2023-09-26  新型コロナウィルスワクチン5回目―差し歯を守ろう―

昨日,新型コロナウィルスのワクチン(XBB.1.5)を接種してきました。新型コロナウィルスのワクチン接種は,今回で5回目です。

接種したのは25日の午前10時頃。その日の夜から翌日の夕方に掛けて37.2℃程度の微熱が続いていました。

ただいま26日の22時です。体温は36.8℃。平熱に戻りつつあります。

さて,副反応による発熱は大したことなかったのですが,接種した日の夜にイブプロフェンが主成分の鎮痛剤を服用することにしました。「薬を飲むほど熱なんかないでしょう」と思った人がいるかもしれません。

4回目のワクチンを接種した際も発熱症状は微々たるものでした。「鎮痛剤なんて飲まなくて良いだろう」と思って服用しなかったのですが,数日後に差し歯が痛み出すという症状に悩まされたのです。ワクチン接種と差し歯の痛みに一体,何の関係があるのか。

後日,歯科医で診てもらったところ,差し歯に異常はありませんでした。先生曰く,発熱によるストレスにより無意識に食いしばりが発生して痛みが出たのではないかとのこと。放っておいたら差し歯の痛みは治まりました。

私はシオノギ製薬「セデスA錠」のテレビコマーシャルの台詞を思い出していました。

1977-1994 塩野義製薬CM集
https://youtu.be/BcCzBJtePd4&t=39

「セデスA錠は痛みを抑える成分,痛みによる不安やイライラを鎮める成分など‥‥」と言っています。

私は「熱だけ下げればいいのに,なぜ精神状態を穏やかにする必要があるのか」と思っていましたが,どうやらそれは素人考え。心の安定を促す成分は有用らしいのです。(セデスA錠ではブロムワレリル尿素がそれ。)

余談ですが現在,市販されている一部の鎮痛剤ではブロムワレリル尿素の替わりにアリルイソプロピルアセチル尿素が使われています。薬好きの人なら知っていると思いますが(とくに睡眠薬),ブロムワレリル尿素には依存性があるのと過剰摂取すると本当に死ぬという問題があるのです。Wikipediaの記述を読むとアリルイソプロピルアセチル尿素も大差ない気がするのですが,置き替えに至った経緯は分かりません。