂で談話しています。

クスリ持ってきたよ

ある日,私が筋トレの真似を終えて,お風呂に入ろうと準備していたときの出来事です。

浴室前の脱衣所にて,源さんと修さんがこれからお風呂に入ろうとしていたのですが,源さんの方が先に浴室に入ってしまいました。

そのときです。修さんが,「源さん,源さん,クスリ持ってきたよ。棚に置いておくからね」と言ったのです。修さんは,脱衣所の棚にひょいと紙袋を置くと,浴室の扉を開けて浴室に入って行きました。

私は,「クスリ?何かしら?」と思いながら浴室に入り,シャワーを浴びることにしました。

バイアグラ夫人,昼下りの商い

源さんと修さんは,かなりの長風呂です。サウナと水風呂を何度も往復するのが日課のようです。

私が風呂から出たとき,まだ二人の姿は脱衣所にありませんでした。私は,体を拭きながら,さっきの紙袋が何なのか確かめてみることにしました。

それは,某調剤薬局の袋でした。どうやら,修さんは,源さんの買えない薬を代わりに買って,源さんに手渡そうとしていたらしいのです。程度の差こそあれ医薬品医療機器法違反,立派な犯罪行為です。

さて,中高年がこっそり手に入れたい薬といえば,バイアグラに代表される勃起不全治療薬しか考えられません。(なのか?)

私は,源さんのことを「バイアグラ夫人」と心の中で呼ぶことにしました。

その日から,源さんをお風呂でお見かけするたびに,「この人,私から『バイアグラ夫人』なんて変な名前で呼ばれているって知ったら,どう思うんだろう」と考えてしまうようになりました。私の悩みごとが,ひとつ増えてしまいました。

(どこまで本当なのやら。)