2024-01-24 市内某ビデオボックス―午前の部―
某日,市内某ビデオボックスを調査してきました。
2階から物音
あろうことか昼の12時に潜入。さすがにこんなに早くから活動している人はいないらしく私がこの日,最初のお客さんのようでした。
1階で試写するDVDを選んでいたら店内が何やら騒がしい。2階からドカドカ・ドカドカと激しい物音がしていたのです。
この店は朝に個室を掃除しているのですね。作業風景を見たわけではないし,どんな人が掃除していたのかも分かりませんが,丁寧な性格の人でないことだけは確かです。
パイオニアDV-3030V
ここからビデオボックスの機材の話になります。
私が案内された個室のDVDプレーヤは,パイオニアのDV-3030Vという製品でした。
前面にUSB端子があったので,持参したUSBメモリを差し込んでみました。USBメモリにはH.264形式の動画ファイル(拡張子.mp4)が入っています。
さて,DVDプレーヤは元々DVDを再生する装置なのでUSBメモリ上のファイルを再生するには動作モードを切り替える必要があります。
しかし,備え付けのリモコンにはそれらしい機能のボタンが見当たりませんでした。どうやらDV-3030Vのリモコンではなかったのです。同じパイオニア製の別のDVDプレーヤのリモコンだったのでしょう。
事後に調べて分かったことですが,DV-3030VのUSBメモリ再生機能は制限がかなり厳しいようです。人柱になった人たちの証言を眺めてみると,動画ファイルは再生できないことの方が多い印象。自前の映像を再生させたいときは,USBメモリではなく事前にDVD-VIDEOを作っておくのが確実に思えました。
いまどきそんな暇な人いるのか知りませんが。(なぞ)
映像設定が残念すぎる
私はこのお店を利用して,驚いたことがあります。最初からテレビとDVDプレーヤの電源が入れっぱなしだったのです。テレビのリモコンは存在せず,お客さんが実質,操作できるのはDVDプレーヤのみ。
映像設定がどうにも不満なんですよね。4:3の映像を16:9に引き延ばして表示してしまうのです。
左右に黒い余白ができてもよいので4:3のまま表示してほしいのです。(この表示形式を「サイドパネル」と呼ぶらしい。)
テレビ側で映像を引き延ばしているのか,DVDプレーヤ側の問題なのかどちらがクロなのか不明。お店としては「何か映っていればいい」くらいの感覚なのでしょう。
あとね。折角HDMI出力端子のあるDVDプレーヤなのに,なぜかコンポジット端子でテレビと接続しているのです。これは線材の価格の都合でしょうか。そりゃ,試写なんだから本格的に鑑賞したい人は,自宅でご自由にということなのでしょう。
過去に映像機器に拘りのあるビデオボックスが市内に存在していたのですが,人知れず潰れました。削れる経費はとことん削らないと,商売するって大変なのです。