2021-12-31 2021年大晦日―駅前便所からこんにちは―
件名に大した意味がないのは,いつものことです。
2021年の大晦日,みなさんいかがお過ごしでしょうか。
私はお昼に,2年後に取り壊しが決まっている市内某駅前便所の近くにある喫茶店で昼食を採ってきました。何だか長い言い回しになってしまいましたが,駅前便所も喫茶店も同じ商業施設内に存在するので,両方とも同時期に消え去る運命なのです。
喫茶店は久しぶりに利用しましたね。10年ほど前は,ほぼ毎日利用していました。一時期,僻地の工業団地で昼の仕事をしていた時期があったので(出稼ぎみたいなものです),そのときからお題の喫茶店とは疎遠になっていました。今日行ってみたら,昔からの従業員がまだいらっしゃったのですが,かなりお年を召していたので顔を見上げたとき一瞬「うわ」っと思ってしまいました。従業員も私の顔を見て,「うわ」って思ったかもしれないんですけれどね。(私のことを覚えていたなら。)
食事を済ませてから,駅前便所を軽く調査してきました。便所内は閑散としていました。私は素人でもなんでもありません。例年,大晦日は便女たちの活動もお休みだってことくらい最初から織り込み積みなのです(ふめい)。でもたまには,「初めて知りました」「おさかんって何ですか?それって楽しいんですか?」みたいに無知を装ってみたくなるのです。
小便器に張り付いている妖怪や便女の姿は皆無で,一般のお客さんが普通に便器を利用していました。この便所が正常に機能しているのを久しぶりに見た気がします。いつもなら,何をするというわけでもない人たちが盛んに出入りを繰り返していて,訳も分からず混雑している便所なのです。
そうやって大晦日の便所の平穏を見届けてから,私は帰路に就きました。なお私の荒んだ生活は,元旦早々から始まります。こればかりは誰にも止められません。オラオラ。(最後の最後でふめいすぎ)