2020-01-19 パパと新年会のようなもの2020―ストレスのない生活の秘訣―
1月上旬,知り合いの某パパ(66歳)と新年会のようなものをしてきました。
近場のファミリーレストランで昼食を採っただけなのですが(だから新年会のようなものだと言ったのです),ちょっとした事件が。
そのファミレスは,某駅北側にある雑居ビルの地下にあります。某氏ともたまに利用しているお店です。あえて店名を出さないのには,理由があるのです。
土曜日の午前11時すぎのこと。私とパパは,ファミレスに入りました。まだ昼時には早いということもあり,店内の座席には余裕がありました。ところが,店員から案内された座席は,店のちょっと奥まった場所でございました。
某氏とたびたび利用していたときも,だいたい土曜日の11時すぎでした。そのときは毎回,出入口の近い席から案内されていました。混み具合は同じくらいだったし,いつもの場所に空席があったように見えたのですが,わざわざ人目の付かない場所に連れて来られたというわけ。
飲食店では,見苦しい客は店の奥だとか,柱の影の席に座らされるという噂をよく耳にします。いま,まさにその事態に遭遇したというわけ。
私は「はっ」と思って気まずかったわけですが,パパは気付いていないご様子。
「もしかしてこの人,いつも隅っこみたいなところに案内されているから違和感ないのかしら?それにしてもこの店子,人を見る目がないわね。この人ちょっとした資産家よ? たぶんこの店の客の中で,いちばん多く税金払っている人よ?30年前には市内虹色業界のお店を何店か経営して,一世を風靡した人よ?もっと丁重に扱いなさいよ」
なんて一瞬,考えてはみたものの,他人がそんな込み入った事情,知るわけがないし,文句があるなら赤い絨毯でも敷いてあるようなもっと高い店に行けよって話になるのです。
蓋を開けてみれば,辺鄙な座席であるがゆえに人目を気にせず下品な話に花が咲いて,なかなかの昼食会でございました。食事は不味かったですが(ふめい)。
もしかしたら,あの店子は人を見る目がないどころか,人を見る目がありすぎたのかもしれません。そうやって日々,自分に都合よく物事を捉えていれば,ストレスもなく幸せに生きることができるのでしょう(再三ふめい)。