2018-02-13  Windows Phone―MADOSMA Q501にもう無我夢中―

本当に「無我夢中」かどうかは定かではありません(いきなりなぞ)。

1月下旬,マウスコンピュータの「MADOSMA Q501」を購入しました。価格は3,980円(税抜)。この製品の最初の販売価格は,3万円程度でしたのでまさに投売り状態。これは試さずにはいられません。

MADOSMAは,泣く子も黙る(「黙っていた子が泣き出す」なのかもしれない)Windows Phoneです。OSには,Windows 10 Mobileが採用されています。

Windows 10 Mobileは,終焉が噂されておりましてQ501が投売りされる事態になった一因のようです。単純に発売から2年以上が経過したので,在庫処分の時期になっただけかもしれませんけどね。

使い始めて10日ほど経ちましたので感想を少々。

<画像の説明>Windows 10 Mobileのスタート画面(ホーム画面)。「ライブタイル」が採用されており,各々のタイルを眺めるだけで最新情報を把握できるようになっている。

どことなく安っぽい

筐体は一見,試作品のようであり,非常に安っぽいです。落としたら一撃で壊れてしまいそう。

パネルの大きさは5型。解像度は1280x720画素。タッチパネルは感度が悪く,屋外では反応しないことがあります。乾燥した場所だとだめなのかも。例えて分かる人がいるとは思えませんが,タッチパネルの操作感は,初代REGZA Phone T-01Cにかなり似ていると思います。悪い意味で

電池容量は2,300mAhと少な目。充電時間は長く,放電状態から満充電になるまで3時間程度掛かります。

お世辞にもハードウェアの出来は良くないわけですが,初期のスマートフォンを使ったことがある人間であれば,辛うじて扱える水準の完成度だと思われます。

Microsoft Exchangeのクライアントとして

日本国内でのWindows Phoneの市場シェアは,0.2%未満らしい。こんな状況ですので,Microsoft社以外,サードパーティ製の「アプリ」はほとんど提供されていません。

私が試してみたところ,Microsoft Exchangeのクライアントとして使うならWindows Phoneには十分な利用価値がありますし,私はそのような用途に活用しています。

Exchangeとはメール,予定表,連絡先などのグループウェアです。そうは言ってもピンと来ないでしょうが,「Microsoftアカウント」や「Office 365」で提供しているサービスのクライアントになると言えば,いくらか想像が付くのかも。それでも「分からない」という人は,もう知りません(なぞ)。

Microsoft Officeの「Outlook」もExchangeのクライアントですので(本来こちらが本家というか元祖なんでしょうけど),PCで起動したOutlookとWindows PhoneのOutlookではサーバ上の同一のデータを扱うことができます。

ところで,OutlookにはAndroid版もあればiOS版も存在する状況でございます。それぞれのOS用のOutlookの機能にどれだけの違いがあるのか不明ですが,もし同等だとしたら,あえてWindows 10 Mobile版を使う理由としては,不可抗力によるものとしか言いようがありません。

ほかまとめて

  • 導入当初はOSバージョンが目まぐるしくバージョンアップし大混乱
  • ハードウェア性能は高くないとされているものの,アプリケーションの動作は軽快
  • そうは言ってもメモリ容量1GBのためか,メモリを使い込むような使い方をすると,処理詰まりを感じる。アクションセンターに「再起動ボタン」が欲しいくらい
  • システムの安定性は,AppleのiOS 4程度ではないかと思われます
  • 地図アプリはWebの「Bing マップ」とほぼ同じ。情報精度は予想していたよりも高かった。ただし,容量の増大を嫌ったのか地図画像が不鮮明。でも解像度を上げたら上げたで,別の不満が出てくるのでしょう