2024-06-16 ブランドデビットカードの存在を知る
私は6月上旬からクレジットカード騒動に振り回されていましたが,これらの諸問題はすべて片付きました。
渦中に個人向け金融サービスを再調査していたら,ブランドデビットカードの存在を知りました。一例は楽天銀行デビットカード。
デビットカードと言えば,銀行が発行した昔からある磁気ストライプのキャッシュカードが店頭で使えるものだと思っていたのですが,それは日本電子決済推進機構が仕切っているJ-Debitのこと。
J-Debitとは別にクレジットカードの国際ブランド(Vista/Master/AMEX/JCB)が始めたデビットカードも存在していて,それらはブランドデビットカードと呼ばれています。
J-Debitがサービスを開始したのは1999年。ブランドデビットが登場したのは2014年のようです。日本国内の話なので,外国ではもっと前から存在していたのかもしれません。
さて,ブランドデビットカードは与信のないクレジットカードのような振る舞いをするのが特徴です。(J-Debitとは毛色がだいぶ違う。)
- 入手する際の審査が不要
- 後払いではなく即時払いである
- 支払い回数は1回のみ
- クレジットカードと同じ形式のカード番号を持つ
- クレジットカードと同様に有効期限を持つ
- 店頭端末ならびにインターネット通販ではクレジットカードとして決済が可能
訳ありでクレジットカードを所持できない人が,クレジットカードでしか決済できない店やサービスで買い物したいときにブランドデビットカードは威力を発揮するでしょう。
ただし金融機関によっては制限あり。某地方銀行が発行するVisaデビットではNTTドコモの携帯電話使用料の支払いには使えないそうです。決済時に銀行の預金残高の確認をせずに決済を終えてしまい,残高が足りたときは不足分を銀行が肩代わりすることになるらしい。というわけで,完全にクレジットカードの替わりとして使えるわけではありません。
この手の話題,個人ホームページが全盛だった頃は「ホムペ」を眺めているだけで自然に把握できたんですよね。名指ししてしまうと有◎さん。あの人なら絶対,騒いでいたと思う。